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店名 |
一徹らーめん(イッテツラーメン)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、餃子 |
お問い合わせ |
079-282-0208 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
姫路駅から5.5km。 野里駅から1,580m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
27席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店前4台、離れに6台(※家具屋さんの北裏手にあります |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
料理 | 野菜料理にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
備考 |
※2022/12/24 09:10 最新情報 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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公共交通機関を利用して行こうとすると、JR播但線の野里駅からはかなり遠く、歩くと半時間近くかかる。
でも神姫バスだと、JR姫路駅北口の8番9番乗り場から、姫路独協大学行きか大寿台行きに20分ほど乗り「竹ヶ端(たけがはな)」というバス停で降りてから徒歩3~4分。これは結構な本数が出ているので、車を使わない人には便利。
(但し、大学行きは土日と夏季や冬季の休暇期間は減便になるのでご注意下さい)
ここは、ごく普通に、ラーメンが旨い店ということで、地元の知人に連れてきてもらった。ピーク時を外していたため並んだりすることはなかった。
メニューを見て限定10食の野菜ラーメンというものに興味を惹かれたが、常に売り切れており、希少性の高さからだんだんと自分の中で渇望感が盛り上がってくる。
ちょうど土曜日の朝こちらに行く用事があったので、、、というと都合がいいように聞こえるが、実は用事があったのは明石市(30数キロ手前)で、そこで用事を済ませてから、野菜ラーメンだけのために小一時間車を運転して行った。
開店30分ほど前に着いて、名簿に名前を記入した。一番乗りではなかったのには驚いたが、10人以内には入っている。限定10食はキープできた。
開店とともに店内のカウンターに案内され、意気揚々と「野菜ラーメン」を頼む。自分よりも前のお客さんは皆が皆野菜ラーメンを頼むものと思っていたが、普通のラーメンを頼む人もいたのは意外だった。
いつもは餃子なども頼むのだが、店主が手塩にかけて育てた野菜をいただくのに、雑味が混じっては失礼だなどと妙な考えがおきて、野菜ラーメンだけにする。
出てきたものは色とりどりで見た目も鮮やかな野菜が載ったラーメン、というより、スープ面が見えないので野菜サラダそのものの様。実際、ラーメン鉢で供されなければサラダだと思うくらい野菜が盛られている。
特殊トッピングがされているラーメンや、蕎麦のタネモノもそうなのだが、上から順番に食べていって、味の変化を楽しむものと、混ぜソバのように完全にミックスアップするものとがあるが、このラーメンは勿論、上から順番に野菜を食べていく。
最初の一口で思ったことだが、確かに野菜は瑞々しく滋味豊かなのだが、これはこれだけつまり純粋にサラダとして出した方がいいんじゃないかなと。
カクテルでいうプースカフェみたいなもので、見た目を楽しむことに重点が置かれているのではないかと。
グチャ混ぜにしたい衝動に駆られたのだが、それでは野菜だけの味が味わえない。ドレッシング代わりにスープに浸してから食べるのも、何か違うような気がする。
ちなみにここのラーメンは豚骨、鶏がら、魚介に野菜と、いろんなものを入れたというスープで、自分は豚骨が強いと感じたが、巧みに獣性を除いた優しい味。
麺は中細麺で、このスープと合う。なので普通にラーメンを食べるだけでも充分満足できる。
限定10食なんて文言に目がくらんだが、メニューなんかつぶさに読まなければ、朝も早くから遠路はるばるやって来ることもなかったかな、なにか悲恋もののドラマのように、あの時知り合わなければ良かったのかもしれないねみたいな馬鹿なことを考えながら食べ進んでいると、やがてスープに漬かった野菜に辿り着く。
それを食べて、これはまた新たな旨さだと思った。
なるほどこういう狙いがあったのだろう。最初に野菜だけの滋味を味わってもらうためストレートで押して、シャクシャクとした歯応えで口の中を新鮮にさせ、そのうちにスープに漬かった野菜で新たな展開があり、最後にはきっちりとラーメンで締める。
プロ野球でいうピッチャーの継投の「勝利の方程式」みたいなものか。
あくまでラーメンと名が付くが、野菜が主役であるべきラーメンを食っている、しかしてラーメンも旨い。映画に例えれば、主役のアル・パシーノの演技も素晴らしいが、アカデミー助演男優賞を受賞したロバート・デ・ニーロの出世作である「ゴッドファーザー・パート2」だろうか。
かなり大袈裟ですが、まあでもまたやろうとは思いませんけど、一発コッキリ、朝早くから来た甲斐はありました。
ただ、ピーク時を外して来店し、定番メニューの品だけを食べても、充分満足できる店だと思います。