国産・香川産小麦を使い、地産地消の丁寧な味作り : 麦香

2014.12.27　9回目の訪問

ちょうど1年ぶりの訪問。
50円の割引券の期限もとうに過ぎている。

お昼時なので店内は満席状態。
自分がひいきにしているお店が繁盛するのはうれしいことだ。
入り口近くのカウンターに座る。

今日は今まで食べたことがないぶっかけを頼む。
冬でも、麺のおいしさを楽しむなら冷たい麺に限る。
それから、鯛竹輪天とごぼう天を別皿で頼む。

おばちゃんがお客の肩越しにお盆を届けてくれる。
ガラスの器ではなく丼で良かった。
細麺の清楚なたたずまいの上に大根おろし、生姜、青いねぎ、レモンが載っている。

出汁をいただく。
甘みを抑えた醤油味の少し勝った淡味。

麺をいただく。
久しぶりの細麺。
最初の歯応えは柔らかい感触だが、噛み切るときの弾力がうれしい。
こういう麺が私は好きだ。

ごぼう天は山盛りだ。揚げたてで衣がかりっとして、中の味付けしたごぼうがうまい。
鯛竹輪もおいしい。110円でこのおいしさはうれしい。

ごちそうさまでした。


2013.6.17再訪

久しぶりに、麦香を訪れてみると、冷やし坦々うどんなるものがメニューにあった。
昔だったら邪道だと振り向きもしなかったろう。

でも、この頃、ラーメン屋さんや中華料理屋さんを回っていて感じたことなのだが、わたしのうどんの食べ方の考えに変化が生じている様だ。
麺と出汁を味わうために、かけと醬油かけうどん冷にこだわってきたが、もっと好きな物を自由に食べてもいいじゃないかということだ。

それで、冷やし坦々うどん大を頼みました。

肉味噌、白髪葱、トマト、水菜と清涼感が一杯だ。

ラーメン屋さんの坦々麺のように濃厚ではないが、かけの出汁に練りゴマと辛味が効いているなかなかおいしい。
肉味噌がピリッと出汁にコクと刺激を与える。
白髪葱もいい仕事をしている。
おいしく出汁を全部飲んでしまいました。


2013.4.8再訪

麦香にはあれから4回ぐらい訪れている。

お気に入りは、1日限定15食のカレーうどんのセットだ。
カレーうどん、温泉卵、ご飯、日替わり小鉢、プチデザートが付いていて500円の安さだ。

そして、カレーうどんがおいしい。
メニューにはクリーミーでちょっぴりスパイシーなクリーミーカレーうどんとある。
このうたい文句通りで、カレーとうどんのなじみがとても良い。
まるで煮込んであるようだ。

それでいて、カレーの香辛料の刺激も失っていない。

うどんを食べた残りのカレーにご飯と温泉卵を入れて食べるのも至福の時間だ。

カレーうどんはほとんど食べたことがなかったけれど、このカレーうどんセットははまってしまった。


2012.12.2　最初の訪問

私の通勤路にお店がある。
川八うどんから麦香に変わりとても気になっていた。

現在メタボ対策で休日にしかうどんを食べられないようにしているので、休みの日まで会社の近くに来る気がなく、訪問するのが遅くなってしまった。

店に入る。内装などは変化がない。
メニューを見る。

メニューの裏を見る。
「麦香bakukaのこだわり」とある。
小麦粉は、北海道産のキタホナミと香川産のさぬきの夢をブレンドしているそうだ。
そして、注文の都度茹でるそうだ。
麺には期待できそうだ。
ここは麺の味が一番よく分かる醬油うどんにしよう。
天ぷら等も地産地消にこだわり、竹輪は観音寺から、ごぼうは農家から土付きで仕入れ、揚げたてを出してくれるそうだ。
これも期待して、鯛竹輪とごぼう天を頼む。

醬油うどん、鯛竹輪とごぼう天が届く。
そうそう、セルフではなく一般店です。

醬油うどんは川八うどんの時は薄めの出汁がたっぷりだったが、麦香では特製だし醬油がついてかけるタイプとなった。
麺に載っている、大根おろし、おろし生姜、葱、柚を少しどけて、麺だけに醬油をかけて麺を楽しむ。
つやは少しかけるが瑞々しい姿。
箸でつまむと伸びもあり、噛むと柔らかい弾力がある。
なお噛むとモチモチとした触感があり、最後にしっかりとした弾力もある。
なかなかいいです。
私の好きな麺です。
どんどん進みます。

竹輪天は川八と同様のおいしさです。
ごぼう天もけっこうたっぷりあります。
ささがきや千切りではなく、縦に半切りして、薄味に煮て天ぷらにしてあります。
ごぼうの風味が感じられます。
私の好みでは、もうちょっと固めでごぼうの香りがあればいいな。
でもそれでは、お年寄りが困るかもしれない。

うどんも、天ぷらも丁寧な作りで、それぞれの味が生きていると思いました。
私の好きな店が増えました。

一つ要望があります。
器がガラスで冬だと少し寒々しい感じがします。
陶器に替えてください。

ご主人に伺うと、川八うどんとは関係はなく、川八うどんの主人が体を壊されて、店を居抜きで使うことになったそうです。
粉は、最初北海道産1本で行こうと思ったそうですが、さぬきの夢2009の出来がよかったのでブレンドすることにしたそうです。
竹輪天は川八うどんの名物だったので引き継いだそうです。