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金沢で一番人気かもしれない居酒屋
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://plaza.rakuten.co.jp/yumeakinai/diary/201008200003/
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ジェームズオオクボ
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店名 |
いたる 本店
|
---|---|
受賞・選出歴 |
居酒屋 百名店 2021 選出店
食べログ 居酒屋 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 居酒屋、海鮮 |
予約・ お問い合わせ |
076-221-4194 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
野町駅から1,292m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
付き出し330円 |
席数 |
42席 (カウンター17席、座敷25席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1988年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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2016年6月 再訪
“飲食店の勉強代行業”の大久保一彦は金沢に出没しております。
続いての御勉強は、金沢の誇る居酒屋の繁盛店『いたる』です。
まずはこちらのシグネチャ、手取川の生酒からスタートです。
メニュー構成は地元のうまいものをうまく使っています。
今日は、この後『美幸』の予約をしてあるために、45分一本勝負でお願いしました。
したがって、名物料理をピンポイントでお願いすることにしましょう。
お通し?の白海老豆腐からスタートです。
海老の味わいもあるし、なかなかおいしいです。
カウンターでは、手際よく、やはりシグネチャの“桶盛りを盛り付けています。
私たちのお任せの桶盛りが来ました。
桶盛りにはガンド(ぶりの一歩手前を北陸風に言うと)、イシガレイ、ボタンエビなどが盛り付けてあります。
切り付けが厚いのでダイナミックでお得感がバリバリですね。
「甘海老のパリパリのっけ」
パンの上に白身のすり身、その上に甘海老をのせて揚げてあります。
鮮やかな緑のソースは法蓮草のソースです。
30年のロングセラー商品だそうです。
開店17時30分、17時45分にはいっぱい。
今日はそんなに人がいなそうなのにさすがです。
その後入っている店に系列の店を案内する姿勢はさすがでした。
いい勉強できました。
いたる
石川県金沢市柿木畠3-8
電話 076-221-4198
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2010年 「夢―商通信」コラムより
金沢の繁華街片町に面して柿木畠というお洒落な店が軒を連ねるエリアがある。この中で若い頃から鬼才を放っているオーナーがいる。金沢でも屈指の繁盛居酒屋「酒と人情料理 いたる」の石黒格(以下いたるさんと言う)さんだ。
修行していた割烹料理店の主人が25歳のときに独立したという話を聞いていたるさんは「それよりも若く独立しよう」と堅く決意したそうだ。
いたるさんが23歳11ヶ月ころ、柿木畠の雑居ビルの2階に小さな居酒屋をオープンした。時は昭和63年バブルの真只中であった。
当時の金沢で居酒屋というと「おでん屋」が一般的、あとは大手大衆居酒屋チェーンで、女性が気軽に楽しめる今の居酒屋のスタイルの店がなく、そのタイプに位置づけ店は賑わった。
3年目になって知人の紹介で現在の「いたる本店」のある場所へ移転した。この3年の間で今の「いたる」の店作りに到達するのであるが、それには失敗と気づきがあった。
「一軒バーを経営して一年で閉めたんですよ」私のインタビューでいたるさんはどこの経営誌でも語らなかったことを切り出した。
いたるさんが閉めた「酒バー」というバーはとても斬新なコンセプトだった。開店と同時に大流行した。しかし、3ヶ月もするとあれよ、あれよという間に客足は遠のき、閉店に追い込まれた。
同時期に商売の師匠と崇める先輩が斜め向かいにコンクリート打ちっぱなしのおしゃれなバー「フーズバーボチボチ」したが、やはり同じように開店と同時に大流行したのだが、店を閉めた。
いたるは店を閉めてから東京にふたたび視察に行った。そして、開店のためにベンチーマークに行った青山・渋谷・六本木の大流行の店もしばらくして行くと残っている店のほうが少ない事実に気づいた。
「残っていたお店は昔から30年、40年と商売されている老舗の居酒屋さんばかりでした。」
そして、いたるさん、「おしゃれな店は鮮度が重要。鮮度を保つのがたいへん。従って、流行していて派手だが多くの店の命は短い。長く根を張って商売するならば、ああ、そうだったんか!“飽きない店作り”が大切なんだなとこの時はじて思いました」と言います。
今年で21周年を迎えるにあたり格さんはこう語る。
「”飽きないスタイル”の中にほんの少し遊びのエッセンスを加えることでお客様は喜んで下さるんです。」
今でこそ「地産地消」という言葉が出回っているが、「いたる」では創業当時から地のものを提供していた。魚は新湊、宇出津、金沢の漁港から直送される「キトキト(富山弁で”新鮮な”という意)の魚」をつかう。野菜は金時草、五郎島金時、小阪れんこんなど加賀野菜が中心。加賀野菜以外にも、夏にはだだ茶豆や、春から夏にかけては北海道産の白アスパラなど厳選した旬の素材。金沢にしては少し高めの客単価4~5000円だが、地元の方も、出張や旅行で金沢を訪れる方も「北陸の旨い魚と旨い酒」が味わえると大評判だ。業者や生産者との付き合いも大事にしている。
こだわりがみえるのは料理だけではない。
いたるでは日本酒を蔵出しミニタンク(いわばビールで言えば生ビールのようなもの)で提供している。そのきっかけをいたるさんは、「平成12年頃、ワインブームで日本酒がそっちに流れていった時期がありました。日本酒の売り方を変えたらいいんじゃないかなって思ったのがはじまりですね。」と言います。
「酒蔵見学をした時に感じた出来立てのタンクから飲む日本酒がものすごく美味しかった。“なんで瓶詰めしてこれと同じような味はないんやろう?”」と疑問に思ったそうだ。生ビールのように日本酒も蔵直で、タンクで提供できるんではないかと考え酒屋に相談したところ、当時営業に力を入れていた天狗舞さんにつないだ。
ところが天狗舞の営業マンは「いたるさんとこは他の店と比べたら日本酒もでているんだから別にそんなことをしなくてもいいんではないですか」と乗り気ではなかった。
しかし、いたるさんは食い下がらなかった。
「日本酒を飲んでいる世代は40代以上の方だけですよ。僕より下の代の20代の方々は日本酒を飲まずワインを飲んだり「酎ハイないの?」なんて言ったりするんですよ。ビールのドライ戦争が10年前にあったのを覚えてます?アサヒがスーパードライを出しキリンもサッポロもこぞってドライを出した。それで当時の20代の方たちがビールのドライを飲むようになり定着したんです。その方たちは今、30代で一番ビールを飲む世代ですよね。日本酒だって今の20代に何かをアクションをしておかないと日本酒を飲む世代がいなくなっちゃいますよ」と切り替えしたそうだ。
日本酒を飲む世代が育ってほしい、育つためには自分が酒蔵で感じた日本酒の美味しさや芳香な香りの感動を知ってもらう“入り口”を作る商品が必要だといたるさんは感じた。
「お客様を育て、一緒に成長していく」
それがこれからの時代のキーワードだ。
いたるに行けばそれがわかる。
金沢に行ったらぜひ足を運んでみてほしい。