歴史を感じるような雰囲気で、非常に落ち着いたゆったりとした空間 : カフェドゥラプレス

この日はかみさんと横浜をブラブラ。

やって来たのがこちらのカフェ。

場所は、関内の日本大通り近くにある横浜情報文化センター2F。

近くでの野暮用を終えたのでランチまでの時間をこちらで過ごそうかなと。

ヨーロピアンクラシックな雰囲気が漂うカフェという触れ込みでしたので、
お店の外観もそれなりかなと思いきや、横浜情報文化センター2Fそのものが、
結構な殺風景でして、こちらのカフェもその影響を受けまくっている印象。

開店時間近くに入店するとお客様は一組のみ。

お好きなところにどうぞとのことでしたので、
入って右奥の窓に面した4名掛けテーブルに座ることに。

メニューを頂きしばし検討します。

この後、ランチが控えていますのであまりカロリーを摂取するわけにはいかず。
されとて二人ともドリンクのみというのもツマランので、

・ザッハトルテ　500円
・自家製ジンジャーエール　650円
・ココア　580円
合計：1730円

をオーダーすることに。

厨房は見えませんが、接客担当は女性2名で切り盛りしていました。
ランチタイムになると増員されるのではと思います。まだ朝ですからね。

BGMは、静かな音量でジャズが流れていました。
会話をしていると聴こえない程度の音量で。

先行レビューの内覧写真を拝見するとかなりゴージャスで
クラシカルな雰囲気を感じたのですが、それでハードルを上げてしまったせいか、
実際に伺ってみると期待ほどでもありませんでした。
もちろん、そんじょそこらのカフェよりは歴史を感じるヨーロピアンクラシックな雰囲気。

意外にも時間が掛かり、10分ほどでザッハトルテ、12分ほどでドリンクのサーブです。

・ザッハトルテ
　　真っ白なプレートでのサーブ。
　　ダークな色合いのザッハトルテに、乳白色のバタークリーム？が添えられます。
　　ザッハトルテは、チョコレートフレーバーのスポンジにアプリコットジャムを塗って、
　　チョコレートでコーティングしたケーキになります。
　　スポンジケーキの間には全てアプリコットジャムを挟んでいますので、
　　こちらのザッハトルテは、ホテル・ザッハー仕様に近いんだと思います。
　　ちなみに正式に認められているものとしてはデメルのザッハトルテもあります。
　　そちらは、アプリコットジャムを表面のスポンジにのみ塗るという違いがあります。
　　肝心の味はというと、表面をコーティングしているチョコレートの層が固いです。
　　それをぐっと突き刺していくと、スポンジの間からアプリコットジャムが漏れ出すと。
　　それらを一緒に口に入れると、チョコレートの甘さと苦みに対し、
　　アプリコットジャムの酸味と甘みがアクセントになっており、相対的に甘いのですが、
　　私でも何となくこれならいけるという風にまとまっています。
　　ちなみに添えられたバタークリーム？は甘味が結構ついており、
　　さらにはバタークリームっぽい風味と舌触りでしたので私もかみさんも活用せず。

・自家製ジンジャーエール
　　私のオーダーです。
　　本当は、コーヒー系にしようと思っていたのですが、
　　こちらにオススメマークが付いていましたので、
　　ジンジャーエール好きとしては急遽こちらにスイッチした次第（＾＾）
　　ロングタンブラーでのサーブ。
　　色味は確かに自家製っぽい土色。
　　飲んでみるとそこそこの辛味があります。もうちょい炭酸が効いているといいのですが。
　　後は、生姜片とか繊維とかも入っているとさらに私好みのジンジャーエールに。

・ココア
　　かみさんのオーダーです。
　　ザッハトルテと一緒に飲むにはどちらも甘いので失敗したかと
　　オーダーチェンジしようかと悩みましたが結局そのままに。
　　ただし飲んでみると一般的なココアのような甘みの強さがありません。
　　これであれば私でも飲めるココアの甘さですよ。
　　もちろん私はコーヒーの方が断然いいのですが、こういうココアもあるんだなあと。
　　かみさんもこれであればココアでも良かったとの感想。

この内容で1730円ですので、都心のカフェとかと比べるとCPいいっすね（＾＾）

それも歴史を感じるような雰囲気で、非常に落ち着いたゆったりとした空間で。

お店を出てからは階段を上がったところにある貴賓室を見学。

こちらの貴賓室は、関東大震災で大打撃を受けた横浜の復興状況を視察のため、
昭和天皇が横浜へ来られた際に、その休憩所として使われたそうです。
見学は無料ですので、こちらのカフェに寄った際にはご覧になっては如何でしょうか。

ご馳走様です！（2017/6/20現在、3.57ポイント）