真面目で個性もあり、ふくよかな旨みが好印象『欽山製麺所』俺、うどん県で初めてラーメンを食うの巻！ : らぁめん 欽山製麺所

こんにちは。暑さに弱いので、夏が近づくとブルーになる俺です。
「娯楽 ＝ ラーメンだ！(`･ω･´)」
と断言できる、人生終わってる感漂う俺です・・(ﾟдﾟlll)
ラーメン食うだけでストレス解消になる、変態です。
そんな悲惨な俺が・・
　
こ　の　俺　が　！
　
ラーメン1,250軒も食ってる俺が！
唯一遠征で訪問して、一軒もラーメンを食わない県。
そ　れ　が　香　川　県　だ　！ ( ﾟДﾟ )
　
　
以前は九州からわざわざ、讃岐うどん食う為に行っていた憧れの「うどん県」
まぁ親戚が住んでるので、北九州在住時でも、ちょこちょこと来ていた高松。
大阪に転居して、グッと近付いて行き易くなったのは有り難い！(´∀` )
　
で、
気軽に行けるようになった「うどん県」なのだが・・
　
うどんばかりで、マジにラーメン食ってなかった！(;ﾟДﾟ;)
　
ある日の遠征時、そんな事実に気付いた俺。
食べログ高松市ラーメンランキングをチラ見したとき、意外に高評価なラーメン屋を発見。
それがここ『欽山製麺所』
　
何だとぉ！？
う ど ん だ け じ ゃ な い の か 「 う ど ん 県 」！？(;ﾟωﾟ;)
　
で、
遂に香川県初のラーメン屋へと行ってみた。
　　
●場所は、琴電片原駅から徒歩1分。超近い。
●専用駐車場は無し。
　付近のコインパーキング(60分100円程)を利用。
　
【　外　観　】
外観は木目基調のイマドキな居酒屋っぽい、そこそこ上品な店構え。
カジュアルな雰囲気で入り易い。
シンプルで親しみ易いデザインだ。
　
【　店　内　】
● 座席
カウンター、テーブル式対面カウンター席
テーブル席、小上がりの座敷と全部揃った構成。
お一人様から、家族連れまで対応可能ッス♪
　
● 内装
深緑と木目を基調とした落ち着いた色調の和風内装。
上品だが気兼ねない、居心地の良い空間。
シンプルでスッキリ片付いていて清潔感がありました。
　
【ラーメン用卓上調味料･無料サービス】
● 卓上にはゴマ、コショウが置いてあった。
● 箸は洗い箸、ティッシュ常備、店内禁煙。
　ハンガー有り。お冷２杯目以降セルフ。
　
で、
　
【メニュー】
メニュー表を眺め口頭オーダー、後精算。
●デフォルトは「鶏そば」700円(鶏白湯魚介醤油味)
●「赤鶏そば」750円(辛い鶏白湯魚介醤油味)
●「魚鶏そば」750円(煮干し味追加)
●「黒鶏そば」750円(焦しニンニク油入り)
●「中華そば」650円(淡麗清湯醤油味)
●「鶏つけそば」750円
　
う～ん、どうしてもうどんと比べてしまうｗｗ(ﾉ∀`)
うどんなら３杯食えるとか思ってしまう。
意外に香川もラーメンの価格帯が高めで、強気なんだな。(;ﾟ∀ﾟ)
　
そんな意外な事実に驚きを隠せずにいながら、「魚鶏そば」を頼んだ。

　
　ζ ζ ζ
.＿＿＿＿
.＼∽∽／
　└―┘
　
　
【魚鶏らーめん】750円
●サーブタイム　遅い←－－－－★＋－－－－－→早い
　適度なスピードで、手際の良さを感じる。
●丼は縁にラインが入り、底に草の模様の地味めな陶器製。
　ビジュアルは鶏魚介ラーメンにありがちなスタイル。
　上品さはあって、垢抜けていました。
　
　
≪　一　般　向　け　味　評　価　≫
●大筋情報・ダイジェスト。ライトユーザー様は、ここだけ見るのが無難。
　迷ったら詳細情報を参考に・・・普段アソコにはガン無視キメましょう！(=ﾟωﾟ)ﾉ
　
①スープ　　　☆４．１　★★★★★★★★
②麺　　　　　☆３．９　★★★★★★★
③トッピング　☆４．０　★★★★★★★★
④構成センス　☆４．１　★★★★★★★★
⑤満足度　　　☆３．２　★★★★★
　総合評価　　☆３．８　★★★★★★★
　
●フォーカスポイント！（味の焦点）m9(`☆ω･´)
　
①煮干しの香りが前に出て、分かり易いウマさを示す。
　やや丸鶏が引き気味だが、奥から持ち前の旨みでコクを押し出す。
　
　まろやかでふくよかな旨みで食わせる好感度高い構成。
　深みのある醤油の豊かで華やかな味が、晴れやかで快活に食わせてくれた。
　なかなかに真面目なスープで、丁寧な味です。
　
　
②麺は平打ち中太縮れ麺、加水率は中高級な自家製麺ッス。
　標準でチョイカタなのか？この店？(;ﾟДﾟ;)　　
　筋肉質で健康肌なのでゴワつき感じた。
　
　すするとブルンブリン踊って唇弾くのが特徴。
　勢いよくすすると汁散るｗｗ 汁散るミチルヽ(>ω<;)ノ
　
　グニグニ、シコシコ剛性ある強い歯応えと、ブッチンブッツン豪快な歯切れ
　ムッチリムチムチとした張弾力
　
　グニムチ筋肉質な食感で、噛み応えがある。
　パワフルで存在感高く、しっかりと顎のエクササイズキメてきたｗｗ
　
　
③トッピング：鶏チャーシュー、茎ワカメ、カイワレ、中ネギ、
　　　　　　細切り唐辛子、焼き海苔、特製煮干し粉。
●チャーシューは鶏モモ肉で、肉質な歯応えを残すが、硬くはなく食べ易い。
　味は控えめだが、皮を炙っていて、香ばしい香りが抑揚生んでいた。
　２個あって存在感あり、コイツはウメェッス。ヽ(´ω`)ノ
　
●メンマかと思ったら 茎 ワ カ メ wwΣ(ﾟ∀ﾟ;)
　ワカメラーメンがあるので、味的に相性が悪いワケないなと。
　コリッとした快活な歯応えで、味はマッチしていた。
　
●カイワレは上品な辛みをアクセントに加える。　
●ネギは、やや主張ある香味をアクセントにしていた。
●細切り唐辛子も薬味として上品にアクセント。
　
　ア　ク　セ　ン　ト　三　兄　弟　。(;ﾟ∀ﾟ;)
　
●海苔はパリッと歯応えがあって、香り良好で良質な海苔。
　
　
④ややスープ等の仕上げが粗めだが、仕事の丁寧さと真面目さは舌で感じ取れる。
　茎ワカメをトッピングするなど、個性的な工夫も織り込まれていた。
　
　バランスが良く、複雑な味の構成だが、軸がまだ安定感を得ていない印象あり。
　センスは垢抜けて、若者・女性・年配層、幅広い客層向いており、いい感じです。
　
　
⑤スープに量があり、麺も食い応えがあるのでボリュームは感じる。
　しかし、価格は高めでCPは普通レベル。
　味的な満足度は高めだが、量的には伸びなかった。
　
単体評価：☆３．８
※評価詳細基準は下記をご参照願います。
【評価基準】
http://tabelog.com/rvwr/neokunno1/diarydtl/36526/
　
.
　
≪　マ　ニ　ア　向　け　味　詳　細　情　報　≫
●以下、分析厨ゆっき～のメモ書き。分かる人は分る世界。
●「傾向グラフ」の見方
　 ★の位置で傾向偏差を表現。　大体左寄りがアッサリ系、右寄りだと濃厚系。
　 下記の「＋」の位置は、普通・中庸・適度・バランス良好・どちらも該当等の意味。
　 偏っている程に、個性や主張が強い傾向。　
　　　　　１２３４５　６７８９10
　例）少←－－－－－＋－－★－－→多　※この場合は、多めという意味
　
≪　スープ　≫
●ビジュアル
①濁度　　　　澄み透明←－－－－－＋－★－－－→濁り
②濃度　　　　　　軽薄←－－－－－＋－★－－－→濃厚
③トロみ　　　サラサラ←－－－－－★－－－－－→トロトロ
④脂溶け込み　プッカリ←－－－★－＋－－－－－→底まで融解
⑤油脂量　　　(総量)少←－－－－－★－－－－－→多
　　　　　　　(感覚)少←－－－－－★－－－－－→多
[特筆事項]
スープは茶色の鶏ガラスープで、煮干しの魚粉と一緒に鶏の肉粉も漂う。
完全に白湯ではなく、濁りある清湯って濃度。
脂は全体に薄っすら大中小の粒となって、魚粉と一緒に浮いておりました。
　
●味
①味付け　　薄い←－－－－－★－－－－－→濃い
　　　　シンプル←－－－－－＋－－★－－→複雑
②印象　　　素朴←－－－－－＋－－★－－→優雅
　　　　　　地味←－－－－－＋－★－－－→大胆
　　　　慎ましい←－－－－－★－－－－－→荒っぽい
　　　　　穏やか←－－－－－★－－－－－→攻撃的
③メリハリ　弱い←－－－－－＋－－★－－→強い
④食べ心地　軽い←－－－★－＋－－－－－→重い
　　　　　　優柔←－－－－－★－－－－－→キツガツン
⑤センス　　洗練←－－－★－＋－－－－－→無骨
⑥鮮度　斬新珍妙←－－－－－＋－★－－－→オーソドックス
[特筆事項]
煮干しの香りが前に出て、分かり易いウマさを示す。
やや丸鶏が引き気味だが、奥から持ち前の旨みでコクを押し出す。
　
ガンガンがっつく、味の押せ押せ感はない。
まろやかでふくよかな旨みで食わせる好感度高い構成。
深みのある醤油の豊かで華やかな味が、晴れやかで快活に食わせてくれた。
なかなかに真面目なスープで、丁寧な味です。
お陰で馴染み易く、飲み心地がよい。
　
　
●味の構成･構造
①飲み口　　マイルド←－－★－－＋－－－－－→シャープ
　　　　　　　ライト←－－－★－＋－－－－－→ヘヴィ
②口当り　　やわらか←－－－★－＋－－－－－→トゲトゲ
③飲み易さ　　　素直←－★－－－＋－－－－－→キツめ
④構成　　　　　繊細←－－－－－＋－★－－－→力強い
⑤味の流れ　　一直線←－－－－－＋★－－－－→多段
　　　　　　シンプル←－－－－－＋－－★－－→多重
⑥前に出る味　元ダレ←－－－－－＋－－★－－→ベーススープ
⑦インパクト　　弱い←－－－－－＋★－－－－→強い
　種類　パンチ系(軽)←－★－－－＋－－－－－→キック系(重)
⑧コク　　　　不明瞭←－－－－－＋－－－★－→豊か
⑨味の広がり　　狭い←－－－－－＋－★－－－→広い
⑩味の深み　　　浅め←－－－－－＋－－★－－→深い
⑪立体感・輪郭　　弱←－－－－－＋－－★－－→明瞭
⑫キレ　　　　　鈍い←－－－－－＋－－★－－→鋭い
⑬後口　　　　　　変←－－－－－＋★－－－－→良
⑭余韻　　　　　短め←－－－－－＋－－★－－→長く伸びやかに響く
⑮抑揚　　　　　平坦←－－－－－＋★－－－－→アップテンポ
[特筆事項]
ゆったり感あって、食べ心地が良く、まろやかで素直に飲めるスープ。
意外にインパクトで勝負していない。
豊かなコクで、旨みを広げ、スッと沁み渡らせることで食わせる構成。
適度な厚みもあるので、余韻が伸びる。
　
後口にやや煮干し粉のザラザラが残るが、それは魚介ラーメンの愛嬌だ。(´∀`)
ビューティスポットだ。
アクセサリーだ。
名残り惜しさが後口に残り、次の一口へと誘う落差を利用した立体的抑揚あり。
ただ終盤は味に慣れ易いので、ドーピングが必要。
　
　
●卓上調味料
①コショウはスープとの相性は良好で、味が締まる。
　後半戦～終盤での投入がおススメ。
②ゴマは相性は良いが、あまり効かないので抑揚出すには弱い。(´･ω･`)
　
●個性･特色
臭みやクセ、エグミ、嫌味はなく真面目な姿勢で隙が無い味。
クドさや、しつこさは感じませんが、舌にザラつきを残し易い。
食べ易く好感度の高い仕上がりだった
　
　
.
　
≪　麺　≫
● 麺線
①太さ　　極細←－－－－－＋－－★－－→極太
②線　　　直線←－－－－－＋－－－★－→チリチリ
③断面　　丸麺←－－－－－＋－－★－－→角麺
④加水率　　低←－－－－－＋－★－－－→高
　
幅２．０ｍｍ強×１．０ｍｍ強程の平打ち中太縮れ麺
断面はエッジの削れた長方形、加水率は中高級な自家製麺ッス。
　　
● 食感
①表面　ゴワゴワ←－－－★－＋－－－－－→ツゥルッツゥルン
　スベスベした舌触りだが、筋肉質で健康肌なのでゴワつき感じた。
　すするとブルンブリン踊って唇弾くのが特徴的だ。
②剛性　　　　軟←－－－－－＋－－－★－→硬
　グニグニ、シコシコ剛性強く、しっかりと力強い歯応え
③弾性　　　　低←－－－－－＋－－－★－→高
　ムッチリムチムチとした張りのある弾力。
　ブリンブリン踊るバネあり。
④伸縮性　　　脆←－－－－－＋－★－－－→伸びよ～ん
　ブッチンブッツンと切れる豪快な歯切れ
⑤コシ　　　　少←－－－－－＋－★－－－→富む
　グニムチ筋肉質な食感で、噛み応えがある。
　パワフルで存在感高く、しっかりと顎のエクササイズキメてきたｗｗ
⑥喉越し　　抵抗←－－★－－＋－－－－－→スルスル
　手応えを残して喉を通り過ぎる。
　勢いよくすすると散る。汁散るミチルヽ(>ω<;)ノ
　
● 麺全般
①麺の硬さ　バリヤワ←－－－－－＋－★－－－→ハリガネ
　標準でチョイカタじゃね？これ？(;ﾟДﾟ;)
　後半の硬さで丁度良かった。湯温が上がりきってなかったのかな？
②麺の量　　　少ない←－－－－－＋★－－－－→多い
③スープの絡み　　少←－－－－－＋★－－－－→豊
　味の持ち上げは適度。
　
　
.
　
≪ トッピング ≫
トッピング：鶏チャーシュー、茎ワカメ、カイワレ、中ネギ、
　　　　　　細切り唐辛子、焼き海苔、特製煮干し粉。
　
● チャーシューは鶏モモ肉で、肉質な歯応えを残すが、硬くはなく食べ易い。
　カットは適度で、厚みはやや厚め、２個あって存在感あり。
　味は控えめだが、しっかりと主張があって抑揚出していた。
　皮を炙っていて、香ばしい香りが抑揚生んで好感度高かった。
　コイツはウメェッス。ヽ(´ω`)ノ
　
● メンマかと思ったら 茎 ワ カ メ wwΣ(ﾟ∀ﾟ;)
　また面白いもん放り込んだなww
　コイツぁ初めてのトッピングだ。(;ﾟωﾟ)
　
　まぁワカメラーメンがあるので、味的に相性が悪いワケないなと。
　コリッとした快活な歯応えと、ワカメらしい味はユニークだがマッチしていた。
　
● カイワレはスグにしんなりする。
　上品な辛みをアクセントに加えるが、量は少なめ　
● ネギもしんなりして、やや主張ある香味をアクセントにしていた。
● 細切り唐辛子も薬味として上品にアクセント。
　
　ア　ク　セ　ン　ト　三　兄　弟　。(;ﾟ∀ﾟ;)
　
● 海苔はツナギがしっかりしており、パリッと歯応えがあった
　香り良好で良質な海苔。
　
Review end ( ﾟωﾟ )y─┛~~
　
　
.　
で、
ふむ、ウマいにはウマいが、うどんほど走らないなぁ・・。( ￣ω￣)
讃岐うどんは、異常に良いCPが、激しく満足度を加速させる。
なので、必然的に総合評価が高めに出てしまう。
正　直　反　則　臭　い　が 、 そ　れ　が　魅　力　だ ！
　
その魅力で県外からでも、うどんを食べに来させるワケだ。
　
是非これから、県外からでも、ラーメンを食べに来させるくらいに、
高松のラーメンシーンを牽引して貰いたい。
　
ポテンシャルはあると思います。( ￣∀￣)