【枕崎】磯野カツオもびっくり！卓抜な発想と美味さ。枕崎鰹船人めしSP。(*≧∀≦*) : だいとく

珍しく秋休みの家族3人道中は、初の鹿児島県巡り。旅を振り返りながら、ゆるゆると書き起こして参ります。最初のご紹介は、旅程的には前後がありますが、鹿児島市内から一番遠い枕崎から。

先ずは位置関係。鹿児島県はほぼ付根付近の鹿児島市を境に、西の薩摩半島、東の大隅半島の２つに分かれて南に伸びますが、枕崎は薩摩半島の南西部に位置します。鰹の水揚げ地としても有名ですね。

この日は、薩摩半島南部指宿の宿をレンタカーで出発、途中観光地を巡り枕崎の街並みに入り信号停車すると、ほんわかと良い香りに包まれ、妻とふたり⁇…。

これって、茹でた鰹の香りかなぁ⁈…
と呟きあっていると、横合いでホイールローダーが停車し、ガッガッガッ❗️ガタン❗️ともの凄い勢いで建物横の箱へ白い物体がバラバラと投下 Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ

白い物体は、箱で洗われている様子で機械を通して水から次々と引き揚げられるのは、鰹、カツオ、かつお。鰹、カツオ、かつお…。大量の鰹さん ^^;
此方は鰹節工場らしい。流石に枕崎、豪快です！

もう少し国道を進んだ先に目的の「だいとく」を発見。駐車場は、路地を入った先に用意されています。
見た目は田舎の食堂そのまま。中に入っても田舎の食堂そのまま(^^;ゝ
平日昼時、先客は作業着姿の地元の会社員2人。鰹ラーメンのセットを豪快に召し上がっていらっしゃいました。

私のお目当は、鰹の漬け切身を出汁茶漬けにして食べる「枕崎 鰹 船人めし SP」@880円。漁師が船の上で食べていた鰹船人めしを現代風にアレンジしたのだとか。旅行雑誌に紹介されていた品。
妻は珍しくかつおラーメン@750円、息子はかつお丼@850円。

ちなみに、その後相次いで来店されたのは、男女2組5人のお客さん。観光客風の皆さまの注文は、全員「枕崎 鰹船人めしSP」でした。旅行雑誌の影響って大きいんですね。

◆枕崎鰹船人めしSP
鹿児島県で行われている『Show-1グルメグランプリ』2011、2012連続受賞されたのだとか。地域毎の美味い物を持ち寄り、客が食べて美味しい店に投票するとの事。今回頂いていませんが、鰹の大トロ丼は2014に同じくグランプリ受賞。創意工夫のお店ですよね♪(^^)v

先ずは外見。大きめの丼にご飯がたっぷり。鰹の漬切身に錦糸玉子、梅干し、青ネギ、海苔、本枯れ節、アラレなど惜しげ無く盛りだくさん。
ご飯が緑に色付いていましたが、正体は確認できず。ご飯の下には鰹味噌が隠れているそうです。

更に追加トッピング用の本枯れ節と鰹せんべいに鰹の胡麻マヨ和えがセットに付いて来ます。

これで880円⁈ ホント⁈って言いたい。。

ポットに入った熱々の鰹出汁をたっぷり注ぐと鰹の漬切身がほんのり色付き、良い香り(=´∀｀)♪
食べ方に従って、丼の中身を混ぜ合わせ、お茶漬け風にサラサラ…。

美味い！いや、美味すぎます❗️(〃ω〃)
何と表現して良いか、ボキャブラリーが足りませんが、文句無く美味い！

掻き込んでも、掻き込んでも鰹の切身が顔を出し、鰹出汁の美味さに気を取られていると、いきなり酸っぱい食感。あっ、梅干しだぁ！これまた合います。

いつの間にか、サラサラがガツガツに変わります。

おっと、追加トッピング。箸を急停止❗️

本枯れ節をドバッと投下。
鰹せんべいを割り入れ、胡麻マヨ和えを投入し、もう一丁熱々お出汁を回し掛けます。

鰹の胡麻マヨ和え？なんだそれ…と思いましたが、これがまたお出汁にグッドマッチ！
出汁の香りを追うように、本枯れ節の旨味。
ふと鼻腔を揺らすのは、胡麻マヨの風味と味わい…。

誰がこんなモノ考えたんじゃ❗️と、訳のわからないツッコミを自分にかましたくなる。

ん？これじゃ、どんな味か分からない？
ごめんなさい、これ以上は表現出来ません（笑）→食べてください。是非❗️

◆かつおラーメン
実は妻は鰹イマイチ派。最近ようやく鰹のタタキが食卓に並ぶ様にはなりましたが、枕崎行きもイマイチ乗りが…。ただし、美味しい天然出汁の味は大好き。

そんな妻が選んだのはラーメン。
本枯れ節からとった出汁スープ、トッピングには鰹の切身と漬かつおの天ぷら。

ラーメンに切身？漬かつおの天ぷら？
こちらも普通は観光地キワモノに分類してしまうのでしょうが、妻曰く、先ずは出汁が美味い❗️とか。
そして、切身も、特に漬かつおの天ぷらは本枯れ節のスープに良く合って、美味しかったそうです。

スープをふた口ほど、お裾分け。ほんわか良い香りと味わいが美味しかった(^^)v

ハート型のナルトにウケていた妻。
早々に完食しだいぶお気に召した様子。

◆かつお丼
漬かつおの切身がこれでもか！というほどたっぷり。

味ですか？
鰹大好きな息子さん。出汁茶漬けを堪能していた父が、顔を上げた際には、切り身は全て、ご飯もほとんど彼の腹の中に収納済み(^^;

当然に父特権の味見はなし。かなり美味しかったそうです。→レビュー出来ません。m(_ _)m

ちなみにご飯量が多い丼飯は滅多に完食しない息子ですが、ペロリと食べていました。

枕崎の鰹堪能させて頂きました。
雰囲気は田舎食堂そのままですが、グルメグランプリを幾度も受賞されたのも、納得がいきました。創意工夫が絶えないお店ですね。

何年後か分かりませんが、機会が有ればまた是非伺いたいです。ご馳走さまでした！