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店名 |
コテイベーカリー
|
---|---|
ジャンル | パン |
予約・ お問い合わせ |
045-231-2944 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR桜木町駅より徒歩3分 桜木町駅から114m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
1916年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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この日は、横浜の野毛・桜木町エリアの老舗巡りをすることになりました。
もっとも、巡りと言っても、そう何軒も回るほどの食べログ的バイタリティーはありませんので、いつもの通りランチ&ベーカリーということになります。
ランチは1926年(昭和21年)創業の洋食の名店「センターグリル」で名物のナポリタンを堪能しました。
そして、ランチの後は、こちらも桜木町名物として名高いお菓子「シベリア」を製造・販売している当店に立ち寄って、シベリアとともに翌日の朝食用パンを調達することにしました。
シベリアと言えば、昭和の世代には知れ渡っているお菓子ですが、最近は、2016年度上半期放送のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」で浜野謙太扮する仕出し弁当店「森田屋」の板前である長谷川が、森田屋の奉公人としてミスを犯してしまった主人公の高畑充希母娘を勇気づけるために差し入れるお菓子として使われたのが記憶に残っています。
ドラマの時代設定は、昭和10年代だったのですが、そのころにはシベリアはちょっと高級なお菓子として世に知れていたことの証かもしれませんね。
そのシベリアの製造元であった当店の創業は、1916年(大正5年)。今年=2021年で創業105年ということになりますね。
当店は、元々「日本堂」というパン屋として創業しました。
当時のパン屋には徒弟制度があり、和菓子屋などと同様で、修行したお店の暖簾分け独立時に、修行先のお店の名前をそのまま受け継ぐのが慣習になっていたそうです。
こちらも同様で、日本堂で修行された創業者が、新たに開業したお店なので、日本堂ということですね。
その日本堂ですが、戦後の一時期、小麦粉が統制品となり、製造販売するパン屋としての営業が続けられなくなったことで、喫茶店営業を採り入れます。
喫茶店とパンの仕入れ販売との二足の草鞋を履くことになり、これに伴い、店名も日本堂から「喫茶コティ」と改称されました。
因みにコティという名前は、フランスの香水王・フランソワ・コティ(Francois Coty:1874年~1934年)から取られたそうです。
戦後流行った香水・化粧品コティから名前を取ったお店は、美容室やブティックのほか、喫茶店についても昭和の時代に多く見られたみたいですね。
小麦粉の統制解除後に、その名前を残し、現在の「コティベーカリー」と再改称されたそうです。
当店の場所は、桜木町駅近くの音楽通りの入口にあります。
JR桜木町駅直結の野毛ちかみちから南1出口のエスタレーターを上がると平戸桜木通りに出ますが、すぐにある音楽通り入口交差点を右折するとすぐの右手に当店があります。
現在のお店は、昭和54年に建て替えられたものですが、それを機に、それまで扱っていた仕入れ商品(菓子類)を一切置かず、自家製造品のみの販売する形態に移行したそうで、当時の街のパン屋としては画期的な試みだったそうです。
この日は、ちょっと早めのランチを終えた11時半頃の訪店となりました。
こじんまりとしたお店に先客はいません。
店内は、入って正面がレジで、商品は、入って左右両サイドの棚に並べられています。
右側の棚にはパン類が置かれており、左側の棚は食パンと菓子類が並んでいます。
シベリアは両方の棚に置かれていました。
街のパン屋さんスタイルのお店ですが、シベリアは@350円。同じく看板商品の一つである甘食も@350円とかなり高めの設定です。
今回は、朝食用パンだけの購入という選択肢もあったのですが、わざわざ桜木町まで来て名物を買わないのでは、という貧乏根性が頭をもたげ、結局、以下5点を購入することになりました。
・シベリア@350円
・甘食@350円
・カレーパン@250円
・チーズパン@180円
・つぶしあんパン@180円
合計1,310円
レジにいた店主さんらしき男性が暗算で会計してくれます。
さして難しい暗算ではありませんが、今時珍しいですよね。
しかし、お値段は正直高いです。
儲けの源泉であると思われる看板商品のシベリア、甘食が高いのはある意味仕方ないとしても、パン類も街のベーカリーとしては決して安くはありません。
また、パン類は売り切れのものもあって、並んでいる数そのものが少ないのも気になりました。
持ち帰って、この日のおやつと翌日の朝食に供しました。
おやつにいただいたシベリアは、水羊羹をカステラ生地でサンドしたものですが、カステラはしっとりしておりコロッとした水羊羹との対照が面白いです。
ただ、味の方はどうでしょうか。
あまりセンスがいいとは言えない組み合わせだというのが正直なところで、決して美味しいものではありませんね。
昔はこれがごちそうだった時代もあるのでしょうが、お菓子全体のレベルが上がっている現在では相対的な地位が低下しているのは否めないと思います。
同じくおやつにいただいた甘食ですが、これまで食べた甘食と比べてパサパサ感がとても強いです。
それが美味しい方向に出ているかというと、決してそうではなく、甘食はやはり多少しっとり仕上がった方が美味しいですよね。
一言で言って、残念な甘食という感じです。
以上、二品は、お値段も高いし、まさに名物に美味いもの無しを実感してしまいました・・
それでも、名物だからと買っていく人がいて、お店の利益には大いに貢献しているのでしょうね。
朝食でいただいたカレーパンは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
いわゆる揚げカレーパンで、甘辛いカレーフィリングが包まれていますが、ぺったんこに潰れちゃっています。
具はにんじんやじゃがいもの原型は確認出来ますが、肉類はひき肉がかすかに確認出来る程度。
@250円ですから決して安くはないのですが、値段に見合ったクオリティは感じられませんでした。
最近美味しくてハイコスパのカレーパンを食べる機会が多かった(例えば、パンパティ ジョイナステラス二俣川店、もあ四季彩館、ブーランジュリー ミヨなど)だけに余計彼我の落差を感じました。
チーズパンは、レンジで15秒チンした後、600Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
とろけるタイプのチーズをロールパンの生地で包んだパンで、昔懐かしい味わいですが、ごくシンプルなパンなので、良くも悪くもチーズパンだなという感じ。これが@180円は高く感じますね。
つぶしあんパンは、「つぶし」となっていますが、いわゆる粒あんパンです。
粒あん自体は小豆の味がしっかりしますが、塩気が強過ぎるように感じます。
ちょっと酸味のあるパン生地も、やや焼き上げてからの時間の経過が感じられるような気がして今一つ。
こちらもあまり評価は出来ないですね。
ベーカリーについては、ある程度の狙いを定めて訪問すると、それほど期待に違わない評価の出来る店が多い印象があったのですが、そんな中で、最近のベーカリーの中では珍しく厳しい評価になってしまいました。
前述の通り、シベリアと甘食が足を引っ張っていた嫌いもあるのですが、それに安住していることもあってか、肝心のパンの方もコスパ的にもう一つ。
老舗個店ベーカリーとして応援したい気持ちもあるのですが、そこは冷徹に評価させてもらいました。
老舗でも、時代の変化に取り残されるところは淘汰されるのが厳しい現実です。
当店は、このやり方(利益率がかなり高そう)で長いこと商売されてきたのであれば、かなりの蓄積があるものと推測できますが、その蓄積を食い潰さないためにも、発奮材料にしてもらえればと思います。