中華料理のシェフが作るクミン香るスパイシーな「鶏肉スパイシーカレー」 : 龍影

＜お店について＞
■鶏肉スパイシーカレー…税込850円
四川料理を得意とする中華料理店のカレーライスということで気になって注文。
オーバル型のお皿に盛りの良いライスと同じく盛りの良いカレー。
刻みネギ入りの醤油ベースのスープが別につきます。
カレーはクミンが効いた具沢山なカレー。
あえてどこ系言うのであれば、欧風でもインネパ系でも、スリランカ系でもなく、強いて言うなればバングラディッシュ系のカレー。
と言うか、中華系カレーです。
一般的なカレーライスを期待して注文したらショック大きそうですが、あちこちの国々のカレーという名の食べものが好きな方なら気に入ると思われます。
しかもルゥより具の方が多いと思われるくらい具沢山でおボリューム満点でスープまでついて850円。
それでいてごはんのおかわり無料なので、CPも抜群に良いと思います。


■麻婆豆腐定食…税込900円
麻婆豆腐とご飯、漬物、サラダ、スープのセット。
麻婆豆腐は、メニュー表では唐辛子マークが6個付いていましたが、花椒を使用した四川風の麻婆豆腐としてはごく普通の痺辛。
お肉は牛と豚の合い挽き肉と思われ、牛挽肉と思われる食感と旨味が幸せ。
麻婆豆腐は油を食べる料理と言われたりもしますが、まさにその通りな旨味の移った油たっぷりの麻婆豆腐で、花椒も効いていてとても美味しい。
大きな丼にたっぷり入っていて量的にも十分。
ごはんのおかわり無料なのがありがたい、ご飯のおかずに合う麻婆豆腐です。


■汁なし担担麺…税込750円
こちらのお店では定番のメニュー。
今回私は未食ですが、美味しかったようです。


■ラーメン…税込600円
醤油ラーメン。
麺は「汁なし担担麺」で使用しているものと同じと思われる中太の平打ち麺
具はチャーシューと青菜、刻み長ネギ。
チャーシューは鶏肉のように見えましたが未確認。
青菜は生っぽく見えましたが未確認。
美味しかったようです。


■焼き餃子（3個）…税込300円×2
大きめサイズの餃子が1皿に3個。
やあ厚手でしっかりとした皮に肉多めの餡という、個人的に好みの餃子で美味しかったです。

＜料理＞
■汁なし担担麺　麺ダブル…税込900円
600円の「汁なし担担麺」の麺量2倍版（麺360g）がこちら。
砕いたナッツや唐辛子、ゴマや長ネギがたっぷりのった汁なし麺。
よく混ぜてからいただきます。
麺は加水率高めの中細麺。
むっちりとした食感で、この汁なし麺に良く合います。
ナッツやゴマの甘味のためか見た目ほどの辛さはなく、
むしろ旨味を堪能しながらいただくことができます。
久しぶりにいただきましたが、やはり美味しい。
汁だけでなく具らしい具も入っていないため、
残念ながら麺量360gでも満腹にはなりませんが、
前回よりはしっかり味わうことができました。

＜お店について＞
こちらは2013年6月27日にオープンした四川担々麺が看板メニューの中華料理店。
水戸駅南口にあるホテルシーズン（飲茶香房）で腕を振るっていたシェフが奥様と始めたお店となります。

・駐車場
店舗前に2台分と道路はさんで斜向かいの看板が立っているスペースに5台分程
（店舗の窓に駐車場案内の紙が貼ってあります）

・席構成
テーブル席…2名がけ3卓、4名がけ1卓（テーブルを繋げて使用も可能）
小上がり席…2名がけ1卓、4名がけ2卓（3卓とも掘りごたつ式）

・その他
子ども用カトラリー類なし


＜料理＞
■汁なし担々麺…600円
麺量が2倍（麺2玉）となる850円の「麺ダブル」と迷ったのですが、
女性では食べきれない人が多いというお話を聞き、初回ですし普通盛りでお願いしました。
椀径の短い丼に入っての登場でしたので、「少ないっ」と思いましたが、
円錐形で思ったよりも深さのある丼でしたので、混ぜてみるとそこそこ量があることが判明。
普通のラーメン1杯よりは多いくらい…体感的には200g程かと。
600円で食べられる本格的な四川担々麺としては十分過ぎる量なのですが、
大食いの私としては、やはりダブルにしておけば良かったかな…と。
混ぜる前は、麺の上に豚挽肉や長ネギや唐辛子、カシューナッツ、ゴマ等がたっぷりとのっていて、
このむせ返りそうな程の量の具（？）が食欲をそそります。
早く食べたい衝動を抑えながらよ～く、よ～く混ぜてからいただくと、うまっ♪
予想通り、かなり美味しい♪
ラー油ベースのタレは見た目はとても辛そうですが、味蕾がやられる程ではありません。
むしろ、ラー油より花椒の辛さが効いています。
個人的に、唐辛子の辛味はあまり好きではないのですが山椒や花椒の辛味は大好きなので、
好みの味付けです。
さらに砕いたナッツ類がたっぷりと入っているので、
それらのまったりとした甘味とコクで辛味が中和され、さらには旨みまで加わって美味しい。
粗挽きの豚挽肉もたっぷり入っているので食べごたえも十分。
麺は佐野ラーメンのような加水率高めの平打ち縮れ麺。
ピロピロむっちりとした食感で、手打ち風を意識してなのか太さにバラツキがあり、
食感の違いも楽しめて個人的にかなり高ポイント。
茹で加減もちょうど良いですし水切りもしっかりなされていて、後半タレが薄まってしまうようなこともなし。
四川省の本格的な汁なし担々麺、大好きなんですがなかなか食べられるお店がなく、
あってもこんな低価格では食べられないので幸せ過ぎます。
油そばや混ぜそば等の汁なし麺好きにはたまらない一品だと思います。


■五目あんかけ焼きそば…750円
写真の下部に辛うじて写っている割り箸のサイズとお皿のサイズを比較していただけるとわかりやすいかな…
と思うのですが、中華料理屋さんらしい大皿での登場。
小皿に入った辛子とお酢も一緒に配膳され、こちらはお好みで追加するかたち。
麺は長崎皿うどんのような極細麺ではなく中太麺を油で揚げたもので、
パリパリというよりボリボリとした食べ応えのある食感。
あまりの繊細さに頼りなさを感じる程極細の揚げ麺も好きですが、
豪快な中太麺の揚げ麺というのも面白いですね。
餡には海老や豚ばら肉、ウズラの卵、キクラゲ、ニンジン、白菜、小松菜等の具がたっぷりと入っており、
色のバランスも良いですしオイスターソースの効いた味も良し。
揚げ麺なので実際食べてみると見た目程のボリュームではなく、1人前としてちょうど良かったです。