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店名 |
角清
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん、かつ丼 |
予約・ お問い合わせ |
045-251-0034 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR根岸線「関内駅」から徒歩3分 関内駅から373m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、JCB) 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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その辺りにまったく長けていないのだが、桜木町の西側、野毛という界隈を南に落ちて運河を渡らなければならないよう。
店の位置を示すスマホのマーカーまでの距離はまだ遠かったが、川を越えたところで、ああ、これは新型コロナ騒動の渦中、都内の映画館が早々に全滅し、千葉の舞浜かみなとみらいの集合映画館への遠征を余儀なくされていたわずかな時期、飲食店が軒並みシャッターを開けるか開けないかの中で、お散歩写真中一度通りかかったことのある、しかしちゃんと営業を続けていたあの骨太のお店かなぁと思い出す
<R2.6.27>
「角清」
年期の入った建物ながら自動ドアに改修された戸をくぐれば、数組の先客におばちゃんが一人、孤軍奮闘していた。
日本そば屋に全く以て相応しい仄暗い空間。奥へと進もうとしたら除菌をお願いしますと言われて素直に従い、更に陽の明かりの届かぬ一番角っこへと案内されたが、私にとってはお誂え向きの場所とも言える。
―― この(屋号としての)“角”のおばちゃんの接客は、最低限かも知れないが不足もなし ……
ふと目の前の卓に着目すれば、永年使い込まれて面取りのRが派手にすり減って大きくなってしまってはいるものの、表面から厚みの部分へと落ちる木目の連続性が、紛れもなき単板であるということをさり気なく証明している。
随分と蒸し蒸しするなと思いつつ、でもシュウマイとか肉まんはもっと辛い思いをしているはずと自分を励ましながらここまで歩いて来たが、ようやく一息ついて開襟シャツのボタンをFull openさせたところ、中のTシャツには既に大きく、地球ではないどこかの地図が描かれていた。
「煙草吸っていいの ?」
向こうのお客の問いかけにおばちゃんが何て答えたかは聞こえなかった。すぐに自分の卓にも、端っこながら堂々灰皿が載っているのを見付けてしまったけど ……
“かき揚げ丼” @1,300也。
品書きに<おそば付き>と見えていたが、何も聞かれなかったし、意地悪でこっちも黙っていたおそばは(笑)、お椀に盛られたつめたいおそば。お椀だけどぶっかけ式でないところが個性といえば個性か。
メインのかき揚げ丼はどんぶりのサーフェイスの2/3ほどがかき揚げで、残りのわずかな面積はアジかキスの、白身魚の天ぷらでカヴァされている。
もう一見して質(たち)の良い細打ちのそばを目の当たり、こんなお椀に盛らせてしまった罪悪感ににわかに襲われたなら、私はふつうこういった揃いもので注文した場合はそばの“のび”など敢えて気にせずに、ご飯ものとそばを交互にやってそのコントラストを愉しむ派なのだが、そばの表情とは逆に意外にも猪口たっぷりに注がれたつゆを左手にキープしたまんま、先ずはそばからぜんぶやり切ってしまうことに決めた。
特に期待していなかったせいもあるのだが、こちらのそばは完全に、そばだけでひとり立ち出来る質を持った真っ当なものだと思った。
かき揚げ丼はピーマンや、とりわけミックスベジタブルの流用に依って形作られていたが、そば屋のお昼の揃いものとしてどこにも破綻している部分は感じられない。
白身魚の天ぷらが実はサツマイモの天ぷらだったことは、衣の跳ねを尻尾と見間違えた、これは完全に私のミステイクと言えよう
(笑/ふつうサツマイモと魚見間違えるかよ !?)
向こうの男性がお酒を割る為か、「つめたいそば湯 !」と求める声がはっきりと聞こえ、瞬間なんだそれ !? とスパークした訝りを粉砕するかのように、おばちゃんはふつうにそれを茹で場に通すよう。
―― つめたいそば湯って何だよ ? 縮めて言ったらそれって“冷たい湯”ってことだからね。ちゃんと“そば水”って言わないと (半端なくまずそ~、それ)
兎も角場所柄、今日のお昼ご飯には何の期待もしていなかったんだけど、意外にもちゃんとしたおそばを食べることが出来たということだけで十分にlucky !
駅まで戻るのにいつもの、“近道”を謳いつつ一歩間違えたら笑うに笑えないほどの絶望的遠回りを強いられる(方向感覚の無いお前だけな !)“野毛ちかみち”へと果敢にも潜行し、モグラ叩きのモグラさながら絶体絶命、どきどきしつつ地上へと這い上がる穴を模索する俺 ……