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金沢洋食文化が育んだ、コク深きブラックカレー。「キッチンユキ」-<カレー細胞>-
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ropefish
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店名 |
キッチンユキ 本店
|
---|---|
ジャンル | 洋食、カレー、オムライス |
予約・ お問い合わせ |
076-275-5946 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
国道8号線(金沢バイパス)沿い [金沢方向側] / 北陸鉄道バス 新徳丸(しんとくまる)バス停から徒歩約7~10分、白山市コミュニティバス 松任地区南循環コース アピタバス停から徒歩約5分 松任駅から1,381m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、JCB) 電子マネー可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | カウンター席あり、ソファー席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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金沢カレーの歴史を辿る旅。
こちらもまた金沢カレー成立の鍵を握る重要なお店。
金沢カレーが、洋食文化の伝統の中から生まれ培われてきた、そのことを今に伝える老舗洋食屋さんです。
「キッチンユキ」
まず、お店が巨大。
東京でこのスケールの洋食店って存在するのかしらってなくらい巨大。
家族でクルマに乗って洋食を食べに行く、そんな昭和のワクワク感が伝わってきます。
外観も巨大なら、厨房も壮観。
コック帽を頭に乗せたベテランシェフたちがズラリ並び、無駄のない動きで調理を続けています。
客席シートはモダンでハイカラなブルーグレー。
たくさんのテーブル席が規則正しく並ぶさまは、70年代のオシャレなフランス映画か、SFに出てくる宇宙ステーションのよう。
「キッチンユキ」の創業は1966年。
創業者は、宮島幸雄氏。
金沢カレー黎明期を支え、現在老舗と呼ばれるカレー店を興したシェフたちがみな、かつて「レストランニューカナザワ」の同窓だったことは良く知られています。
その初代チーフコックこそが現「カレーのチャンピオン」創業者であり、金沢カレーのスタイルを確立したとされる田中吉和氏だったのですが、実は宮島氏はそれより前、金沢の伝説的洋食店「狸茶屋」の厨房において既に田中氏と共に働いており、「ニューカナザワ」においてもサブチーフを務めるなど、互いに切磋琢磨する仲だったようです。
1961年に田中氏は独立し「洋食タナカ」を創業。
そのカレーが人気を呼び、1963年ころまでには現在の金沢カレーの原型となるスタイルが確立していたようです。
「洋食タナカ」のカレーレシピは「ニューカナザワ」の同窓であった今度忠氏に伝えられ、1964年、金沢カレー初の専門店「インデアンカレー」が誕生。
続いて1966年、金沢駅前に「キッチンユキ」が誕生します。
「キッチンユキ」創業にあたって「洋食タナカ」「インデアンカレー」に共通するレシピが宮島氏に伝えられたという話があります。
カレースタイルの共通性、シェフ同士の親交から察するに、きっとそのような情報交換はあったのでしょう。
けれどもそれがすなわち、宮島氏が田中氏のカレーをそっくり真似たということではないのかもしれません。
長きにわたり共に切磋琢磨してきた両氏。
「ニューカナザワ」時代に提供していたカレーは今の金沢カレーとは全く別のカレーだったようです(レシピが記録に残っています)が、その前の「狸茶屋」ではどんなカレーを出していたのでしょう?
その頃気鋭のシェフだった両氏は、厨房でどんなカレー談義を交わしていたのでしょう?
興味は尽きません。
「キッチンユキ」では、自店のカレーを「ブラックカレー」と呼んでいます。
実はこの名前、日本洋食のパイオニアであり、田中氏がかつて修業した「東洋軒」のカレーと同じ。
田中氏、宮島氏の交流の中で、洋食に対する互いの研鑽があったのではないでしょうか。
現在でも「チャンカレ」の社員が、金沢カレー黎明期の良き空気を守り続ける貴重なお店として「キッチンユキ」を訪れ勉強するといいます。
金沢の洋食文化が生んだ独特のカレー、そのルーツを語る上でこの店は外せないお店なのです。
「キッチンユキ」の魅力は、その料理バリエーションの多さ。
カレーだけでない、独特な金沢洋食の数々。
それらをいろいろな組み合わせで楽しむことができるんです。
どれにしようか、ワクワクしてしまいますね。
★トンカツカレー¥830
こちら、「キッチンユキ」が誇る「ブラックカレー」の代表作にして、金沢カレーの基本形。
「チャンカレ」がスパイシーな方向に進化したのに対し、こちらのブラックカレーはより黒く、コク重視に進化しているのが特長です。
辛さは控えめ。
しかし同様に黒い、現「ターバン」や「ゴーゴーカレー」とも異なった、旨味の強さが際立つ逸品。
★カレースパ&カレートンカツのせ¥1050
こちらはつまり、カツカレーとカレースパを一度に楽しめる欲張りな一皿。
金沢カレーの特徴でもある先割れスプーンでいただくのは、こうしていろんな洋食に応用できる理由もあるのかも。
・・・ま、先割れスプーンでスパゲッティ食べるのはちょっと時間がかかりますが。
★カレーベーキトンカツのせ¥970
こちらの名物の一つである「ベーキライス」にカレーとトンカツを合わせた一皿。
「ベーキ」は「bake」つまり「焼く」からきているそうで、つまり洋風焼き飯です。
こりゃあ楽しいですね。
★チーズカレーハントン¥930
いまや金沢の名物と言っても過言でないご当地洋食「ハントンライス」。
「キッチンユキ」の創業者宮島幸雄は、考案者を知っている数少ない人だったそう。
その味にブラックカレーを加えたハイブリッドな一皿。
魚の白身フライとタルタルソースがトッピングされています。
まさに金沢の、ここでしかいただけない洋食カレーですね。
金沢洋食の歴史と、金沢カレーの歴史。
その独特の空気感を味わうならここ。
わざわざ足を運ぶ価値のあるお店です。
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