太平洋を望む大洗を満喫しました : 大洗ホテル

茨城県大洗町は遠く那須連山を源にする那珂川の河口に位置する古くからの海沿いの街です。
風光明媚な観光地として知られ、かつてはかの水戸光圀公の別荘があったのだとか。そんな場所ですので古くから海水浴場や水族館（大洗アクアワールド）、大洗ゴルフ倶楽部などの名所があり、近頃ではアウトレットなどもできるなど一年を通して観光客が絶えないエリアになっています。

そんな大洗の一等地に立地するここ大洗ホテルに初めて宿泊しました。
大洗にはいくつかのホテルがありますが、いろいろ調べた限りではこちらが最もポピュラーな選択肢なのかと。
一泊二日朝夕二食付き、部屋にオーシャンビューの半露天風呂付きで約￥20000でした。

さて、到着直後。まずは最上階の展望大浴場に。
こちらは温泉ではないんですね。ほうほうとか言いながらひとっ風呂浴びましてすかさず海を間近に望む半露天の部屋風呂に浸かって冷たいビールを啜ります。うーむ、こちらのほうが気持ち良いですね。
程よく疲れを癒しビールを補給して暖機運転は完了。ハーフバイキングとやらの夕食にと二階の「蓬莱」という会場に向かいました。
最初にルール説明。
目の前に用意された食前酒の梅酒、前菜、刺身、鍋を一通り味わったあとはバイキングコーナーで地場モノ中心らしい和洋の選り取り見取りの品を取ってきます。
前菜は大学芋、ローズポーク（だったかな？）のコンフィ、それと鰯を〆たもの。
氷の器に盛り付けられた刺身はマグロ（メジかな？）、甘海老、白魚、海藻…ですね。海藻にはカルパッチョドレッシングとやらを使うことを勧められましたがしょう油でいいんじゃね。
テーブルに設置された鍋では海鮮ビスクとやらが出来上がっていくようです。
酒は地酒の月の井を常温で頂きます。
バイキングコーナーでは実演でえびとメヒカリ（地魚アピールがなされていました）の天ぷらを揚げ、まぐろのカマ焼き、常陸牛のビーフシチューとやらも小分けに作っていました。
また刺身やそれらしい具材を揃えた一画では自己流で海鮮丼を作りませんか、との惹句が踊り、その他煮物揚げ物生野菜になどがそれぞれズラーリと並んでいます。その一角を浴衣を来た老若男女が巡回している様は一種異様と言うかなんというか…ま、自分もその一員なんですけどね。(笑）

私はとりあえず白身魚の切り落とし、たこブツ、トビコを持った海鮮丼をそれこそやっつけ…おっと自己流で作り揚げ立てのえびとメヒカリの天ぷら、カツオのたたき、烏賊刺身、まぐろのカマ焼きをいただきました。
二巡目は生野菜サラダ、納豆の入った鰯のすり身汁なんてのをいただきました。納豆の汁物なんて意外にツボを抑えたご当地メニューですね。
ちなみにオプションで刺身の盛り合わせ、鮑のグリル？、常陸牛のグリル？なんてのもありましたが品数少なくてもよいのでそちら方面一点勝負ってのもアリなんですかね。ここまで来たら岩牡蠣を肴に日本酒を合わせたいところでしたが残念ながら岩牡蠣はなかったようです。


この他もそれなりに食い散らかしましてそれなりに満ち足りました。え、味はって？それはそうねぇ、細けえことは気にするな！とお約束のセリフを述べておくにとどめておきましょう。


して翌朝、同じ会場で朝食を。
私はご飯に焼き鮭、ベーコン、鰯の煮物、シウマイ、昆布の煮物、ハムエッグ、茨城名物（なんですね。知らなかった）そぼろ納豆などを。味噌汁にはふのりを入れました。それと生野菜サラダですかね。
ほうほうふむふむ…
え、味はって？それはそうねぇ、細けえことは気にするな！とお約束のセリフで締めておくこととします。

蛇足？ですが、意外にイケると思ったのは常陸太田？とかの農場直送だと言う生野菜でしたかね。
ぱりぱりのブーケレタスにミニトマトなど意外にクオリティが高かったことを申し添えておきましょう。


大洗に宿泊したのは初めてでしたが全体的にこんなもんかなぁ…と言うのが正直なところ。
と言いつつも茨城のこの地方は心の拠り所でもありますのでこれからもちょくちょく脚を運ぶことでしょう。
また「ガルパン」の名称でもはやお馴染みのここ大洗を舞台にしたアニメガールズ＆パンツァーがこれでもか、というくらいに推されています。これはこれで微笑ましいかと。
基本的にファミリー向けのホテルのハズですが、やや場違いな（失礼！）お客がチラホラ見られたのは、いわゆる聖地巡礼なんですかね。何はともあれ大洗が盛り上がるのは佳きことではないかと思います。