祝・8周年！野毛の人気ピッツエリアはパスタもイケてます！ : ピッツェリア キアッキェローネ

うちに遊びに来た母がpizzaを所望したのでこちらへ。
この2月で8周年を迎えられたとのこと。
もうそんなに経つかぁ、、、
すっかり人気店になりましたね。
急に決まったので予約なしで伺いましたが何とか入れた感じで予約してくるお客さんが殆どでした。
端っこの二人テーブルに案内され先ずは生ビール（ハートランド）とレモンビールで乾杯。
今まで目に入ってなかったけどレモンビールなんてあったんですね～
南イタリアっぽくていい感じです。

いただいたのは
◆ミックスサラダ　600円＋税
　リーフ類をフレンチドレッシングで和えトマトを添えたシンプルなサラダ。
　最初にちょっと野菜を食べたい欲を満たしてくれます。
　しかしこのネーミングはどうなんだろうとOPEN以来ずっと思っている。

◆冬の大定番pizzaコンドル（サルシッチャ、フリアリエッリ、スモークチーズ）1,800円＋税
　自家製サルシッチャがむっちり肉肉しい歯ごたえで肉汁を湛えめちゃ旨だった！
　これは具材じゃなく丸ごとで食べたかったなぁ～
　フリアリエッリの苦みもアクセントになって良いです。
　生地は塩味が弱く感じてもっちり感とかもこんなもんだったかなあという感じ。
　普通に美味しいのですがインパクトが薄いというか、、、
　たまたまだったのか自分の感じ方が変わったの分かりません。

◆牛ホホ肉のオニオン煮込みソース和えパッケリ　1,600円＋税
　パッケリはこのお店で初めて食べて未だここでしか食べたことがない凄い好きなパスタ。
　今回のソースはほろほろに煮込まれた牛ホホ肉の旨味とトロトロの玉ねぎソースがピロピロのパスタに合って超然の美味しさだった！
　pizzaで有名なお店だけど実はパスタの方がイケてる印象。
　ここに来るとどうしてもpizza、パスタを頼んでしまい肉料理などのメインディッシュにたどり着けないのだけれど今回のパスタソースから想像して絶対クオリティ高そう。
今度は思い切ってpizzaなしでメイン中心にいってみようかな。
サービスは相変わらずあんまり洗練されない。
ここはもうずっとこのままなんだろうなという気がしました。
子供でもお年寄りでも気軽に連れていけるファミレスライクな雰囲気がむしろ魅力なのかも。
母も気に入ったようで良かったです。

2週間ぶりの再訪です。
今回のヒットは…
ポルチーニ茸のクリームソース和えパッケリ　￥1,785－
パッケリはナポリ特有のショートパスタで、直径が５cmくらいの巨大なマカロニといった形状。
私は初めてお目にかかりました。
今はスーパーでもいろんな種類のパスタが揃っているしもう市場に出尽くした感があったのですがまだまだ知らない食材があるものです。
プルプルとした食感で、面積が広く空洞も大きいのでソースが絡みやすいです。

このポルチーニ茸のダシがふんだんに抽出されたクリームソースがもう～～～悶絶ものの美味しさでした。

ナポリピザが美味しいお店は増えてきましたがこういった郷土料理的なイタリアンもできるピッツェリアってなかなか貴重なのではないでしょうか。
ここのメニューはぜひ全品制覇してみたいです。


（2012年2月訪問時レビュー）******************************************************************
野毛坂通りの以前ドッグカフェがあった場所が暫く空き店舗になっていて何が入るかなと思っていたら何やら鳴り物入りのイタリアンがやって来た。
シェフがネームバリューの高いお店出身とのことでオープン当初からなかなかの混雑ぶり。
暫くオープニング用の限定メニューのみだったのがアラカルトの提供も始めたようなので行ってみることに。

ウッドデッキを設えたガラス張りの造りで奥がオープンキッチン。
タイルでキレイにお化粧された巨大薪窯が客席からも見えるようになっています。
フロアは２～６人用くらいのテーブルがちょっと詰め込み気味に並び、全部で４０席程でしょうか。
カジュアルな感じで現地のピッツェリアを彷彿させます。
そろそろ落ち着いた頃かと思っていたのですが店内ほぼ満席で待ちが出るほど。
念の為予約しておいて正解でした。

今回は二人で下記のものをオーダー。
　　　ミックスサラダ　￥630-
　　　ムール貝の黒コショウ蒸し　￥1,050-
　　　４種のチーズ和えペンネ　￥1,575‐
　　　pizzaマリナーラ　￥1,050‐
　　　赤ワインボトル（サレントネグロアマーロ）　￥3,000-

最初に運ばれてきたサラダはきっちり冷やされたベビーリーフに真っ赤な完熟トマトがたっぷり。
バルサミコ酢とオリーブオイル、塩で和えられてこの塩梅が絶妙でした。
この一品で既にこのお店は間違いないという予感。
お次のムール貝は大ぶりでプリプリ。こんな立派なムール貝、初めてお目にかかりました。
こちらも塩コショウ加減よろしくレモンを絞るとムール貝本体のみならず蒸したスープも立派なご馳走です。
ペンネのチーズソースもコクがあってトロリと舌触り良く、パンを頂いてお皿を舐めたかのように完食。
そしてメインのpizza登場です。
生地はもっちもちの歯ごたえで焦げ目が苦く感じる直前の香ばしい状態で縁と裏に満遍なく付いています。
中央部分もソースの水分でへたることなく切り口にエッジが立っている。
匠の業が感じられる逸品です。
トマトソースの味もトマト自体の味が濃くてしっかりとした味わい。
６等分にカットされたpizzaを二人でシェアする場合私は２切れを担当するのが常なのですが今回はきっちり３切れいただきました。
お皿に残った最後の一切れを『それ、私の分だからね』（睨）みたいな…(笑)

これはもう流石！と言うしかないけれど、これだけの実力派なら出自など全面に出さずに後々になって『実は…』みたいな方が絶対にカッコイイのに…。
でもきっと万を持してオープンしたのでしょうからお店側も必死なのかもしれません。

サービスはこなれた感はなくてちょっとぎこちない感じでしたが実直そうで好感が持てました。
慣れて余裕が出てきたらもっとよくなる気がします。

近頃の野毛はちょっとしたイタリアンブームになってますが数ある中でもこちらは頭ひとつ飛び抜けた印象。
近隣にこんな優良なお店が来てくれて嬉しい限りなのでした。