これぞ本格江戸前寿司、至福のひととき : 鮨処 こいづみ

金沢市の繁華街片町に立地する寿司店。片町交差点から犀川方面に向かい、犀川大橋北詰交差点から木倉町方向に曲がって300m程、通り沿いなので迷う事はない。当日は事前予約のうえ2名で訪問。

●接客・応対
大将1人、フロア1人で応対も、手が届く人数しか入れないので、不自由はまったくない。カウンターの場合、基本的に大将が話しかけてくるので（江戸っ子調です、このあたりは好き嫌いのわかれるところ）、会話しながらの食事になる。食事の様子も随時目の端に入っているので、皿出しのタイミングは絶妙。
●雰囲気
真新しい店で空気が新鮮、店内は余分な装飾や余分な音楽がなく、簡素。気持ちが落ち着き食事に集中できる。繁華街の真ん中にあるが、外の雑踏が嘘のように静寂。
●メニュー
基本的につまみから握りまでおまかせ1本。好き嫌いは聞いてくれるので問題なし。
●そして実食
シャリは赤酢で小玉、やや酢がタッた感じで自分の好み。握りはやや小ぶりのなので、途中でお腹いっぱいになる事はない。タネは旬の食材のみを使用し、どれも一仕事している。北陸で食べる本格的な江戸前寿司。
●総評
当日は2人で30,000円のお支払い。タネの質、仕事具合、そして味、まさに至福のひと時。

■今日のオーダー（おまかせ）
★つまみ
◎刺身
（平目、梅貝、蛸吸盤、ムツ）
岩塩の皿に盛られており、
酢橘があれば醤油はいらない。
白身は適度に熟成されており
ネットリと甘い。塩が甘さを
引き立て、酒がすすむ。
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◎真鯛の酒盗
熟成させた鯛を漬け込んだのか
塩っ辛いどころか、ネットリした
芳醇な甘みと香りが口に広がる。
クリームチーズと合わせるのは
変化球だが、これは美味い1品。
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◎真烏賊の刺身
上質な烏賊はしっかりと処理され
ており、刺身としては文句なし。
細かく包丁が入っているので、
噛み切れなかったり、筋が歯の間に
挟まる事などないので、女性でも
安心して食べられる。
添えてある山山葵が何とも言えない
アクセント。
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★にぎり
◎中トロ
筋ばったところが少しもなく、口の
中で瞬時にとろける味わい。
脂がのってはいるが、しつこくなく
上質の脂。美味い以外の言葉なし。
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◎赤身
鮪が好きな人にはたまらない上質の
赤身。濃厚な味わいで、自分も中トロ
より、こちらが好み。身質がいいのか
赤身にも関わらず、口の中でとろける。
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◎白海老
軍艦ではなく握りで。
海苔の味に邪魔されず、白海老本来の
味を担当できる。自分は塩・酢橘が
好みであったが、こちらは生醤油で。
ほんのり甘みがある醤油で、これが
白海老によくあう。
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◎鯵
あまり好きなタネではないが、薄目に
キッツけてあり変化球。そのため
普通の鯵の食感とは異なり、好みの
タネではないが美味い。下処理も完璧
なので臭みもなし。
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◎鰤（づけ）
最近、鮪以外のタネをヅケで食べる事も
出てきたが、これは美味いよ。
王道ではないのかもしれないが、
美味ければなんでもよし。
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◎平目の昆布締め
十分に熟成され、甘みが引き出されている。
ねっとりとした味わいで、口の中で
甘みが糸をひく。これは美味い。
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▲小肌
大将自ら言っている事だが、相当に締め方が
強い。これはこれで美味いと言う方も多い
とは思うが、自分的には締めが強すぎて
水分がとんでしまっている感じ。
ちょっとパサつき感があるので、もう少し
締めが緩い方が自分はよい。
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◎煮蛤
これぞ江戸前の仕事。
ポーションも申し分なく、下処理も完璧。
このタネが出てくると気分が盛り上がる。
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◎穴子
煮穴子を煮ツメで食べるスタンダードな
江戸前穴子。最近は炙りを塩で食べるのが
好みであるが、これはこれでやっぱり
美味い。肉厚さ加減も文句なし。
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★ドリンク
・生ビール × 4
・瓶ビール × 3
・梅酒ロック × 2

■店内
・カウンター × 6席
・4人掛けテーブル × 1卓
・個室
■ 訪問時の状況
・訪問時間：金曜日（祝日）:18:00
・訪問人数：2人
・予約有無：事前TEL予約
・混雑状況：先客1組、後客1組
・待ち時間：無
・皿出し　：10分
■おしぼり
・布おしぼり
■箸
・割り箸
■トイレ
・男女共用
・様式
・ウォシュレット
・清潔度S（S～C）
■ポイント
・事前要TEL