前菜・蕎麦いづれも極上！ : 季より

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娘が美味しい蕎麦を食べたいと言うので、牛久の蕎麦の名店"手造りそば 季より"へ

今日は予約なしでの訪問なので、要予約のコースではなくお好みで注文しましょう

・いろいろ前菜〜1800円(税込)×2
・天せいろ〜2640円×2
・吟醸古都千年〜1100円(税込)
・キリンゼロイチ〜600円

以上をお願いしました
ちなみにお酒は娘で私は運転(笑)

いろいろ前菜は、少々お時間をいただきますとの事なので、ゼロイチを飲んで料理を待ちます
ノンアルコールというのも、けっこう美味しいものですね。雰囲気も出ますし

さていろいろ前菜が来ました
いや〜あいかわらず見事ですね。流石は季よりさん‼︎
内容は割愛しますが、いづれも秀逸、一級品です
どの品も素材を活かした優しい味付けがいいですね

天せいろは、天ぷらから提供
京人参(金時人参)がホクホクで甘い‼︎ これもうさつまいもでしょ！栃木の農園から取り寄せたアスパラもめちゃくちゃ美味しい。なんて言うか、甘いだけでなく野菜本来の味が楽しめます

天ぷらをいただいたら、蕎麦ですね
香りが秀逸！あ〜蕎麦っていいなー
シャープでキレのある蕎麦は、そのままでもつゆを使っても美味しい
合間に山葵をなめれば、そこはもはや極楽浄土！
あ〜やっぱ日本酒飲みたかった(笑)

〆は蕎麦湯で余韻に浸ります
あ〜この上ない幸せとはこの事ですね

美味しい蕎麦は、お腹だけでなく、心も満たしてくれるんです

ごちそうさまでした


写真、リール　↓ ↓ ↓

伊達魂(@datedamashi)・Instagram photos and videos

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いつ来ても満足させて貰える蕎麦の秀逸店『季より』
牛久市の牛久町、6号から少し入った場所にあります

先日twitterをチェックしていたら、北海道から蕨やアスパラ、根曲り竹が届いたというtweetを発見
めっちゃ食べたくなって、土曜日のお昼に予約をして妻と訪問しました

本日の注文は
・お昼のコース〜2000円×2
・粗挽きせいろ〜980円
・太打ち田舎そば〜980円
お昼のコースは予め予約、お蕎麦は来店してからお願いしました

まずはお楽しみの前菜からスタート
いつものように、時計回りで料理についての説明を受けます

・地元茨城紅天使の冷製スープ
・沖縄のもずく酢
・鮭の燻製
・北海道アスパラの味噌漬
・白菜の中華風漬物
・焼いたパプリカのみりん漬け
・沖縄の車海老で出汁をとった茶碗蒸し
・北海道の豆大豆ひたし豆
・北海道の蕨のおひたし
・新じゃがの甘酢漬け
・大根を鰹出汁と煮干しで炊いた煮物
・沖縄のにがりを使った自家製おぼろ豆腐
・お鍋で30分かけて焼いた玉子焼き
・北海道の蕎麦の実を使ったおじや
・有明の新海苔の佃煮
・北海道の根曲り竹藻塩
・白花豆の水煮
・ゴーヤを砂糖でアク抜きし、西京味噌、黄身、胡麻で和えたぬた
・しめじを日本酒の出汁で炊いたうま煮

何と何との19品、見るだけでも圧巻ですよ
どれから食べていいかめっちゃ迷い過ぎる(笑)

とりあえず先日twitterで見た蕨からいくか
う〜んこのシャクッとした食感がたまらないね
蕨めちゃくちゃ美味し！

それから今朝ほどtwitterに上がっていた新じゃがの甘酢漬けもいただきます
これは食感がシャキッとしたお正月に食べる紅白なますのような感覚、じゃがいものこんな食べ方って生まれてはじめてだよ

蕨、アスパラ、根曲り竹、北海道から届いた食材は素材の味を大切にしながら美味しさを引き出しています

それにしても、どれも手が込んでいて丁寧
何かバクバク食べちゃうのが、もったいないくらい
本当は日本酒でもやりながら、ゆっくりと味わいたい所なんだけど、車で来たから我慢ね(涙)

長くなったので、他のお料理は割愛させていただいて、主役のお蕎麦ね
まあこれほどの品々だと、どっちが主役がわからないですけど(笑)

粗挽きせいろ
なんでも今日は両国の9年連続ミシュラン星獲得店『ほそ川』からわけて貰った蕎麦で打ったそう
『ほそ川』と言えど、新型コロナの影響で玄蕎麦が消費出来なくなっているらしく、知り合いのご主人がそれならって事で『季より』で打って出しているそうです

せいろが置かれ顔を近づけると爽やかな香りが、このレベルになると玄蕎麦の保存が適切だから、もはや季節は関係ないですね
そしてこの蕎麦粒が飛び出して来そうな粗挽き感は半端ない迫力を感じます

勿論、風味、喉越し、蕎麦の美味しさ、全て秀逸
いや〜美味い！

妻の太打ち田舎そば
大きな星が点在しこちらも迫力満点、野趣溢れるvisualに惚れ惚れします

デザートは、きび糖のアイス北海道のあずき添え、柑橘のゼリー、蕎麦粉のフィナンシェほうじ茶仕立て
これも手が込んでるな〜実に美味い
一品一品が全て主役級！

先程、両国の『ほそ川』が9年連続ミシュラン星を獲得している事に触れましたが、もし『季より』が都心にあったなら、間違いなくミシュラン星を獲得しているんじゃないかな

まあでも、私は牛久市にあってくれた方が嬉しいですけどね
近くに『季より』があって良かった

ごちそうさま

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今年最後のレビュー
令和に元号が変わって初めての大晦日、自宅で紅白観ながらのんびりと年越し
でも自宅だからと言って外せないのが年越し蕎麦

年越し蕎麦の係りは毎年決まって私だから、まずは蕎麦を購入するお店選びから
せっかくだから、美味しくいただきたいしね

そんな時、ふとTwitterをチェックしていたら、お気に入りの『季より』さんが年越し用生蕎麦の販売をしている情報を入手、こりゃノータイムで決まりでしょ

早速電話で3人分(3000円)予約、大晦日当日12時頃お店で受け取りました

妻は筑前煮やお刺身盛りなどの準備、私は蕎麦の準備にかかります

自宅で1番大きな鍋にお湯を沸かし、つゆの準備、合わせて本山葵をおろしましょう
う〜ん爽やかな香り

お湯が沸騰したら、火がお鍋の端にあたるようにガス台から少しお鍋をずらします
蕎麦を投入、待つ事1分急いでざるに上げ冷水で洗い蕎麦をしめましょう

さあ、盛り付けたら手繰っていこう
まずはそのまま、お〜蕎麦の爽やかで豊潤な香りが、自宅って感じがまったくしないよね

つゆを少々使って、いっきに手繰ります
うーん蕎麦の香りの後からつゆが追いかけて来ました
最高だね！

本山葵をちょい舐めて、蕎麦を
こりゃ日本酒いくか

自宅にいるのに最高の年越し蕎麦、今年も色々あったけどいい年でした

今年お付き合いくださいました皆さん、大変お世話になりました
よいお年をお迎えください

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茨城の名店『季より』
今シーズン初の新蕎麦レビューとなります

こちらのお店の夜の部は、予約のみの2組限定となりますので、勿論予約を入れての訪問

・コース料理〜6000円
あらかじめ事前予約

予約は午後6時、扉を開けると店主に玄関までお出迎えいただきました
奥の部屋へと案内されます
ゆったりとした和室で心和みますね

まずは乾杯かな
川越の地ビールCOEDOから
・白 -Shiro〜750円
妻は
・紅赤 -Beniaka-〜850円

白 -Shiro-
無濾過ビールならではの白濁色、さわやかながらもコクが感じられる滑らかな舌触り、喉越しも最高
紅赤 -Beniaka-
赤みがかった琥珀色、麦芽と薩摩芋から生まれた類い稀な薩摩芋の風味が楽しめる「無ろ過・生」

料理のスタート
・新蕎麦の蕎麦掻き
ふんわりと言うよりクリーミーな蕎麦掻き、蕎麦の香りもいいですね
やはりスタートは蕎麦掻きから

・ハートランドビール〜700円

続いて眼にも鮮やかな前菜膳
・柿の白和え
・沖縄産もずく
・北海道産黒豆
・小松菜のおひたしシソの実をのせて
・一度素揚げした茄子の田舎煮
・芋の冷製スープ
・ミニトマトのシロップ漬け
・大根の煮物、大根の葉の炒め
・丸大豆の漬物
・板東の栗、いんげんの胡麻和え

凄い膳が出て来ましたね
・原酒生しぼり〜900円
をお願いして、じっくりといただきましょう

まずは柿の白和えから、いきなり全開！原酒に合う〜
小松菜とシソの実のバランス、ホックホクの坂東の栗、いんげんの歯応えに大根の葉の絶妙な炒め、一々書いていたらキリがないですが、驚きの逸品は丸大豆の漬物
大豆の味と食感の良さ、こんな漬物があるんですね

・蕎麦の実とカブのおじや
昆布とほんの少しの醤油で炊いたおじや
眼に鱗とはこの事、蕎麦の実のカブのおじやがこんなにも旨いとは！
付け合せは、シャケの白子の燻製、茄子の辛子和え、東京湾の板海苔の佃煮
どれも単品でも秀逸な品ばかりですが、これをおじやに合わせれば、悶絶の領域

・身欠きニシンの一週間コトコト煮
竹やぶ出身者名物の身欠きニシンを一週間かけてコトコトと炊いた品
う〜ん！これぞキングオブつまみ

・吟醸 古都千年〜1100円

・種子島の安納芋の天ぷら
この皮のさっくり感と芋のほっくりとしながらねっとりでもある味わい
秀逸過ぎる完成度に感服するばかり
聞けば、この天ぷらは1時間かけてじっくりと揚げてこそ完成する品で、提供するタイミングを見計らって揚げはじめたとの事でした
これだけの品を作るには、丁寧な仕事に加えて、緻密な計算が必要なんですね

・粗挽きのせいろ
蕎麦の粒子が綺麗な粗挽きの細打ちは、言うまでもなくハイレベル
至福の時間が訪れます

・水腰そば
加水率を高めた、しなやかな食感の蕎麦
究極の喉越しを目指した十割蕎麦は至高の一枚、是非とも多くの蕎麦求道者に手繰って欲しい

・さとうきびのアイス-イチジクのジャム

至福の時間は、あっという間
緻密な計算から繰り出される料理は、どれも正面から向き合わないといけない品々でした

今晩の予約は贅沢にも私達夫婦の一組だけ
もっもと美味しい時を計算する店主からの料理の提供は廊下を歩いたり小走りする足音から伝わって来ます

幸せな時間をありがとうございました
また来ますね

【2013.2】夜初訪問

今日は光栄にも全国的にも有名なレビュアー「行列のできる」さんとご一緒させて頂きました。非常に緊張してしまいましたが、「行列」さんは気さくな人柄で会話も弾み、すぐに緊張がほぐれて来ました。そんな中での料理のスタートです

まずはハートランドビールで乾杯
粗挽きの「蕎麦掻」からスタートです。強烈な蕎麦の香りが心地良く広がります。いきなりガツンと来ますね

「お豆腐盛り合わせ」自家製豆腐と、豆乳で炊いたおから、豆腐ようの３品。豆乳で炊いたおからは真っ白でとても綺麗です。この様なおからはあまり目にしません。豆腐よう、ねっとりして濃厚な味わい。これは日本酒が欲しくなります。早速純米古都千年をお願いしました

陶器の板盆に乗った15種の「旬の物いろいろ」は旬の食材を利用した店主のセンス溢れるメニューを存分に楽しむ事が出来ます。筍、空豆など素材そのものの旨さを生かした物から、クリームチーズの入った蕪の様な手の込んだ一品一品がずらりと並びます

じっくり煮込んだ濃厚な味わいの「にしん一本」最高のアテですね

車海老、鰹、昆布の出汁が上品な蕎麦掻の入った「百合根鍋」今度は先程の粗挽きではなく甘くふんわりした蕎麦掻です。百合根のホクホクした甘さとモッチリした歯触りが心地いい。それにしても出汁がとても美味しい、お腹に余裕があればスープも飲み干していましたね

虹鱒のスモーク、蝦夷鹿をウーロン茶で炊いた物、シロップに漬けた鴨肉、お肉の旨さと甘みが程よい口直しになりました

上品な薄味のつゆを後がけで頂く「天抜き」洗練を極めた極上の吸い物の様な風格が漂います。車海老がゴロゴロ入っていて旨すぎる一品

もうお腹がパンパンですが、ここからお蕎麦
1枚目はもの凄い粗挽きの十割です。これが蕎麦の味なんだと素人の私にも教えてくれるお蕎麦です
２枚目は細打ちの十割、素朴ながら軽やかな味わいと喉ごしを楽しめます

最後にみかんのムースでご馳走様です

繊細で綺麗な味わいを、堪能出来る蕎麦のコース料理は「粋」と「モダン」を感じる至福の満足感を得る事が出来ると思います。もしここが都心なら、半年先まで予約で一杯なのではないでしょうか

最後に店主を交え少し雑談致しました
店主は伝統の本流を踏まえながら、さらなる可能性を探している様でした。楽しみですね。また伺いたいと思います

「行列」さん、店主の「有馬」さん、楽しい時間を、ありがとうございました


【2012.10】

ここの店主の有馬さんは細かな気遣いの出来る方です

2回目の訪問で既に帰りの玄関口で
「いつもありがとうございます」と
見送ってくれます。3回目以降もそうです。少しお話しすると本当に覚えてくれています
そういう性格がお料理に表れていますね

お昼のコース料理1155円は一つ一つの料理がとても丁寧で味も盛り付けも繊細ですばらしい
細かな心配りを感じます

お蕎麦の方の味は勿論、切りむらも全くなし、冷やし、水切り完璧、雑な仕事は一切ありません。これだけの事を全て一人でこなすのですから素晴らしい事です

ただ全て一人での作業ですから、お客さんが少し多いと、多少のお時間がかかる時がありますので、ゆっくりお蕎麦を楽しめる余裕のある時に訪問されるといいでしょう