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刺身盛合せ 最後の夜サービス
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トビウオの唐揚
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野菜と豚角煮
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トビウオすり身のつけ揚げ
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刺身 首折れサバ他
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焼き魚
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焼き魚
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山芋
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すまし汁
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若いパパイヤの和え物
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酢の物
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酢の物
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初めての屋久島へ、友達と3人で行ってきた。
目的は、我々共通の趣味(野外活動)のため。
東京から鹿児島で乗り継いで、3時間弱。
世界遺産に指定されて観光客は増えているらしいが、簡単に行ける所じゃない。
手配はすべて友達がやってくれた。
彼は屋久島にはもう5回も行っているのだ。
旅慣れた彼に任せておけば、すべて完璧にセットされるので、おいらはそれに乗っかるだけ。
シルバーウイークということで、今年の2月に予約をしたがいつも行っている民宿がすでにいっぱいでとれなかったとのこと。
急遽、ネットでなんの根拠もなしに予約したのが、この「美山」。
だから、たまたま予約がとれたということで、どんな宿なのかは行ってみないと分からないという状況のまま、やってきた。
昼間 島内をレンタカーで巡って遊びまわり、夕方宿に着いた。
今日から3泊お世話になる「美山」。
宮之浦の国道から少し山に入った坂道に面したところにあり、分かりやすいとはいえない。
気の良さそうなおばちゃんが迎えてくれた。
全8室の民宿で、我々は一人一部屋を使わせてもらう。
8畳の畳の間だが、とても清潔な感じだった。
連休前でまだ他の客は少なかった。
風呂を浴びてから食堂へ行くと、夕食を食べるのは我々3人だけだった。
言っては悪いが、民宿の食事なんてどこも似たり寄ったりで、全然期待してはいなかった。
海が近いのだから、新鮮な刺身とごはんさえあれば他にはいらない。
ともかくおなかが空いているので、早く食べたい。
席に着くと、すでに4品くらい(煮物・和え物・酢の物・焼物など)の料理が並んでいた。
どれもおいしそう。
そして、我々が着席するのに合わせて、刺身と味噌汁が運ばれる。
刺身は3種類で、見た目もとてもきれい。
そして、どれも新鮮でおいしかった。
魚の名前を聞いたのに、忘れてしまった。
アオサの入った味噌汁が、これまたうまかった。
そして、島の名物だという「首折れサバ」のしゃぶしゃぶが出された。
それも、野菜もたっぷり、サバもたっぷり。
最初はこんなに出てくるとは思わずに、すでに出されていた料理だけで食べるものだと思って、ご飯もお代わりしてガツガツ食っていた。
そうしたら、後から後から追加で出てきて食べきれなくなってしまった。
なんとかしゃぶしゃぶと刺身は食べたが、2品ほど食べきれずに残してしまった。
ご飯を3杯もお代わりするんじゃなかった。
二晩目は、学習していたのでご飯は1杯のみにして、おかずを全部食べることにした。
やはり7・8品が次々と出され、刺身は新鮮でおいしいし、酢の物などもとてもおいしいのだ。
刺身には、首折れサバも出された。
柔らかくてうまい。
とろろ汁に魚が入った温かい汁なんて、初めて食べたけれど、おいしい。
そして、トビウオのすり身をつけ揚げにした天ぷらがうまい。
中から熱々のチーズがとろけて出てきた。
おかみさんの旦那が調理を担当しているのだが、寡黙で全然しゃべらない。
でも、調理の腕は確かだねえ。
趣味で工作もやるとのこと、各部屋にある屋久杉のテーブルや、食堂のテーブルは全部このご主人が作ったものだというのを聞いて、びっくりした。
三晩目は、最後の夜だからと刺身が貝盛りになっていた。
量も多いし、見た目も豪華。
丸一匹のトビウオが唐揚にされて、豪快に出てきた。
頭からヒレまで食べられる。
香ばしくておいしい。
焼き魚、和え物、酢の物が必ず出る。
どれもこれも、新鮮で、腕もいいからおいしいのだ。
もちろん、朝食もおいしかった。
今までに泊った民宿のうちで、料理はここが一番良かった。(普通の値段で。値段の高いカニの宿などは別)
だから、ぜひ紹介したいと思った。
最初はそんなことを考えていなかったので、一晩目の写真は撮っていない。
2食付、8,640円。
今回3人が一部屋ずつ使わせてもらった。
本来ならシルバーウイークの稼ぎ時なんだから、二人一部屋が普通だと思う。
最初に予約を入れた時に 一人一部屋でと頼んだらしい。
申し訳ないことをしたが、おばちゃんは嫌な顔一つ見せなかった。
屋久島まで行かなければ泊まれないのだから、簡単には行けないが、屋久島で泊まるならぜひお薦めしたい。