ボリューム満点のとんかつ屋さん : とんとこ豚

＜お店について＞
2012年1月9日オープンのとんかつ屋。
住宅街にある個人経営のお店なので、
たまたま通りすがりで立ち寄るお客さんはほとんどいないのではないかと。
お店一押しメニューで主に使用している豚肉は、
茨城県那珂郡山方町久隆の有限会社久慈ピッグファームで生産されている、
ＥＭ菌ボカシを飼料に添加することで、
通常の豚より水分・蛋白質・Ｂ１、ナイアシンを多くし、
エネルギー・コレステロール・脂質・不飽和脂肪酸を少なくし、
獣臭をなくすことに成功したという豚肉「奥久慈ポーク」。


・駐車場
店舗前に2台分程と店舗裏にも複数台分

・席構成
座敷…4名がけ2卓、6名がけ1卓
小上がり…4名がけ2卓
テーブル席…6名がけ2卓
カウンター席…4席

・喫煙／禁煙
ランチタイムは禁煙

・その他
ご飯、お味噌汁はおかわり一回無料。
土日祝日もランチメニュー注文可。


＜料理＞
■千切りキャベツ＆漬物…無料
注文した料理の提供前に、大皿盛りの千切りキャベツと漬物が配膳されました。
ドレッシングはゴマドレとシソドレの2種類。
「こちらを先に食べてお待ちください」とのこと。
健康を考え、まずは野菜から食べる習慣のある私としては、
これはありがたいサービス。
卓上の取り皿を利用して先にいただくことに。
ただ、別に無理に食前にいただかなくてはならないわけではないので、
あとでおかわり用キャベツとしていただくのもあり。
キャベツは水切りがしっかりされており、水っぽさもなし。
料理に添えられた千切りキャベツのおかわりはできないものの、
こちらの食前キャベツがあるので、
実質キャベツもおかわり1回は無料のような状態。
人数を考慮した量があるので、
キャベツ嫌いの人がいる場合はその人の分までいただけ、
とてもありがたいサービスでした。

■ロースかつ定食（大）350g強…税込1680円
奥久慈ポークのロースかつ350g強と千切りキャベツ、ご飯、味噌汁の定食。
グラム数の記載のあるメニューの中では、最も重いのがこちら。
厚さ2cm強はある厚切りの豚ロースかつ。
これだけの厚みがありながらもとてもやわらかく、
丁寧に下処理してあるためか筋も気にならず、
存分にこの厚みのある奥久慈ポークの旨味を堪能することができます。
脂身が甘いのが奥久慈ポークの特徴のようですが、
食べ慣れた同じ茨城県産の銘柄豚であるローズポークと比べて著しく甘味が強い
とは感じませんでしたが、豚特有の臭みも気にならず普通に美味しい。
衣もサクサクで、口内が負傷するようなかたさでもなく心地よい食感。
350g強あり厚みもあるので、
「とにかくとんかつをガッツリ食べたい！」
という欲求を満たしてくれます。
添えてあるのは千切りキャベツとかいわれ大根、くし形レモン。
レモンのカットが大きいのが個人的には嬉しいポイント。
からしは付いてきませんが、卓上に小袋入りのからしがあるので必要な方はそちらで。
お米は国内産のコシヒカリ使用とのこと。
かための炊き加減で美味しいですし、おかわりも1回無料。
お味噌汁はわかめと豆腐だったか…あまり印象なしですが、
こちらもおかわり1回無料。
このボリュームの国産豚肉のロースかつがこの値段でいただけるのは、
CPも良いと思います。

■かつカレーランチ（大盛り）…税込899円
1日20食限定のランチメニュー。
かつカレーと味噌汁のセットです。
大盛り無料なので、大盛りでお願いしました。
ちなみに、
通常メニューの「奥久慈ポークのかつカレー」（980円）で使用しているのは、
メニュー名称通り奥久慈ポーク（重量不明）ですが、こちらは三元豚。
奥久慈ポークではない分、お値段が抑えられています。
そして、スプーンやお味噌汁のサイズと比較していただけるとわかりやすいかと思いますが、
大盛りはなかなかの盛り。
直径の割に深さはあまりないお皿ですが、
あくまで"直径の割に"の話。
直径がかなりありますので見た目にインパクトがありますし、
実際カレーとライスはかなりのボリューム。
カレーは中辛程度の辛さの市販のカレールゥ味。
かつのサイズは、「ロースかつ定食（小）150g」と同じくらいとのこと。
大盛りにした場合、カレーとライスの量は増えるもののかつのサイズは変わらないため、
カレーライスとのバランスは悪くなります。
とんかつ屋なのだからとんかつをいっぱい食べたいというのであれば不向きですが、
とにかく安くお腹を満たしたい場合には断然こちらがオススメです。

■奥久慈ポークロースかつランチ…税込1100円
お店のおすすめNo.1ランチメニュー。
奥久慈ポークのロースカツと千切りキャベツ、味噌汁、ご飯のランチメニュー。
ロースカツのサイズは、通常メニューの
「ロースかつ定食（並）200g」と「ロースかつ定食（小）150g」
の中間くらいの量とのこと。
こちらは未食なので詳細不明ですが、
見た目は多くもなく少なくもなく、厚くもなく薄くもなくな、
良くも悪くも普通のロースかつ。
…なんて書くとマイナスなイメージに聞こえますが、
奥久慈ポーク使用でこのお値段であればCPも良いと思います。

■とんとこ丼…税込999円
豚ロースかつを甘辛酸っぱいたれにくぐらせたものをご飯の上にのせたソースかつ丼と、
味噌汁のセット。
豚ロースかつは三元豚使用で、
サイズは「奥久慈ポークロースかつランチ」と同じで通常メニューの
「ロースかつ定食（並）200g」と「ロースかつ定食（小）150g」
の中間くらいの量とのこと。
ご飯とかつの間には千切りキャベツが敷いてあり、
さらにかつの上には刻み海苔ものっています。
見た目のボリュームはさほどでもないものの、
ご飯がみっちり詰まっていて食べてみると意外とボリューミー。
すっきりとした味わいの甘辛酸っぱいたれが染みたご飯と焼海苔がまた良く合い、
美味しい。
ボリュームという点では「かつカレーランチ（大盛り）」に劣りますが、
たれが美味しく、最後まで飽きずに美味しくいただけるという点では、
こちらに軍配があがると思います。