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やっぱり豚足そば
以前の訪問からそれほど時は経過してはおりませんが、「徳記の豚足そばが食べたいな」と思って訪問したのは5月の涼しい平日。12時少し前に到着いたしましたので、まだ暖簾は掛かっていないのであります。
周辺で時間を潰しておりますと、12時ピッタリで暖簾が掛かって開店の合図。そんな口開けと同時に「こんにちは」と挨拶しながら入店いたします。既に先客が1名。空いている席に勝手に座ると怒られるかと思い、先客と同じ円卓に座るような仕草を目の合図で送りますと、相席にはしないでくれて、壁際のテーブル席を案内されるのであります。着席してからすぐにお茶を提供してくれたお母さんに間髪入れず「豚足そばをお願いします」と丁寧に伝えますと、「アイヨ」と機嫌良い返答が返ってきて、厨房にオーダーを通してくれます。
しばし静かに大人しく待つ事10分くらい経過して「ドウゾ」と優しい言葉をかけてくれて丼の到着。「何だか今日はずいぶんと優しいな」と思うカントナなのであります。そういえば空調も効いているのであります。「今日はずいぶんと居心地の良いお店であるな」と深く思いながら、早速豚足そばに手を付ける事にいたします。
ご存知の麺と豚足のセパレート方式。クタクタになっている豚足は醤油の茶色で染まっていて実に美味しそうなのであります。麺は相変わらずの綺麗な流形に盛られており、薄茶色のスープにほんの少しのネギの美しいシンプルスタイル。デザイン的に秀逸なのであります。
早速麺からいただきます。外観通り「シンプル」という言葉がピッタリの平打ちの麺。とっても熱いのが嬉しい脂の少ない醤油スープ。麺もスープも変な小細工感の無い、潔さを感じるのであります。ズルズルと麺をすすってジルジルとスープをすすって、そのシンプルさに飽きてきたらそろそろ真打の豚足に箸をつけます。
クタクタでグズグズに茹でられた豚足は、箸がサッと入る嬉しい状態。プニプニな脂身を保持するトロトロな豚足は骨からスルスルと抜けてゆき、その具合はストレスの発散にも効果的なのであります。頑張れば骨も食べられてしまうくらいの圧のかかり具合にいつもながら感服なのであります。
甘めの豚足のつけ汁に麺を付けてすすりますと、シンプルなラーメンとは真逆の甘辛なジャンクな味わいに変貌を遂げるのであります。豚足だけを突っついたり麺を絡ませたりと色々なパターンを試しておりますと、若かりし頃は気にならなかった豚足の脂身が段々とキツくなってくる事に、「齢を重ねた事実」というものを実感するカントナなのでありました。
そんな脂身は段々とカントナの気分を降下させてゆきましたので、清楚なスープで口内をさっぱりさせたりしてバランスを取りながらなんとかごちそうさま。
「脂の弱いお年頃」になった事を実感しながらハンカチで汗を拭って休憩しておりますと、お母さんがすかさず団扇を手渡してくれるのであります。「やっぱり今日は優しいな」とありがたく思いながらしっかりクールダウンしてお会計。
「ありがとうございました」と団扇を返却いたしますと、明るい声でいろいろ話しかけてくれる優しいお母さんなのであります。カントナもその優しさに応えようと、お釣りの無いように1,030円ピッタリを支払ってお店をあとにいたしますと、最後には「毎度ありがとう」の声をかけてくれて恐縮しながらお店をあとにするカントナなのでありました。「本当はとても優しいお母さんなのであろうな」と、今までの考えを180度悔い改める素直なカントナなのでありました。
~~~2015年6月~~~~
「豚バラそばを食べたい」と思って雲龍さん以外のお店を考えた結果、「久しぶりに」と思って訪問したのがこちら。結構な間ご無沙汰のこちらのお店の名物は「豚足」。そんな豚足が名物のお店で「豚繋がり」で「豚バラそば」をオーダーしてみようと思い、訪問してみる事にいたします。
「隠れ家的」な場所に位置するこちらのお店は扉は曇りガラスで中の様子が伺えず、初心者には非常に勇気を求められる設計。
勝手知ったるカントナは躊躇無く扉を開いて入店いたしますと、伝統的に愛想の良くないお母さん店員さんに、座る席を強い口調で指示されて相席に着席いたします。
メニューは見ずに「豚バラそば」と伝えますと、サッと強い口調で復唱してオーダーを受け入れてもらいます。「豚バラそばが無かったらどうしよう」と内心ヒヤヒヤしていたカントナなのでありましたが、どうやらメニューに存在していたようでホッと胸を撫で下ろす気の弱いカントナなのでありました。
水をもらってスマホをいじりながら待つことにいたします。それにしても蒸し暑い店内。全く空調が効いていない様子。滲み出る汗を拭きながら待つこと10分程度で豚バラそばの到着。
掛かっている餡の見た目が特徴的な豚バラそばは、餡がドロッとしていて色が濃いのであります。しかしながら餡の味は濃くは無くてなんだか平べったい餡の味。加えて、特徴的な麺は豚バラとは合っていないように感じるのであります。メインの豚バラは小さくて弾力も無くて、全体的にはあまり美味しくは無い豚バラそばなのでありました。
お客さんは観光客らしき方もたくさんいて、皆さんほとんど豚足そば。となりの芝生は青く見えてしまうカントナは、食後の滴る汗を拭いながら「このお店はやっぱり豚足そばだな」と冒険した事を反省し、「次回は涼しい時に豚足そば」を呪文のように唱えながら蒸し暑いお店をあとにするのでありました。
~~~2009年11月~~~
平日夜、約7年振りくらいの訪問です。記憶は薄れていますが、変わらぬ殺風景な店内。八角なのか、香辛料の薫りが充満しているのは昔と一緒。おばちゃんもあんな感じでした。おばちゃんは二人いたような気もしますが今日は一人。掲げられているメニューの値段欄には修正された箇所がいくつか。値上げの結果なのか値下げの結果なのかはわかりません。
オーダーはもちろん豚足そば。連れは豚バラそば。そして一品料理として鶏肉と野菜の黒胡椒煮込み。
熱いお茶を飲みながら10分ほど待ちます。7年前は昼の訪問でお客さんがたくさんいましたが、今日は平日夜のせいかお客さんはいません。
最初に一品料理到着。胡椒がピリッと効いて食欲が増します。大きめにカットされた鶏肉はプリプリ。トロミ具合でこのお店が広東料理のお店だという事を思い出させる料理ですが、普通です。
麺類も到着。麺は平打。スープは醤油ベースの薄味。豚足は別皿セパレート形式。フルフルのゼラチンは箸で切るのも大変。真っ黒なタレは見た目ほど濃い味ではありません。このタレをつけ麺方式にして食べたり、ラーメンにたらしてスープの味を変えたりして楽しみますが、タレ自体はそんなに美味いものじゃありません。しっかり圧力をかけている豚足なので、骨も頑張れば食べられます。7年前は骨も全部食べましたが、今はちょっと無理。歳を取ったと実感します。
豚バラそばを少し貰いましたが、香辛料が効いたお肉は好みの分かれる老舗を感じる味です。
値段は良心的、接客は家族的、料理は特徴的…なお店です。
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カントナ
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焼肉カーニバル(馬車道、日本大通り、関内 / 焼肉、居酒屋、韓国料理)
店名 |
徳記(トッキ)
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受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、居酒屋、ラーメン |
予約・ お問い合わせ |
050-5597-5226 |
予約可否 |
予約可 ※コースの当日キャンセルは、コース料金の100%をキャンセル料としてご請求させて頂きます。 |
住所 | |
交通手段 |
JR根岸線「石川町駅」、「関内駅」、 石川町駅から373m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし |
席数 |
66席 (1階26席 2階40席) |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 お店の外に灰皿がございます |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングがございます |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1962年 |
電話番号 |
045-681-3936 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
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中華街を代表するお店であった徳記さん。路地奥にひっそりと佇む店構えも有名で、賛否両論な客捌きの接客スタイルで店を支配するお母さんも有名で、池波正太郎のくだりも有名で、豚足そばも有名であったお店。
2019年2月、残念ながら暖簾を降ろして店主引退。しばらくすると屋号はそのままで、経営者を変えて再スタートしたとの好ましい噂を耳にしておりましたが、訪問の機会は無くて幾年月。ようやく訪問のチャンスを得た平日の夜。
良いも悪いも、お店を有名にした様々な要素がどうなっているのか、確認してみたいと思うカントナなのでありました。
早速路地奥のお店に向かいますと、店先には写真付きのメニュー看板。以前のような店の様子が全く伺えない得体の知れない感じが良かったと思うカントナとしましては、この看板は「情緒が無いな」と思わざるを得ないのでありました。
そして、看板には「70年の歴史」なんて書かれているのであります。カントナの知識からいたしますと、10年くらいサバを読んでいるハズであるのであります。
早速扉を開いて入店いたします。レトロな食堂的雰囲気で味わい深かった内観は、特徴の無いこざっぱりとした雰囲気に変貌しているのであります。今から思い返してみますと、「あの中華食堂的な雰囲気は貴重であったな」と思うカントナなのでありました。
夕飯時なのでありますが、お客さんはゼロ。コロナ禍であるからか、風情的な影響であるからか、今時点では判断付きかねるカントナなのであります。
ザッとメニューを拝見いたしますと、お目当ての豚足そばはしっかり引き継がれているようなのであります。それ以外のメニュー構成につきましては、中華街に良くある観光客向けの新興店の雰囲気で、一般的で物珍しさの無い無難な料理だらけなのでありました。改めて「風情も特徴も無いな」と思うカントナなのであります。
オーダーするのはもちろん豚足そば。現在の呼びは「徳記豚足タンメン」である様子。わざわざ名前まで替える必要があるのか疑問なカントナなのでありますが、とりあえずオーダーを完了させてしばし待ちの時間であります。
オーダーを受け付けてくれた姉ちゃんは、店内を完全統治していたお母さんとは異なって、接客のみに徹する静かな大陸系姉ちゃんなのでありました。そんな特徴の無い踏み込んで来ない接客を受けますと、「それはそれで何だか寂しいものであるな」と思うカントナがそこには居るのでありました。
大きなグラスで提供された水をゴクリとやって、7分くらい経過いたしますと、段々と調理場が騒がしくなってくるのであります。
いよいよ、「元」豚足そばの登場であります。大きなトレイには、素の醤油ラーメンと豚足の別盛り方式。そして漬物の構成。
ラーメンの見た目は、麺の平打ち感が弱くなっているようなのと、麺を丁寧に折り畳んでビジュアルの美しさも備えていた以前とは違って、雑な盛り付け。そして、スープの色合いが薄いと言うのが変化点なのでありましょうか。
豚足は、豚足自体の見た目は変わらずでありますが、タレの色合いがずいぶんと薄い気がするのであります。
そんなインプレッションを抱いてから、早速実食であります。まずはラーメンから。麺は確かに平打ちのようなのではありますが、麺自体が美味く無いのであります。以前の平打ち麺もそれほど好きでは無かった「平打ち嫌い」なカントナなのでありますが、麺から伝わるツルツル感と香る風味的なものは、今のお店からは全く感じられないのであります。スープも同様で、単なる薄味の醤油スープ。全体的に、安っぽい素ラーメンに変化していると思うのであリました。
お次はいよいよ豚足。以前と変わらぬ、箸で切れて口内で溶けるゼラチンのフルフルでトロトロな仕上がり。しかしながら、タレは薄味で浸透している味わいは弱く、八角の風味も弱いと思うのであります。そして、調理方法を変更したからなのかは分かりませんが、以前のものよりも脂を少なく感じるのであります。「脂の影響で終盤に気持ち悪くなってしまう事が多かった前バージョンよりも食べ易いな」と、脂関連については熱烈歓迎する意向のカントナなのでありました。
別々にいただいたあとは、お互いをミックスしていただきます。麺を豚足のタレに浸けていただく方式は変わらずの推奨方法であるようなのであります。しかしながら、麺もタレも弱い味わいになってしまっておりますので、チョンチョンしてみましても「だから何なのか」と言う感想しか出てこないカントナなのでありました。
良くも悪くも個性やら緊張感がみなぎっていた以前とは異なって、全方位的で総花的な姿勢に変貌を遂げたお店。唯一引き継いだ豚足そばも、個性が薄れて埋もれてしまいつつあるように、カントナには思えるのであります。
以前は以前で、文句の付けどころがたくさんあったお店なのでありましたが、それでも我慢して(楽しんで?)訪問していた理由は、知る人ぞ知る的な立地や雰囲気、そして悪意は無さそうに思えるお母さんの専制政治と、豚足そば等の他ではなかなか食べられない料理と言った特徴だからこそであったのであるなと改めて思い、そして懐かしむカントナなのでありました。
2019年に途絶えた歴史を再構築して欲しいなと思うのではありますが、特徴が埋没しつつある状態の延長線上にどんな未来が待ち受けているのか、想像が尽きないカントナなのでありました。