フカヒレたっぷりの肉まんは、皮だけ食べても美味しい。パイ生地のエッグタルトも絶品です！ : 元祖フカヒレまんの公生和

［神奈川県横浜市］
2018/8/4（土）
中華街（石川町1）にある、点心のお店。

場所は… 山下公園側から朝陽門（東門）をくぐり、歩行者天国の中華街大通りへ。
しばらく進み、角に「インポート西芳」が見えたら、その2軒先、右手。
元町・中華街駅（2番出口）から徒歩5分、JR石川町駅から徒歩9分。水曜定休。

創業1926年。横浜生まれ・横浜育ちの酒好き女子に推薦されて訪問。
店頭には "フカヒレマン" なる、ゆるキャラが仁王立ち～
その場で買って食べ歩きも出来るし、イートインも可能。客席は4人掛け×3卓ほど。

メニューの一部を紹介すると…
〔中華まん〕元祖フカヒレまん、ぶたまん、あんまん、ふかひれ姿煮まん
〔点心〕　　黄金ふかひれスープ、上海小籠包、麻辣小籠包、中華チマキ、焼餃子、海老焼売
〔デザート〕エッグタルト、黄金ごま団子、花巻、タピオカミルクティー、ソフトクリーム

フカヒレといえば、先週宮城県の気仙沼（フカヒレの一大産地）に行ってきたばかりなので、
なんとなく馴染み深い気分(^-^)

店内には冷凍・冷蔵された点心のほか、中国・台湾の珍しいお酒も並ぶ。
酒好きの私、珍しいものを2本見つけ、たまらずお買い上げ♪

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■元祖フカヒレまん（3個セット￥1200）
真空パックで、開封しなければ冷蔵で10日ほど日持ちする。
自宅に蒸し器がないので、饅頭本体にしっかり水をつけてラップをし、電子レンジで1分チン。
（水を付けすぎると皮の下部がふやけるので、加減が必要）

ほわっと蒸し上がり！　大きさ的には結構でっかい！
カットして中身を見ると、フカヒレがキラキラと輝き、見た目には想像以上の存在感を発揮。

食べてみると、フカヒレの食感が特に感じられないのが残念だが、
その代わりにタケノコがいい仕事をしている。
そう、フカヒレは見た目のインパクト担当であり、味の方は豚肉とタケノコがしっかり支えているのだ。

そして中華まんは、具と同じくらい「皮」の味わいが重要だと思う。
こちらの皮は、ほんのり甘さがあり、塩気とのバランスが良い。
具なしで食べても、飽きない美味しさといえる。

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■エッグタルト（2個セット￥350）
現地語では「ダンタースー」。パイ生地なのが特徴。
マカオのエッグタルトはタルト生地、香港のそれはタルト生地なのだそうだ。

冷やして食べてもいいし、トースターで温めてもいける。
2個入りなので、ちょうど 2通りの楽しみ方が可能。

まずは冷やして食べてみると… 中のカスタードは、まるでチーズタルトのように濃厚！
カスタードはほんのり甘い程度で、パイ生地には甘さ無し。
これ、絶対日本人の口に合います(´▽`)

トースターで温めると、当然ながらパイ生地のサクサク感が増す。
カスタードはまったりとまろやか～　食感のコントラストがいっそう際立つ。
少し手間をかけた分、こちらの方がリッチな気分になれそう。

非常に美味しい！　これは次回2個と言わず、4個欲しくなる逸品。
中華街に行ったら、また手が出ることは確実だ。

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■白酒「景芝白乾」ジンジーパイガン（480ml￥1100）
主に中国東北部で好まれる、コウリャンを原料とする透明な蒸留酒。
製造元は「山東景芝酒業」という国有企業。数ある白酒の中でもブランドとして知られるという。

アルコール49度。焼酎というよりウォッカに近い存在。
基本的にはストレートでいただく。

口に入れると乳酸系の甘酸っぱさが広がり、確かにアルコールのアタックはあるものの、
風味自体はまろやかで、49度もある酒とは思えない。
チェイサーと交互に飲み進めると、ベースの甘さや、ナッツのような旨味も感じられて飲み飽きない。

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■台湾ビール・はちみつ（￥350）
比較的有名な銘柄だが、はちみつ入りは初めて見た。
しかも製造元がクローズし、在庫限りだというから、思い掛けないレアものを手に入れたことになる。

味の方も期待以上。
グラスに注ぐと蜂蜜の香りが華やかに広がり、同時にしっかりとビールの味がする。
フレーバービールは、チューハイのような味のものが多いので、この点は好印象。
甘さの具合もほど良く、飲み飽きない。
終売というのが惜しまれる逸品である。日本でも作れば良いのに。
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日本人店員さんも親切で、好感の持てる接客だった。

中華街というと「観光客しか行かない」というのが「通」にありがちなコメントだが、
いやいや、これだけ似たような店が並ぶ中、個性を確立して時代の波を読み、生き残るのは並大抵のことでは無いと思う。

こちらのお店も、今回訪れるまで知らなかったが、確かな名店。
変な先入観を持たず、身近な異世界・中華街をもっともっと楽しみたいものだ(^-^)