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【再訪】近江町市場で金沢うどんの朝ごはん
金沢カレーに金沢おでんと金沢のB級グルメがマスコミで取り上げられる機会が増えて来ましたが、金沢うどんはまだ知られていないようなのでご紹介します。
作家の五木寛之さんは一時期を金沢で暮らしていたのですが、「金沢のうどんは、関西のように殊にコクがあるわけでもなく、関東のように濃い味でもない。ちょうど中間の、ややたよりない味なのだが、そこが持ち味ではあるまいか。うどんそのものもコシがあるような、ないような、いかにも前田家ゆかりの町らしいうどんなのだ。たよりないところが旨い、といえば身びいきと取られそうだ。ネギも中途半端である。京都のように青いネギでもなく、東京ふうの白ネギでもない。どっちつかずの金沢のうどんは、まことにその土地の気風をよく反映しているように思われる。…」と書いておられます。
要するにこれといった特徴のないうどんということなので、全国的に知られることは無かったし、これからも無いでしょうね。
市内のビジネスホテルに泊まった時の朝食に、8時から営業している近江町市場のうどん屋に行くことがあります。
ここは観光客相手ではなく、市場で働く人たちがさっと食事をとるためのお店です。
開店と同時に入ったら、早い時間は揚げ油も温まっていないので、天ぷらの入ったうどんは出来ないというので、いなりうどんの食券を購入してカウンターへ。
「うどんもまだ出来とらんさかい、ちょっこし待っとって」というので、様子を見るとおばちゃんが長~いうどんを15cmくらいに切って、うどん玉にしているところでした。
これは打ち立ての、茹で立てのうどんがいただけるということなので願ったりかなったり。
いなりは、油揚げを1cmくらいの幅に切った、関西で言うきざみうどんでした。
黄金色に透き通った出汁の中に真っ白なうどんが泳いでいる。
中太でエッジの立ったうどんは、以前よりはコシがあるように感じたが、讃岐のようなコシではなく、マイルドな歯応えです。
いかにも身体に優しいうどんなので朝ごはんにはぴったりでした。
2008年2月
2月の3連休の近江町市場は観光客で一杯でした。
近江町食堂などの少し名の売れた寿司屋、食堂はどこも長蛇の列で、お昼にありつけるには1時間以上は並ばないと無理な様子でした。
冷たいみぞれの降る中をお腹を空かせて並んでいるのも辛いので、何かすぐに食べられそうなお店はないかと市場内をうろうろしていて、店頭でうどん玉やつゆを販売しているこのお店を発見。
鰻の寝床のように縦長の店内はカウンターのみ18席ぐらい。
壁に面してカウンターのような荷物置き場が有るので、かばんやコートを置いたり出来るのは気が利いています。
さすがにお昼なので店内に数人並んでいますが、回転が速いので数分でカウンターに座ることが出来ました。
看板メニューの百万石うどんは海老と野菜の天麩羅をトッピングした天麩羅饂飩でした。
注文してから揚げ始めるので揚げたての熱々で食べられました。
うどんは玉饂飩ではなく、切っただけの生饂飩を茹で担当のオバチャンが両手でごっそり掴んでぐらぐら煮えたぎった大きな釜に入れて茹で上げているので、茹で置きでなく釜揚げうどんの状態で食べられるが嬉しいですね。
茹で上がると魚釣りで使うような大きな手網でうどんを掬い取ってどんぶりに盛り付けていきますが、これも目分量でどんどん箸で丼に入れていきます。
ちょうど揚がったばかりの海老、茄子、しし唐の天麩羅を載せて大根おろしをトッピングしたら完成でした。
出汁は昆布だしを主体にした薄味の上品な味でした。
冷え切った体に熱々の饂飩は、本当に有り難いものです。
麺は讃岐うどんのようなコシは無く、柔らかくソフトな食感でしたが、これはこれで美味しいと思いました。
でも、この麺はカレーうどんにぴったりだろうと思ったので、ついカレーうどんを追加注文してしまいました。
カレーは玉ねぎと肉だけのシンプルなカレーに昆布出汁がからんでトロリとしたカレーです。
ここの紅しょうがと刻み葱がトッピングして有りました。
思ったとおり、この柔らかいうどんはカレー味にもぴったり合っていました。
普通盛りでも結構ボリュームが有ったので。さすがに2杯完食すると満足、満足でした。
最近の近江町市場は築地の場外市場と同様に観光客相手の寿司屋や海鮮丼屋ばかりが次々出来ていて、本当におかずを買いに来た買い物客がさっと食べられるお店が少ない中で、ここは本来の市場の食堂ですね。
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店名 |
百万石うどん 近江町店
|
---|---|
ジャンル | うどん、そば、丼 |
お問い合わせ |
076-261-4722 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
金沢駅東口から徒歩約15分 北鉄金沢駅から990m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
16席 (カウンター席のみ 20席くらい) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近江町市場の駐車場か、最寄りの駐車場を利用 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
初投稿者 | |
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昨夜は片町の志げ野という寿司割烹でお腹一杯食べてから、中村堂というBARで寝酒を頂いたので、朝ごはんは胃に優しいものが良いなとバスで武蔵が辻まで100円で移動して近江町市場に向かいます。
といってもお目当ては鮨屋や海鮮丼の店ではなく、金沢うどんの百万石うどん本店です。
朝8時の開店直後に入ったので、揚げ油の温度が上がっていなくて天ぷらは出来ませんとのことですが、あっさりとした胃に優しいうどんが食べたかったので問題ありません。
券売機で玉子うどん500円の食券をポチッと押してカウンター席に座ります。
雪平鍋にうどん出汁と葱に青菜を入れて沸騰させたら、玉子を溶いて高い位置から回し入れて「かき玉」を作り、茹で上がったばかりのうどんの上から注いでトッピングして出来上がり。
駅そばや路麺店の生卵をぽんと割りいれただけの月見うどんとは、手間のかけ方が違います。
トッピングの赤巻き(赤い渦巻き模様の蒲鉾で金沢・富山ではポピュラーな蒲鉾)が2切れ。
少し甘めの昆布出汁に薄口醤油の黄金色の出汁に優しい玉子の食感が、前夜の呑み喰いで荒れた胃腸に優しい。
うどんもコシがなくて柔らかくて頼りないが、これが弱った胃腸には最適なんです。
再掲になりますが、作家の五木寛之さんは一時期を金沢で暮らしていて「金沢のうどんは、関西のように殊にコクがあるわけでもなく、関東のように濃い味でもない。ちょうど中間の、ややたよりない味なのだが、そこが持ち味ではあるまいか。うどんそのものもコシがあるような、ないような、いかにも前田家ゆかりの町らしいうどんなのだ。たよりないところが旨い。…」と書いておられます。
要するにこれといった特徴のないうどんということなので全国的に知られることは無かったし、これからも無いでしょうが懐かしい故郷の味なんです。