夢泉景さんで記念日を♪　淡路の食材がふんだんに使われている朝食と夕食は、限りなく地産地消。　　淡路を丸ごと味わうなら絶好のお宿です！ : 淡路夢泉景

５００件目レビュー！　何にしようか考えていて、以前から淡路島って美味しい食材が多いんだな～と感じていたので、思い切って淡路島へ！

そして先日、連れにも記念日が訪れたので美味しいものを食べに旅行しよう！と、淡路島へ行ってきました♪　そして、これを食べログ５００件目にしようと、ちょっとひそかに予約して、お伺いしてきた旅館です。

その今回宿泊先に決めたのは「夢泉景別荘 天原」さん。　有名旅館「ホテルニューアワジ」グループの宿です。　天原さんは客室専用露天風呂が付いている部屋もあり、「淡路島三年とらふぐ」が食べれるコースがあるのでこちらに決定。　本当は温泉とか、施設設備とか、サービスとか書きたいことは溢れんばかりなのですが、食べログですのでグルメに特化します。

その初めての淡路島上陸は夜になり、お腹も空いてきたし、グルメ旅だしということで宿へ直行。　到着した天原さんは、どうやら夢泉景さんと建物続きの模様。　別館、アネックスですね。　ボクはどうやら入口を間違え、夢泉景さんへ入ってしまったようです。　それでも丁寧に天原さんまで案内してくれ、チェックイン！


【ウェルカムドリンク】
お茶と淡路産の苺がのった一口ショートケーキをいただきました。　ほんの一口ですがクリーム濃厚、イチゴ新鮮。美味し～。　完全にお腹が空いてしまいました。　チェックインの時の待ち時間に、ウェルカムドリンクにデザート、いい雰囲気になりますね。　ソファでゆったりとしながら待って、設備の説明を受けながらの時間を美味しく過ごせます。

手続きが済み部屋へ案内され、荷物をちょっと整理していたら夕食の時間になりました。　食事はメインダイニング「旬房 淡悦」さんにていただきます。　案内されたのは中庭が眺められるテーブル席。　他にもソファがあったり、奥では靴を脱ぎ履きしてる方が見えたので和室があるのかも。　早速ドリンクを注文します。　ここではもちろん地ビール「あわぢびーる」一択。　「あわぢ」は「ち」に濁点です。　こだわりを感じますね。

今夜のコースは「淡路島三年とらふぐ」と「淡路ビーフ」がメイン。　あ・わ・ぢ！！！　いぇい（笑）
至るメニューに淡路産の文字が！　これは凄い！　めっちゃ興奮してきました♪　そして料理が運ばれて参りました。　


【食前のお愉しみ】
海老とすりおろしたお芋がふんわり蒸してある上に、優しいお出汁のあんがかかった先付。　胃を完全に食欲全開モードにしてくれる侮れない美味しさでした。

【旬菜盛り合せ】
写真だと左から・塩麹を使った阿波尾鶏ハム ・淡路島ポークのアランチーニ ・マナガツオ柚庵焼 ・蟹なます。　そして奥に手作り豆腐。　どれも美味しかったのですが、特に阿波尾鶏のハムは物凄くしっとり＆さっぱりしていながら肉肉しくて美味しかったぁぁぁ～。　お豆腐もとってもクリーミー。　きっと水が良いんでしょうね～♪

【由良漁港直送の鮮魚四種盛り】
鯛 ・ぶり ・足赤海老 ・太刀魚 の何とも美しいお造りです。　地元・由良でとれた魚達ばかりとのことで歯ごたえが違う！　もう、これこそ「ブリン！」という感じ。　初めて食べた足赤海老もこれまた物凄い弾力。　さすが、鮮度凄すぎです。

【牛蒡のクリームスープ】
これ、滑らかですいすい飲んじゃいました。　もっと味わえばよかった…。　ちなみにお皿が牛蒡を模してあって欲しいと思ったり（笑）

【淡路島三年とらふぐのてっちり蒸し】
これこそ淡路島でのお目当ての一品♪　「淡路島三年とらふぐ」は、鳴門海峡近くで出来る限り自然に近い状態で育てられるのだそう。　三年という月日をかけてじっくり生育。　噛むと「きゅっきゅ」と言わんばかりの締まり具合でした。　タレが付いてますが、このままでも大変おいしい。　これだけを食べに来てもいいくらい。　んふぅぅ～って感じです（笑）

【淡路ビーフの石焼 冬の焼き野菜添え】
すっごい絵になる石板の上にのってきました淡路ビーフ。　焼き目がもう…堪りません。　黒酢醤油、金山寺味噌、おろしぽん酢が添えられてきました。　どれをつけても美味しかったな～。　柔かいのに、噛むとしっかり肉質が伝わってきます。　うっかり焼きすぎたかな？と思ったのですが、いえいえとってもジューシーです。　ビバ！！肉汁！！　付け合せの野菜も甘く、みずみずしくて最高でした。

【淡路産鮎原米　香物　味噌汁】
これメニュー見た時、びっくりしました。　米までメイドイン淡路島！　このお米、マジうまかった～。　つやっつやで、ピン！としていて。　香りが最高♪　もうお腹いっぱいなのに、おかわりして気が遠くなりそうでした（笑）　そして、最後にちょっとだけ残ってしまった淡路産鮎原米を、お店の方が「おにぎりにして、お部屋にお届けしますね」という温かい心遣い。　ホント嬉しかったです。　部屋に戻った後、就寝前に頂きました。

【苺のレアチーズとグレープフルーツジュレの二層仕立て】
上に金粉がかかっていて庶民のボクはビビりました（笑）　あれだけ食べて、ご飯お替りまでしたのに…スイーツは別腹とは上手いこと言いますよね～。　お腹一杯で満足～、もう食べれません、って思いながらも普通に美味しく食べれてしまいますね。

もう本当に夢心地…、「夢泉景」とは言ったもんですね♪　満喫です！


【番外編・お部屋のお菓子＆クラブラウンジ】
お部屋にはミカンがありました。　疲れていたから酸っぱいものが嬉しい♪　部屋も広く、大きな和室とベッドルーム、そして、ベランダにはのんびりとできるソファがあり、さらにベランダに露天風呂が付いています。

そして、天原さんにはゲスト専用のガーデンラウンジがあります。　ホテルのクラブラウンジみたいな感じです。　20時から23時まではディジェスティフということでお酒もあり、ナッツのチャームも。　ソフトドリンクにミルクや紅茶もありました。　「あわぢびーる」の酔いが醒めてきたので、マッカラン12年をいただきました。　「この雰囲気の中でマッカラン！？」という感じもしましたが、ライトダウンされた和のフロアで、「英国のシングルモルトのロールスロイス」とまで言われたウイスキーをゆったり頂きました。　最高の酔い心地♪　そして、程よく酔ったところで、部屋に戻り露天風呂。　ゆっくりと鳴門海峡に浮かぶ光を眺め、ほわ～んとしたところで就寝です。　こんな贅沢、、、記念日でもなければ、なかなかできないです。。。　


【和洋朝食ビュッフェ】
前夜のディナーの余韻がまだお腹に残っている感のボクでしたが、いざダイニングに入るとそのメニューの多さから食欲全開！　しかも、メニュー内容が多い＆濃い！とっても書ききれないので抜粋しますと…

地元食材メニューでは
　・淡路島産オニオンのスープ　←　純粋に甘いんです。かなりびっくりしました。
　・淡路島レタスと海藻サラダ
　・鳴門金時のサラダ　←　さつまいもですが、ポテトサラダ風の味。甘しょっぱさが斬新でクセになりそう。
　・鳴門金時のキャラメリゼ　←　平たく言うと大学芋ですが（笑）　これはマジで美味かったです。
　・鮎原米を使って焼いたパン　←　淡路島産藻塩バターを塗ると敵なしの美味しさ。　お土産に買いたかったくらい。
　・淡路島ヨーグルト＆ミルク　←　ミルクは特別な風味があって飲む価値大。　さすが淡路島と思いました。
　・淡路島レモンと生姜のオリジナルドリンク　←　レモンまで育ててるなんて凄い。　これ飲んだ後、体がホカホカしました。

ボクが個人的に好きだったメニューで
　・旬のお野菜　←　好きなロマネスコが入ってて嬉しかった～♪　もしかしてこれも淡路産なんでしょうかね？
　・チーズ盛り合せ　←　5種類くらいあって全制覇しました。
　・ソテーオニオンが入った具だくさんジャンボオムレツ　←　どーん！と大きいオムレツが見て楽しい（笑）もちろん美味しい。

そ・し・て～～！！！　　これが朝一番の楽しみ！！！　夢泉景さんの朝の和洋朝食ビュッフェは、地物アナゴの一夜干し！！！

テーブルの上にある七輪で焼きます。　これでもか！ってくらい乗せました（笑）　なんと言ってもビュッフェですからね。　アナゴは軽く干してあるくらいで、身はふっくら。　火にのせると脂が滴り落ちてきて、プチン！と身が弾ける様はホルモンにも似た様。　う～、美味しそ～♪　こんなに興奮する朝食はなかなかありません。　フライングしそうな自分に待て！をすること数分。　よし、今だ！と口にしたアナゴ。

ん～～、これはマジ、美味いぃぃぃ…、溶けそう。　身のハリが、脂が全然違う…。　鮎原米、昨日あれだけ食べたのに、今朝も止まらない…。

淡路島を野から海から、目いっぱい頂きました。　ごちそうさまです！　島っていいな～、海のものっていいな～、そして日本っていいな～って改めて思いました。

帰ってきてから調べたところ、淡路島の食料自給率はなんと100％越え。　自給率100%超えって、、、すげえ！　天原さんでいただいた肉、魚、野菜、果てにお米まで淡路産でしたから。　まさに御食国の名に相応しい。　もちろん海外にも美味しいものはたくさんあります。　でもやっぱり自分が生まれ育った国の土と水に育まれた食材を頂ける事って、ありがたいことですよね。　東京から淡路島というと、遠くてなかなか行けませんが、それでも小さな島国日本の中にある。　自分の生まれ育ってきた国で恵まれた食材と伝統の料理、これは是非守っていかなければ、と痛感しました。

その恵みが育つ風土と、育てる獲る漁師さんや農家、酪農家の方につくづく感謝します。

そして食材を様々な形で美味しく調理される天原さん、最高です。　ごちそうさまでした♪　最高の記念日になりました。