炒飯は、食材の食感と薫り彩りを身体全体で楽しむもの、と教えて戴いた。 : 一楽

一楽の週替わりメニューは、今生きているなかで
一つのとても厳かな楽しみなのです。
その中でも炒飯メニューは庶民である私の一番の
楽しみです。

今週は、「腸詰とキャベツの炒飯」のブログの
メニューに釘付け。これは万難を排してでも
今週に食べなくては、と思い立って水曜日の
仕事の合間にランチタイムを削り出し、12時前に
一楽へ入店。
こちらは流石、この時間帯盛況です。ファンの方が
多いのでしょう。1階は満席なので初めて2階へ。

席に着いてメニューをテーブルに置かれるや否や
「腸詰とキャベツの炒飯　下さい！」と即注文。
待っている間、他のお客様の注文の声を聴いている
なか、すでにランチメニューで売切れ、と云う
ものも出始めた。ん～　流石、的を得ている。
（牛スネ肉料理でした、牛肉はまずチョイスですね）

しかし炒飯研究に没頭している私は、牛肉にも
めを向けず、ひたすら炒飯の魅力に探究心を燃やして
おりました。
先に到着した、大根の辛味漬け物と豆腐と刻み野菜の
とろみスープを少し味見をしていると、７～８分で
炒飯が到着。

まず炒飯の出来たて湯気からは、五紅粉らしき薫りと
ベースらしき醤の薫りが入り混じり、日常の怠惰な
世界から一気に香港へワープしたような、心地良い
錯覚の世界へ投げ込まれた。

トッピングは、あさつき（わけぎ），具材は溶き卵
刻み腸詰、刻みキャベツ。
盛りは写真で見ての通り大盛りに近い。
一楽の炒飯の魅力は、具材が持つ薫り、食感、彩り
などを、舌、嗅覚、視覚など身体全体でその食べる
ことが出来る幸福感を味わえることなのです。

キャベツを敢えて選んだなんて素敵ですね、たまたま
今月に長野県で生のキャベツを盛り込んだサンドイッチ
を戴いて、その天然由来の甘さに感激したばかりでした。
レタスも良いけれど、キャベツはNice Choiceでした。

引き続き炒飯も含めて、色々なワクワクするような
メニューに期待しております、ご馳走様でした。

ここぞと思った時、今こそと思った時が食べ時ですね。
まさに、今週は、私は「一楽」のランチメニューを
お店のブログで拝見して今週に何時かは、と考えていました。

昼前に中華街入口近くにあるお得意様へ書類を持ち込み、
さて一段落。さあこの機会に是非、一楽さんへ　とまっしぐら。
時間は１１時３０分くらい、店内の１階はほぼ満席。さすが！

席へ案内されるや否や、待ちに待っていた海老味噌チャーハン注文。
待つこと２０分くらい、その時間なんら問題なし。
美味い料理を作るには時間が必要なのだ。
その間、想像、思い込みなどが頭のなかをグルグル回る。
楽しい時間である、ただ残念なのは今日は仕事中、アルコール不可。
まあ良しとしよう、たまには抜かないと。

想像していたのは、海老を皮むき、脚取り、背腸取り海老の身を
蒸すか湯通しする。
その他をすべてすり潰して調味味噌作り。想像力は膨らむばかり。

席に着くと先に大根の漬物と塩味冬瓜スープが到着、これからが
長かったので手を付けずにおいた私、冷めたスープを戴くと、
これも美味し。
ようやく海老味噌チャーハン到着。見るからにパラパラ感が伝わってくる。

只のチャーハンではない、想像通りの、海老味噌チャーハンなのだ。
これは芸が細かい、というか最高の調理センス、技術の
素晴らしさ、芸術品です。

海老味噌はチャーハンの風味付けに、それとは反対に
具の海老は真白な柔らかい身を生かして、蒸したのであろう、
やや濃いめのパラパラチャーハンとは対照的に、他の野菜
具材とも相まってパラパラ、フカフカ、シャキシャキ感を
バランスよく味わえる素晴らしい出来栄えです。

以前からも一楽さんのファンではありましたが、なお一層
愛着がわいてくるのを、このチャーハンを戴きながら実感しました。
横浜中華街でランチタイムメニューに、大衆向けの価格設定で
なお且つ全く手抜きなく、渾身の調理を続けているお店は
「一楽」であろう。
以前のようにアラカルトの料理も食べたくなってしまった。
またお伺いします、ご馳走さまでした。

こちらでランチを戴くのは初めて。
実は当店のFBとかWebで週替わりとか、色々と
美味しそうなランチメニューを投稿されているのです。
その誘惑に勝てませんでした、そしてその品質に
偽りなしと感動いたしました。

以前にお伺いした時は、アラカルトで注文した料理を
戴いた時と同じ感動、幸福感を味わえました。
人間、本能の欲求に対する達成感があった時の感覚を
「幸福」と云うのでしょうか。
本能には、食欲、性欲、生理欲、出世欲、名誉欲等等
ありますが、今日、この時間、この瞬間生きている
ことに感謝できる食欲を希望どおりに達成出来た時の
幸福感が、生きる人間として大切なんですね。
金額は関係ありません、冷めている食事でも、期限切れの
食材でも、戴いた食事でも、その時に美味い、と感動
することが正直に大事なことだと思います。

そのような感動を味わえる、料理、サービスを提供する
お店は素晴らしいと思います。

この日に戴いた、鶏もも肉の揚げものは、カリカリに
熱々に仕上がっており、一口で食べるのではなく、
頬張り齧り付くことで、美味さ楽しさを感じられる
中華料理の極意でしょうか。

お店の皆様も、目配り気配りはとても良いです。
安心して食事を楽しめる環境は、最近ではなかなか
この界隈では無いものです。
また近々ぜひお伺いしたいと思います。
ご馳走さまでした。

2016年10月24日　初回訪問

平日ではあったのですが、念のため電話で予約。
お店の御主人も、大丈夫ですよ、と仰る。

午後1時過ぎ、横浜中華街、大通りは平日のわり
には結構混み合っている。なにか催しがあるんだろう。

この日のために、前日夜から空腹の状態にして
臨んでいるので、頭も、胃袋もすでに麻痺している。
危ない....

入店すると、さすが大通りのお店、一楽さん、9割は
席が埋まっている。２～３分待つと、直ぐに席に案内
される。結構回転は速いのかな。

因みに、私は一人でもじっくり味わい、楽しみ、妄想
するタイプなので、1時間から2時間はお店で過ごします。

一楽さんでどうしても食べたかったのが、
炭火焼き叉焼
よだれ鶏
ホタテのネギ油ソースがけ
海老の巻揚げ　などなど....

しかし、一人で食べる量にはやはり、限界はあります。
まず、紹興酒　1合を注文、美しいお酒の器ですね。
注ぎ易く、残りにくく、形が美しい、全て完璧ですね。
特に、注ぎ口の切れが、見事です。欲しくなりました。

本題の、お料理。
炭火焼き叉焼（\470/5枚）
チャーシューの味は、お店により様々な主張があり、
こちらの叉焼も、美味いです。柔かいです。これで
充分ですね。

四川名菜　よだれ鶏（\940)
肉は、ホロホロで柔かいし、辛味ソースもなかなか、
鶏の柔かさに対して、ナッツの香ばしさ、歯触りの
リズム感の変化の楽しみが、良いですね～

ホタテのネギ油ソースがけ（\1500)
白髪ネギとソースの塩梅が、歯応え柔かな湯引きホタテ
に馴染んで、つまみに最高ですね。

いやいや、ここまで全て、酒のアテ。冷菜です。
本当は、炒飯とか、焼きそばとか、マーボーとか
食べたいのですが、胃袋がすでに拒否。
今までのそれぞれの、料理の量がそこそこあって、
降参です。

そこで、最後に、蟹肉入りフカヒレスープ(\980)
塩味で、フカヒレも蟹肉もたっぷり、熱い....満足。

この次は、麺類、飯類、揚げ物を是非とも食べたいと
思います。ご馳走様でした。