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店名 |
五鐵 夢境庵(五鉄 ごてつ むきょうあん)
|
---|---|
ジャンル | 郷土料理、あんこう、鳥料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-2489 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
水戸駅(北口)から徒歩9分 水戸駅から655m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥8,000~¥9,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
70席 (個室のみ) |
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個室 |
有 (4人可) 6部屋、最大50人収容可能な大部屋あり |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店内及び室内、全面禁煙となっております。ご了承下さいませ。 |
駐車場 |
有 契約駐車場利用(昼1時間 夜2時間) |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
電話番号 |
029-225-6073 |
備考 |
※6月~10月は日曜日が定休となります。 |
初投稿者 |
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この時期の大洗沖のあんこうは旬の盛り。特にアンキモを使ったどぶ汁仕立てのあんこう鍋が、冬から初春の茨城名物。この店のあんこうコースは先付から雑炊まで、あんこうの全てを食べ尽くす贅沢な品揃えで、コストパフォーマンスも抜群に良い。どぶ汁仕立ては北茨城の郷土料理。擂り下ろしたアンキモをベースとした出汁で鍋を作る、まさにあんこう尽くしの一品。
あんこう鍋はアンキモを溶いたどぶ汁仕立て。アンキモの出汁であんこうの正肉や皮、内臓を食べ尽くす贅沢。あっさりした正肉と濃厚なアンキモの組み合わせがあんこうを食べ尽くす醍醐味。皮のぷりぷりの食感、正肉同様あっさりした卵巣、胃袋、エラを全て濃厚なアンキモの味わいで食べられる。まさにあんこう全てをスクランブルしたような楽しさ。
先付はあんこうの煮凝りと塩辛。コラーゲンたっぷりの煮凝りは、あっさりした皮の味わい。塩辛が珍しい。あんこうの塩辛は意外に塩が軽く止まらない美味しさ。ヒレ酒が進んでしまう。どぶ汁仕立てのあんこう鍋と並ぶ郷土料理のスペシャリテがあんこうの共酢。アンキモを酢に溶いたタレを付けてあんこうの各部位を食べる。鍋で煮込む味わいと違い、あっさりと湯がいたあんこうそのものの味を実感できる。
鍋に続いてあんこうの唐揚げ。これもあんこうらしい軽めの味付け。唐揚げのあとに鍋の残り汁を使ったあんこう雑炊。一度テーブルの鍋を厨房に下げて、しっかりとした雑炊に作り直してきてくれるのが嬉しい。水菓子のワラビ餅とほうじ茶まで、あんこう、またあんこうのあんこう尽くし。アンキモをベースに、正肉、皮、卵巣、胃袋、エラを色々な形で味わうことができる。
あんこう鍋に合わせるのは河豚のヒレ酒。濃厚と濃厚の組み合わせは、あっという間に酔いが回る危険なパターンでもある。日本酒はゆすら。山桜桃と書いてゆすらと読む。地元茨城は笠間の酒造。平安時代から9百年55代続くという、日本で最古の蔵元が造る香り爽やかで口当たりの良い典型的な大吟醸。あんこうのあっさりした肉と濃厚なアンキモ、そしてこの日本酒のトリオは合い過ぎていて怖いほど。
場所はJR常磐線水戸駅を北口に出て旧市街を南町に向かって真っ直ぐ。数百メートル先の大きな交差点信号を、旧県庁のあった右手、裁判所方面に曲がり直ぐの信号を左に曲がった左側にある。黒い板張りのファサードが居酒屋風。個室からなるインテリアも気軽な雰囲気。
北茨城の郷土料理である、あんこう鍋のどぶ汁仕立てと、共酢で食べ尽くすあんこうの全て。水戸駅前の旧市街中心という街中にありながら、この時期大洗沖で獲れる太平洋の旬を地元茨城で楽しめる使い勝手抜群の店。茨城らしい気さくな女将やスタッフの対応も気軽そのもの。茨城の春の味覚を茨城の真ん中で気楽に楽しむには、持って来いの店と言えるのではないだろうか。
あんこうコース 4400円
先付 あんこうの煮凝り あんこうの塩辛
前菜 あんこうの共酢
皮と卵巣 正肉とアンキモ 胃袋とエラ
肝を酢味噌に溶いた共酢
あんこう鍋 アンキモのどぶ汁仕立て
油物 あんこうの唐揚げ
食事 あんこう鍋のあとの雑炊
水菓子 わらび餅
ほうじ茶
河豚ヒレ酒 800円/グラス
山桜桃 ゆすら 郷乃誉 純米大吟醸
須藤本家 茨城県 1200円/1合片口