麺・飯・品の3点セットVol.2/“海老ワンタンメン”、“チャーハン”、“シュウマイ”、全部美味しかった！！ : 奇珍

10月に孤独のグルメの食べる量の多さに誘発され、横浜中華街の広東料理屋さん“南粤美食”で、麺・飯・品の3点セットを完食、完飲したことに続く、第２弾としての訪問です。
今回選んだのは、横浜中華街から少し離れた山手の“奇珍（奇珍楼）”さんです。
“奇珍”さんも広東料理屋さんです。

例によって、開店11:30に対し、11:00前と早すぎる到着でした。
未だ、お店の前で待つお客さんはいません。
近辺を、ウォーキングで時間を潰します。
お店は、JR石川町駅から歩き、本牧通りの山手トンネルを抜け、三つ目の交差点”鷺山入口交差点”のすぐ傍にあります。
また、お店の前の本牧通りは、11:00～15:00の間は、駐車禁止が解除され、合法的に路上駐車が可能になります。
11:15頃になると、3台ほどが合法路上駐車をしています。

そろそろ、人が並んでいるのかな、思い、お店の前に向かいます。
列は成していないのですが、数名が屯しています。
車の中で、待っている人もいて、何方の後ろに並べば良いのか（？）分りません。
何となく、入口に近いところに、２人組と１人の方が並んでいるようでしたので、その後ろに取り敢えず付き、並んだようにしてみました。
すると、別のところで喫煙している“場を仕切りしそうな親父さん”が、「おー、そろそろ並ぶのかな！？」と、女性を私の前に、滑り込ませ、並ばしていました。
実は、この女性は“仕切り親父さん”（実は２名いました。）と、一緒のグループでしたので、私は７番目になります。
なお、車の中で、待機、待っていた方々は、行列が、定まった頃に、私の後ろに並んで来ました。
何だかんだで、15～16名の行列になっています。

11:30開店、順番に入ります。
特に、席は指定されなかったので、できるだけ奥の方の席に座ります。
１階フロアは、２部屋あり、入口側の部屋は直ぐに満席です。
私の座ったのは、奥の部屋への入口でした。
後から来たお客さん方は、奥の部屋に案内されています。

早速に、スタッフがお水を運んで来ます。
そこで、今回お願いしたのは、
　１．麺からは“海老ワンタンメン \1,270”
　２．飯からは“チャーハン \940”
　３．品からは“シュウマイ \550”
の三点セットです。
麺では、“竹の子ソバ”が、一番人気のようでしたが、海老もワンタンも、とする欲張り根性で、“海老ワンタンメン”にしたものです。

開店当初のお客さんへの案内・整理・説明、注文の受付などがありながらも、スタッフはキビキビした動き、互いに連携したりして、卒なくこなしているようです。

そのような非常に忙しない中、直ぐに、カラシの入った小皿とザーサイが運ばれて来ました。
カラシの小皿は“シュウマイ”用と、直ぐ分るのですが、ザーサイが何なのかが分りませんでした。
帰り、調べると“チャーハン”の付け合わせだとのことです。
この“ザーサイ”のことについては、”チャーハン”の項で、記述したいと思います。

先のことにもなるのですが、最初にスープの入る汁麺の関係が、各お客さんに運ばれていました。
その次は、汁の無い“焼きそば類”、その次は“チャーハン類”等、その各々の間に“シュウマイ”等が、運ばれていました。
お料理の種類毎に調理して、効率を上げているようです。
一挙に大勢の来客ですので、調理するのも大変です。
入って来たお客さんのお料理の順番で調理するのでは無く、ある程度のお客さん毎の注文内容のロットを把握し、お料理の種類毎に調理していくことは、効率的で、お客さんもお店の方も、相対的な意味で、時短が出来ます。
大賛成です。

１．“海老ワンタンメン”
最初に運ばれて来たのは、大きな丼に、汁（スープ）の入った“海老ワンタンメン”です。
最初に見たときに、オヤー！！・・っと、不思議に思ったのは、大きな海老が、ワンタンの皮に包まれずにスープの上に、そのままの姿で、乗っていたことです。
食べていく内に、段々と納得していくのですが、”海老ワンタンメン”とは、”海老”と”肉ワンタン”の入った”おそば”です。
”海老入りワンタン”の”麺”ではありません・・・です、でした。
もう一つ驚いたのが、その具の多さです。
海老5尾、肉ワンタン、キクラゲ、タケノコ、ニンジン、セロリ、タマネギと、本当に具沢山で、麺は上から覗いても見えません。
野菜は種類も、量も非常に多く入っているのです。
肉ワンタンは、心構えができていなかったため、食べて行く内に皮と餡が分かれてしまい、数えられませんでした。

スープは一口で、野菜の甘みを、感じる醤油味のスープです。
野菜の旨味と甘さを。感じさせる本当に甘いスープです。
充分に野菜と海老の旨味が入り、コクのある美味しいスープです。
最初のレンゲの一啜りで、完食は当然、完飲もできると確信を持ったものです。

麺は細麺、ストレート、チョット柔らかめです。
柔らかになった麺はスープを良く纏い、甘いスープ・麺が一体化し、美味しいです。

大きな海老は、プリプリの食感です。
肉ワンタンは、餡が少なめで、皮を食べるタイプです。
薄く、柔らかい皮は、それだけでも麺と同じで、スープと一緒に美味しく食べることができます。

甘さが際立ちつつ、優しくも野菜からのエキス・旨味が、充分感じることができるスープを中心とし、麺、ワンタン、そして海老を、大変美味しくいただくことができる一杯でした。

“チャーハン”にはスープが付きますので、“チャーハン”が、運ばれてくる前に、完食、完飲してしまいました。

２．“シュウマイ”
数名の方が、お土産用でお願いしていました。
運ばれて来た時には、ワーッと中華料理屋さんらしいシュウマイ臭が漂います。
タマネギの甘い香りで、決して嫌な臭いではでは、ありません。
適度な蒸し上がり状態の“シュウマイ”は見た目、シワシワ、不揃いで手作り感、満載の“シュウマイ”です。
シワシワになるのは、皮が薄いからだと思われます。

最初はカラシを浸けずに、そのままをいただきます。
皮は薄いのですが、皮のモチモチ感は伝わってきます。
餡がギッシリと詰まり、肉々しくも、味付けがシッカリしており、タマネギの甘みを感じます。

カラシを浸けても、美味しくいただきましたが、私は何も浸けずに食べた方が、より美味しいと感じました。

３．“チャーハン”
”チャーハン”は、”スープ”と最初に配膳された”ザーサイ”の３品で構成されます。
大きめの海老が、“チャーハン”の上に乗り、運ばれてくるのですが、“海老チャーハン”では無く、名前はそのままの“チャーハン”です。
なお、“奇珍”さんのチャーハンメニューは、この１種類だけです。
また、お皿では無く、丼で、深型になっています。
かなりの量が入り、冷めにくくなっています。
具は細かく刻まれ、シッカリと炒められており、香ばしく、美味しそうな濃い色合いの “チャーハン”です。
確認できた具は、大きな海老、グリーンピース、赤いチャーシュー、卵、刻みネギ、ナルト（？）です。

食べた感じは、シットリ系です。
多くの具材からの水分により、お米がシットリ系に近づいているのでしょう。
それでも、お米の粒同士の塊は、全くありません。
米粒はシットリ、全体的にはパラパラと言う感じです。
それぞれが細かく刻まれ、シッカリと炒められることにより、旨さが混じり、一体となり、美味しい味が、濃くなっています。

中華スープは、濃い目の混濁した醤油色のスープに、刻み長ネギの緑色が映えています。
香りと、見た目のコントラストで、食欲が進みます。
生姜の風味が、ほんのりと香る美味しいスープです。

最初に配膳されていた”生ザーサイ”は、”チャーハン”の付属品とは思えない立派な一品です。
塩っぱくて、冷たくて、美味しい！！お酒に合う一品です。
ご飯や、お茶にも合い、食べ過ぎ、塩分注意です。
家飲みのアテにでしょうか？お土産にしている方がいました。

予定の三品を、完食、完飲しました。
お皿、丼は合わせて、全部で６ツでした。
お腹はイッパイです。
ご馳走様でした。

麺・飯・品の3点セットVol.3は、来週予定しています。
横浜中華街のお店で、楽しみにしています。