無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
0768-82-0515
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
桑畑三十郎さんの他のお店の口コミ
そばの花(東浦和、東川口 / そば、うどん)
きんそば(児玉 / 食堂、ラーメン)
ECCOLA(浦和 / ピザ、惣菜・デリ)
chocolaterie S'more(西川口、南鳩ケ谷、川口 / チョコレート、マカロン)
いろりなかがわ亭(伊那本郷、伊那田島、七久保 / そば、郷土料理、天ぷら)
フランス料理ビストロやま(浦和 / フレンチ、ビストロ)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
ろばた焼 あさ井
|
---|---|
ジャンル | ろばた焼き、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
0768-82-0515 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
珠洲市役所から徒歩1分 |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
サービス料・ チャージ |
付き出し250円 |
席数 |
15席 (カウンター14席、座敷は最大35席、小上がり4席×2) |
---|---|
個室 |
有 (6人可、30人以上可) 個室は5名以上から |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、カクテルにこだわる |
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
公式アカウント | |
オープン日 |
1976年7月8日 |
お店のPR |
珠洲の新鮮な魚介類や人気の焼き鳥を目の前で!
能登半島珠洲で獲れた新鮮な海の幸、山の幸をカウンター席の目の前にある大きな焼き網で大胆に調理します。単品メニューは300円から、コースメニューは2500円からと価格が安いのも魅力です! |
その他リンク | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
by ホットペッパー グルメ
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
能登半島って大きいのね。金沢から能登半島先端の珠洲(すず)まで特急バスで2時間半。もしくは能登空港から乗り合いタクシーで50分。
というわけで、初めて訪れた珠洲市。本州で一番人口の少ない市だが、海産物をはじめ、食べ物関係はかなり恵まれた土地。地元出身のかたが「能登の魚をシンプルに味わうならここ」とご案内くださった。炉ばた焼屋というか居酒屋というか。
カウンターには能登の魚がいろいろ、黒板には、のどぐろ、ぶり、やりいか、はたはた、なまこ、といった旨そうな文字が並ぶ。
なかでも目をひいたのは、カウンター上の水槽で泳きまわる小さな魚、 魦(いさざ)だった。
魦(いさざ)は、北陸では春の風物詩だそうで、踊り食いや卵とじにして食べるという。
福井出身の作家・水上勉の「精進百選」という本に、子供の頃、春になると若狭の磯で魦がたくさん湧いて、茹でて酢醤油で食べたという記述があり、機会があればいちど食べてみたいものだと思っていた。
踊り食いというのはやや抵抗があったが、まあコレも経験だからと挑戦してみる。
頭のところを箸でしっかり掴んで酢醤油にひたし、そのまま口に運ぶ。箸でしっかりホールドしないと酢醤油の中で暴れまわり、カウンターの上が酢醤油まみれになる。
そのまま食べるとコリコリとした歯ごたえ、上がってからしばらく置くと、やや粘りと甘味が出てくる。まるで別物である。
この 魦、どこかで見たことがあるような…と思い、調べてみたら、「シロウオ(素魚)」と呼ばれる魚の地方名であることが分かった。(琵琶湖で獲れる淡水魚の「いさざ」もあるけれど、これは全くの別物らしい)
以前、津軽の「せっちゃんのエクスペリヤンスの家」でも、宿の前の川で獲れたばかりのシロウオをいただいたことがある。あれは確か5月の末だった。年にたった1週間ぐらい、産卵のために川を上がってくるシロウオを、四手網で掬うのだ。
メダカよりひとまわり大きい程度のサイズなので、よく稚魚と勘違いされるそうだが、産卵のために川を上がってくるわけだから、よく見ると小さな体で卵を抱えている。それを生きたまま齧ってしまうのだから残酷なモンである。
とはいえ、春の短い時期、日本海側のいたるところで、生命力のかたまりともいえる 魦(シロウオ)を、そのまま体にとりこむ「踊り食い」は、長い冬から目覚めるための「春の儀式」なのかもしれない。
他にも能登名産の天然岩海苔、鰤・やりいか・甘エビなどのお刺身、なまこ酢、ハタハタの唐揚げ、ぶりかま焼き、能登牛のステーキと、「地元らしいもの」を一通りいただいた。素材が良いから当然美味しいのだけれど、地方によくある「切って焼くだけ」の店ではない。お刺身の鮮やかな切りつけや、ハタハタ唐揚げのからりとした揚げ加減など、調理がちゃんとしているので都会のヒトでも安心して食べられるだろう。
ただし、醤油が甘いたまり醤油的なアレなので、関東のヒトにはちょっと不慣れかもしれない。
お酒は地酒が3種類ほどあったが、同行者のおすすめ「宗玄」を熱燗で。関西の酒蔵の杜氏は能登出身のかたが多く、杜氏が地元に帰って飲む酒だから、能登の酒はレベルが高いのだと聞いた。
面白いことに、これだけ海の幸がありながら、地元のヒトたちは焼き鳥だの唐揚げだのを注文しているし、店のおすすめメニューも魚以外のものが多い。あまりに当たり前にありすぎて、わざわざ店で魚を食べようという気にはならないのかな。
そうそう、意外にも、一番美味しい! と感じたのは「出汁巻き玉子」だった。
関東の甘い玉子焼きと、関西の甘くない出汁巻き玉子を合わせたような、ジューシーでほんのり甘い出汁巻き玉子。
地のものをたらふく飲んで食べて、お会計は5000円弱。
地元のひとも、外から来たひとも一緒にもてなせる店。近隣には一泊朝食付きで気軽に泊まれる旅館も多いので、旅館ご飯に飽き足らないかたの選択肢としてアリだと思う。