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横浜・関内のギリシャ料理 二代目(三代目かな?)「スパルタ」
「世界で最も好きな料理は?」と訊かれたら、私は迷う事なく「ギリシャ料理」と答える。
私はプライベートで4度ギリシャに行くほどのギリシャ好き。
私をこのようにギリシャ行きに駆り立てたのは、もちろん歴史が好きという事もあるが、もう一つはこのお店のせいと言っても過言ではない。
と言ってもここではなく、阪東橋駅の近くにあった頃の「スパルタ」の話。
当時の「スパルタ」はギリシャ人のシェフの方がやられていて、あっさりしたものとこってりしたものが混在していて、それはそれは旨いものばかりだった。
店の一体感も半端なく、普段は無愛想なのに気分が乗ってくると突然踊りだすおばあちゃんや、いかにも面倒見の良さそうな女性スタッフのキャラクターもあってか、自然に他の客とも話すようになる。
今のここ「スパルタ」のご主人も、この頃はバーカウンターの中で飲み物を作っていました。
結局、私はここに学生時代から就職して地方に転勤するまでずっと通っていた。
ところが転勤先から東京に戻ってきた時、この店の料理はガラッと変わってしまっていた。
料理がどれもさっぱりしすぎていて面白みがない。
聞けば、初代のシェフが引退してギリシャに帰ってしまったとのこと。
店の雰囲気も、あのおばあちゃんが居なくなったせいか静かになって、しばらくすると店は無くなってしまった。
でも、神様は私を見捨てなかった。
しばらくして、同じ横浜の本牧に「パルテノン」という店ができた。ここがまた美味しい。
もっとも本場ギリシャの味に近い店だと言っても過言ではない。
また、海外への出張機会も増え、ロンドンのベイズウォーターやパリのサンミッシェル界隈のギリシャ料理店や、ニューヨークのブロンクスやカナダのトロントなどにあるギリシャ人街にも行けるようにもなった。
私はギリシャ料理というのは日本人に合うと思っている。
特に「ムサカ」や「タラモサラダ」などを嫌いという日本人はあまりいないと思う。
「スブラキ・ピタ」や「ギロ・ピタ」などはもっと流行っても良いと思う。
でも時は流れ、何故か日本中のギリシャ料理店は次々に無くなっていった。
名古屋の「アテネ」も、六本木の「ダブルアックス」も、本牧の「パルテノン」も、神戸の「ミコノス」も、私の住む埼玉の川越という街にあった「ヨルゴス」も続々となくなってしまった。
そんな時、10年ぐらい前に行ったことがあるここ新生「スパルタ」の事を思い出した。
その頃はまだ「パルテノン」が有ったのでその後あまりこちらには来ることなかったが、悪い印象という訳じゃなかった。
ただ、出てきた料理から判断すると、どちらかと言えば二代目のシェフに近い味だった。
元バーテンダーだった今のご主人が、どうせ料理を教わるなら、何故初代のシェフに教わってくれなかったのかなあ・・・などと思った記憶が有ります(苦笑)
そして先日、横浜で取引先とのランチの時、いつもなら中華街へ行くのだが、今回は相手が女性2人だったので、私の一存でここ「スパルタ」を訪れた。
前回の訪問時からは場所も移転し、店内もガラッと変わっていた。
広くなって良かった(羽衣町の頃は狭苦しかったので…)。
あまり時間もなかったので「パスティッチョ」と「タラモサラダ」(スープ・コーヒー付き)だけだったけど、以前よりも美味しくなってると思う。
連れの女性達も「また来ようよ」と言っていた。
今や蒲田の「スピローズ」などと共に数少ないギリシャ料理店となってしまった「スパルタ」。
世界中でギリシャ料理を食べてきた私には、「スパルタ」に限らず日本のギリシャ料理店が益々美味しくなってくれることを心から願っています。
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店名 |
スパルタ(SPARTA)
|
---|---|
ジャンル | ギリシャ料理、ヨーロッパ料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-4184 |
予約可否 |
予約可 10名様以上でのご予約はお料理のご相談もございますので、お電話でのご予約をお願い致します。お気軽にご連絡ください。また、ご予約の人数・コース等の変更がございましたら早めのご連絡をお願いします。お約束の時間から30分経過してもご連絡のない場合はキャンセルと判断させて頂きます。 |
住所 | |
交通手段 |
JR関内駅北口より徒歩3分 関内駅から345m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T9810063537994 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
55席 (50人以上のご利用の場合貸切にご対応いたします) |
---|---|
個室 |
無 10名様前後から半個室のお席を貸切に致します。(当日のご予約状況によります) |
貸切 |
可 (20人~50人可、50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店舗外の席には灰皿あり |
駐車場 |
無 店前にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、オープンテラスあり、電源あり、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可 |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、ソムリエがいる、ペット可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 お子様同伴大歓迎です。赤ちゃんや幼児をお連れになる場合はご予約の際に |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1953年10月1日 |
電話番号 |
045-253-1645 |
備考 |
ペットはテラス席のみ可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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妻と次男が横浜に用事があって出かけたので、私と長男が合流して「スパルタ」に夕食に訪れた。
「スパルタ」には私は今年2月にも来たが、妻と子供たちにとっては10年以上ぶりの訪問だ。
実は私の子供たちはギリシャ料理にはかなり造詣が深い。
もちろん私が大のギリシャ料理好きという事もあるのだが、以前私は名古屋勤務だった事があるので、彼らは物心ついた時から名古屋にあったギリシャ料理の名店「アテネ」に連れていかれてた。
「アテネ」はギリシャ名物皿割りダンスをさせてくれる店で、料理のクォリティも高かった。
私たちは名古屋を離れた後も、「アテネ」の閉店時にはわざわざ「最後の晩餐」を楽しむために遠征したほどだった。
その後も、この店や同じ横浜の「オリンピア」、地元・埼玉の川越にあった「ヨルゴス」にも行っているし、極めつけは家族でギリシャ旅行にも行ったことがある。
幼い頃から、友だちとの話題にもならないギリシャ料理店に何度も連れていかれて、訳が分からなかったであろう彼らが、本当の意味でギリシャ料理に目覚めたのはこのギリシャ旅行だと思う。
「今日はムサカとカラマリ(イカのフリット)を食べるぞ!」
「僕はバカヤロ(タラのフライ)とユベッチとタラモサラダ(タラコのポテトサラダ)」
現地に行った食べ盛りの彼らは大はしゃぎでギリシャ料理を食べまくっていた。
この旅行の後、彼らは自分達から横浜行きを頻繁にねだるようになった。
ギリシャ料理店と中華街へ行くためだ。
ただ彼らのお目当ての店は、残念ながらここではなく本牧の「パルテノン」。
そこは、ギリシャ大使館や政府観光局の人もよく訪れる店で、彼らは「日本ではここの『パスティッチョ』(ひき肉とパスタの重ね焼き)が最高だね」とか、「ここのユベッチ(ライスパスタ入りラムのトマト煮)がギリシャで食べたものにいちばん近いよね」などと生意気な事を言って店のマダムにかわいがられていた。
だがその「パルテノン」も数年前に閉店。
私は、閉店の1か月前に情報を得ていたが、子供たちは部活で忙しく「アテネ」の時のような「最後の晩餐」には行く事ができなかった。
彼らの頭の中にはこの時のことが残っていたようで、今回久々の家族での横浜行きにあたって、彼らは中華街ではなくギリシャ料理を食べる事を選択した(中華街でのお気に入りだった「海員閣」が閉店した(その後昼のみ再開?)ことも大きかったとは思うが…)。
彼らが大好きだった「パルテノン」はもうなくなってしまったが、10年以上ぶりのここ「(二代目)スパルタ」で彼らは久しぶりのギリシャ料理を大いに楽しんだ。
「メリジャノ」「カラマリ」「ムサカ」「タラモサラダ」「スブラキ」等が次々と彼らの胃袋に納まってゆく。
ただ、彼らの中での一番人気の「パスティッチョ」や「ユベッチ」は欠品だった。
ここは以前に来た時も品切れが多かった。
せめてメジャーな料理ぐらいはきちんと用意しておいてほしいものだ。
既に成人している上の子は「ベルギナビール」や「レギーナ(松ヤニのワイン)」を飲んでいた。
以前に家で飲んで大へんな思いをした「ウゾ」はさすがに飲まなかった。
また、店のマダムからデザートに「バクラバ」を勧められたが、アテネで(甘すぎて)ひどい目に遭ったことを思い出したのか二人とも速攻で断っていた。
名前を聞いただけなのによく覚えているものだと感心した。
また、「ここって初めてじゃないよね?」「以前はもっと狭かったよね」など、10年以上前に一度移転前の店に来ただけなのに結構しっかりと覚えているようだった。
「何が美味かった?」と聞くと、「メリジャノ」とイカのフリット「カラマリ」との事。
特に「メリジャノ」は、トルコ料理の定番「パティルジャン(ナス)のメゼ」よりも旨いとの事だ。
逆に「タラモサラダ」と「ムサカ」は美味しいけどイマイチとの事だった。
私も「ムサカ」は、もう少しパンチがあると良いなと感じていた。
(ひき肉がシナモンよりもスターアニスが効いてる方が良いのかな?)
帰路の途中、彼らにこれまでに行った日本のギリシャ料理店を5点満点で評価をつけさせた。
5・・・パルテノン(横浜・閉店)
4・・・アテネ(名古屋・閉店)
3.5・・・スパルタ
3・・・ヨルゴス(川越・閉店)
との事だった。
私の5点満点は横浜・曙町にあった頃の「(初代)スパルタ」なので、彼らの評価をちょうど0.5点ずつづ下方にずらすとほぼ一致する。
親子とは言え、つくづく好みは似ているものだと驚いた。
いずれにせよ、二人とも再訪を望んでいるようだった。
特に上の息子は女の子でも誘って来るつもりなのか、メニューを念入りに確認していた。