“本場の四川麻婆豆腐”で、ミニながら辛さ、痺れを堪能させてもらいました。 : 京華樓

今年に入って、有名なお店で、5軒ほど訪問し、色々な“麻婆豆腐”をいただいてきました。
本来、“麻婆豆腐”と言えば、中華料理、四川料理の一つで、“陳麻婆”、“四川麻婆”が有名で、辛いこと、痺れがあることが本来的とされています。
本格では無く（そうは言っても日本風・好みが入る場合もあることを承知の上で・・）本場、中華で、辛そうで、痺れそうなお店を探すと“みなとみらい地区”にあるお店と、今回お伺いしたここ“京華樓”さんが、浮かんできました。
どちらも食べログの評価点がそれぞれ、“3.71”、“3.74”とかなりの高評価です。
悩んだ末に、サイコロを振るように、その少しの差で、先にお伺いするのは、こちら“京華樓”さんと、決めたものです。
　　“京華樓”さんの麻婆豆腐のキャッチコピーは
　　　　“当店人気No.1！メディアで多数紹介されました！！　本場の四川麻婆豆腐”
　　です。

“麻婆豆腐”以外にも色々と食べたく、検討します。
一品（麻婆豆腐）は勿論、麺（四川坦々一本麺）、飯（チャーハン）の3品を食べたく、色々調べ、食べきれるのかを検討しました。
レギュラーサイズの“麻婆豆腐”では、とても量が多いようで。
“麻婆豆腐”には、セットがあり、“麻婆豆腐”をミニサイズで頼めます。
さらには“お試し麻婆豆腐”なるものもあるのですが、これでは小さ過ぎ、少なく物足りなさすぎる・・・味わうまでには至らないのでは・・・と、セットに決めるのですが、問題はセットされるチャーハンの量です。

　　お店のメニューでは“単品と同じ大きさです！”とされており、口コミの感想を見ると、
　　　　・しっかりめな量
　　　　・チャーハンがビックサイズでビックリ。
　　　　・300g位ありそうなごはん量
　　　　・量は比較的多め
　　　　・へぇ～この量ならモノ足りないっということはなさそうだ。
　　　　・ミニ炒飯じゃないと量が多くて食べきれないんだよね
　　等と“チャーハン”は、量が多いとの投稿内容が多いのです。
そこで、麺類は諦めることにしました。

　　※　検討結果
　　　　１）“ミニ麻婆豆腐＆チャーハンセット”
　　　　　　　セット内容：
　　　　　　　　　　“本場の四川麻婆豆腐”（ミニ）
　　　　　　　　　　“チャーハン”（単品と同じ大きさです！）
　　　　　　　　　　“スープ”
　　　　　　　　　　“杏仁豆腐”
　　　　２）“ニラ入り海老蒸し餃子”（４個）
　　　の二つのメニュー、３品です。

3月初旬の平日、１人で訪問。
例によって、早めの到着で、30分程度時間潰しのため、周辺を散策しながら、社会見学です。
開店時間丁度の11:30、お店の前へと戻ると、女子グループが、待っています。
直ぐにお店が開き、店内へと、2番目でした。

１階フロアのテーブル席に座ります。
後から、数グループが続々と来店、直ぐに１階はイッパイとなり、順次２階へと案内されています。
一応は分厚いメニューを確認します。
変更は無く、予定通りの２ツのメニューをお願いします。

先に、“ミニ麻婆豆腐＆チャーハンセット”に付く“スープ”と“杏仁豆腐”が運ばれて来ます。
続いて、“麻婆豆腐”と“チャーハン”が、テーブルに置かれてきます

“杏仁豆腐”は、最後に食べようととっておきます。

　　“スープ”は玉子の白身と細かく刻んだニンジンが浮いています、
　　　　そして、中には細かく刻まれた貝もたくさん入っています。
　　　　貝からの旨味で、美味しいスープになっています。

　　“麻婆豆腐”は量がミニなだけで、お料理そのものは”本場の四川麻婆豆腐”になります。
　　　　メニューでは、”赤の唐辛子マーク”は3本、”緑の痺れ”は２本付いており、本格的な辛さと痺
　　　　れになっています。
　　　　目の前の“麻婆豆腐”、赤茶色いトロミのありそうな中に、挽き肉がタップリ、お豆腐は大きく、
　　　　硬めで、形崩れしていません。
　　　　辛さと共に、食べ応えがありそうな麻婆豆腐です。
　　　　レンゲを差し入れるとトロミのせいか？お豆腐の重さなのか？少しズッシリ感があります。
　　　　最初は味が濃いという感じですが、次第に辛さ・・・次に痺れが来ていることを感じます。
　　　　この辛さと痺れの辣油と山椒の奥には、様々な香辛料が潜んでいることが何となく分かります。
　　　　その深い部分が、お豆腐や挽き肉の食感と旨味を引き出しているのでしょう。
　　　　しかし、このような悠長なことをいっておられたのは２～３分程です。
　　　　次第に、辛さと痺れ、顔から吹き出てくる汗で、麻婆豆腐と格闘しているような状態になりま
　　　　す。
　　　　しかし、辛さ痺れ以外の香ばしさ、旨味、挽き肉の食感、お豆腐を食べたときの安堵感、温か
　　　　さはそのままに、甘さにも似た後味で、最後まで美味しく食べさせてもらいました。
　　　　そのため、“チャーハン”に乗せ、食べるのを忘れてしまいました。

　　”チャーハン”の具材は、細かく刻まれた”チャーシュー”、”グリーンピース”、”ネギ”です。
　　　　ご飯に”玉子”がコーティングされています。
　　　　炒めた後に中華鍋用のおたまに海老を沈め、一気にご飯を入れ、お皿に盛り付け、固めている
　　　　ので、出来上がったチャーハンの頂上には、大きめの”海老”が埋め込まれたようになっていま
　　　　す。
　　　　このチャーハンは単品ですと菜譜No.107の五目チャーハンです。
　　　　シットリ、脂っこさはなく、薄味で、シンプルな味付けです。
　　　　この薄味だからこそ、麻婆豆腐と組合せ、白飯では無くとも、このチャーハンに乗せて食べて
　　　　くださいと言うことなのでしょう。
　　　　薄味の中、チャーシューからは塩味が感じます。
　　　　よいアクセントとなり、脂っこさが押さえられ、サラーと美味しくいただくことができました。

　　”ニラ入り海老蒸し餃子”の皮はそれ程薄くはないのですが、蒸籠を上から覗くと、ピンクの海老が
　　　　透けて見えます。
　　　　”蒸し餃子”は、定番の焼き餃子などとは異なり、油を使用しない分、ヘルシーです。
　　　　モチモチした皮の中には、名前の通り、プリプリの”海老”と”ニラ”が入っています。
　　　　ニラの風味と海老のプリプリした食感、そして海老の甘さと旨味を直に感じることができる美
　　　　味しい一品でした。

　　”杏仁豆腐”は最後にいただきました。
　　　　“杏仁豆腐”の冷たさと甘さは、辛さで温まった身体に優しく染みわたり、安堵感を与えてくれ
　　　　る美味しさです。

本場の、“四川麻婆豆腐”の辛さ、痺れを堪能させてもらった食事です。
“五目チャーハン”も“四川麻婆豆腐”を基準にしたようなお料理にも関わらず、アッサリ味の美味しさのあまり乗せるのを忘れ・・・反省です。
一方、お腹は？というと“腹七分目”くらいです。
その他のお料理も含めて、多い多いとの話でしたが、もう一杯、簡単な麺類なら食べられるような感じです。
少し、悔しいので、当初予定の麺についてもお店の解説を下記にMemoしておきます。
　　※　当初計画に含まれていたお料理
　　　　お店の解説（メニューから引用）
　　　　　四川坦々一本麺　長さ3.3m
　　　　　中国では長い麺に長寿を願い縁起物として誕生日などのお祝いの日に食されます。

ご馳走様でした。