無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
ネット予約
閉じる
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
050-5869-4183
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
50オヤジさんの他のお店の口コミ
店名 |
一楽(イチラク)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 中華料理、四川料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-4183 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
みなとみらい線元町・中華街駅 2番出口より 徒歩5分/JR石川町駅 北口 徒歩10分 日本大通り駅から453m |
営業時間 |
|
予算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、Master、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
100席 |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | ソファー席あり、座敷あり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、ドリンク持込可、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1926年 |
電話番号 |
045-662-6396 |
備考 |
※ランチメニューのみカードのご利用不可。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
閉じる
或る晴れた昼下がり、中央高速で大垣に向かう50オヤジとオヤジ2号。
諏訪湖を過ぎた辺りから、助手席で微睡んでいたオヤジ2号が目を覚まし、開口一番
「ローメンっスね!」
「エッ?ナンだって?」
「昼っスよ、昼メシ!駒ケ岳のSAで《伊那ローメン》食べましょうヨ〜!今、寝てる間に思いついたんス〜!」
レム睡眠下で、昼メシ何喰うか決断する オヤジ2号。
なんか、コイツってスゲ〜!
惜しむらくは、コノ異能力が食い意地に限られるんが、ヒジョーに残念!
「まぁ、コノ辺りって、他には蕎麦しかナイしナ〜。俺も初めてだから、ローメン食べようか。」
んで、駒ケ岳のSAに到着。
レストラン無くて、フードコーナーしかナイ。
なんか、やらなさそうな雰囲気を醸し出している店構え…。
早速、食券買って注文したゾ。
呼び出しブザーが鳴って、伊那ローメン出来上がり〜。
初めて見る伊那ローメンは、なんかシャブいソース焼ソバな佇まい。
早速一口。
ウ〜ン見た目通りの味わいだナ〜。
「イマイチっスね … 」
落胆アリアリなオヤジ2号、ちとカワイソウだゼ。
「やっぱ、伊那市内の専門店で喰わなきゃダメなんじゃネ?また、この辺来たらトライしよーゼ!」
コノ後、大垣で15:00にアポが入っているから、
ガックリ肩を落としたオヤジ2号を宥めすかして出発したヨ。
大垣へ向かう車中でもローメン談義は更に続く。
「でもさぁ〜伊那ローメンって、あの撈麺と関係あんのかナ〜?」
「エッ?あの撈麺って、なんスか?」
「ほら、香港の撈麺だヨ。オマエ、香港で喰ったコト無いの?」
一時期、香港行き倒していたオヤジ2号だけど、撈麺は知らなかったみたい。
「ソレは喰ったコト無いっス〜!撈麺って、どんな味っスか〜?旨いんスか〜?伊那ローメンとどう違うんスか〜?」
オッ?なんかコイツ喰いついて来たゼ!
「ローミンとか、ラォミェンとか云われてるヤツだよ。
ほら、例の香港細麺や海老麺を茹で上げて、オイスターソース系で和えた、所謂《 混ぜそば・和えそば 》の類いだナ。
有名なんは、海老麺と海老の外子を和えたヤツだけど、他にも色んな具材と和えたのも有るゼ。
俺は、シンプルにネギと焼豚だけのヤツが好きだけどナ〜。
あと、清湯スープが付いて来るんだけど、ソレを途中からちょい麺にかけると、オイスターソースが表情変えて、コレがまた旨いんだよナ〜!
一緒に《蠔油菜心》や《燒臘》を《青島啤酒》や《SanMiguel》なんか呑みながらヤルと、ウミャ〜でイカンわ〜だゼ!」
「アッ!ソレ見たコト有るっス〜!ボクは、てっきり焼ソバかと思ってました〜!いやぁ、旨そうっスね〜!
喰いたいナ〜!」
てなコト話しているうちに、大垣に到着だ。
早速、アタマを切り替え、真面目にお仕事モードに突入の俺だけど、オヤジ2号はイマイチうわの空。
コイツ、撈麺にココロ奪われてんじゃネ?
ちゃんと仕事しろよナ〜。
お客様との打合せも無事終了。
ホントは、ゆっくり泊まってもイイんだけど、名古屋界隈程度なら日帰りコースな俺達。
今度は、東名で一路東京を目指して出発だ!
ハンドル握る俺の横で、スマホに夢中のオヤジ2号は黙して語らず。
快調に飛ばし、夕闇迫る浜名湖近くまでやって来た。
そろそろ、腹減って来たナ〜。
そー云ゃ、前に行った三ケ日IC近くの鰻屋が旨かったナ〜。
オォ〜シ!気分は鰻になって来たゼ〜!
「なぁ、三ケ日辺りで鰻喰ってこーゼ。」
「撈麺っスね!」
「エッ?ナンだって?」
「撈麺喰いたいっス!あんだけ香港行ってたのに撈麺食べ忘れてたなんて、ボクは悔しくて悔しくて …
だから、絶対撈麺喰いたいっス〜!」
「でもオマエ、香港と違って日本じゃ中々やってるトコ無いゼ。特に浜松界隈じゃ無いんじゃネ?」
「そうなんス〜。さっきからずっとスマホ検索してるんだけど、見当たらなくて
50オヤジさん、ハナが効くトコで何処か知らな いっスか〜?」
「いゃぁ〜流石の俺も、日本の撈麺はワカンネーヨ。とりあえず、浜名湖SA入って落ち着いて探そうゼ。」
ってコトで、SA入って売店近くの道路状況を示すモニター見てたら、いつも夕方は海老名〜横浜町田の辺りが
渋滞するけど、今日は混んで無いみたい。
オ〜珍しいコトも有るもんだナ〜。
ウン?横浜町田 … ?
オォ〜!肝心なトコ忘れてた!
急いで車に戻った俺は、スマホ検索中のオヤジ2号に
「オイ!横浜だ!中華街だ!アソコなら撈麺有るカモ〜!」
「アッ!ボクも思い付かなかったス〜!すぐ調べマス〜!」
待つコト暫し …
「有りました!《 一楽 》ってトコが撈麺あるそーです〜!」
「だけどさ、横浜中華街って、閉まるの早かったよナ?20:30頃までに着かないとキビシイんじゃネ?
ココから、240〜250Km位あるゼ。」
「あと2時間強スか〜。大丈夫、ボク運転しまっス!」
「エッ?でもオマエ、ドン亀じゃん … 」
超スロー安全運転のオヤジ2号、高速で100km以上出したコトが無い。
つーか、追い越し車線走ったトコ見たこと無いし …
でもコイツ、ハンドル握りヤル気満々だ。
「早く乗って下さいヨ〜!出発しますヨ!」
「オ、オゥ、わかったヨ … 」
俺が助手席に付いた途端、オヤジ2号の社用車《初期型プリウス》は、タイヤをスキッドさせる勢いで浜松SAを出発したゼ!
高速に乗った《初期型プリウス》は、追い越し車線をまっしぐら、どんどん車速を上げて行く。
あまりの勢いに、先行するBENZやBMWが次々に道を譲ってくれる。
《初期型プリウス》って、結構速いの知ってたけど、ココまでとは …
「オイ、あんま飛ばすなヨ〜!超怖いじゃん!」
「ナニ言ってるんスか〜!チンタラ走ってたら、撈麺間に合わナイっス〜!」
それから数時間、手に汗握る道行きの末、横浜中華街に到着したオヤジ共。
「ハァハァ… オイ!オマエみたいなのが荒い運転するから、プリウスがDQN車って云われるんだヨ〜!」
「そうスか?安全運転だったじゃないですか〜。でも、おかげで充分間に合ったでしょう?」
そりゃまあそうだけど、コイツいつものドン亀運転どこ行ったんだ …?
んで、やって来たのは《一楽》さんだヨ。
早速入店して席に付き、お店のオバチャンにお待ちかねの撈麺をオーダーした。
「ごめんなさい、もう撈麺やって無いのヨ。」
「マ、マジっスか〜⁈」
なんでも、以前はやってたけど、日本人には不人気だったから、メニューから外したんだって …
オォ〜そりゃナイよオバチャン!
「い、いや、聞いて下さい!僕らはココの撈麺食べる為に、浜名湖から250kmの道程を遥々やって来たっス〜!
オバチャン、何とかならないスか〜!
◯✖️△◇◎〜!」
突然、迸る激情と共にオヤジ2号の必死のプレゼンが始まった!
いつもは、俺に全てオーダーお任せだけど、よっぽど切羽詰まってるみたい …
オヤジ2号の一歩も引かぬ決意を見て取ったオバチャンは、なにやら相談しに厨房に引っ込んだ。
「そうまで仰るなら、なんとか致します〜」
厨房から出て来たオバチャンは、ニコリと微笑みそう告げる。
オォ〜オバチャン!アンタが菩薩様に見えるゼ!
他にも幾つか注文して、撈麺できるのを待った。
「50オヤジさんのおかげで撈麺まで辿り着けました。ありがとうございます〜!
帰りも僕が運転しますから、ルービーいっちゃって下さい。」
ってコトで、俺はルービー、オヤジ2号はノンアルでカンパ〜イだ。
んで、ルービー呑みながら摘んだ炙り焼豚・バラ肉揚げ・よだれ鶏なんかもイイカンジ〜。
オイオイ、この店中々ヤルんじゃね?
てなコト思っていたら、いよいよ撈麺様のお出ましだ!
ぬ、ぬう!コ、コレは …
オバチャンが恭しく持って来た、白い器の撈麺は
確かに旨そうだが、麺があの香港細麺や蝦麺と明らかに違う麺だ。
そうか、先に気付くべきだった …
以前メニューに有った時は、香港細麺や蝦麺だったかも知れないけど、コレは無理言ったから違う麺で代用したのかも …
「コレが撈麺っスか〜!マジ旨いっス〜!」
無邪気に喜ぶオヤジ2号。
その顔見ると、ホントの事は言えないじゃねーか!
まあ、ココはスルーが望ましいな。
ほんで、俺も一口イッテみる。
オッ!コレは中々旨いじゃん。
香港撈麺に比べると、ちと薄味で上品な味わいだけど、コレはコレでイイんじゃね?
具材も俺の好きな叉焼と葱だし。
あの香港撈麺とはチョイ違うけど、充分旨い撈麺だゼ!
お腹いっぱいのオヤジ共は、《 一楽 》さんにお礼を言って引き上げた。
撈麺以外の料理も中々旨かった。
中華街で寄りたい店が増えたのは嬉しいな。
んで、帰りの車中、念願の撈麺喰って満足したはずのオヤジ2号がポツリと言い出した。
「いゃあ、撈麺美味しかったっスねー。
でも、麺が香港細麺や蝦麺だったら、もっと美味しかったっスね。」
むぅ、コヤツ気付いておったか …
呑気な風貌に似合わず、恐るべきヤツ。
さすが香港行き倒してただけあるな。
「まあ、本場の味わいは、日本じゃ中々難しいって事だよ。
でも、来月末に香港行くからイイんじゃね?
そんとき、色んな撈麺食えるさ。
そう言えば、安いツアー予約するって言ってたけど、イイの有った?」
三カ月前、オヤジ仲間で香港に行こうと言い出したオヤジ2号は自ら幹事を買って出ていたが、
その時は、自らの仕事の都合で7月に延期になってしまった。
「イ、イヤ、アノ、ソノ…」
「うん?どうした?安いツアー無かったんか?多少高くてもイイぞ。」
「す、すみません〜!7月仕事が立て込んで行けなくなっちゃいました〜!」
「バ、バカヤロ〜!オマエが7月がイイって延期にしたんだろー!」
「でも、でも、仕事入って来ちゃったんです〜!」
「ソコを何とかするのが、社長のオマエの仕事だろーが!だいたい部下に任せず何でも1人でやろうとするから、
アップアップしてんじゃねーか!
だから先々読んで仕事しろって、何遍言わせるんだよー!●◉△✖️◇〜!」
「ご、ごめんなさい〜!12月だったら絶対行けますから〜!」
怒髪天を突いた50オヤジのお説教は止まらない。
怒りの余り、昔の上司と部下の関係に戻っちまったよ〜。
まあ、コイツのこういうトコは、一生治らんだろうな …
撈麺を追う旅は、まだまだ終わりが見えないぜ!
ってコトで、BGMはコノ曲で …
チェイス 黒い炎
https://www.youtube.com/watch?v=ERZZr5ckOeg