金沢・余呉 食を愛でる旅 Vol.1　金沢の夜は『ひやおろし』で乾杯！〜〜〜♪ : 長八 金沢片町店

2015.09.11

友人と2人、北陸2泊3日の "食を愛でる旅" に車で出掛けました〜♪

大阪をお昼の12時半に出発、阪神高速・名神高速・北陸自動車道にのって
福井県敦賀市「杉津(すいづ)PA(下り線)」→福井県南条郡「南条SA(下り線)」→福井県鯖江市「北鯖江PA(下り線)」
→福井県坂井市「女形谷PA(下り線)」→石川県加賀市「尼御前SA(下り線)」→石川県白山市「徳光PA(下り線)」と
6ヶ所のSA・PAを巡り、大阪から320km
5時間半もかけて、夕方6時過ぎに金沢市の中心部にあるビジネスホテルに到着しました。

同じホテルに東京の友人も宿をとって、3人で金沢の夜を満喫します！
半年前に東京の友人から、出張で大阪に行って帰りはできたばかりの北陸新幹線で帰る予定！ と聞いたので
それなら仕事が終わったあとで金沢で合流して寿司でも食べようかと、今回の旅行を計画しました。

当初は友人の馴染みのバーだけでこの日は終わる予定でしたが
予定以上に早く到着できたので、まずは居酒屋で軽く乾杯しようということになり
食べログから探して予約の電話をかけましたが、さすが金曜日の金沢中心部、どこもいっぱいでした(汗)
仕方なく、とにかく空いているところを探してみようと
8時にロビーで3人が合流してホテルの外に出てすぐの交差点で発見したのが
アパ片町第３ビル 2階にある、寿しと手造り料理のお店「長八 金沢片町店」
高級な居酒屋の雰囲気ですw

階段を2階に上って店内に入って、3名大丈夫ですか？ と聞くと
ちょうど空席ができたところのようで、すぐに奥の個室に仕切られたテーブル席に案内されました。
高速SA・PAでちょまちょま喰ってきたのでお腹はけっこう一杯(汗)
そこで、郷土料理や北陸の魚介類を使った酒の肴を中心に、3人で料理をシェアしようと
以下のものを注文しました。

◆天狗舞 山廃純米 ひやおろし 1合 880円(税別)
◆加賀鶴 山廃純米 ひやおろし 1合 880円(税別)
◆萬歳楽 ひやおろし 純米生詰
◆金時草の酢の物 480円(税別)
◆白山伏流水で作った冷奴 380円(税別)
◆畳干しほたるいか炙り 550円(税別)
◆梅貝煮 650円(税別)
◆梅貝の造り 1200円(税別)
◆秋刀魚造り 2種盛り 780円(税別)
◆五茸と小松菜のお浸し 380円(税別)
◆のど黒の塩焼き 1980円(税別)

まずは石川の地酒3種の『ひやおろし』で乾杯です！
"ひやおろし" というのは、半年前の冬に仕込んだ酒を程よい熟成状態となるこの秋口に生詰めして出荷したものです。
この時期でしか味わえないお酒で、白山市「車多酒蔵」の天狗舞・金沢市「やちや酒蔵」の加賀鶴・白山市「小堀酒造店」の萬歳楽
の3種のひやおろしは、それぞれ色も味わいも喉越しも違って
その違いを3人であ〜でもないこ〜でもないとお喋りしながら楽しく呑んでいきましたぁ
自分の一番のお気に入りは、喉越しよくサラッと呑めた『加賀鶴』だったかな？

最初に出てきた『金時草の酢の物』の加賀野菜 "金時草" は
葉の裏面の色が "金時芋"(キントキイモ)に似た美しい赤紫色であることから "金時草" と表記されるようになり
これをキンジソウと呼ぶようになったそうです。
水前寺菜とも呼び、ビタミンA・鉄分・カルシウムを含む夏の健康野菜で血圧の抑制効果があり
それを使った酢の物は、濃い緑色でぬめりが出て添えられたおろし生姜でさわやかに食べれます。

白山の伏流水で作った『冷奴』には小口切りのわけぎとたっぷりの鰹節がかけられて
濃厚な豆腐の味に醤油の風味が、冷酒にピッタリですw

初めて食べた『畳干しほたるいか炙り』は最高の酒の肴！
小さなホタルイカ身の中に内臓の旨味が凝縮して、濃厚な深い味わいは
これだけでずっと冷やを呑んでいけそうでした。

東京の友人が貝が食べたいというので注文した『梅貝煮』と『梅貝の造り』は
これまで見た梅貝の中ではもっとも大きく
梅貝の身を殻から爪楊枝でぐるっと回して取り出そうとすると大きくて爪楊枝が折れてしまい
結局は箸で取り出してかぶりつきました。
梅貝のお造りは初めて食べますが
コリコリして食感が凄く、酒の肴にぴったりです。

脂がのった秋刀魚の炙りとそのまま生の刺身の『秋刀魚造り 2種盛り』が登場ですw
実は若い頃は生が全くダメで刺身を食べれませんでしたが、今は逆に大好き！
特に青魚の脂の旨味にハマって、新鮮なイワシや鯖や秋刀魚の刺身は本当に旨いと思います。
この秋刀魚のお造りでは特に炙りが旨く、もっとたくさん食べたかったくらいです。

『五茸と小松菜のお浸し』の "五茸" とは、石川県で収穫された5種類のきのこのことで
能登町の椎茸・穴水町のぶなしめじ・金沢市のえのき茸・金沢市のなめこ・能見市の舞茸を使って
小松菜と和えたお浸しです。
このお浸しの味が昆布出汁で上品！
どちらかというと薄味ですが、素材を楽しむには絶妙の味加減でした。

最後に、3人が待ちに待った『のど黒の塩焼き』の登場です (^o^)／
境港の居酒屋で食べたことがありますが、思った以上に大きくて脂がのっていました。
皮はパリッと白身はふっくら、骨までしゃぶるとコラーゲンもたっぷり
高級魚 "のど黒" は最高に旨く、思わず笑顔がこぼれましたぁ！

このあとに友人行きつけのバーでしこたま呑む予定なので、これで打ち止め
地元の新鮮で旨い魚介類を堪能できました。
しかも1人あたり3000円ちょっとで済んだので、CPも抜群
金沢大好きになりそうですw

ごちそうさん (●^o^●)