重慶新館の平日ランチ、お味も量も「よくばり」でした！ : 重慶飯店 横浜中華街 新館1F

重慶新館の平日限定ランチメニューを頂戴するため、横浜中華街へ。お盆休み明けとはいえ、中華街は大層な人出です。

ランチメニュー（「サービスランチセット」）は週替わりのメイン（四品）から一皿を選び、それにスープ（週替わり）とライス、デザートまたはコーヒーが付きます（1800円）。

これにプラス500円で「よくばりランチセット」という名称になり、メインの一皿選択はそのままに、今週のスープがフカヒレスープに変更。さらに前菜とミニ麻婆豆腐が付きます。またデザートまたはコーヒーのOR条件がAND条件になるので、とてもお得で、たしかに「よくばり」です。

まず、ザーサイが供されたのち、

●前菜（二品）
　冬瓜の甘酢唐辛子
　蒸し鶏の葱生姜ソース

ですが、甘酢唐辛子はかなりの刺激感です。どちらも酷暑の季節にピッタリです。

●フカヒレスープ

はとろみが強く、ボリューム感があります。

さて、今週のメインは、

A. 薄切り茹で和牛の麻辣ソース
B. 海老と白身魚のXO醤炒め
C. 鶏モモの唐揚げレモンソース
D. 五目のうま煮、オイスターソース

の四択。パートナーとAとBを選択しました。

●薄切り茹で和牛の麻辣ソース
　「茹で和牛」というので、冷製しゃぶしゃぶのイメージでしたが、麻辣ソースが何とも美味。牛肉の量も多かったですね。また豆もやしが良いアクセントで、パクチーの香りも私好みでした。

●海老と白身魚のXO醤炒め
　白身魚は「キングクリップ」でフィレ状なので「キングフィレ」ともいいますが、私にはちょっとクセを感じました。エビは流石に美味。XO醤がもう少し欲しかったですね。

●ミニ麻婆豆腐
　重慶飯店自慢の麻婆豆腐
　
●デザート
　杏仁豆腐のマンゴーソース

私は夜飲むために、平日のランチは軽く済ませるのですが、この「よくばりセット」、本当にお腹が欲張りになってしまいました。

異常に暑い夏を過ごすためのパワーを頂きました。
ご馳走様でした！

GINZA SIX観世能楽堂で「新春能」を愉しみ、「LOUNGE SIX」で振る舞い酒（元伊勢籠神社献上酒「YUTAKA（豊）」ハクレイ酒造）を頂戴したのち、横浜に戻って重慶飯店新館（1階）で外食始め。余談ですが、この京丹後の「豊」は素晴らしい日本酒でした。

さて、重慶さんでの外食始めなので「正宗麻婆豆腐」は必須。この時期「白麻婆豆腐」もあり、“紅白麻婆”に。それにスペシャリテの「海鮮入りカダイフ巻き揚げ」、お正月ということで縁起物の餃子をチョイス（餃子にコインは入っていません）。

ホリデーシーズンに入って、飲みまくっているので（自宅呑みは際限がありません）、グラスワインで済ませました。
ちょうど「やまなし勝沼ワインフェア」と称してシャトー・メルシャンさんの「勝沼ワイナリー」などのワインがオンリストされているので（昨年の12月から今年2月末まで）、中華に合うオレンジワイン「笛吹甲州グリ・ド・グリ」（甲州100％）をオーダー。

●海鮮入りカダイフ巻き揚げ（海鮮龍髭捲）
　重慶さんと言えば、このスペシャリテは外せません。
　海老、イカ、カニ、小柱など海鮮類のすり身をカダイフ（天使の髪）で巻き揚げた品。カダイフのサクサク感とエビなど魚介のプリプリ感が見事にマッチした逸品です。

●特製海老入り水餃子
　・紅油（辛子ニンニクソース）
　・鼓油皇（醤油ソース）
　・上湯（黄ニラ入りスープ）
　・酸辣（酸辛味スープ）
　の四つのソース・スープから選ぶのですが、やはりここはガーリックチリソースで。
　小盆で八つ入りですが、重慶さんらしい刺激的な辛さの中に上品な旨味のある絶品餃子でした。

●白麻婆豆腐
　強烈な辛さの唐辛子ハバネロと青山椒が効いた山椒油で頂く麻婆豆腐。香りが素晴らしく、その香りを生かす鶏肉の旨味が染み出た出汁。やはり「白」は「香りの麻婆」ですね。

●正宗麻婆豆腐
　長期熟成の豆板醤が何とも魅力的なお味を引き出し、花山椒も効いています。やはり美味しい！
　二つの麻婆豆腐ですっかり暖かくなりました。
　通常の麻婆は豚肉、正宗は牛肉、白麻婆は鶏肉と使い分けされています。

正月三が日はローズホテル横浜２階で「開運！中国獅子舞バイキングショー」も開催され、多くのお客様で賑わっています。そちらも魅力的ですね。

今年１年もまた、重慶飯店＆ローズホテル横浜さんにはお世話になります。
ご馳走様でした！！

先日のコースが絶品だったので、またまた、重慶新館へ。
今回は、投資家さんとご一緒です。100銘柄以上をアクティブ運用なさっていますが、最近は債券のウエートを高めているそうです。

さて重慶新館では6月末まで（2022年）、気仙沼産ヨシキリ鮫を使った「フカヒレフェア」を開催中。

・フカヒレ入り豆腐と湯葉の豆乳煮込み 陶板仕立て
・山芋入りフカヒレの煮込み
・フカヒレ、蟹肉と黄ニラ入り玉子炒め
・フカヒレ入り水餃子 醤油ソース
・フカヒレ入り海鮮粥
・フカヒレ、干し貝柱と五目野菜入り巾着包み 鉄板仕立て

というラインアップのなか、

●時蔬煎魚翅（フカヒレ、干し貝柱と五目野菜入り巾着包み 鉄板仕立て）（小）

をチョイスしました。
お店の説明文では、

「貝柱と五目野菜にフカヒレの入った餡を巾着の形で包み、焼き上げた一品です。形も大きく、食べ応えのある一品となっております」

とのことで、確かに上品で素晴らしいお味でした。小皿だとちょうど三つですが、一人で三つとも食べられそうです。

前菜は、

●口水鶏（四川名菜“よだれ鶏”蒸し鶏の辛味ソース）（半）
　定番中の定番ですが、こういうお料理がしっかりしているのは、やはり嬉しいですね。
　ボリュームもあり、やはり美味！

この二品を頂戴した後に、下記二品をオーダー。一気に頼むと、一気にサーブされるためですが、本日は少々、時間がかかりました。

●什錦砂鍋（五目入り土鍋）（小）
　麻辣＝山椒唐辛子の味付けを選択。清湯＝塩味も選べます。
　エビ、イカ、豚肉、厚揚げ、チンゲン菜、タケノコ、シイタケ、エノキ、キクラゲ、白菜に春雨・・・暑い日でも、やはり土鍋料理は外せません。
　
●正宗麻婆豆腐(小)​
　締めはやはりこれでしょう。「什錦砂鍋」と味が被るかなと思ったのですが、全く問題なく、いつも通り、美味しく頂戴しました。
　当然のごとくライスもオーダー。

合わせるお酒は、先日と同じ、オーストラリアのリースリングです。

ところで、横浜中華街は6月3日の「端午節」に合わせ、「2022端午節」も開催されています。「ちまき」は食べませんでしたが・・・。

いずれにせよ、猛烈な暑さのなか、中華で元気を頂戴しました。
ご馳走様でした！！

今年（2022年）40周年を迎えたローズホテル横浜。その1階にある重慶飯店新館ですが、こちらは1971年9月のオープンで昨年、50周年を迎えました。改めて、おめでとうございます！

今回、「季節のグランドメニュー　蒼天」（6月～8月）を頂戴しました。
入梅の横浜中華街は凄い人出で、重慶飯店新館も満席でした。

合わせるお酒は、今月（6月）ローズホテル横浜の全てのレストランでオーストラリアワインのフェアを開催中で、ミリーラ・フォーレの支配人でソムリエ、横浜中華街コンシェルジュでもある石川雅士さんご推薦のリースリング（アニーズ レイン。リースリング100％）を合わせました。
中華といえば、「タヴェル」などロゼというイメージですが、重慶中華とリースリング（オーストラリアの）、なるほど、確かに良く合いました！　心地良い酸味です。

とくに、重慶中華のアワビやホタテ、ソフトシェルクラブとは素晴らしいマッチング！
グイグイ飲んで、アッという間になくなりそうになったので、「ヴィオニエ」（ダーレンベルグ・ハーミット・クラブ。ヴィオニエ61％・マルサンヌ39％）をグラスで追加しました。

＜蒼天　メニュー構成＞

●季節の五種冷菜盛り合わせ
　クラゲ／皮付きチャーシュー／紋甲イカ／アワビと蒸し海老／蒸し鶏
　「アワビと蒸し海老」は和歌山産の青山椒がアクセントになっていて、実に美味！
　スターターからワインと実に良く合います。紋甲イカがイカの姿に切り抜かれていて面白いですね。
　
●鮑とホタテ貝・季節野菜の香り炒め
　季節野菜はアスパラやパプリカ、エノキなど。
　シャンパーニュと合わせたいところですが、リースリングとも良く合いました。

●ソフトシェルクラブの唐揚げ香味炒め
　これも実に美味でした。
　
●滋養健康と冬瓜・フカヒレの蒸しスープ
　上品なお味に仕上がっていました。体に良いのが分かります。

●和牛とパイナップルのバルサミコ酢炒め
●ロブスターのマンゴー入りマヨネーズ和え
　お肉とお魚のメイン、どちらもトロピカルなフルーツを使ったソースです。
　ヴィオニエと合わせました。

●鰻入り麻婆チャーハン
　ウナギがゴロゴロ入った、かなりスパイシーな一品です。麻婆豆腐とチャーハンは別皿で供されます。

●バニラアイス入りタピオカココナッツミルク
　人気のスイーツだそうです。

重慶さんでコースメニューを頂戴するのは、「グルメサミット」くらいだったので、驚きました。
どのお皿も高水準で、東京でゴージャス感満載の演出で食べれば、1.5倍くらいのお値段になりそうです。

御馳走さまでした！！！

春節が終わった横浜中華街。雨の週末ですが人出はそれなりです。中華街といえば、つい先日、横浜中華街発展会協同組合設立50周年記念で『横濱中華街　生業と文化』という豪華本が上梓されました。お慶び申し上げます！

本日は、先日の春節イベントに続いて、またもやローズホテル横浜へ。といっても1階、重慶飯店新館で軽めのディナーです（パートナーは「おやつ」と言っておりましたが・・・）。

新館では「こだわり醤フェア」を3カ月の期間限定で開催中（2021年12月から2022年2月末まで）。
(注)その後幸いなことに3月末まで延長されました！

六種類の醤－－「芝麻醤」「黄豆醤」「沙茶醤」「蝦醤」「甜麺醤」「麻醤」の特徴を生かしたメニューを味わえるフェアです。気になっていたところ、先日の春節イベントの内容が素晴らしかったので、フェアが終わらないうちにお邪魔しました。

醤は言うまでもなく、主に穀物を原料にした味噌で、中華にとって最重要な調味料、味の決め手ですね。お店はもちろん、ご自宅でも独自のレシピがあるのでしょう。

今回の醤フェアは、

１．金目鯛の辛子胡麻ソース [芝麻醤]
２．牛肉の大豆味噌炒め [黄豆醤]　
３．アヒルの舌の沙茶醤炒め [沙茶醤]
４．海老味噌と海鮮の焼きそば [蝦醤]
５．大海老の辛子味噌煮 [豆板醤・甜麺醤]　
６．アボカドの麻醤揚げ [麻醤]

というラインアップで、どれも美味しそうです！

その中から、本日は、「１．キンメダイ×チーマージャン」（棒棒赤魚）、「4.海鮮ヤキソバ×シャージャン」（蝦醤海鮮炒麺）、「６．アボカド×マージャン」（麻醤牛油果）の三品を頂戴しました。

お酒は「古越龍山 紹興酒3種飲み比べセット」（5年、8年、10年）をオーダー。「古越龍山」のボトルはなかなか高くて、手が出ません。断然、10年が美味しいです（当然か？）。

以下、サーブされた順序です。

●海老味噌と海鮮の焼きそば [蝦醤]
小エビの発酵調味料「蝦醤（シャージャン）」の炒麺。実に美味！　エビみそはやはり外しませんね。
紹興酒ともよく合いました。

●金目鯛の辛子胡麻ソース [芝麻醤](小)
揚げたキンメダイを、芝麻醤（チーマージャン）＆自家製ラー油の特製ソースで頂きます。湖北省出身の胡家呻・料理長の自信作だけのことはあり、これも美味です。
なお、春節イベントの陳一明料理長は本館（横濱賓館含む）だけでなく重慶飯店全体を統括なさっていますが「新館」の「個室レストラン」のご担当でもあります。

●アボカドの麻醤揚げ [麻醤](小)
「麻醤（マージャン）」というと台湾料理の「麻醤麺」（ゴマダレ冷やし麺）が有名ですが、「麻醤」は「芝麻醤（チーマージャン）」ベース。このお料理は白ごまペーストの芝麻醤に「沙拉醤（シャーラージャン）」で作った特製醤を絡めたところがポイントで、一種独特のマヨネーズです（ゴママヨ）。アボカドとマヨネーズ、合わないはずがありません。

私はアボカドでは、細木数子さんの「幸せレシピ　アボカドご飯」を思い出してしまいます。実際、超シンプルなこのレシピはなかなか美味しいです。またアボカドに関しては最近、環境の持続可能性を妨げるものとして悪者イメージがついているのが気がかりです。

ほかにも「黄豆醤（ホァンドウジャン）」や「沙茶醤（サーチャージャン）」などのお料理も味わいたかったのですが、それはまたの機会ということで。
「小」とはいえ、結構なボリュームで、満腹のうえ、身体も暖まりました。

ご馳走様でした！！