あまりの美味さに2周続けて行ってしまった荒川沖のバナナリーフ : バナナリーフ

前回、久しぶりに行ったバナナリーフのランチブッフェ。美味すぎて悶絶して返って来たのだが、あまりの美味さにまた行ってしまった。今回はすんなり入れるよう、開店30分前に到着して駐車場に待機。
一番乗りで入店。

前回と同じく、品揃えの豊富さと使われている食材の質の高さ、華やかさに期待が高まる。
今回の特にお気に入りは、青唐辛子がたっぷり入った小エビのカレーと茹で卵にマスタードで和えた野菜が絡んでるやつ。これだけ食べても満足するくらい美味かった。

今回も絶妙なタイミングで出てくる果物とデザート。近ければ昔のように毎週行ってしまいそうなお店である。

行こう行こうと思いながらもそこそこ距離のある茨城県。
その中でも久しぶりとなるスリランカ料理のバナナリーフへお出かけ。
土砂降りの雨が降る高速をゆっくり走って土浦のお店に到着。
11:30に着いたのだが、すでに駐車場は満車に。止められずどうしようか思案しているところにお店のスタッフが出てきて一台退かしてくれて無事駐車。

ワクワクしながら入店して着席。ブッフェでもコロナ対策はしっかりしており、マスクの着用と、ビニル手袋着用でとりあえずは安心。

ブッフェ台に行ってまず驚いたのは品数の豊富さ。一品一品のクオリティーの高さも食べる前からすぐにわかり、手抜きのない品々に期待が高まる。メニューを控えてこなかったので、料理の名前がわからないが、写真と記憶を頼りに具材の種類だけあげてみよう。

●パイナップル入りサラダ
●フライドライス（長粒米）
●白米（長粒米）
●ホッパー２種
●ポークカレー
●チキンカレー
●豆のカレー
●でっかいししとうのカレー
●空芯菜
●卵（モージュのようなものがかかっていた）
●でっかい魚の何か（写真なし）
●カッタサンボルのようなもの
●ポルサンボル
●パパダム
●オレンジ
●キトゥルハニーのかかったヨーグルト
●ドリンク３種（ミックスフルーツ、マンゴ、その他何か）


米好きベルちゃんとしてはフライドライスばかりガツガツいきそうだが、他の料理が食べられなくなるのでグッとこらえてツヤツヤの白米を多めに盛る。魚のフライは食べたかったのだがでっかすぎるので今回はとらず。以前も書いたが、このお店のブッフェは具材のクオリティーが高い上にたっぷり使われていて手抜き感が全くない。

どの料理も本当に美味くて貪るように食べてしまった。蒸したホッパーのようなのがめちゃくちゃ美味くて豆とよく合う。スリランカ料理屋さんに行くとポークのカレーが食べられるのが嬉しい。

スリランカ料理の美味さはいつもながら根幹に響くような、何を差し置いてもこれが食べたいと思えるようなものばかりだ。そしていろいろな種類の野菜が超美味しく食べられるのも何よりである。

途中焼き立てのホッパー（ボウル状になったお馴染みのやつ）を各テーブルに運んでくれ、さらにはカットされたオレンジも出てきた。カレーの後なので余計に美味く感じた。

胃袋がそろそろギリギリ信号を出し始めたのでお会計しようと思ったら、デザートもということでキトゥルハニーのかかったヨーグルトまできた。結構席が埋まっていてブッフェでそれぞれが好き勝手に食べている中で、絶妙なタイミングでフルーツやデザートをテーブルに直接持ってきてくれる女性店員さんが素晴らしい。これで1500円とは、お店の努力に頭が下がる思いである。

つくば在住時は、毎週毎週あっちこっちのスリランカ料理屋さんを回って激うまスリランカに浸っていたのだが、その中でもとりわけ良く行ったお店がヘラディワとこのバナナリーフである。当時はフロアに日本人の女性がおり、シェフも違う人だったのだが、そのお二人がいなくなって以降、何となく行かずじまいになっていて、そのまま東京に引っ越してしまった。新しいシェフに変わった当時、他のビュアーさんのレポートも微妙な感じでどうなっちゃうのか心配であった。その後は料理も良くなり、店舗もリニューアルしとのことで、実に３年半（４年かも）ぶりに訪問。

改装した店舗は広くスッキリして、テラス席もある。少し早い時期ならテラス席が良かったが、11月ともなるとさすがに寒くて屋内に着席。

日曜日のランチは以前と同じくブッフェである。久しぶりのバナナリーフのブッフェにワクワクする。この日並んでいたのは、

・パイナップル入りサラダ
・ターメリックライス（長粒米）
・ロティー（薄く歯ごたえのあるタイプ）
・鮪
・鶏
・レバー（豚か？）
・レンズ豆
・パイナップル
・じゃがいも
・パパダム
・ゆで卵
・タマネギの和えもの
・バナナ
と盛りだくさんで1200円！

味は言うまでもなく期待以上。このお店のパイナップルカレーはよく食べていたので美味さと懐かしさで嬉しい。そして鮪のカレーはこの日のヒット。使われている鮪自体が高品質で美味い。このお店は以前から使われている食材の質が高く、それを生かした調理でハイクオリティーなブッフェが特徴であったが、今回も期待以上の料理の数々で大満足なランチであった。

辛さも結構パンチが効いていて、やはりこのくらいはあった方が美味さが引き立つな〜って思う。豆に入っていたローストした唐辛子が特に美味かった。でっかいグラスでたっぷりのマンゴーラッシーをサービスしていただき、いい具合に辛さを中和する。

食べ過ぎてヤバイなと思っているところに、でっかいバナナの房ごとオススメされてしまったのだが、そのバナナがまた一番美味い熟しタイミング（端っこに少しグリーンが残ってる）で、つい一本食べてしまい、帰り道しばらく危険な状態が続いたのである。

今後もヘラディワとバナナリーフ、交互に通うことになりそうだが、アンマーカリヤやランディワにも行きたいと言う、何とも悩ましい茨城である。

このお店は何度行ったか覚えてないほど通っているが、レビューを書いていなかったので今回初投稿。
夜昼ともに行っているが、お一人様には日曜日限定のランチブッフェがおススメだ。このお店に限らず、夜行くなら４名以上でシェアしながら食べるにはいいと思う。スリランカ人のシェフ一人がいる場合と、日本人の女性スタッフもホールにいる場合がある。

さてそのランチブッフェ、お値段は1200円。
・カレー＆総菜（野菜の和え物など）が全部で６種類くらい
・パパダン（パリバリに揚げたスリランカの揚げせんべい）
・サラダ２種類（キャベツ、レタス、人参、パイナップル等の千切り／トマトや卵、パイナップル等あえたもの）
・ライス２種類（ターメリック他数種類のホールスパイスで炊き込んだ長粒米／普通に炊いた日本米）
・ロティー（インドのチャパティに似た薄く焼いた発酵なしのパン。油脂を練り込んであるのパイ生地のように層になってる）
・バナナ
といった構成で、日によって品数や内容は変わる。カレー数種類中、ポーク、チキン、ダール（豆）は定番となっている。
パイナップルのカレーが出る日も多く、フレッシュなパイナップルとスパイシーなルーは絶妙なコンビネーションで、必ず試してみて欲しい。スリランカのカレーの特徴は、モルジブフィッシュ等の鰹節に似た出汁や、ココナッツミルクなどを使っていることが特徴。ルーはスープ状でスパイス使いがインドのカレーと全く違い、とても個性が強い。本当に現地の味といった雰囲気で、はまると病みつきになる。

インド料理のカレー＆ナンの組み合せはずいぶんポピュラーになったが、スリランカのカレーはまだまだご存知ない方が多いようで、食べ方がわからず、誤解している人も多いようなので基本的なことを書いておく。
大皿にライス（パラパラに炊き込んだ長粒米の方がベター）を平たく盛り、その上からカレーや総菜を好きな組み合せ（少なくとも３種類以上）で盛る。最初は単品で味わってみるのもいいが、その数種類を良く混ぜて食べるのがいい。単品で味わうより複雑でうまみが渾然一体となり、素晴らしく美味しい一皿となる（パパダンを割って上にのせるとなおよし）

ロティーとの組み合せで食べる場合は、細かく手でちぎって、やはり数種類のカレーと混ぜて食べよう。インドのカレーと違ってスリランカのカレーはルーがスープ状でさらさらなので、浸して食べても全くまとわりつかず美味しくないからだ。食べ方がわからなければお店のスタッフ（シェフがホールに出てくることも多い）に素直に聞いてみよう。

1200円で個性の強い（しかもメチャクチャ美味しい）カレーがお腹いっぱい食べられるランチブッフェは、満足度満点だ。惜しむらくば、日本米の炊き加減がもう少し水を減らせば文句なし。

つくば周辺のインド料理屋さんは、一部のお店を除いてぼんやりと覇気のない味が多く、どうにも残念な気持になることが多いが、そんな現状に不満のある方はぜひ行ってみて欲しいお店だ。