正月ランチ : ロックンビリーS1

公式

お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。

ロックンビリーS1

(スーパーワン)
ラーメンWEST百名店2023選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2023 選出店

この口コミは、とんしさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

5.0

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-

5.0

¥2,000~¥2,9991人
  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
2023/01訪問40回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

正月ランチ

2023年の1月3日、何を買うという目的もありませんが、妻と一緒に梅田に行こうかという話になりました。
私は4日も仕事がありますし、その後も色々と忙しいので妻と出かけるチャンスはあまりありません。
基本的には梅田にほとんど用事はありませんが、出掛けることにしました。

ランチは妻の希望でいくつか候補はあったのですが、やはり1月3日なので休みです。
私の希望はロックンビリーS1で醤油か昆布水つけ麺を頂くことが希望だったのでランチで伺うことになりました。

ところがインスタを拝見すると、
限定「牡蠣ロック 潮牡蠣らぁ麺」¥2200アリマス
とのこと。
これはもう1択となりました。
醤油や昆布水つけ麺はチャンスを見つけて食べに伺うしかありません。

前回は、羊の限定らぁ麺があることを知らずに11時半くらいに伺い、大変時間を使いました。
よって妻のご機嫌が危なくなるという事故がありました。

前日のブルゴーニュのピノ・ノアール コルトン17ルー・デュモン(グランクリュ)の余韻がありながらも、本日はアラームで9時に起きます。
コルトン17ルー・デュモンはジュヴレ シャンベルタンではありませんが、グランクリュだけあって、ジュヴレ シャンベルタンとは違った魅力がありました。
ジュヴレ シャンベルタンのような研ぎ澄まされた繊細
さと透明感はありませんが、重厚な旨味があり、2017年ですがグラスに注いでからの変化の速度が早くて、それはそれで楽しめました。
ちなみに昨日は私がシェフでしたので、青森産の鴨料理を作りました。

さて、今回は同じ轍を踏まぬよう10時半の到着を目指します。
1回転目は外しても店内待機くらいは勝ち取れるでしょう。

阪急神戸三宮駅10時1分発の快速に間に合いました。
出かける直前に妻の服の問題を指摘すると怒り出して、危なく遅刻になりそうになりましたが、無事間に合いました。

お店の到着時間予想は10時32分。
開店時間は11時。
何人並んでいるでしょうか?
10人未満であることを祈るしかありません。

10時36分到着。
待ちの人数36人。

これはあかん。

2時間でも無理かな。

どうしようか?
10分以内に並び続けるか諦めるか判断しなければなりません。
妻は意外と並ぶような顔をしています。
スマホで漫画を読んでいるからでしょうか。
牡蠣はなくなる可能性が高いですが、そもそもスープ切れに引っかからないか心配です。

開店で15人が入店して、階段に10人として、その時点で階段下の13人目14人目。

13時半入店も厳しいかなあ。
ラーメンの大行列に並ぶのは久しぶりです。

寒いなあ。
12時12分、まだ階段にも登れません。
とりあえず、入店したいです。
寒い。

13時19分、まだ入店できず。
身体はダウンを着ているので寒くありませんが、足先が冷たくて感覚が無くなってきました。

13時43分、入店。
なんと並ぶこと丸3時間ちょっとで中に入れました。
妻がヤバいです。

13時55分着席。

牡蠣ありました。
当然、私は牡蠣と豚丼。
妻は牡蠣アレルギーがあるので、塩の全部のせです。

ロックンビリーS1の貝出汁ラーメンは珍しいとのことで、勿論初めて頂きますが、牡蠣の旨み以外は想像がつきません。
そこが天才芸術家の嶋崎さんの凄いところです。

牡蠣のエキス感が凄いです。
少しだけ豆腐も入っていて牡蠣鍋のイメージなのかなと思います。
牡蠣が突出しているので、色々なことをしてバランスを取っておられます。
麺はかなりの細麺ストレートです。

牡蠣の佃煮がついているところが面白いです。
最後は辛味で味変できるようになっていました。

妻は塩の味がいつもより濃かったと言っていました。
疲れておられるように見えたので、少し味にブレがあったのかも知れませんが、私は食べていないのでわかりません。
塩ラーメンのバランスはかなり微妙ですからね。

豚丼はいつもと内容が異なりました。
年始なので色々あるのでしょう。

次こそは醤油を頂きます。

  • ロックンビリーS1 -
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2022/12訪問39回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

クリスマスランチ

クリスマスイブ、素晴らしいジュブレ シャンベルタンを楽しんだ翌日の朝。
ノロノロとベットから出ていくと妻がロックンビリーS1に行こうと言い出しました。
前日、なんでクリスマスのランチにラーメンを食べなきゃならんのかと怒っていた人と同一人物とは思えません。
まあ、それはともかくとして年内に再訪できることになり良かったです。

遅く起きたので、オープン時間の11時には間に合いません。
行列は大丈夫なのでしょうか?
とりあえず、阪急の駅に向かい、11時1分の電車に乗れました。

そして、いつものように電車の中で何を食べるかを悩みます。
塩、塩ときているので、通常なら醤油ですが、最近、不味い塩を食べたので、口直しがしたいという強い気持ちもあります。

日本一を取り続けた醤油。
本来私がラーメンとして一番好きな醤油。
しかし、比内地鶏の旨味を堪能するには塩の方が良いと思っている今日この頃。
妻は塩一択です。
偉大なるロックンビリーS1のラーメン。
本来なら塩と醤油を注文するのですが、2杯目は並び直しというのがこのお店のルールです。

悩みに悩みながら、阪急塚口駅からお店に向かって歩きます。
お店到着は11時35分。
予想通りです。
外で並んでいる人数は15人ほど。
恐らく中で5人ほど。
約20人待ち。
まだ、スープ切れの規制が入ってないのでなんとか食べられるとは思いますが、着席まで1時間以上はかかるでしょう。

城助と共にお店での居心地について色々と言われるこちらのお店ですが、私の感覚はとにかく接客は皿に表れるですから、良いと思います。
要するに命を削って作ったものは真剣に食べて欲しいというだけの話です。
それ以上でもそれ以下でもありません。

また、卓越した芸術家は必ずしも多くの方々の支持を得るわけではありません。
大金持ちの方でもピカソの絵画に3億円の価値を感じない方はいくらでもいます。
私の感覚からすれば、城助の握りやロックンビリーS1のラーメンはピカソのような存在であり、化学調味料の味に慣らされている多くの方々の支持を得るはずがないのです。
特にラーメンはそうですね。

ある方が仰います。
ロックンビリーS1のラーメンは鶏の味がしない。
では何が鶏の味がするのですかと尋ねるとインスタントのチキンラーメンですと答えられました。
インスタントラーメンの味に慣れていれば、確かにロックンビリーS1のラーメンは鶏の味がしないでしょう。
比内地鶏など味がない鶏肉だという話になります。
まあ、だから色々と食材についての問題が起きるのでしょうね。

寒い中、ちょうど1時間8分で中に入れました。
寒かった。

まだ、何を食べるか決まらないでいるところ、妻がインスタの情報で今日は羊のラーメンが食べられることを教えてくれました。

速報〜明日の限定「濃厚来夢白湯〜羊たちのメェ、リークリスマス〜」¥2100 。

とのことです。
なんとラッキー。
しかし、注文の時に残っているでしょうか。

今日はお嬢様がいません。
なるほどクリスマスですからね。
音楽はビートルズが流れています。
小学校6年生から中学3年生までハマっていたビートルズ。
色々なことを思い出しました。

今日の雰囲気は何かがいつもと違います。

店内は暖かいので助かります。

13時ジャストに着席。
羊ありました。
ラッキー!
羊が好きな嶋崎さん。
どんな羊のラーメンを食べさせてくれるのでしょうか?
豚丼も頼みました。

来た来た羊のラーメン。

人生初。

うーん。
天才。
天才以外の表現は出来ません。
世の中には色々と素晴らしい料理人の方がおられますが、恐ろしいまでの天才だと痛感させられるのは、城助と嶋崎さんだけです。

パクチーやチーズやガーリックチップや玉ねぎやレモンが入った、エスニック系で辛いスープのラーメン。
羊はバンバークにしてありました。
臭みは一切無し。
辛くてエスニックなのに、極めて繊細で複雑な味や風味が立体的に存在しています。
そしてそれがバランス良く融合しています。
言わば私が一番嫌いなジャンルを一番好きなラーメンという料理として完成させておられるのです。
もう、これはセンスとしか言いようがありません。
このような綱渡りのようなバランスを多くの個性が強い食材を使って作り上げることは努力だけでは不可能です。
極めて複雑でややこしい繊細さは他の人には決して出せません。
この複雑な繊細さは異常とも言えます。
とにかく、それぞれの食材はクオリティがトップクラスと言えますが、個性が強くてまとめることなど通常は不可能だからです。
日本中の優秀なラーメン職人が脱帽するセンスと技術。
gifted。
お嬢様が公式で公開されているインスタを見るとその恐ろしいまでの才能の一端を窺えることが出来ます。

芸術家の世界には卓越した天才という存続がどのジャンルにもあります。
嶋崎さんと城助は間違いなく天才的な芸術家です。
6年連続日本一、他の企画でも何度も日本一になられておられます。
このような芸術を理解する方々が世の中にどれほどおられるのでしょうか。
ピカソの評論家は少ないですがラーメンの評論家は星の数ほどおられます。
そういうことです。

また、豚丼の美味しさも秀逸です。
豚のクオリティも米のクオリティもかなり高いです。
特にご飯の美味しさは信じられないほどです。
ラーメン屋さんのご飯ですよ!
どのような米かを以前嶋崎さんが教えてくれましたがここでは書きません。 
今は知りませんが1種類ではありません。
それぞれの米の良いところを活かして、ハイクオリティの水で炊いているのでそこらのご飯とは味が全く違うのです。
以前にも書かせて頂きましたが、三宮でオンリーメニューでお店をやられたら大行列のお店になると思います。

日清のチキンラーメンも美味しいのでしょうが、嶋崎さんは全く違う世界におられます。
城助がロックンビリーS1のコーララーメンを食べたいと何度か言うのも分かります。
天才は食べなくても感覚的に天才がわかるのかも知れません。

クリスマスに天才芸術家の恐ろしさを改めて感じさせられて幸せでした。
城助の握りと共にそのカテゴリーにおける神の領域と言えます。
他とはあまりにも違い過ぎるのです。
次元が全く違います。
同じ食べ物という範疇に入れるのはおかしいと断言できるレベルです。
表現出来ないほど奥深いのです。

それでいて食べログの評価はご覧の通りです。
それはある意味正しいと言えます。
近視の方が眼鏡をかけたり、コンタクトをつけたりするという下駄を履かせることが、味覚や嗅覚に関しては、今の科学では出来ないからです。

ロックンビリーS1のスープは鶏肉の味がしない、チキンラーメンのスープは鶏肉の味がする。
全ての真実がその言葉の中にあります。
味覚も嗅覚も全てが主観であり、主観でないものは皆無ということです。
その人にとっての味覚や嗅覚は他の人には絶対に分かりません。
脳に直接刺激を与えて、味覚や嗅覚を感じさせることができるようになれば、客観性が初めて顔を出しますが、その時までは食に対する美味い不味いの議論は全く意味がありません。
それぞれが感じていることが全く異なるのですから。

それは100%正しい論理的帰結。
即ち、味は好みという表現は100%間違っていることを意味します。
視力が2.5の人と0.1の人では見えているものがそれこそ客観的に全く異なります。
見えているものが違うのに、あの看板の文字はどうだこうだと議論をする人は世界中探してもたった一人もいません。

よって、それは好みの問題ではありません。
論理的にあり得ません。
見えるものが全く違うという事実を好みと仰る方がこの世におられるのでしょうか?
それぞれにとってはそれが事実。
他の人の事実は誰にも分かりません。
そこに好みという要素が入り込む余地は0%です。
見えているものが客観的に100%同じであれば、次の段階として好みという要素が出てくるでしょう。

しかし、視力だけは眼鏡やコンタクトレンズがあるから、見えているものについて議論をすることがないのです。
視力0.1の人が視力2.5になれるからです。

ところが味覚と嗅覚だけは、その根本的な論理的矛盾を全く無視して語られます。

食に対する自分以外の方の評価とはそのようなものです。
それ以上のものでもそれ以下でもありません。
ただ、複数の同じお店を食べてみて同じような感想を持てば、それなりに参考にはなるので意味はあるのでしょう。
味覚や嗅覚のクオリティが同じくらいだからです。

いずれにしても私は私の主観を断定的に書かせて頂きます。
主観というものは自分自身にとっては事実なので、断定しないという選択肢はないからです。
自分にとっては全てが事実。
真実かどうかは神のみぞ知るですが、少なくても100%事実です。
それは他の方にとっては事実ではないのですから、当然独善と偏見となります。
そうではないとおかしいです。

さて、31日深夜から今年最後の城助での朝までの宴。

二人の天才芸術家の凄みを感じられて幸せな年末です。
そして、年末年始はアーモンド香のする熟成されたシャンパーニュと1級畑のジュベレ シャンベルタンと鍋島の大吟醸35%を飲んで寝ぼけながら平和に過ごします。

2日から仕事ですが、、、。
仕事は大嫌い。
衣食住のためのツールにすぎないからです。
衣食住のため以外の意味は一切ありません。

せめて美味しいものを食べて飲んで余生を送りたいだけです。
不味いものを食べたり飲んだりする時間もお金もありません。

  • ロックンビリーS1 -
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2022/09訪問38回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

泣けてくる!半年ぶりです

やっと仕事の忙しさが落ち着きましたが、新型コロナの8波が11月から始まるでしょうから、ランチで伺いたいところに伺うならこの1ヶ月がチャンスです。
とは言え、夕方からの仕事もあるので、塚口まで電車に乗って行くと鳴るとそれほどチャンスがある訳ではありません。
城助は月に2、3回伺えていますが、ロックンビリーS1はちょうど半年ぶりです。
今日と後2回は年内に伺いたいですがどうなるのでしょうか?

ということで花隈から阪急電車に乗り、何を食べるべきかと悩みます。
つけ麺の塩かレギュラー以外のラーメンがあれば、それを頂くでしょう。

問題はレギュラーの醤油か塩かになった時の選択に悩みます。
前回は塩なのでローテーションから言えば醤油なのですが、久しぶりなので一番好きな塩を食べたいのです。
禁断の2杯?
スープが残っているか?
2杯目は並び直しなのでスープ切れのリスクがあります。
いや、そもそもこの歳になってラーメンを一度に2杯食べる馬鹿が何処にいるのか?という話になります。
うーん、十三で伺いたいお店もあるし、1杯の選択肢しかありません。
醤油と決めていて、直前に塩となりそうな予感もあります。
本質的な問題はとして、お店到着が13時過ぎるのでスープは残っているのでしょうか?

12時52分に塚口駅に到着し、スープ切れの不安と戦いながら歩いて行きます。
13時過ぎに到着。
スープ切れ無し。
1人待たれておられます。

13時45分に食べ始められるでしょうか?
14時かな?
すぐに再訪できるなら醤油。
確率が低そうなら塩です。
特別なメニューはあるのだろうか?

特別なメニューはなく、つけ麺は醤油。
塩の全部のせと相成りました。
豚丼も頂きます。

うっとりするほど透明感があり雑味のない綺麗なスープ。
麺もスープにジャストフィット。
具も完璧。

他の店の食べ物をラーメンと呼ぶのであれば、もはやこれはラーメンでは無いとしか申し上げられません。
全く次元の違う食べ物です。
違い過ぎます。
美味しいとか美味しくないとか好みとか好みではないとかそんなレベルの低い話を超越しています。
何もかもが同じ土俵では比べられないのです。
比べる対象が存在しません。

豚丼も本当に美味しいです。
食材のクオリティと食感と味付けと香ばしさ。
そして9兆回申し上げている米の美味しさ。
とにかく米のクオリティも凄いです。

泣くしかありません。

駄目です。
万難を廃して最低1ヶ月に1回は伺わないと。

東大をギリギリ落ちた人にしか東大合格の難しさが分からないように、究極を求めて超えられなかったプロフェッショナルの料理人の方にしかこの次元の異なる世界は理解されないのでしょう。
これほどまでにもあらゆるファクターにおいて異次元であるのに。

  • ロックンビリーS1 -
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2022/03訪問37回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

中々伺えなくて泣きそうです

仕事の都合と妻とのスケジュール調整のために最低目標の1ヶ月に一度の訪問も出来ていません。
泣きそうです。
せめて、月に一度は城助とロックンビリーS1に伺わなければ生きている意味がありません。

この日は午前の仕事の後で大阪で仕事がありましたが、午前の仕事が奇跡的に早く終わったので、大行列やスープ切れという事故が無ければギリギリ食べられるということで行くだけ行ってみようと阪急電車に乗り込みました。

大行列やスープ切れがあれば、無駄になりますが、最近はほぼノーチャンスなので挑戦するしかありません。
超予約困難な城助ですら、なんとか月一回は伺っているにも関わらず、何という体たらくでしょうか。

今日、食べられるかどうかわからないのに、いつものように阪急電車の中で食べるものを検討しています。
つけ麺の塩があれば、一択です。
懐かしい中華そばがあれば、それです。
どれも無ければ、塩の全部のせです。
プライオリティが決まっているので、迷うことはありませんでした。

塚口駅から早足で歩いているとクライアントから電話。
急用でアポイントキャンセル。
大行列やスープ切れの事故があったらこの後どうしようかと考えているうちに13時5分にお店に到着。

助かった。
大行列もスープ切れもありませでした。
目の前で二人入って行かれましたが、入店したら、カウンターは満席ですが、店内に座ることが出来ました。
今日は良い日だなあ。
しかし、思わぬチャンスが訪れました。
昼過ぎに塚口でフリータイムがこの後待っています。

そんなことを考えているうちに13時11分にカウンター着席。
最近は奥さんいないなあ、娘さんが跡を継がれるのかなあと思いながらメニューを見るとなんと本日の丼はとり丼。
久しぶり?初めて?
なんと贅沢な。
比内地鶏のとり丼。
どちらにしても必ず食べなければなりません。
つけ麺は醤油。
懐かしい中華そばも無いので、Sロック全部のせととり丼になりました。

塩は4ヶ月半ぶり。
芸術的なスープ。
ロックンビリーS1は醤油で天下を取りましたが、私は塩も素晴らしいと思っています。
あの新座のぜんやの潮を凌ぐのではないでしょうか。
最近、神戸界隈でも塩をウリにするラーメン屋が増えてきましたが、腰が抜けるほど美味しくありません。
ロックンビリーS1の塩とは比べるのも失礼です。
妻は塩が一番好きです。
私も塩か懐かしい中華そばが一番好きですね。
塩も凄いですが、懐かしい中華そばには、私の物心ついた時からのソウルフードに通ず流者があるのです。
食べると心が揺さぶられます。

比内地鶏の旨味が凄いです。
スープもチャーシューも。
これほどまでにハッキリと比内地鶏の味がわかるものを食べたら、比内地鶏の偽物が出された時には一口目でわかるでしょう。

さて、話をスープに戻しますが、4ヶ月半前と味が変わったように感じました。
ファスティング明けなので舌が敏感になっているのかも知れませんが、まろやかさが増して、少しねっとり感が出て、麺に良く絡みます。
正解はわかりませんが、近いうちにもう一度食べたらわかるような気がします。
麺もマイナーチェンジしているような気がします。
世間で評価されても、日々更に上を目指すということでは、城助と嶋崎さんは、私が知る限りでは突出した存在なので、変えておられたとしても不思議はありません。
誰と闘う訳でなく、己と闘い続けるという点では藤井聡太竜王を彷彿させるものがあります。

とり丼は何年か前に頂きましたね。
ビジュアルで思い出しました。
美味しいです。

  • ロックンビリーS1 -
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2021/12訪問36回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

繊細という概念

繊細な料理とか、上品とか、優しい味だとか、色々な表現がありますが、ちょっとそのニュアンスはどうなのかなと感じることがあります。
世間では単に薄味の場合や単に化学調味料が使われていなかったり、少なかったりする場合にもそのような表現が使われていると感じるのは私だけでしょうか?

繊細とか上品とかいう場合には、まず根本的に食材が持つ綺麗な旨味がなければ、成り立ちません。
綺麗なとは即ち、2001億回申し上げていますが雑味がなくて、作ったような変な旨味がないということを意味します。
そこには良い食材が持つ、デリケートな旨味が邪魔するものなく表現されているということでなければいけません。
食材と会話しないで、大したこともない食材をシンプルに提供することとは本質的に違います。

例えば、我が家では紅茶でも日本茶でもコーヒーでもかなり気を使って繊細な味が出るようにしています。

まずは、お茶そのものが家で飲むには少し贅沢なくらいのものを使います。
最近、妻が何故か今頃、紅茶の研究にハマって、毎日のように紅茶を飲むのですが、使っているのはマリアージュフレールです。
マリアージュフレールと一口に言っても紅茶の種類は何十種類もありますが、100g4000円前後のものを飲んでいます。
種類は常時4、5種類。
年末年始はもっと増やします。
妻はプロにでもなるのでしょうか?
このクラスの紅茶になるとお茶の種類によって、香りが全く異なりますし、当然味も違います。
共通していることは、飲んだ瞬間と飲んだ後に舌に残る上品な甘味です。
このクラスになると、別にセカンドフラッシュでなくても、素晴らしい香りと甘味があります。

しかし、非常に繊細なので温度、蒸らし時間、お湯に対するお茶の量によって全く違う味になります。
当然、お茶の種類によって入れ方は全て異なります。
徹底的に拘るならば、水も変えるべきですが、流石に家ではそこまではやっていません。
でも入れ方には徹底的に拘ります。
何故ならば、それぞれのお茶のベストの入れ方が異なり、何かがちょっと違うだけで、そのお茶のポテンシャルを全て引き出すことができなくなるからです。

具体的に何がそんなに難しいかと言うと、タンニンが邪魔するからです。
ワインではタンニンのバランスが大事とか言いますが、極上の紅茶にとっては邪魔なだけです。
雑味、苦味が、上質な甘みを邪魔します。
綺麗な透明感のある甘味が最大限に引き出された上にタンニンを感じない状態を作り出すのが至難の技なのです。
ここ数ヶ月、色々なお茶を妻や私が毎日のように入れていますが、ある種類のお茶でたった一度だけベストと感じるものを入れることが出来ました。
それ以外は全てダメです。
微妙に上手くいきません。

繊細とはそのような場合に使う言葉だと私は思っています。
それを前提にすると繊細な料理を出す料理人は1万人に一人もいらっしゃいません。
99.99%は繊細ではないし、極論を言えば美味しくありません。
心から本当に凄いと思うのではなく、値段との兼ね合いで美味しいと言うものは少しあります。

たかが紅茶、されど紅茶。
家での紅茶もその種類によって入れ方を変えてベストを探っていますが、ほとんどそれが出来ずにいるどころか、再現性もまだありません。
まあまあ良いと思ったら、当然微調整しながらも同じように入れます。
しかし、ほんの数度、ほんの数ml、ほんの数秒の蒸し時間の違いで、明らかに味が異なるのです。
これほどシンプルな組み合わせでもベストはなかなかできません。

極上ではない食材と会話もしないで出てくる料理が美味しい訳もなく、極上のものを仕入れる力とそれを最大限に活かす繊細さのある料理人の料理だけが、敢えて食べたい料理です。
勿論、生きるためには食事はします。
しかし、食べたいと思うものは極々僅かです。

ラーメンに関しては、ロックンビリーS1だけ、嶋崎さんだけにそれを感じます。
東京のラーメン戦争は今も凄いので、神戸に来てからはほとんど首都圏の新しいラーメンは食べていませんが、こちらのお店に勝てるお店はあるのでしょうか?
久しぶりに新座のぜんやに行きたいと思っていますが、尼崎で日本一を食べられるのでわざわざ行くモチベーションが湧きません。

さて、無駄話は終わりにして今日は何を食べましょうか?
13時に着きましたが、今日は外で待っています。
外には私しかいないのでもうすぐでしょう。

本命は醤油の全部のせですが、つけ麺の塩があったら迷ってしまいます。
チャンスがないと来られませんからねえ。

つけ麺が塩でなかったので、迷わず尼ロックの全部のせと豚丼を注文しました。

まあ、毎日毎日、真剣にラーメンを作り続けるというのは大変なことですね。
身体が大変でしょう。
最近、中山城助は、体力の限界を感じてきているようですが、当然ですよね。
睡眠時間2時間でほとんど休み無しですからね。
嶋崎さんは休みの日は食べ歩きをされておられるようですが、週6日は営業時間だけでなく、仕込みや注文がありますから、寝る時間以外はほとんど仕事でしょうね。
本当にお身体には気をつけて頂きたいと思っています。

醤油も豚丼もかなり久しぶりでしたが、当然美味しいです。
次回は数年ぶりに童謡味噌ラーメンを食べたいですね。
木曜日。

  • ロックンビリーS1 -
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2021/12訪問35回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

今日は何を頂こうかと電車の中で悩みつつ

いつものように阪急電車の中でレビューを書き始めています。
午前中の仕事が早めに終わり、午後からは珍しく仕事がないので、スープ売り切れで入れないリスクを犯して、迷いながらも電車に乗ってしまいました。
前回がそれほど混んでいなかったので、期待をしていますが、わかりません。

よもやよもやの時のために、代替策を考えているうちに塚口駅に着きました。
13時4分に到着。
なんと中に入れました。2人待ちの3人目です。
うーん、醤油にしようかつけ麺にしようか迷います。
最近、胃腸と肝臓を休めるために定期的に行っているファスティング明けなので、丼を食べるのは我慢しようかなどと悩みに悩みます。
そのうちに、明日は午後から妻とファミリーバーゲンに行くので、その後にリシュリュゥに行ってシャンパーニュとワインを数杯飲んでそのあとどこに行こうかなあ、などと関係ないことを考え始めて決まりません。
もうすぐ、カウンターに座る、どうしようか?

元祖 昆布水のつけ麺 Ultimate

本日は醤油味。

次回は塩味を食べたいですね。

ちなみにつけ麺は時間がかかりますので、注文される方はご注意下さい。

久しぶりですが、この昆布水の麺は凄いです。
麺が美味しいので、昆布水に何かを加えるとしたら塩の方がより合うかも知れません。
物凄い昆布の旨味と麺の風味。

今日は、丼ものを食べませんでしたが、つけ麺の量が多いので結構お腹がいっぱいになりました。

なんとかチャンスのある時に、久しぶりに醤油を頂きに来ます。

この日は、店内に私だけの時間があり、嶋崎さんと結構話が出来ました。 
凄く楽しかったです。
羊がお好きなので、天満の羊料理の店をお勧め頂きました。

羊の臭みが苦手ですが、東京時代にはかなり美味しいと思ったお店もあったので、近いうちに伺うつもりです。
上手くチャンスができると良いのですが。
他の店の大好きなラーメンが同じなので、食の嗜好が同じなのでしょうね。
一緒に食事をしたら、話が弾むでしょう。

  • ロックンビリーS1 -
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2021/11訪問34回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

芸術としか言いようがありません

今も営業されているお店の中で、心の底から日本一と信じて疑わないのは、各ジャンルで1店舗ずつです。
特に、食材と技術ではこの3店舗より凄いお店は、考えられないので、日本一を疑うことが出来ません。

鮨では、城助。
鮎料理と松茸料理では、比良山荘。
ラーメンは、ロックンビリーS1。

平日は仕事で来れなくなり、土曜日は仕事や用事で来れなくなり、こちらのお店に伺うのは昨年の12月下旬以来となりました。
今後も平日は開店時間には来れず、13時頃には来れる日はあるのですが、スープ切れで入れないリスクがあるので、なかなか伺うのは難しいでしょうね。

城助も1ヶ月に1回くらいしか行けませんし(それでも今は予約が超困難なので幸せですが)、ロックンビリーS1も来るのが難しいということで、自分自身の掟を破って、鮨とラーメンの新規開拓や高級店の再確認という馬鹿馬鹿しいことを初めてしまいました。
鮨は、生粋や栄美古や島本に行ってみたりして大変後悔しております。
ラーメンは行ける場所にあるということで刻屋にたまに伺うようになりましたが、やはりラーメン日本一はロックンビリーS1しかありません。

土曜日、朝からサンヨーのファミリーセールに行った後、伺うチャンスがやって参りました。

11時半くらいに着くと外でお一人待っておられました。
15分ほどで、中に入れて、そのまま席に着けました。
この日は朝、ドドールのミラノサンドを2つも食べていたので丼は頼みませんでした。

塩の全部のせ。
いやー、久しぶりです。 
先ずはスープ。
綺麗な旨味だけがあり、雑味がゼロです。
この透明感のある旨味に雑味がゼロということが誰にも出来ないのです。
圧倒的に、根本的に他のラーメンとは異なります。
いや、他の料理と違うと表現すべきでしょう。

麺には風味があり、豚のチャーシューも鳥も、全ての具が完璧です。 
この具だけで、超一流の料理として成り立っています。
ゆっくり飲めるラーメン屋であれば、この恐ろしいほど完成度の高い、食材のクオリティが極限のこの具をつまみに日本酒の鍋島を飲みたいです。

妻もこのお店のスープだけは飲み干します。

他のラーメンとは異なる料理です。
他のラーメンをラーメンと呼ぶのであれば、ロックンビリーS1のラーメンは、ラーメンと呼ぶべきではないでしょう。

麺とスープと具がある芸術品。

藤井竜王クラスの芸術品。

藤井竜王の将棋をほとんどの方が理解できないように、このような芸術品を理解できる方は少ないでしょう。

  • ロックンビリーS1 -
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2020/12訪問33回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

素材の饗宴 2020

「今年出会った食材で特に印象に残ったものを厳選して組み合わせた複合型スープです。
比内地鶏、鰹、昆布、椎茸を合わせたスープに新潟産かぶ舞茸と宮崎黒毛和牛をさっとくぐらせ、9種類の生醤油をブレンドしたものと合わせました。
スープには鰹、宗田、鯖等の枯れ節、備長炭直火焼薩摩2年物本枯れ節、鹿児島指宿産一本釣りの本枯れ節をブレンド。
北海道産羅臼、利尻、道南昆布等5種類を水出しした昆布出汁と、九州産乾燥香信椎茸他2種類を贅沢に使用しています。
麺は北海道産小麦を数種類ブレンドした玉子入りストレート麺を使用。
別皿で提供するかぶ舞茸と黒毛和牛はおろしポン酢をさっとふりかけてありますのでそのままお召し上がりください。また、スープに浸して違った重厚感を楽しんで頂いたり、スープをちょいがけしたライスに乗せて食べて頂くのもお勧めです。」

アメブロの公式アカウントからの引用です。
我が家は基本的には日曜日には出かけないのですが、限定2000円のラーメンがどうしても食べたくて、妻と伺いました。

どんなに厳選した食材を揃えても、それぞれの良さを最大限に引き出さなければ食材同士が喧嘩してしまいます。
普通の店であれば、これだけの究極食材を使って大丈夫なのかなと不安になりますが、嶋崎さんの場合はもう二度と食べられないだろうと期待が膨らみます。

妻と伺う時は11時ジャストくらいにお店に着くように行くのですが、日曜日で限定20食と言うこともあり、お店に到着予定は10時35分。
もっと早くにすべきだったかなと少し後悔しながら塚口駅から歩いて行きました。

予定通り10時35分着。
10人並んでいました。
11人目と12人目。
セーフ。

11時で16名。
東京では考えられません。
東京にあれば1時間前でも30名には入れないでしょう。
尼崎に来てくれて良かった。

1巡目、店内に入れたのは10名。
店内の待ち椅子は、間を空けているので入れませんでした。最初の2名が食べ終わるまで30分近くかかるので、11時半位に店内に入れるかなと言う感じです。
お店を出るのは12時過ぎるでしょう。

店内に入れたのは11時35分。
寒かった。
カウンターに座れるのは12時前でしょうか?

ビジュアルはご覧の通りです。

まずラーメンですが、全てにおいて完璧。
いつもの醤油に比べて、更に醤油の角もえぐ味もなく、どこまでも綺麗な味です。
それぞれの素材の突出感もゼロ。
旨味が一体化しています。
鰹や昆布の出汁がはっきりと出ている汁物を出す店がありますが、それはその素材の良いところだけではなく、出がらしのようなところまで使っている証拠で、人によっては出汁が効いていると仰いますが、個人的には料理の技術がない不味い食べ物ということになります。

イメージ的にはうどんや蕎麦の汁のような感じです。
もちろん、その辺の蕎麦やうどんとはクオリティが違います。

卵麺も美味しい。

ポン酢のかかった牛肉は超高級しゃぶしゃぶ店のレベル。
とにかく上品な甘味があります。
加齢とともに牛肉が苦手になってきていますが、この牛肉であれば何枚も食べられます。
このクオリティの牛肉は家でも中々食べることがありません。
高い牛肉を買っても、その時々で当たりとハズレがあるので、このような牛肉には出会えないのです。
アホみたいに高い神戸牛を買っても脂ばかりで肉そのものの旨味、甘味が弱い時の方が多いからです。
この牛肉ならポン酢無しで食べたかったです。

丼ではなく、ご飯だけを初めて頂きましたが、やはり綺麗な甘味があって、物凄く美味しいご飯です。
ご飯だけでもかなりの量食べられます。
ご飯がウリのお店でも、これほど美味しいご飯を提供されておられるお店はほとんどないでしょう。

いずれにしてもこの牛肉がついて2000円は激安です。

最近、三宮元町界隈のラーメン屋の新規開拓をしてみましたが、全くレベルが違います。
城助の握りと同じで、同じカテゴリーの食べ物として一括りにするのは間違いだと思います。

城助の握りとロックンビリーS1のらぁめんは芸術品です。

どちらも後継者がおられないであろうと言うことが残念で堪りません。

一期一会の儚い芸術。

  • ロックンビリーS1 -
  • ロックンビリーS1 -
  • ロックンビリーS1 -
  • ロックンビリーS1 -
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2020/10訪問32回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

視力と味覚力と嗅覚力

最初は昆布水をつけて頂くつけ麺など、こちらのお店の料理は理解できる方と全くできない方がおられます。
嶋崎さんは意図されておられないでしょうが、あまりにも究極を追求しているので、結果として客を選ぶことになっています。

本日も私は幸せなことに間もなくその究極の料理を食べさせて頂ける訳ですが、これまでも何回か書かせて頂いた、味覚と嗅覚のことについて少し書かせて頂きます。
このことをご理解頂かないと私のレビューは読んで頂く価値が全くないからです。
アンチの方はそれを前提として私のレビューは読まないで頂きたいとお願い申し上げます。

味覚と嗅覚について世間では大きな誤解があるのにあまり取り上げられることがないと思っています。

味覚は舌にある味蕾の数によってその能力が変わります。 
多いほど敏感です。
嗅覚もそうですが、世間で考えられているよりも遥かにその能力は個体差があります。

例えば、視力は個人によってかなり能力の差があります。
私は裸眼では0.1、コンタクトをすると1.2です。
0.1と1.2では見える世界が全く異なります。
次元が違うと言っても良いほど違います。
それを否定する人はいません。
特に私のようにコンタクトを使っていて、同じ日に0.1の世界と1.2の世界を行ったり来たりしていればもはや自明のことです。

味覚や嗅覚も同じくらい、いやそれ以上の差があると考えるのが極めて科学的医学的なのですがそれを意識している方はほとんどおられません。

何故か?
視力のように同じ人が1.2と0.1をほぼ同じ時に両方経験することができないからです。

視力は物質的に補うことにより、生活や仕事に支障がない1.2という世界を得ることができますが、味覚や嗅覚は出来ません。
加えて、喫煙や化学調味料の摂取や過度な飲酒によって、0.1が0.01になります。
より能力を劣化させることはできますが、良くする方法は基本的にありません。

唯一の手がかりは喫煙者が喫煙を辞めると食べ物が美味しくなって太るという話です。
本来の個人の能力よりも何十年にも渡って味覚や嗅覚を劣悪な状態にしていたのが、少しだけ本来の能力に戻っただけでそうなるのです。

ところが元々の能力が2.0の人もいれば0.1の人がいることはクローズアップされないのです。
味覚や嗅覚にはコンタクトレンズがないからです。

味覚や嗅覚において、2.0同士の方が料理や飲み物について話をすればコミュニケーションになりますが、2.0の方と0.1の方が話をしても一切話は噛み合いません。

視力が2.0の方々が遠くに見える看板の内容について話をしているところに視力が0.1の方が話に割り込んできても、そもそもその看板の存在すら見えていないのですから当然です。

他者の料理や飲み物に対する評価について文句をつけてくるということはそのようなことです。

だから、料理の評価の違いは本質的には好みの違いではなくて、能力の違いなのです。
同じ能力の人同士が話すことには意味があるのでしょうが、1.2の人と0.5の人が話をしてもお互いが想定しているものは全く違うということになるのです。
まして、2.0と0.1では何次元も次元が異なります。

自分自身の味覚能力がどの程度なのかは、1リットルの水に砂糖を何g入れたところから甘さを感じるかで大体わかります。

細く知りたければ、Amazonでスーパーテイスターの検査キットが売っているのでそれで客観的に判断することができます。

味覚が敏感だと顕著に出るのは苦味を強く感じることです。
個人的には私がいつも書かせて頂いている雑味というものです。
味覚が敏感だと旨味も強く感じますが、雑味も強く感じるので旨味の良さがかき消されて不快な味覚になるのです。

料理でも飲み物でもどんなに旨味が強くても雑味が強いと食べたり飲んだりするのが嫌になります。

味蕾の数が少ない方や喫煙者、化学調味料を毎日摂取しておられる方は、雑味も感じにくいので、強い旨味があると旨味が雑味を消すので美味しいと感じますが、逆の人は雑味の方が強く感じて、一般の人にとって雑味に勝つような旨味は、濃い味、強い味と感じます。

感じているものが真逆なので、好みの問題ではないし、そもそも異なる次元で料理を評価しているわけです。

私がこちらのお店のラーメンが凄いと絶賛する理由はそこにあります。

関西でも無化調のラーメンが増えてきて、それなりに美味しいと思いますが、必ず雑味を感じます。
だからこちらのラーメンと比べると次元が異なると感じるのです。
全国の有名ラーメン店のオーナーが絶対真似ができないと仰るのは、ここまで雑味を無くすのは神技に近いからです。

日本酒なども美味しいものがいっぱいあると仰る方がおられますが、私が日本一と思い、専門家の多くも日本一と仰る「鍋島」という日本酒の何が凄いかというと、日本酒独特の雑味がほぼ皆無だからです。
だから私は「鍋島」は日本一の日本酒だと心から思い、実際に自分の店では「鍋島」しか置いていないのです。

前置きが長くなりましたが、いずれにしても世間の一般的な料理や飲み物に対する評価は、参考になるかならないかは、この能力によって異なります。
世間の評価は平均値であるし、コンビニにしろ、チェーン店にしろ、マーケティングに何億円とお金をかけて、最も売り上げが上がる味を提供しているので、平均値よりも能力が高い人にとっては全く参考にはなりません。

味覚や嗅覚の能力が高かろうが低かろうが自分自身以外に関しては基本的に関係ありません。
ただ、配偶者と余りにも能力に差があると日々の食事が難しくなるのは事実です。
幸いにも我が家は能力差が少ないと思います。
というよりもそれが結婚の決め手になったのかも知れません。

個人的には経験から、高地トレーニングの効果があるジムでミトコンドリアを増やすと免疫力が高まるだけでなく、味覚や嗅覚が敏感になると思っています。
私の味覚や嗅覚は加齢によって落ちていくだけなので、それを緩やかにするためにもそのようなジムに通っています。


11時53分到着。
待たずに中に入れました。
片付けが終わればすぐにカウンターに座れるでしょう。
今日はお嬢さんがお手伝いですね。

さて、本日は尼のロック全部のせにするか、つけ麺にするか迷いに迷っています。
決断を迫られています。

つけ麺は、本日醤油味。
ということはつけ麺にも種類ができたのでしょうか?
他の味も食べてみたいけど、久しぶりにつけ麺といつものように豚丼にしようと思いましたが、カウンターのメニューを見ると、懐かしの中華そば1000円が裏メニューであったので、それと豚丼にしました。

懐かしの中華そば。
こちらのお店のファンではない方は、普通に美味しいだけじゃんと仰るかも知れません。
そもそも普通に美味しいという日本語はないのでこのような言葉自体好きではありませんが、確かに小さい頃に食べていた大好きな屋台のラーメンの香りや風味がします。

その意味では元祖中華そばという感じなのですが、当時食べていたものとは全くの別物です。
麺もスープも具もこんなに綺麗な味はしませんでした。
雰囲気は懐かしいですが、何もかも洗練されていて、繊細な味わいです。
勿論、雑味など皆無です。
普通ではない。

このようなラーメンは嶋崎さん以外には作れないのだと思います。

だから東京時代何年も連続でチャンピオンだったのです。
玄人ほどこのラーメンの凄みが感じられると思います。

どんな有名なプロの料理人も真似ができない芸術品。

それが並ばずに食べられるなんて、本当に神戸に永住を決めて良かっだと思います。
城助やベックと共に完璧だと心から思える飲食店が3軒もあるなんて、人生でこれ以上望むものはありません。

幸せな人生です。

  • ロックンビリーS1 -
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2020/09訪問31回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

かなり久しぶりになってしまいました。

1年以上間が空いたかなと思っていましたが、前回は1月28日なのですね。
武漢が封鎖され、今日の状況を予想してので、スケジュールを調整して伺ったのでしょう。

階段に並んでいなかったので入れるかなと思いましたが、待つための店内の席がソーシャルディスタンスで座れる数が少なく、外で待つことになりました。

5分ほど待って店内へ。
一時期よりもかなりお客が減りました。
もうすぐ10月ですがなかなか売り上げは戻らないようですね。
私の店も9月やっと前年比で8割になりましたが、コロナ禍、アフターコロナにおいては飲食店経営は根本的に考え直さなければなりません。
私自身も少し店名を変えて、コンセプトも変えました。

さて、本日は最初からSのロック全部のせと決めていました。
本日の丼は豚丼です。
Sのロックの全部のせは100円値上げしたようですね。
元々が、クオリティに比して安いので当然でしょう。

提供する女性が奥様でもお嬢様でもありません。
もうお店には出られないのでしょうか?

進化する究極の塩ラーメン。
誰にも真似できない特別な世界です。

比内地鶏の旨み、麺の旨み、具の旨み。
繊細で綺麗なこのラーメンだけの世界。

ロックビリーS1のラーメンは鷄の味がしないと言ったので、何が鷄の味がするラーメンかと聞いたらチキンラーメンだと答えた強者がいますが、それは味の好みの話ではなく、事実と異なっているのです。
どうも世の中は味の好みと事実とは違う話をごっちゃにしています。
牛肉と豚肉の区別がつかないと言う方もおられますが、自覚されておられるのであれば、人に迷惑をかけませんが、ご自身が正常だ、正しいと思い込んでおられる方は困ります。
店や店のファンに迷惑がかかるからです。
どんな食材でも醤油をたらせば同じと仰る方は人に迷惑をかけるような言動をすべきではありません。
日本国憲法は、公共の福祉の上に成り立つ自由を認めているのであって、無制限の自由は認めていません。
そのような自由もどきの言動は、犯罪であり、民法上の違法行為です。

そろそろ知らない他人を死に追いやるネット上での犯罪行為については立法も含めて厳しく取り締まるべきです。

ところで、あらっ?マスクしているから勘違いかな?
提供しておられるのは奥様のような気がしてきました。

いずれにしてもコロナ禍、アフターコロナの時代はありとあらゆるものの価値観が変わりますが、飲食店のあり方も大きく変わるでしょう。

しかし、城助やベックもそうですが、素晴らしい食文化は確実に残っていって欲しいものです。

料理にしても飲み物にしても私は雑味を最も重視します。
流石に関西でも無化調のラーメンが増えてきましたが、問題は雑味です。
化学調味料を使わないと、化学調味料に慣れてしまっている客に旨味を感じさせるのが難しいので、味を必要以上に濃くしたり、ラーメンだったら、やたらめったら食材を足します。
それ自体は悪いことではないのですか、それぞれの食材を使いこなしていないので、様々な雑味が出ます。
いくら複雑な旨味を作っても雑味があると旨味を邪魔するので、意味が無いのです。

日本酒もワインも握りもフレンチもラーメンも何もかも全てにおいて、それが私にとっての共通項となります。

こちらのお店のラーメンには一点の雑味もありません。
他の無化調で有名なお店のラーメンには複雑な旨味はありますが、同時に雑味を感じます。
このラーメンが唯一無二であり、多くの有名なラーメン職人から尊敬される理由はそこにあります。
どんなに努力して真似しても、同じことが出来ないからです。

チキンラーメンは誰にでも作れます。

  • ロックンビリーS1 -
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2020/01訪問30回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

超多忙で久しぶりです。

つけ麺ありました。
本日は醤油味です。
一時期、選択肢が少なくなっていましたが、またつけ麺が食べられるので楽しみが増えました。
豚丼もつけて貰います。

やはりこのつけ麺は奇跡的です。
以前頂いた時よりも昆布の出汁が濃くなっていました。
食べ方にルールがあります。
最初は昆布の出し汁に入った麺だけを頂きます。
これがこのつけ麺の最も重要なルールです。

化学調味料が大好きでチキンラーメンが鷄の味と仰る方は絶対に召し上がらない方が良いです。 
冷たい水に浸かった麺を食べろと言われて食べたら、味が感じられないので猛烈に腹が立つでしょう。

このつけ麺は、嶋崎さんの誰も真似できないラーメンに対して敬意を払い、心から感謝するような真のラヴァーでなければ真価を理解されないと思うからです。

このつけ麺の昆布出汁に浸かった麺を頂くとこの麺がいかに凄いものかが分かります。
味はもちろん風味まで強く感じます。
それを不純物のない綺麗なスープにつけて食べるからこそ、このつけ麺の凄さが分かるのです。

嶋崎さんが創り出すラーメンやつけ麺は、ジャンルとしたらラーメンですが、それを超えてしまっています。
一般的な行列が出来るラーメンと同じ土俵であーだこーだ言うようなものではありません。
城助の握りと同じです。

久しぶりだったので改めて感動しました。
今度は塩のつけ麺か塩のラーメンを頂くために近いうちに時間を作ります。
まだ確定申告に手をつけていないので、うだうだしているとまたしばらく伺えなくなってしまいます。

  • ロックンビリーS1 -
  • ロックンビリーS1 -
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2019/09訪問29回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

進化は限りなく

今年は年初からデューデリジェンスに対応するために東京出張が激増していたのですが、2月にある仕事を引き受けたために想定外に神戸に止まらざるを得ないことが多くなり、その仕事は今はしていませんが、後半そのしわ寄せで激務が続いています。
M &Aは心理戦の要素が多いので、心身共に疲れ果てます。
加えて最近は飲食店経営の方も50年間市場に出なかった幻のキャビアスターレットをメーカー直で仕入れることができるようになりご予約が激増して、プライベートの時間が取れず、なかなか外食ができません。
月に1、2度城助に行く以外は、月に1、2回、店の常連の方と店が終わった後に美味しいものを食べに行くくらいなので、妻との外食は土曜日か平日映画ハシゴデーの班家でのランチばかりで、妻には申し訳ないことになっています。

ということで一人ではランチに行かないようにしていたのですが、今日の午前中からお昼にかけて上手いこと時間ができたので、今日行かなければ次はいつチャンスがあるかわからないと思い、阪急神戸三宮駅11時1分発の特急に飛び乗りました。
みぃちゃんごめんなさい。

さて、今日は何を頂くべきか?
食べログの記録を見ると、なんと2ヶ月半ぶりの訪問です。
行列が凄い時と椎間板ヘルニアで歩行困難になった時以外でこんなに間が空いたのは初めてかも知れません。
城助とロックンビリーS1は、月に最低2度と決めているのですが、これは非常に良くない状況です。
飲食店経営者としては常に味覚と嗅覚の状態を把握していなければなりません。
これは仕事でもあり、マストの事柄だからです。
低酸素ジムでミトコンドリアを増やして、味覚と嗅覚のアンチエイジングを行なっていますし、以前に書かせて頂いた味蕾のテストは行なっているので、味覚や嗅覚がかなり若い頃に戻っているのは分かっていますが、実際に食べてみないとリアルなことはわかりません。
城助の握りやロックビリーS1のラーメンや堂源の蕎麦を食べてどう感じるか?
最近であれば、韓食班家のあの繊細なキムチの変化をどこまで細かくわかるかは、飲食に携わるものとしては常に確認すべき試金石なのです。

私は城助やロックビリーS1や堂源や班家の繊細な料理は純粋にファンとして頂いている部分と仕事の面から自分自身を試している部分があるのです。
ただ、気持ちとしては純粋に楽しんでいるのですが、経営者は24時間365日仕事なので、50%ファン、50%仕事ではなく、100%ファン、100%仕事です。

さて、今日はつけ麺が頂きたいですが、無ければ尼ロックの全部のせを選択するでしょう。
どんな風に進化しているか楽しみです。

11時34分着。
なんと!外待ち4名です。
平日の水曜日、この時間で外待ちとは!
開店時間を目指して伺わないといけないお店になってしまいましたね。

低酸素ジムに行った翌日のためか発汗が凄くて外で待っている間に水を浴びたように全身びしょ濡れになりました。
こんなに残暑が厳しいとは思わず出かけたのでタオルが無かったので地獄のような時間帯でした。

とりあえず、入店できたのは、11時53分。
約20分、いやー、きつかった。
せめてタオルがあれば良かったのですが、間抜けでした。

程なくしてカウンターに座りました。
つけ麺はまだなかったので、尼ロック全部のせと豚丼にしました。

醤油も味が進化しています。
個人的には理想の醤油ラーメンをイメージしたらこの味になります。
醤油も塩も最高級のものをお使いなので調味料の味自体が美味しいですが、どんなに凄いものでも、調味料独特の角があります。
比内地鶏の出汁が凄いので、嶋崎さんの技術であれば、それと単一の調味料だけでも突き抜けたラーメンになりますが、個人的にはそれに魚介系の出汁が加わっている方が醤油も塩も好みです。
角が全く感じられなくなり、旨味がより複雑で深くなるからです。

特に最高級の真昆布や利尻昆布の一番出汁は、最高です。
私も使っていますが、綺麗な旨味が増し、味に深みが出て、調味料の角を取り、良いことばかりです。
ただ、温度とかを気にせず、一番出汁で無くなると、言葉としては変ですが昆布っぼくなります。
鰹節はもっと難しいです。
もう鰹節の味になってしまいます。
昆布も鰹節もあくまでも最高のサポーターなのでその味を強く感じてしまっては全く意味がありません。
何故か食べログで高評価の野菜懐石?のお店はやたら鰹節の味や風味が強い出汁ですが、あんなに鰹節が強かったら、もう商品として売る料理とは言えません。
鰹節が好きな方が家で食べるものです。
煮干しも然り。
煮干しを前面に出しているラーメンとかがありますが、個人的には論外で、煮干しはあくまでも料理に深みと旨味をもたらすものであって、アホみたいに煮干しの味や風味がするものは商品ではありません。
昆布も鰹節も煮干しも使い方が難しく、綺麗なところだけ抽出しないと料理を壊したり、雑味が出たりするのです。
それを理解しないで出される料理は、家庭料理であってプロフェッショナルの料理人が出すものではありません。

経営的に考えれば、需要と供給なので、商売として成り立っているのであれば、当然、経営的には正解です。
経営は法律違反さえ無ければ結果が全てです。
しかし、食のファン100%の部分の自分はプロフェッショナルの料理人が作ったもの以外は、商品として認識することは出来ません。
そして、何故か、飲食業で生計を立てているはずなのに、プロフェッショナルだと思える方は世の中にほとんどおられません。

これは独断と偏見ですが、客観的な事実でもあります。
常に食材の変化を勘案して定番の料理であっても微調整をしたり、知らないことを知ったり、インスピレーションを得るための食べ歩きをしない料理人はプロフェッショナルではありません。
これは事実です。
食材など今の世の中常に変化しますし、異常気象のせいで天然物ですら、変化しています。
変化すれば100年も前の老舗の料亭のレシピがそのまま通用するはずもなく、それを何の迷いもなく、疑問すら感じずに作られた料理は一口食べればわかります。
それはプロフェッショナルの仕事ではありません。
俺は超有名店で修行したんだなんて話は昭和のことで、令和の時代には一切通用しません。

城助の握り同様、嶋崎さんのラーメンはプロフェッショナルを超えて芸術品です。
残念ながら、芸術はその芸術を愛する人にしか理解されません。
化学調味料の塊のようなラーメンや他の料理に大行列ができる世の中のある意味平均値の常識に鑑みれば、絵画や音楽のように、ごく少数の方々にしか嶋崎さんのラーメンの価値は分かって貰えません。
それを前提にしながら、命を削りながら一杯のラーメンを作り続けることは、世間の評価に傷つけられることも意味します。
お辛いでしょうね。
城助も毎日毎日ドタキャンが入る度に泣いています。

帰り際に、嶋崎さんに、塩も醤油も今の味が私は一番好きですと申し上げたら、今度行きますと、仰いました。
えっ、また来てくださいの意味?
もう一度今度行きますと仰いました。

あー、私の店にいらっしゃるということだなとやっと気づきました。
突然のことなので、お待ちしておりますとしか答えられ
ませんでした。

ご予約にお名前はありませんが、これからなのか、うちの常連の方といらっしゃるのか?

日本一の握りの中山城助だけでなく、ラーメン日本一の嶋崎さんにもご来店頂けるとは最高の光栄です。

やっと嶋崎さんとゆっくりお話ができますね。

それと、こちらのお店は9月16日17日18日連休されるという張り紙がありました。
お気をつけ下さい。

  • ロックンビリーS1 -
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2019/06訪問28回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

そろそろ落ち着いたかな?というわけで

早い時間に伺いたかったのですが、朝から用事があり、着いたのが11時50分。外に6人待ち。
なんとか入れましたが、かなり時間に余裕がないと伺うのが難しくなりました。

Sのロック全部のせ、豚丼を注文しました。

スープを一口。
やや久しぶりでしたが、味を変えられたのだなと思いました。
比内地鶏と塩以外のものも出汁として加えておられます。

比内地鶏と醤油。
比内地鶏と塩。

恐らく他には無いであろう究極のシンプルな味の追求が尼のロックとSのロックの特徴ですが、どうしても醤油の味と塩の味が際立つので、やや調味料の強い味と感じてしまうきらいはあります。
それはそれで凄いと思いますし、一つの頂点と思いますが、複雑な味わい、いわば分かりやすい味となると動物系と魚介系の出汁を合わせた方が良いという考え方もあります。

だから、私は、東京、というシリーズも好きだったのですが、いわばその辺りと今までの尼ロック、Sロックを融合させて、進化した味です。

日本一を6年連続で取られて、関西でもかなり有名になっておられるのにまだ上を目指しておられることに驚きました。
中山城助とともに日本を代表する方だと思います。

「塩、進化させましたね。」
「分かりますか?」
「分かります。」

次は醤油を頂かなければなりませんが、スケジュールがいつ合うのかと少し寂しい思いがしました。

  • ロックンビリーS1 -
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2019/04訪問27回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

つけ麺、、、、、、!

というわけでいつものように阪急電車で塚口駅に向かっています。

日曜日から急に暑くなりました。
塚口駅から歩いて行くと汗をかきそうです。
この距離をタクシーに乗る勇気はないので歩くしかありませんし、普段からなるべく歩くようにしています。
ちなみに店や自宅から城助に行く時も時間がある時は歩きます。
20分弱なので歩くにはちょうど良いのです。

本日の選択はつけ麺か東京醤油です。
ニューバージョンのつけ麺が完成していればそちらを選択し、無ければ久しぶりに東京醤油です。

関西のローカル番組の放送はされたのでしょうか。
されているとすると、平日の12時到着してもスープ売り切れの可能性があります。
あの惨劇が繰り返されるのでしょうか。
ガクガク震えながら、阪急電車に乗っています。

お店の到着時間、12時4分。
さてどうか?

外の階段に並んでる!
ダメかダメなのか?

セーフ。
待ち時間1時間は超えるでしょうが、スープ切れではありません。
しかし、予想通り、暫くは平日の開店時間に伺わないと、待ち時間も含めて食べ終わるまでに1時間半は要するでしょう。
暑いのでせめて店内に入りたい!
日曜日昼に並んだ方は地獄だったでしょう。

少し待って店内に。
今日のホールは奥様です。

着席は12時53分。
つけ麺はあるかな?
無い。
東京醤油も無い。

なるほど、恐らく行列が凄いので、メニューを絞っておられるのでしょう。
或いは初めての方が多いからかも知れません。

よって、尼ロックの全部のせと豚丼を注文しました。

まだ、食べていませんが、具の旨さ、麺の風味、スープの奇跡はもう改めて書く必要はないでしょう。
尼ロックを最初に頂いた時はスープが綺麗過ぎて醤油の味が強すぎると感じたのですが、今はそう感じません。
スーパーコーヒーを生まれて初めて飲んだ方が雑味の無さから濃すぎると感じるのと同じで、ここまでスープの味が綺麗だと同じようなに感じられる方がおられるかも知れませんが、2度目食べると印象が完全に変わります。

1度食べただけでは凄さが分かりにくいお店だと思います。
城助の天才的な握りと同じです。
あまりにも卓越していると世間からは認められにくい面はどんな分野でもあります。
こちらのお店も城助も食べログの点数があまりにも低過ぎることからもそれはわかります。

凄いラーメンです。
凄過ぎるが故に世間の1割の方にもその真価は理解して貰えないかも知れませんね。

と書いていると、奥様がコソッと仰いました。
つけ麺いけますよ。

嶋崎さん、ありがとうございます。
やはり、テレビの影響で初めての方が多いので、あえてつけ麺をメニューから外しておいてられたのですね。

醤油か塩かで迷いましたが、まずは醤油と思い、つけ麺の醤油にさせて貰いました。

城助でもそうですが、こちらの真剣な愛というものは作り手に必ず伝わるのです。

さてニューバージョンのつけ麺。

昆布を長い時間つけたであろう水の中に麺が入っています。
勿論、そのまま食べてみます。
めちゃくちゃ良い昆布を使っています。
麺の旨味と風味が凄いです。
蕎麦は蕎麦自体に強い香りと旨味があるので、水につけて食べるというのは、蕎麦自体が最高級のものであれば理にかなっているのですが、ラーメンの麺では通常考えることもないでしょうし、考えても出来ません。
常に麺も究極のものを考えておられる方にしか出来ないことです。

実はこの水に浸かった麺だけで食べても非常に美味しいので、つけ汁必要なのかしら?と一瞬思ってしまいました。
しかし、化学調味料の入ったラーメンや化学調味料たっぷりの味が異常に濃いコンビニ弁当を普段から召し上がっておられる方は絶対に召し上がらない方が良いと思います。
いや、やめて頂きたい。
水に浸かった麺を先ずはそのまま召し上がって下さいと言われたら必ず怒り出すからです。
水に浸かったラーメンの麺を食べろというのか!
となります。
自然な上品な旨味と風味なので、刺激がなさすぎて、味を感じない可能性が極めて高いからです。
それはその方にとっては異常に不味い食べ物です。

話が逸れましたが、次につけ汁につけて食べます。
この麺と昆布にマッチして少し酸味のある究極のつけ汁。
魚介系と動物系の綺麗な綺麗な雑味ゼロの旨味が複雑に絡み合う味です。
人生においてこのような食べ物は食べたことがありません。
ラーメンだのつけ麺だのそんな範疇の食べ物ではありません。

ラーメンで久しぶりに感動しました。
嶋崎さんを超えるのは嶋崎さんしかこの世に存在しないという証明でもあります。
城助を超えるのは城助しかいないという世界と全く同じです。

このつけ汁は、通常のつけ麺のつけ汁のように甘くて酸っぱくて、死ぬほど味が濃いものとは全く別の汁なので、例によって化学調味料愛好家の方々からは、こんなに薄い味のつけ汁なんて食えるか!と怒号があがるのが容易に想像出来ます。

実はほのかな酸味と旨味がしっかりあるのですが、醤油の味を濃くしていません。
繊細な昆布のヌルヌルした水にコーティングされた麺をつけて食べるのであればこれでなければならないのです。
つゆが濃いと、麺の旨味と風味が感じられなくなります。

この食べ物はつけ麺というよりも、水蕎麦という食べ物を違うアプローチで超えた食べ物です。

私は水麺と名付けたいです。

帰り際に嶋崎さんに最高傑作ですねと申しあげたら、物凄く照れて笑っておられました。

間違いなく最高傑作です。

もはや、一般的概念のラーメンでもつけ麺でもありませんが、、、、。

これを超える麺料理がこの世にあるはずがありません。

あっ、まだ塩がある。

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2019/04訪問26回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

大行列に巻き込まれるか⁈

確定申告もありなかなか伺うチャンスが無く、やっと3月23日に伺う予定でしたが、インスタのフォロワーの方から22日の深夜に関テレ放送の番組にこちらのお店が出たとの情報を得ました。
東京ローカルで放送されたらラオタの殿堂、2018年冬が関西でも深夜に放送されたそうです。
勿論、チャンピオンになりました。
最も権威あるラーメンの評価で醤油部門6年連続日本一になって、そのまま尼崎に移転されたので、関西ではまだまだ有名ではありませんが、首都圏のラーメン好きで知らない方はおられませんし、召し上がったことがない方はラオタを名乗るな!言われてしまいます。
一般の投票ではなく、専門家による投票なのでもうこのお店を超えるラーメンは出てこないと言うことになったのでしょう。
専門家にはこの奇跡的な仕事がよくわかるからです。
不可能なことを可能にしているからです。

これはいけない。
土曜日はSANYOのファミリーセールの後にも予定があるので、行列に並んでいる時間はありません。
そもそもこちらのお店は時間帯の都度スープを作るので、土曜日だと12時前に行ってもスープ切れはほぼ確定です。
余りにもリスクが高いので、急遽、伺うのを中止しました。
最近は仕事のボリュームが増えて忙しいのでそれほどチャンスがあるわけではありません。
久しぶりで楽しみにしていたのでメンタルガタ落ちです。

土曜日のSANYOのファミリーセールで、狙っていたマッキントッシュのスプリングコートがバカ安で買えたのでメンタルは元に戻ったのですが、伺うチャンスは暫くないな、と思っていたら予定が変わって今日伺うことが出来ることになりました。
月末の火曜日。
通常なら外に並ぶことは稀なのですが、テレビによる波動砲によって行列の可能性があるので本来ならば11時の開店時間に伺うべきですが、そこは急な予定変更ですので、12時31分阪急塚口駅着となりました。
今はまだ阪急電車の中なので、着いていませんが、行列の恐怖に身体がガタガタと震えています。

塚口駅からいつものように歩きます。
穏やかな天気で、やっとおニューのマッキントッシュのスプリングコートを着ることが出来ました。
狙っていたベージュ色でデザインも好みです。

さて、大行列はあるのか⁈
その前にふと思うことがありました。
いやいや、元々赤坂や相模大野で大行列のお店だったので、スープが無くなるのが判明したらすぐにストップするので、土曜日でなくても、もしかしたら平日であっても、もうストップでしているのではないか!
ネットラジオspoon生配信でそんなことを話しながらお店に着くと、案の定、スープ切れ。

オーマイゴット。
平日の開店前から来ないとダメだこりゃ。
ということで塚口駅前で人気のイタリアンへと歩き始めました。

いよいよ、3回目のチャレンジとなってしまいました。
ロックンビリーS1も伺うのが難しいお店となってしまうのでしょうか?
もう、平日の開店時間を狙うしかありません。

ということで、やっとチャンスがやってきたので、本日、開店時間を狙って阪急電車に乗っております。
2回チャンスを潰したのでかなり久しぶりになってしまいました。

先日、ある方が化学調味料の入っていないラーメンってすごいですよねえと仰っていましたが、やっと関西でもメジャーになってきました。

大昔、漫画の美味しんぼで、女性記者栗田ゆう子の「ラーメンとは悲しい食べ物ですね。」みたいなセリフがありました。

今でも中華料理のほとんどががそうであるように、日本特有のラーメンは化学調味料の味をどう上手く使うかということが考えられていました。
それはラーメンに限らず、戦後の食料難の時代から高度成長期に至るまで、安いことが重視され、その後便利ということが重視されたからです。
その過程でインスタントラーメンが爆発的に売れるようになっていくのですが、それは化学調味料普及の歴史でもあります。
簡単に旨味が作れる化学調味料は最強のアイテムだったのです。
だから今でも化学調味料が入っていないラーメンは味気ないから美味しくないと仰る方が少なくないのです。
今の時代は、50歳代以下の場合、物心がつく頃から、インスタントラーメンやファストフードを死ぬほど食べているので、それは当然のことなのです。
体質的に受け付けないとか、何か違和感を感じたり、医食同源を意識するようになって、食生活を根本的に変えた方々以外には理解しにくい話だと思います。

よって何度か書かせて頂いていますが、化学調味料をなるべく断つ生活をしておられない方にはこちらのお店はお勧めしません。
並んで食べたのに期待はずれという話に必ずなるからです。
このお店のようなスープはコクがないとかあっさりとか表現されることが少なくありませんが、そのコクと表現されているものの正体は実は化学調味料の味ということが多いのです。
或いは砂糖の味。
砂糖の甘みも旨味と感じる方が多いのでそれをコクと表現する方もおられます。
また、調味料の濃い味もコクと表現させる方もおられます。
天然素材だけの味噌や醤油を指しておられるのであれば理解できますが、通常の調味料には旨味成分が添加物として入っているので、そのようなコクも化学調味料です。
コクとは天然素材の持つ本来の旨味や出汁のことを指すものと個人的には考えています。
ところが何故か世間では化学調味料の味がコクと表現されています。
いずれにしても世の中の大勢として化学調味料の味は受け入れられていて、場合によっては高級店がそれを使っていても、グルメサイトでは4.0以上がついて予約が取れなくなっているのです。
多くの方々のご意見の結果なのでそれはある意味非常に客観的なデータなのかもしれません。

ただ、化学調味料はある一定の方にとっては舌が痺れるとか、口の中に不愉快な風味が広がるというマイナス面があります。
よってそれがダメな方々から否定的なご意見が出始めた訳です。

しかし、この化学調味料もスープに入っていると一口でわかりますが、焼肉や焼き鳥などで使われるとわかりにくくなります。
脂に混じって、脂の旨味と感じられたり、脂で化学調味料の嫌な感じがわかりにくくなるからです。
特に酔っ払って食べるとかなりわかりにくくなります。
あと、握りに化学調味料を使うお店もありますね。
ある意味旨いです。
食材の味にはない旨味の強い握り。
旨い?なるほど。
ミシュランを取っていたりして!?

いずれにしても、化学調味料と砂糖による誤魔化しは、家庭でも出来ること。
それを高いお金を出して食べる余裕は我が家には無いと言うことです。
そもそも我が家では化学調味料は使いませんし、砂糖も含めて全ての調味料はオーガニックですが、、、。
化学調味料は論外としても、調味料で味を整えるのであれば、オーガニックの調味料や食材に拘れば高級店の3分の1のコストで美味しいものが食べられる可能性があるのです。
本物のお店でしか経験できないものは無理ですが、値段が高いだけの似非高級店よりは良いものを使っていれば家庭で食べる方がコストが安くて遥かに美味しいのです。
そして、世間では何故か本物よりもそうでないお店に予約が集中しているという現実があります。

ということで、もうすぐ塚口に着きます。
開店少し前に着くので食べられることは食べられるでしょうが、どれくらい待つのでしょうか?

そして何を食べるか?
新しいつけ麺が気になります。

開店5分前に着きました。2人待ち。
流石に一時の異常現象は収まりました。
後は以前のように、平日に13時前後に来ても食べられるかが知りたいですが、まだまだリスクが高いので、挑戦出来ません。
私の後にも次々とお客が来られています。

本日はお嬢さんがホール担当です。
つけ麺は改良のため準備中になっていたので、Sのロックの全部載せと豚丼をお願いしました。
11時5分で満席、その後次々と店内で待つお客増えています。
私は3番手なので2巡目になります。
食べ始めるのは11時20分くらいになるでしょう。
1巡目の方々はもう召し上がり始めています。
予想通り、11時20分に出来上がりました。
もうすでにお店の外で並ぶ方が出てきました。
この時間に伺うと恐らく食べ始めるまで1時間位かかるでしょう。

先ずは一口スープをのみます。
最近、たまたま大阪と京都の超有名店のラーメンを頂きましたが、やはり全然レヴェルが違います。
同じジャンルの食べ物という感じがしません。
全国の有名店の店主の方々が誰一人真似できない技術。

水と塩と比内地鶏のスープ。

胡椒とか柑橘系の風味も加わっていますが、基本は水と塩と比内地鶏。
比内地鶏の味が物凄いです。
麺も風味があり美味しいです。
そして、具。
豚のチャーシューも豚の味がしっかり感じられ、卵は黄身自体の味が濃厚です。

比内地鶏の胸肉のチャーシュー。

脂ではなく、比内地鶏の肉の旨味が凝縮されています。
綺麗な、綺麗な、綺麗な、鶏肉の旨味。
これが鶏の本来の味です。
絶対に化学調味料では作れません。
焼き鳥を食べようが何しようが鶏肉の味の基本はこれです。
こちらのお店にいらっしゃる方は是非この比内地鶏の胸肉に注目して頂きたいです。

豚丼は豚が美味しいのは当然として、やはり米がめちゃくちゃ美味しいです。
何万もする高級な日本料理屋さんで使われるようなhighestクオリティの米が使われています。
ついついいつも丼を頼んでしまいますが、本当はラーメンのスープをおかずに白米を頂きたいです。
因みに丼ものはラーメンの麺と具を全て頂いてから食べ始めます。
このお店のラーメンの麺は極めて繊細なので、出来るだけ早く食べ終えたいと思うからです。
握りもラーメンも出来上がった瞬間が一番美味しいです。
時間が経ったら本来のパフォーマンスを発揮できなくなり、違う食べ物になってしまいます。

あまりにも間があいてしまいました。
ニューバージョンのつけ麺を次回頂きたいです。
まだ準備中なら、東京の醤油です。
次はいつ伺えるでしょうか?
GW前には伺いたいですね。

本日のお会計は1700円。
交通費も合わせると2000円を超えるランチですが、それ以上の価値があることは言うまでもありません。

P.S.
なんと関西ローカルの番組の取材があったそうです。
涙、涙、涙。
平日の開店10分前には行かないと。
それでも1時間待つようならまたしばらく伺えなくなります。
号泣、号泣、号泣。

ネットラジオSPOONやっています。
生配信の時間はtwitterで告知します。
過去の録音されたものはとんしで検索して、castの欄を開くと全て表示されます。
最近、あまり生配信していませんが、聴いてくださっている方の生のお声を聞くので、たまにやらせて頂いています。
お聴き頂ければ幸甚です。

  • ロックンビリーS1 -
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2019/01訪問25回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

尼ロックの全部のせ

拝見していませんが、テレビに出られたようで土曜日だと11時半に着かないとかなり並ぶなあと思い、その時間に合わせて家を出る予定でしたが、妻がノロノロしていて、結局お店に着いたのは12時過ぎでした。

どのラーメンを頂くかいつも迷いますが、自分のレビューを見るともう何ヶ月も尼ロックを頂いていません。
なんとなくそんな気がしていたのですが、確認が出来たので、迷わず選ぶことにしました。

尼ロックの全部のせ。

このお店の基本のラーメンです。
比内地鶏と醤油と純水だけのスープ。
かなり久しぶりでしたがやはり美味しいです。
麺もスープも完璧。
ただ、あまりにも雑味がないため、後半にスープだけ飲むと醤油の味をストレートに感じます。
私が最初に食べた時に味が濃いと感じたのはそのためです。
しかし、正月明けにがふうあんに行きましたが、やはりレヴェルが何段階も違うと感じました。

比内地鶏の胸肉は相変わらず衝撃的なインパクトです。
これほど鶏の旨味がしっかりある地鶏はなかなかありません。
ブロイラーとは全く異なる食材というほど味が違います。
ブロイラーを比内地鶏と偽って出すのは相当な勇気だと思いますが9割以上の人は騙されるので屁の河童なのでしょう。
雰囲気とコピーライティングと化学調味料と食品偽装。
やり方が巧妙であれば、ビジネスとして大成功を収めることができます。

確かに飲食店もビジネスなので世の中の多数が支持すれば成功します。
偽物や詐欺を成功させるのは消費者なのでそのこと自体には何の感情もありませんが、ブロイラーと比内地鶏の区別も出来ない方からご批判を受けるのは大変迷惑です。
私はブロイラーに対して比内地鶏の料金を喜んで払うほど裕福ではありません。

ネットラジオSPOON始めました。
生配信の時間はtwitterで告知します。
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2018/11訪問24回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

Sのロック全部のせ

何故かまた木曜日に塚口駅を目指して阪急電車に乗っています。
城助の握りとロックンビリーS1のラーメンは、雑味がないので毎日食べることができます。
綺麗な旨味は決して飽きることが無いのです。
城助は1週間毎日をやったことがありますが、ロックンビリーS1はやったことが無いので、火曜日から日曜日まで毎日というのを一度やってみようと思っています。
三宮か元町にお店があればとっくの昔にやっていますが、塚口駅まで毎日行くのはなかなか難しいのです。
定番メニュープラス木曜日の童謡味噌で回せるので、バリエーションも豊富です。

今日は木曜日ですが、昼は童謡味噌がないそうです。
久しぶりにシンプルな塩であるSのロックを食べてみたいと思っていたのでちょうど良いです。

12時51分着。
カウンター満席。
店内の待つ席も私たち2人でちょうど満席になりました。
今日はスケジュールがタイトなのでこの後の仕事などの予定ががギリギリになりそうです。

Sのロックととり丼を注文しました。
久しぶりのシンプルな塩。
最高です。
私は本来ラーメンはシンプルな醤油味が好きですが、こちらのお店ではどちらと言われれば、塩の方が好きかもしれません。
比内地鶏というクオリティの高い食材だけが使われているので、その旨味を引き出すのは塩の方が良いと思うからです。
食材が良ければ、その旨味を最大に引き出すのは塩、最も邪魔するのは砂糖、使い方を間違えると邪魔するけれども、絶妙な塩梅なら旨味との良い塩梅になるのが醤油だと思っています。

勿論、食材が超一流であれば、調味料も超一流でなければなりません。
大阪で人気の某ミシュラン寿司屋には奥に安い砂糖が驚くほどの量積み上げていましたが、握りのシャリは当然甘くて醤油の味と相まって美味しく見せかけるものでした。
不味い。
砂糖と醤油の味が混ざったものは磯辺焼きやみたらし団子です。
日本人の好きな味ですが、握りは勿論のことラーメンでもやめて欲しいと思っています。
食材が良くなくても醤油が美味しければ美味しいと感じると思っている料理人が多く、醤油だけだと角があるので砂糖を使ってまろやかにするのです。

いずれにしても塩と比内地鶏と水だけのスープは間違いなく日本一。
比内地鶏の胸肉がゴロゴロ入っていますが、流石に比内地鶏だけあって、胸肉も綺麗な旨味たっぷりです。
ブロイラーの激安の鶏肉を比内地鶏とか名古屋コーチンとか嘘をついて出している高級店のフリの店がありますが、これほどまで味も風味も食感も違う鶏を堂々と出す度胸が凄いです。
お客を馬鹿に仕切っているのがよくわかります。

比内地鶏とは、このお店の味です。
名古屋コーチンともかなり違います。

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2018/11訪問23回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

豚汁仕立ての童謡味噌

城助を含めてアップしていないお店が溜まりに溜まっていますが、全部アップするのは無理です。
細かい記憶がないところも多いですし、時間がありません。
ロックンビリーS1の場合は、三宮塚口間の電車の中でレビューを書くのでアップ出来ています。

特に童謡味噌を狙っているわけではないのですが、たまたま伺えるチャンスが木曜日に集中しているので、また今日も童謡味噌ラーメンを頂く予定です。
豚汁仕立ての童謡味噌だそうです。

夜は2回しか伺っていませんが、平日は昼より夜の方が混んでいるイメージがあります。
平日の場合は、どうしてもロックンビリーS1に来たいという方は遠方から来られる可能性が高いので、時間的に余裕がある夜にお客さんが集中するのでしょう。
いらっしゃりたい方は平日の昼を狙うのが良いでしょう。
平日の昼に外で待ったことはほとんどありません。
このような芸術的なラーメンがほとんど並ばずに頂けることは奇跡としか言いようがありません。
東京や相模大野時代は大変な行列だったようです。
首都圏で一番有名なラーメン屋さんでしたからね。
関西ではラーメン文化がまだまだ浸透していないお陰です。
城助の存在も含めて、神戸に住んでいる最大のメリットです。
どちらのお店も日本一と思っていますが、例え同じくらいのレヴェルのお店が東京にあったとしてもこれほど頻繁に気軽に、日本トップとも言える鮨とラーメンを堪能することはできません。
鮨は予約が取れないし、当日に伺うのは不可能、ラーメンは2時間3時間行列に並ばなくてはなりません。
その意味では今が人生最高の飲食店環境にあると言えるでしょう。
蕎麦は堂源がありますし、中華も日本トップクラスではありませんがお気に入りが3軒あります。
鰻は諦めました。
人生全てを手に入れることは不可能ですし、それを求めると不幸になります。
そろそろ塚口駅に着きます。
豚汁仕立ての童謡味噌は想像できますが、いずれにしてもいつものように最高でしょう。
ロックンビリーS1のラーメンはラーメンの形態をとっていますが、世間でのイメージのラーメンではありません。
化学調味料の入ったラーメンや雑味の多いラーメンがお好きな方は絶対に召し上がらない方が良いと思います。
食材のクオリティの高さと雑味を一切出さない技術。
特にその技術はどんな有名店の料理人も真似ができません。
城助の握りや四つ葉の長谷川新さんのスッポン料理のように日本中の同ジャンルの料理人がやって来て、真似しようとしても誰一人真似できない唯一無二の技術なのです。
それがロックンビリーS1です。

待ちなしでカウンターに着席出来ました。
童謡味噌ラーメンととり丼を注文しました。
予想した通り豚汁に麺が入っている感じでした。
通常の豚汁はかなり味か濃いイメージがありますが、それはありません。
山椒の風味があるので、その点は好みが分かれるかも知れませんね。
個人的にはとても上品な豚汁だと感じました。
こんにゃく、もやし、にんじん、豚肉などかなり具沢山で、通常のロックンビリーS1のラーメンとはイメージが違います。
しかし、嶋崎さんはなにをされても美味しく仕上げておられます。
とり丼の鶏肉がいつもに増して柔らかったのは部位が違ったのでしょうか?
さらに美味しく感じました。
濃いタレをぶっかける丼ものではなく、あくまでもご飯そのものの旨さを引き立てる丼です。
このような丼ものは世の中にほとんど存在しません。

今日も大満足でした。
また、伺います。

あと、私が撮ったものではありませんが、たまには写真も載せておきましょう。

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2018/10訪問22回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

またまた童謡味噌ラーメン

伺えるチャンスのある日がなぜか木曜日ばかりなので、今日もまたまた童謡味噌ラーメンです。
本日は煮干しスープをメインにした童謡味噌ラーメンということなので、比内地鶏の出汁も加わっていれば、言わば東京味噌のような位置づけになるのでしょうか?
嶋崎さんの煮干しのスープは普通にある煮干しラーメンのスープとは天と地の差があります。
普通のものは煮干しの旨味だけではなく、煮干しのえぐみやら雑味もあるので、旨味よりもそちらが気になります。
悪い意味で煮干しそのまんまみたいなスープなのです。
極上の物凄い煮干しを使えばそれでも美味しいかもしれませんが、安い煮干しを大量に使ったスープはえぐみや雑味が目立って食べていると気持ち悪くなります。
そこで他に色々足して誤魔化すのですがそれがより雑味を増やしてどんどん不味くなるのです。
逆です。
極上の煮干しで旨味だけを出せば良いのですが、私が知る限りそれができるのは嶋崎さんだけです。

大体いつも同じ時間の電車に乗るのでお店の到着時間も同じくらいが多いですが、平日の昼は死ぬほど混んでいるということは無いようです。
年に一度の企画ものの時は開店前から凄く並ぶようですが。

6年連続でグランプリを取ったTRYラーメン大賞の今年の発表がされている雑誌で嶋崎さんが対談をされておられます。
お店ではお話をすることがほとんどできないので、どんな対談をされておられるのか楽しみです。

12時47分到着。
待ちはなく、すぐにカウンターに座れました。
童謡味噌ラーメンととり丼を注文しました。

一味とニンニクのアクセントが効いていますが、とても綺麗な煮干しの出汁で、神戸界隈の安い煮干しのえぐみと雑味の味と動物系の脂が混ざった煮干しラーメンとは完全に一線を画すものです。
味が濃くて調味料のたっぷり入った味噌ラーメンやえぐみだらけの煮干しラーメンがお好きな方は煮干しが入っていることがわからないとと思われるほど上品で上質な煮干しの出汁です。
このような煮干しのスープを作ることができる極限の技術があるからこそ東京ラーメンは東京っぽいけど洗練されていて透明感があるのです。
いずれにしても本物の煮干し風味というものはこのようなものであり、あの独特のえぐみは煮干しの特徴ではありますが、旨味ではありません。
いずれにしても童謡味噌の旨味と風味が前面に出て、綺麗な煮干しがそれを更に引き立てています。
煮干しのスープは良い食材の旨味を引き出すためのものであって、あの嫌なえぐみを味わうものではありません。

とり丼は相変わらず全てが素晴らしいです。
高級日本料理屋で出てくるような絶妙な甘みと旨みのあるご飯に、比内地鶏とおそらくオーガニックのマヨネーズが載っています。
ご飯と比内地鶏はそれぞれ超一流の食材ですが喧嘩せずにマッチしています。
これこそマリアージュと言うべきでしょう。
嶋崎さんは何を作られても凄いです。
この丼だけで三宮で専門店をやられれば行列店になるでしょう。
食材を揃えることが出来て、味を盗める方はやられたらどうでしょうか?
カツ丼と天丼は排除してやれば成功するでしょう。

ネットラジオSPOON始めました。
毎日生配信の時間はtwitterで告知します。
過去の録音されたものはとんしで検索して、castの欄を開くと全て表示されます。

私が撮影したものではありませんがたまには食べ物の写真を掲載します。
とり丼です。

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2018/10訪問21回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

今日の童謡味噌ラーメン

いつものように移動時間は有効に使うということでレビューの枕を書かせて頂きます。

今日は木曜日なので童謡味噌ラーメンです。
豚清湯に加えて鮭節の風味という仕上がりのようです。
土曜日の夜と日曜日限定の比内地鶏の白湯はどうしてもスケジュールの調整がつかず断念しました。
非常に残念です。
今日も駄目なはずでしたが、予定が変わって伺うことができるようになりました。
椎間板ヘルニアも立ったり座ったりしなければ、痛くなくなりました。
痛みなしで歩けるのはとても幸せなことです。
妻も松葉杖なしで一応歩いています。
痛みはまだあるようですので普通には歩けませんが、通勤はできるくらいになったので良かったです。

童謡味噌に豚の清湯。
間違いなく合うでしょう。
鮭節がどんなアクセントになっているのか楽しみです。
予定の電車に乗れなかったのでお店に着くのは13時過ぎになるでしょう。

13時4分到着中待ち3人ですがすぐに全員カウンター。
木曜日ですが意外と混んでいません。
童謡味噌はまだあるかな?
ギリギリありました。
ぶた丼も注文します。

豚のスープと童謡味噌は当然合います。
最近はエスニック的なものが多くてそれはそれで美味しかったのですが、豚の清湯(ちんたん)は本当に童謡味噌に合います。
童謡味噌独特の風味が香り立つのです。
素晴らしい。

ただ、ネットラジオspoon でも何回かお話ししていますが、この風味を大切にする濃さ、塩梅というのはどれほどの方に支持されるかわかりません。
嶋崎さんの命を削って作るラーメンの真価は世の中の数パーセントの人にしか理解されないというのが私の勝手な持論ですので、この童謡味噌ラーメンは繊細過ぎるかも知れません。
個人的には今まで頂いた童謡味噌ラーメンでは一番好きです。

相変わらず丼も美味しいです。
豚のクオリティ、化学調味料を使わないタレの繊細な旨味、そして米の甘み。
全てがパーフェクト。
米のクオリティも凄いですが、それを生かす丼となっています。
詳しくは先程ネットラジオspoon で生配信して、castとして残しましたのでよろしければそちらをお聴き下さい。
とんしで検索して、cast欄を開くとこれまでの配信の録音が一覧で出てきます。
今回の分は、とんしの本当に美味いもの10
です。
写真は妻が撮った本日の童謡味噌ラーメンです。
私は食べログには食べ物の写真は載せません。
食事中もその前も食べることに集中するので写真を撮らないからです。
よろしければどうぞ暇つぶしにお聴き下さい。

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2018/10訪問20回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

童謡味噌は食べられませんが

木曜日、童謡味噌ラーメンが、遂に味噌と水と比内地鶏だけのMのロックになるとブログで知ってどうしても伺いたかったのですが、病院が混んでいて昼の営業時間に間に合いませんでした。
どうしても食べたかったのですが、どうすることもできませんでした。
来週の木曜日は伺えますが、2回連続でMのロックである可能性は低いと思っているので残念です。
レギュラーメニューにはならないのでしょうね。
もしかしたらなるのかな?

ということで今日は土曜日ですが、何を頂こうか迷っています。
裏メニューで四十奏がないかなあと思っていますがどうでしょうか?
今夜は妻の希望でまたまたオペラ鑑賞があるので、その前に四十奏が食べられたら最高です。
がそんなことはないでしょう。
何れにしても今日は醤油を選択するつもりです。
恐らく尼ロック全部のせを久しぶりに頂くと思います。
今日の丼は何でしょうか?
そろそろ西宮北口です。
妻はまだ術後で早く歩けないので駅からお店までいつもより時間がかかるでしょう。

12時30分着。
外で3名待ち。
すぐに3名は中に入りました。
これだと食べられるまでに30分以上かかるでしょう。
12時38分に中に入れました。
日差しがあると暑いので助かりました。

12時58分にカウンターに着席。
私は尼ロック全部のせととり丼、妻はSのロック全部のせを頼みました。

かなり久しぶりの尼ロックですが、やはり美味しいです。
最高です。
麺は柔らかいと言われていますが、私は改めて頂いて尼ロックはこの麺がベストなのだと思いました。
スープの温度も旨味を感じるには熱すぎたらダメなのでベストです。
醤油の濃さも最初食べた時は濃いと思いましたが、ベストです。
雑味とか比内地鶏以外の出汁がないから、ストレートに醤油を感じただけでしょう。
城助の握りと同様、嶋崎さんのラーメンは同じものを3回以上食べないとその凄さは分からないと思います。
日本酒も雑味がないと辛口なのに甘いと感じる人がいたり、コーヒーも雑味が皆無のスーパーコーヒーを飲むと濃いと言う人がいたりするのと同じで、嶋崎さんのラーメンの真価はそれほど多くの方にはわからないでしょう。
75%、24.8%、0.2%の法則。
食べログでは詳しく書けないので宜しければspoonをお聴き下さい。
今日も間もなく開始します。

ネットラジオSPOON始めました。
毎日生配信の時間はtwitterで告知します。
https://twitter.com/Tonshi

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2018/10訪問19回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

特別な童謡味噌ラーメン

いつものように阪急電車の中で書いています。
ダイヤがめちゃくちゃ乱れているので、神戸三宮駅で時間調整になっています。

今日は食べるものが決まっています。
ミルクとガラムマサラを加えた童謡味噌ラーメンです。
私も食べたことがない特別な童謡味噌ラーメンです。
ミルクと味噌は相性が良いですが、ガラムマサラはわかりません。
ガラムマサラとミルクは合うと思います。
普通のお店なら絶対に注文しませんが、私の嶋崎さんへの信頼は100%なのでむしろ積極的に食べたいと思います。

椎間板ヘルニアは完治していませんが、強い鎮痛剤をいつまでも飲むのは嫌なのでやめています。
万全な状態で食事を楽しめるので嬉しいです。

12時47分に着きました。
ほとんど待つことなくカウンターに座れました。
さて、いよいよミルクとガラムマサラの童謡味噌ラーメンです。
今日の丼はぶた丼です。
当然注文しました。

牛乳カレー味噌ラーメンです。
と嶋崎さんは仰いました。
ガラムマサラを使われていますが、見た目はカレーラーメンです。
バターと肉のそぼろがのっています。
まずはスープを一口。
想像していたよりもかなりまろやかで複雑な味わいです。
バターとミルクによってガラムマサラがかなり抑えられています。
強い味はなく、これはこれでとても美味しいラーメンです。
ガラムマサラを使ったエレガントな料理がたまたまラーメンという感じでしょうか。

ぶた丼は前からネギが入っていたかな?
相変わらず丼にも手抜きはありません。
もう少しすると新米が出るのでさらに美味しくなるでしょう。

スケジュールが合えば、また週に一度くらいのペースで伺いたいですね。
また四十奏が食べたいと申し上げたら、またやりましょうと仰って下さいました。
楽しみです。
木曜日はまたずっと童謡味噌ラーメンの色々なバリエーションをやられるそうです。
こちらも楽しみです。

ネットラジオSPOON始めました。
毎日生配信の時間はtwitterで告知します。
https://twitter.com/Tonshi

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2018/09訪問18回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

3ヶ月半ぶりになってしまいました

ラーメンはこちらのお店以外では基本的に食べないと決めているので久しぶりになってしまいました。
6月以来ですが、椎間板ヘルニアの調子が悪くていけないうちに、豪雨だの猛暑だの台風だのと災害が続いているうちに9月になってしまい、妻となんとかチャンスを見つけて伺おうと話しているうちに今日になってしまいました。

最近、全く食べログのレビューを書かなくなりましたが、忙しいのです。
長期間にわたってやらなくてはならないことがあるので、時間の余裕があるとそちらを優先させています。
今日のように電車に乗る機会があると、久しぶりに書いてみようとなるわけです。
城助と堂源、ほかにどうしても書きたい新規のお店がありますが、いつアップできるかわかりません。

いつものように阪急で前段を書いていますが、何を頂くのか非常に悩みます。
ジムに行けなくなって8ヶ月。
月に1キロ、なんと8キロ太ってしまいました。
本当はラーメンは食べない方が良いのですが、食べた後に10キロ歩こうと思っています。
椎間板ヘルニアは薬さえ飲めば痛くなくなったのです。
ジム通いもやっと再開できましたが、これからはロックンビリーS1の後は必ず5キロ以上は歩くと決めました。
西宮北口まで7キロ、夙川まで9キロ。
今日はどこまで歩けるでしょうか。

12時34分に到着です。
カウンター席が空いています。
暑いからでしょうか。
こんなに空いているのは初めて見ました。
限定がないので東京塩とぶた丼を頼みました。

東京塩は久しぶりでしたが、より塩の角が感じなくなりました。
普通の塩だと比内地鶏の出汁と塩だけなので塩の味がはっきり出ますが、東京は煮干しが使われているので、塩も醤油もソフィストケートされた感じになります。
元々そのような塩のスープなのですが、更にまろやかになっていると感じました。

いずれにしても、凄い料理です。
究極の鶏料理です。

ぶた丼の紅生姜も通常の物ではありません。
香りが立っていて味が強くありません。

ヘルニアもかなり良くなって、気候も良くなったので、また、週1くらいで通うことが出来そうです。

嶋崎さん、いつもありがとうございます。

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2018/06訪問17回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

幻の四十奏、醤油と塩

ほぼ治ったと思っていた椎間板ヘルニアが薬を減らしてしばらくしたら、何故か悪化してなかなか伺うことが出来ず、久しぶりになったしまいました。

幻の四十奏が食べられるとのことで、私は醤油、妻は塩を選択しました。
とり丼も頂きます。

醤油の方がお勧めということでしたが、どちらも素晴らしいです。
私は東京塩が今一番好きですが、更に綺麗な旨味が加わって味わい深くなっています。

このお店のラーメンはどれを頂いても最高と感じる完成度の高さが凄いです。
一つだけ気がかりなのは、城助同様、この味が後世へと継承されないのだろうなという寂しさです。
レシピ通り作っても常に安定したものを出すのは難しいと思います。

毎回感謝の気持ちを表しながら頂いています。

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2018/04訪問16回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

土日限定メニューがありました!皆さん急ぎましょう

今日は阪急塚口駅で妻と待ち合わせです。
いつものように阪急電車の中で書き始めています。
私にとっては特別な存在のお店なのでレビューを書く気満々です。

木曜日に伺ったばかりですが、唯一無二の存在であるロックンビリーS1のラーメンと城助の握りは毎日食べられます。
城助の握りは1週間毎日食べたことがありますが飽きることがありませんでした。
どちらも唯一無二であるだけでなく、おかしなものが入っていないから毎日食べられるのです。
砂糖大量投下の握りやラーメンはそんなわけにはいきません。

さて、本日は何を食べるのか物凄く悩んでいます。
今一番好きなのは東京塩のような気がします。
しかし、東京醤油を食べてもう一度ノスタルジーに浸るのも良いかも知れません。
暑いのでまだ残っていればプレミアムつけ麺も食べたいです。
Sのロックの全部のせもしばらく食べていません。
妻には東京塩を勧めるつもりですが、私はどうしましょうか?
到着予定時間は11時35分です。

11時38分着。
ガビーん。
油断した。
先週の土曜日は開店前1人待ちだったのでこの時間なら店内でしかも待ちはほとんどないと思っていたら外で既に5人待ちです。
12時半に着席できるかな?
なにせ2個ずつしか作られませんからねえ。

12時10分頃とりあえず店内に入れましたが、着席してラーメンを召し上がっておられる方はお一人。
まだまだです。
しばらくしてある方が召し上がっているものを見るとなんと冷やしたぬきそばのようなものと何かがかかったライスがありました。
なんだあれは!
急いでブログを見ると、土曜日、日曜日は東京で言うところの冷やしたぬきそばみたいなぶっかけそばスタイルの冷やし麺を出されるとのこと。
それに七味ライスを合わせて下さいと書いてありました。
もう迷いはありません、
冷やし麺と七味ライスの一択です。
なんと妻も東京塩はやめて同じものを注文するとのことです。

果てさて嶋崎順一さんの冷やし麺の味は?

やっと食べられます。
13時10分、ちょうど1時間半待ちです。

いやー、ビジュアルはまさに東京の冷やしたぬきそばです。
写真は妻がアップすると思うのでそちらをご覧下さい。

味のイメージはソフィストケートされて限りなく上品な味わいになった冷やしたぬきですねえ。
麺はつけ麺と同じかな?
蕎麦なのかラーメンなのかわからない不思議な麺ですが、素晴らしい風味です。
そばつゆをメインに3種類のタレがブレンドされていて、高級海苔や天かすの風味とバッチリ合っていて美味です。
しかし、嶋崎順一さんは何を作られても恐ろしいほど完璧なものを作られます。

七味ライスは、残りのつゆをかけて食べると最高級の七味の風味が際立ってこれまた美味です。
妻はこのような食べ物が大好きなので絶賛していました。
相変わらず米が甘い。
これこそが白米の旨味です。
私はお汁をかけるのがもったいなかったので、5分の4はそのまま食べました。

帰り際にこれは定番にして欲しいと申し上げたら、いやー盛り付けが大変なんでと仰りながらいつも究極の笑顔を見せて下さいました。

今日、明日の限定メニュー。
皆さん、急いで食べに行きましょう!

  • ロックンビリーS1 -
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2018/04訪問15回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

温かい童謡味噌ラーメンとのしばらくのお別れ

神戸も今日はかなり暑いです。
GW前ですが一瞬夏がやって来るようですね。

いつものように阪急電車でレビューを書き始めています。
嶋崎順一さんのSのブログを拝見すると、今日で温かい童謡味噌ラーメンは休止して、木曜日は冷たい童謡味噌ラーメンや限定メニューをやられるそうです。

安定したファンがおられるのに日々進化しようと努力されておられるのには頭が下がります。
ちゃんと寝ておられるのでしょうか。

もしかしたら一部の方にしか理解して貰えない高みへと今も山を登り続けておられます。

私も理解していないのかも知れません。
最初に尼のロックを頂いた時はかなり味が濃いと感じました。
しかし、今思えば雑味が一切なく醤油の味がハッキリと出ていたのでそう感じたのだと思います。
ある時、世界一と言われる豆でコーヒーをお出ししたことがあります。
飲まれた方はこんな濃いコーヒーは飲めないと怒り始めました。
その方が普段飲んでおられるコーヒーは、豆が劣悪で雑味が酷いためバターを混ぜているものでした。
世界一のコーヒーは、雑味が皆無であったために濃いと思われたのですが、それを知っていた私が尼のロックが濃いと感じて1年以上再訪しなかったのは人生最大の不覚です。
シャリにも同じことが言えますが、それはあちらで書かせて頂きます。

お店に到着する予定時間は13時5分。
最後の温かい童謡味噌ラーメンはまだ残っているでしょうか。
今日はこの後病院ですが、椎間板ヘルニアはやっと治癒に向かっているように思います。
なんとか手術は避けられそうですが、あの神経根注射は悲鳴が出るほどの痛さです。

通常歩行ができたので予定通り13時5分に到着しました。
1席空いていたので待たずに座れました。
鯵を使った童謡味噌ラーメンも残っていました。
鯵と味噌。
なめろうのような発想なのでしょうか。
アイデアの引き出しが凄いです。
ぶた丼も頂きます。

鯵の開きで出汁を取ったという童謡味噌ラーメン。
相変わらず童謡味噌の素晴らしさが活かされた最高の味噌ラーメンです。
これほど風味豊かな味噌ラーメンなど他では味わえません。

ぶた丼は2回目なのかな?
ご飯が最高級であることは勿論ですが、紅生姜まで高級品を使われておられるのには驚きました。
徹底的な拘り。
確かにどこかで手を抜くと全体のバランスがおかしくなって、他のもので最高級のものを使う意味がなくなりますからね。
多くの方は気がつかないのかも知れませんが、芸術作品には一点の曇りもあってはならないのです。

今後は暑くなるので冷汁のようなラーメンを作られるそうです。
とてつもない才能も日々努力しなければ花開きません。
しかし、握りの天才とラーメンの天才の体調が心配です。
千賀篤さんは病気療養でお店を閉められました。

とにかくお元気でやられて欲しいです。

  • ロックンビリーS1 -
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2018/04訪問14回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

プレシャスデー

たまには芸術で贅沢をしようということになり、半年前に妻の希望でオペラ魔笛の高価なチケットを買いました。
毎年ディズニーオンクラッシックは聴きに行ってましたが、ハイソサエティなオペラなど人生初めてです。
夫婦にとっても記念すべきプレシャスデー。
ランチとディナーは自分にとって最もプレシャスにしたいものです。

ということでいつもより早起きして店の前で築地からの食材が届くのを待っています。
オペラは西宮北口ということもあり、ランチは当然ロックンビリーS1となるのですが、土曜日なので開店時間には行かないと14時からの開演に間に合わなくなります。
その後もハードスケジュールで、夜のご予約もあります。

そして、仕事の後は当然妻と二人でアソコに伺います。
2.5巡目入れるのです。
この日は最初からプレシャスデーと決まっていたようですね。

10時58分到着。
行列はなく、お一人だけ待っておられました。
これなら2杯いけますが、オペラの途中でイビキをかいて寝ると他の方の迷惑になるので、ミニ丼プラスで我慢です。

当然、妻には東京醤油を勧めました。
私は東京醤油をもう一度食べて泣きたかったのですが、やはり東京塩しか選択肢はありません。
本日のミニ丼はとり丼です。
高級料理級のご飯が使われた究極の丼がなんと!300円です。

先ずはスープを一口。
あー、想像をはるかに超えた美味さです。
東京醤油の時に、ここまで煮干しの悪い意味での風味や雑味や苦味を感じさせないのはまさに天才の技、凄いと感動しましたが、塩ではいくらなんでも感じるだろうと予想していました。
ところがなんとそんなものは皆無で煮干しの綺麗な旨味だけが比内地鶏の旨味と完璧に融合しています。
これには流石にたまげました。

今までも凄いと思っていましたが、今回は食人生でも最大級の驚きです。

城助の平目の握りを初めて食べた時。
四つ葉の長谷川新さんのスッポン料理を初めて食べた時。
そして今回の嶋崎順一さんの東京塩。

ちぢれ麺は醤油にも塩にも合います。
個人的にはこの東京塩がロックンビリーS1のメニューで最強かも知れません。
東京醤油は、私が求め続けたラーメンの一つの到達点だとしたら、東京塩は更にそれを上回る世界を見せて貰った感じです。

スープの魔術師。

不可能を可能にする男。

次回は東京醤油を再びか、プレミアムつけ麺か、Sのロックかと思っていましたが、連続で東京塩が食べたくなりました。

そして老婆心ながら同じことを39億回書いて申し訳ありませんが、普段化学調味料の入ったものを召し上がっておられる方は必ず美味しくないと仰るので、くれぐれも遠方からはいらっしゃらないで下さい。
あの煮干しの仕事は神技以外のなにものでもありません。
が、化学調味料を拒否する感覚がなければ分かりません。
クレームを言われる所以はないので本当にお願い致します。

帰り際に嶋崎さんから東京塩はどうでしたかと訊かれたので、想像していた美味しさを超えていましたと申し上げたら、実は私もそうなんですよ作ってみたら想像していたよりも美味しかったのですよと仰っていつものチャーミングな笑顔を見せてくれました。

中山城助同様、努力する天才は常に己の限界を超え続けているのです。

仕事で神戸に引っ越して来て良かった!

握り、ラーメン、カクテル。

全て人生最高の珠玉の芸術作品です。

それらの宝石が毎日でも思い立てば手に入るのです。

もう、孤高の天才中山城助よりも早く死んでも悔いはありません。

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2018/04訪問13回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

涙が止まらない

3月から新メニューが始まったということで伺いたかったのですが、なんせ腰の椎間板ヘルニアが悪化して仕事をするのがやっとで電車に乗ってラーメンを食べに行くなどということはできませんでした。
タクシーを使う城助には通っていましたが、流石に三宮からラーメンを食べにタクシーを使うなどということはできません。

腰の専門医にご担当頂き、死ぬほど痛い神経根注射と強めの薬でなんとか手術を回避できそうということになったので、診察が終わった後に阪急電車に飛び乗りました。

食べなければならない候補は東京の醤油と塩。
そしてプレミアムつけ麺です。
つけ麺は具が多くなっただけで基本的な味は同じなのでしょうか?
東京の醤油と塩を両方とも頂くという選択肢もありますが、東京の塩とプレミアムつけ麺という選択肢もあります。
本日は時間に余裕があるので、1杯目の後に最後尾に並び直すことができます。

Sのロックは比内地鶏と塩だけのスープですが、東京は煮干しが加わっています。
わたしがイメージする東京の一番好きなラーメンの構成です。
本来は東京の醤油を食べるべきですが、つけ麺が残っていればそれにして無ければ醤油と考えたので、まずは東京の塩と決めました。
そろそろ西宮北口です。
命を削るほどの痛さの神経根注射のおかげでほとんど痛みはありません。
塚口から快適に歩けそうです。

12時7分着。
何故か先客は5名。
座れました。
嶋崎さんに今日はもう一度並んでも2杯食べます。まずは東京の塩をお願いしますと申し上げると、無くなるといけないからまずはつけ麺プレミアムを食べて下さいとのこと。
当然ながらお言葉に従いました。

つけ麺の具が増えて、つけ汁が2種類になりました。
一つは一度しか食べたことがありませんが、従前の比内地鶏と醤油のつけ汁だと思います。
もう一つはなんと蕎麦つゆ。
高級蕎麦屋の本格的な蕎麦つゆです。
嶋崎さん、ちゃんと寝られておられるのでしょうか。
昼夜5食限定のためにここまでやられるとは、、、、、。

昆布の出汁につかった細い蕎麦色の麺は秀逸です。
ここまでくるとラーメンとかつけ麺とかのカテゴリーに入れて良いとは思えません。
孤高の天才嶋崎順一さんの独自の世界観に基づく食べ物です。
私にとっては究極の食べ物ですが、もはや嶋崎ワールドを心から愛するものにのみ熱狂的に受け入れられて、一般的には不思議な何かになってしまったかも知れません。
そのままでも、塩をつけても、本山葵をつけても想像を絶する美味さです。
勿論どちらのつゆをつけても美味しいです。
自然の恵みだけで作られた芸術品。
普段化学調味料を摂取しておられる方には絶対におススメしません。
本物の蕎麦や極上の黒鮑やミョウバンの入っていない雲丹が何もつけずにそのまま食べても死ぬほど甘いという事実をご存知のない方にとっては水に浸かった蕎麦だかなんだかわからない極細の麺を無理矢理食べさせられたという話にきっとなります。
個人的には城助の握り同様、思考の芸術品を化学調味料や不自然な砂糖の甘みが大好きな方には汚されたくないという気持ちまで湧き上がります。

長くなりましたが、本日のメインは東京です。
嶋崎さんに醤油と塩どちらを食べるべきですかと聞いたら醤油とのこと。
やはり東京なので醤油かと思いながらお言葉に従いました。

典型的なちぢれ麺にチャーシューとメンマとナルトなど。
丼もビジュアルも昔懐かしい東京ラーメンそのものです。

スープを一口。
あー。
あー、これだ。
煮干しを使ったシンプルな醤油ラーメン。
最も好きなタイプのラーメン。
私にとってはこれがラーメン。

ラーメンは私の人生そのものかも知れません。
若くして亡くなった父が2歳か3歳の頃から連れて行ってくれた屋台の名店。
ラーメンもおでんも美味しかったです。
その屋台が私の食べ歩きの原点であり、一生かかって求め続けたラーメンの味でもあります。
その屋台のラーメン屋さんは私が小学生の高学年になる頃店舗営業を始められ、私も引越しをしたので小3の終わりに食べたのが最後になりましたが、中学や高校の頃にも美味しい屋台のラーメン屋さんの噂を聞くと父が夜中に往復1時間も2時間もかけてラーメンを食べさせに行ってくれました。
子煩悩だったのでしょうね。
しかし、私が19歳になったばかりの春に自殺してしまいました。
東京にいた私はそのことを知らず突然近所の方から帰るようにと電話を頂き愕然としました。
まさか!

その後も私はあの父と食べた屋台のラーメンの味を求め続けました。
ラーメンは私の全ての原点。
食べ歩きや今は何故か仕事にもなってしまった食や酒に対する徹底的な拘りの原点でもあります。

無化調ラーメンなどない50年も前のラーメンの味は東京中を駆け回ってもありませんでした。
しかし、そんな中で私が一番好きだと感じたラーメンは、煮干しと鶏肉で出汁を取ったシンプルなラーメンです。
しかし、完全に満足できるものには出会うことが出来ませんでした。
化学調味料が入っていたり、雑味が強かったりして、完全に澄み切ったスープなど作ることは不可能だと思われたからです。

孤高の天才嶋崎順一さんは不可能を可能とする方です。
完璧な東京正統派醤油ラーメン。
余りにもラーメン文化は多様化してしまいましたが、これこそが私にとってはラーメン。
全ての原点。
父にこのラーメンを食べさせたかった。
涙が出てきました。
このラーメンと城助の握りを一度だけでも父に食べさせたかった。
二人で極上の黒鮑を食べながら、鍋島の大吟醸35%をベロベロになるまでが飲み交わしたかった。
私同様大学から東京に行き、東京で暮らした父はどのようなラーメンを食べ、どのような握りを食べたのでしょうか。
お茶の水や神田でどんなラーメンを食べたのでしょうか?
日産の本社に入り、先輩や上司に美味い鮨をご馳走して貰ったのでしょうか。
グルメでお洒落な父は東京でどんな生活を送っていたのでしょうか?

そんなことを考えながら東京醤油を頂きました。
帰り際、東京醤油は本来一番好きな味ですと申し上げると嶋崎さんは私が16歳の時に修行した店の味ですと仰いました。
麺もスープも尼ロックとは異なるので大変でしょうが、この東京はいつまでもメニューに残して欲しいですね。

塚口までの帰り道。
涙が止まりませんでした。

食の本物は人の魂を揺さぶります。

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2018/02訪問12回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

味覚の記憶が更新される

先日は大変珍しいことに夜ラーメンを食べる機会があり、10年越しの思いを果たすために尼龍に伺いました。
今更新規開拓ということでもないのですが、関西でも行っておきたいお店はほんの数軒あります。
ランチの場合は気軽に行けるのでなんとなく初めてのお店でも入ってみますが、夜となると貴重な機会とそれなりのお金を使うので厳選せざるを得ません。
飲食店評価サイトのパイオニアとも言うべきアスクユー東京レストランガイドにレビューを書き始めた20年近く前には、レビューを書きたいがために新規開拓をしていた時代もありましたが、本当の意味での食生活を謳歌するためにあまりにも馬鹿馬鹿しいと思いそんなことはやめました。

ただ、神戸に住むようになってからはネットでの神戸界隈の飲食店の情報がほとんどなかったので、食べログ云々以前の問題として、勘を頼りに手当たり次第に新規開拓をせざるを得ませんでした。
特にバーの情報は少なかったので、ル・サロンやラグナ・ザバーはハンター坂のバーを夜な夜な回って見つけました。
それらを食べログに初めて登録させて頂いたのですが、今や全国的に名前が知られるようになってとても嬉しいです。

しかし、もう今は夜に関しては新規開拓はあまりないでしょうから、そのような情報を期待される方には私のレビューは無意味だと思います。

ということで本日もロックンビリーS1に伺うために阪急電車に乗っています。
定期はともかくとして、回数券は買った方が良いですね。

12時50分に到着。
店内に座って待っておられる方が2名。
13時5分にカウンターに座れました。
今日は比較的すいています。

つけ麺の特別バージョンととり丼を注文しました。
前回と異なり、塩でなく、チリソースと山葵が出てきました。
チリソースはピリッと辛くて甘いですが、麺に少しつけて食べると昆布出汁が引き立ちます。
山葵も合いますね。
今回はとろろ昆布は入っていませんでした。
つけ汁は前回よりも更にシンプルになっていました。
麺の量が今回は多かったような気がします。
とり丼も頂いたのでお腹がいっぱいになりました。

恐らく最高級の昆布を使われておられると思いますが、昆布の出汁と比内地鶏の出汁が混ざった味は凄いです。
先日、尼龍で食べたので特に感じたのかもしれませんが、全く雑味がありません。
和海でもがうふあんでも、味の好みはともかくとして、僅かながら雑味を感じます。
しかし、このお店のスープはなんとか粗を探そうとするのですが、雑味が皆無なのです。
もうラーメンという概念を超越しています。
最高級の昆布と比内地鶏の出汁が混ざれば最強の旨味なのでシンプルであればあるほど美味しいです。

味覚に対する記憶がどんどん更新されていきます。
食べれば食べるほど凄みがわかります。
従って今日が一番美味しいと思いました。

尼のロックもSのロックも飛び切り美味しいですが、孤高の天才の凄みが一番わかるのはつけ麺です。
私のお願いしている特別バージョンが最高に美味しいと思いますが、メニューにはないので普通のつけ麺を召し上がって頂きたいと思います。

そしてやはりご飯が美味しいです。
とり丼を食べながら、この昆布と比内地鶏の出汁が混ざったスープを飲んでいると、前回も書きましたが、ラーメン屋さんにいるとは信じられなくなります。
銀座で日本料理を食べて〆のご飯を頂いているのと同じ気持ちになります。

1300円。

それがこの料金で味わえるのです。

日本一。

間違いない!

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2018/02訪問11回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

金曜日の夜限定

木曜日は童謡味噌の企画もの。
金曜日の夜も限定の企画ラーメンがあります。
ずっと伺いたいと思っていましたが、金曜日の夜に伺うのは仕事の都合もあり大変難しいのでいつ伺えるのかと思っていました。

なんと、本日の飲食店でのご予約の時間が後ろにズレました。
18時にお店に入れば余裕で今夜の仕事に間に合う!
ということでいつものように阪急電車に乗っております。

本日の金曜日夜限定は来夢白湯です。
トッピングは北海道産ラムバラ肉のじぶ煮風千ふくソース和え、クレソン、ドライイチゴ、パクチー等。

私は羊肉が苦手です。
臭みが苦手だからです。
人生で一度だけ臭くないラムを頂いたことがあり、それは美味しかったです。
しかし、その時以降も自分から積極的に羊肉を食べようとしたことはありません。
臭いものに当たると気持ち悪くて食べることがほぼ不可能だからです。

しかし、孤高の天才が商品としてわざわざ羊肉を使ったラーメンを出されるのです。
私が一番嫌いな物であるが故にどのようなラーメンなのか興味が尽きないのです。
あれほど味や風味にセンシティブな方が臭みのあるものをわざわざ魂を込めて作るラーメンに使われるとは思えないのです。
唯一の不安はトッピングにパクチーを使われておられることです。
最近はパクチーにも慣れて、逆に良いアクセントだと感じるようになりましたのでパクチー自体は大丈夫なのですが、パクチーを使われるということは、臭みをパクチーで消そうとされておられるのではという不安があるのです。

どうなんでしょう?
砂糖が大量投下されたシャリの握りやみたらしだんごのような濃くて甘辛いタレのかかった鰻を食べることには絶対に挑戦しませんが、嶋崎さんがわざわざ使われる羊肉には挑戦したいです。

椎間板ヘルニアはあまり良くなっていませんが、歩行は可能です。
また、塚口駅から歩きます。

歩きながら妻からの電話に出ると今大阪駅とのこと。
今からロックンビリーS1に行くと行ったら、私も行きたいからJR塚口駅まで迎えに来るようにとのご命令。
椎間板ヘルニアなんですけど、、、、。

妻からの奴隷命令のため、開店と同時に伺う予定が18時25分着。時間が、、、。
外待ちの方1名。中は6名待ち。
こりゃ時間がかかるなあ。

来夢白湯。
なるほど、このラーメンのテーマは白湯のスープにライムを合わせているのですね。
お店に入った段階で羊の獣臭は一切ありませんでした。
実際にスープを飲んでも全く臭みはありません。
白湯なのでコッテリ感はありますが、味のバランスが絶妙なので濃く感じません。
コッテリ系でもこの完成度の高さ。
死ぬほど濃いと感じさせる和心とは雲泥の差があります。
圧倒的なセンスと努力の差。
通常コッテリ系は途中で食べるのに飽きてきますが、最後の最後までそんなことは微塵も感じさせませんでした。
色々な風味がアクセントになっていてセンスの良さが一口食べるごとに滲み出てきます。
羊の旨味がコッテリなのに綺麗に感じられます。
野暮ったさが皆無なのです。
このようなラーメンは嶋崎さんにしか作れないのでしょうね。
全く違うジャンルのラーメンを作られてもどれも麺と具とスープが一体となっています。
孤高の天才は決して期待を裏切りません。

次回は何を頂きましょうか?

ところで、麺の茹で時間を計ったり、高価な一眼レフのカメラをカウンターの下に用意して、食べ終わっても帰らない謎の女性が隣にいました。
食べ終わってもあれだけ帰らないと怒られたんじゃないかなあ。
取材なのか、飲食店のプロデュースをする会社の方なのか?
てん末を見たかったのですが、外で待っておられる方もいらっしゃったので私たちは食べ終えたらすぐに帰りました。
取材だとしたら、閉店時間に来ないとねえ。

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2018/02訪問10回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

クリニカ・ガストロノミカ・エスペリア

かつて西麻布にあったクリニカ・ガストロノミカ・エスペリア。
今は移転して曙橋にあります。
四谷三丁目からも歩けますね。

フランスチーズ鑑評騎士の会からシュヴァリエと最高位グランオフィシエを授与された森克明オーナーシェフのイタリアン。
チーズの魔術師と言われる方の最も有名な料理がサラダ革命です。
個人的にはこのお店ではとんぶりとカラスミ、赤唐辛子のフェデリーニというパスタが一番好きですが、サラダ革命も美味しいです。
チーズの使い方が絶妙だと感じさせる看板料理です。
濃厚で旨味が強いチーズソースですが重さを感じさせません。

本日の木曜日、嶋崎さんはなんとサラダ革命のチーズソースのレシピを参考にして作られたチーズソースをあの童謡味噌に合わせると仰るのです。

素材を厳選し、当然無添加で、全ての工程を手作業で行い、天然醸造に拘った味噌。
自然な旨味が物凄くて嫌な雑味が一切ありません。
そして旨味は強く感じますが、濃いとは感じさせません。
それが童謡味噌。
嶋崎さんのことですから、ありとあらゆる全国の天然醸造の味噌を試してこの味噌でラーメンを作ると決められたのでしょう。
それが童謡味噌らーめん。
人生で食べた味噌ラーメンでダントツに美味しかったです。

進化することが当たり前と考える孤高の天才は、毎週童謡味噌ラーメンで新しい企画を考えて世の中に問うておられます。
同じ発酵食品の味噌とチーズが相性が良いことは最近知られるようになりましたが、まさか童謡味噌にグランオフィシエのプラチナ級のチーズソースを参考にしたチーズソースを合わせるとは!
レシピを参考にされたということは、この童謡味噌に合うように、ラーメンとして完成度が高くなるようにアレンジをされておられるということです
中山城助と同様に握りを更に進化させるためには、ラーメンを更に進化をさせるためには、ということを常に考えておられることがよーくわかります。
孤高の天才の芸術作品は99%の努力で生み出されているのです。
中山城助は、24時間365日鮨のことばかり考えて疲れたと言っていますが、嶋崎さんもそうなのだと思います。
経営者は夢から経営のヒントを得るようになって本物と言われますが、食の達人も同じなのです。
スタンダードな醤油や塩のスープも具も麺も名だたるラーメン職人が誰も真似できないと仰るわけはそこにあります。
才能だけでなく努力が桁違いなのです。

火曜日伺った時に、時間が合えば次の木曜日に童謡味噌ラーメンを食べに来たいと宣言しているので椎間板ヘルニアの坐骨神経痛の痛みを緩和しなければなりません。
水曜日の夕方にペインクリニックで神経ブロックの注射を数本打って貰って今日に備えました。
痛みは4分の1に緩和されました。
いざ出陣。

さていつものように阪急電車に乗っています。
私は常に食材のクオリティについて書いていますが、調味料を否定しているわけではありません。
化学調味料は、体調が悪くなったり、大量に入っていると吐いたりするので、個人的には身体に入れたくありませんが、完全に排除することは不可能に近いのである程度はやむを得ないと思っています。

調味料は必要です。
しかし、それは素材を活かすものでなければならないと考えているのです。
その意味で家でも使いやすいのは塩です。
また、ポン酢やソースやマヨネーズなどの味が強いものは調味料の味が勝ってしまうので食材の味や風味を殺すと思っています。
但し、ポン酢やマヨネーズでも素材を厳選して食材の旨味を引き出すものがありますからそれらは凄いと思いますし、必要とする場面もあると思っています。
ソースはなかなか難しいですが、素材を厳選したものであれば焼きそばに使うのは好きです。
最近は塩焼きそばの方が好きですが、美味しいソース焼きそばがあることも知っています。

最も気にするのは雑味です。
日本酒やワインやカクテルでも味の好み云々以前に雑味があるものは嫌いです。
調味料も素材を厳選していないものは強烈な雑味があるから嫌いなのです。
食べ物にしてもお酒にしても本来求めている味以外に嫌な感じが舌に残るものは飲んだり食べたりしたくないのです。

強い味は、本来求めている味を封鎖するとともに雑味を隠そうとするのですが、実は最後に残る嫌な感覚は強くなることが多いです。

醤油と味噌は極めて優秀な日本の調味料なので、美味しいです。
だから悪用もされます。
以前にも書きましたが刺身が美味しい小料理屋と言われて連れて行って貰ったら、刺身自体は普通なのですが、醤油に旨味が添加されていて、美味しいと感じさせるものだったのです。

私は以前、刺身に合う高級醤油と高級寿司屋で使うような辛味よりも甘みが強い高額の山葵を用意して、スーパーの刺身を食べてみたことがあります。
美味しい。
醤油と山葵が刺身よりも高いので当然です。
美味しいけれども当然ながら魚の味は感じません。

味噌は素材の風味が感じられ雑味が一切ないものが美味しいと思います。
一番好きなのは味噌汁です。
大好きです。
ソウルフードである山本屋の味噌煮込みうどんも大好きです。
これらは味噌そのものが美味しいと思って食べています。
私の中では味噌は調味料ではなく加工された食材なのかも知れません。
よって逆に味噌の味や風味を邪魔する味噌ラーメンは好きではないのです。
味噌汁の具も味噌の風味や味を邪魔するものが入っていると食べる気が失せます。
その例外中の例外が孤高の天才が奏でる童謡味噌ラーメンなわけです。
それにサラダ革命のチーズソースを融合させるわけです。
今からドキドキしますね。

いずれにしても食べログは個人の独断と偏見を書くところ、まあ個人の主観を書くところですから、私の個人的な嗜好や考えを書かせて頂いています。
それ以外のなにものでもありません。

塚口駅から歩行可能。
起きた時はややまずいかなと思いましたが、歩行は大丈夫です。
12時46分着。椅子で待つ方5名。
6番目の最後の椅子に座れました。
角度によっては座った方が痛いのですが。

童謡味噌らーめんと本日の丼、とり丼を注文しました。
また、牛丼には当たりませんでした。
麻婆丼にも当たりませんね。

童謡味噌らーめん。
味噌の部分だけを一口。
当然美味しい。
チーズソースの混じったスープを一口。
まろやかさが増して更に美味しい。
チーズと味噌のマリアージュ。
たっぷり野菜と麺を同時に食べて更に美味しい。
麺とスープの一体感がもの凄いです。
麺を噛むたびに麺の味とスープの味がマリアージュを生むのです。
ラーメンの麺として捉えるのではなく、この究極のスープの具の一部だと思えば何の違和感もないのです。

恐らく、アホほど食にお金をかけて来た人生の中で、今まで食べた味噌を使った料理としては一番美味しいと思います。
前述したように、味噌ラーメンは味噌の風味を邪魔するので好きではありませんが、今日の4種のチーズを使った童謡味噌らーめんは史上最高の味噌の料理だと思います。
ラーメンの範疇を完全に越えてしまっています。
ただチーズを加えるだけでなく、サラダ革命にまで行き着いて、マリアージュを完成させるとは!
とり丼はもちろん美味しいですが、厳選された白飯とこの史上最高のマリアージュスープの融合。

日本人にとっては白飯と味噌はある意味最高の贅沢です。
それぞれのクオリティが最高であれば最高の贅沢になるのです。
それにチーズソースをマリアージュさせる卓越したセンスと長年の努力。
凡人としては恐ろしいと言うしかありません。

食べ終わると珍しく嶋崎さんから話しかけてこられたので、サラダ革命は何度か食べたことがあるのですが、童謡味噌とベストマッチングでした。定番で食べたいくらいです。と答えました。
あーそうなんですね、森さんのレシピには入っていない生クリームが入っているんです。と嶋崎さん。

恐らく森氏のレシピのままでは童謡味噌とのマリアージュに足りないものを感じられたのでしょう。
個人的には生クリームによってチーズと童謡味噌との融合がより滑らかになるのだろうと思いました。

童謡味噌の味をチーズソースと麺によるマリアージュによって最大限にまで美味しさを引き上げる奇跡の料理。
一生に一度食べられるかというような至高の味噌料理が1000円。
あり得ない値段。

この料理を世間はどう評価するのだろうか?

もう一度頂くことが出来るのだろうか?

定番にして欲しい!

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2018/02訪問9回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

業界最高権威

嶋崎順一さんのことをネットで検索してみました。
尼崎に移る前のお店は業界最高権威と言われている講談社の東京ラーメンオブザイヤーのしょうゆラーメン部門で6年連続1位になったようですね。
尼崎に移転されたので連勝記録が途絶えてしまったのです。
多くの有名ラーメン職人の方々から天才と言われているようです。
らオタではなく、その手の雑誌は読まないので知りませんでした。
世界で一番ラーメンのレヴェルが高い首都圏で業界のプロ中のプロがずっと1位にしていたと知って安心しました。
飲食店経営者としてあまりにも世間の感覚と乖離していることはマイナスだからです。
同時に何故嶋崎さんが東京から関西にいらっしゃったのか分かるような気がしました。

私の大好きな鮨とラーメンは東京の食文化。
世界一のレヴェルということは世界一競争が厳しいと言うことであり、お客の評価が世界一厳しいと言うことでもあります。
私はタイヤの評価は全く信じていませんが、プロ中のプロのご意見は参考にさせて頂いています。
東京で寿司屋とラーメン屋を20代から食べ続けていて、その上で城助とロックンビリーS1はずば抜けている、中山城助と嶋崎順一さんは孤高の天才だと言い切っていますが、食べログの点数は死ぬほど低いです。
特にこの二つの食文化は関西ではほんの一部の人にしか理解されないと思っていましたが、東京では正当に評価されているのだなと安心しました。
城助は東京の有名寿司店の大将が複数通われておられるので、流石にプロ中のプロは分かっておられると思っていましたが、ロックンビリーS1も同じでした。
まあ、砂糖大量投下の握りや化学調味料たっぷりのスープとは同じ土俵で評価すべきものではありませんが、社会は需要と供給のバランスで成り立っているので致し方ありません。
私は他の方の食の好みや食文化には一切興味はありませんが、孤高の天才お二人は大変気分が悪いだろうなあとは強く思っています。
しかし、これだけ化学調味料や保存料が食文化のメインを占めているのですから、プロ中のプロの評価は別として、一般的な評価はそれに見合うものになると言うのはよく理解できます。
正に食べログの評価は大多数のご意見なのだから、その意味では正しいのです。

寒いため、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛の激痛と戦いながらまたまた阪急塚口駅から歩いてやってきました。
12時50分過ぎに到着。
待たずに座れました。
やはり平日はこの時間がベストです。
早過ぎると待ちますし、遅過ぎるとスープ切れになります。

予定通り全部のせの醤油を注文。
牛丼が食べたかったのですが、ぶた丼だったのでぶた丼を注文しました。
このお店では丼もの必須です。
本当にご飯が美味しい。

醤油は食べるたびに印象が変わります。
1回目と2回目は1年以上間があいていますし、明らかに味が変わったと思ったのですが、今回は1ヶ月も間があいていないはずです。
もう全く濃いとは感じなくなりました。
今も塩の方が比内地鶏の旨味や風味が感じ易いとは思いますが、醤油の味を強く感じなくなりました。

また、常に話題になる麺ですが、醤油も塩もスープとの一体感ということで考えればこの麺なのです。
よく、麺にスープが絡むとか絡まないということが語られますが、絡むというレヴェルではなく一体感があるのです。
この麺だからこそこの完成度だと思います。

坐骨神経痛が悪化せずに歩行が可能であればまた近いうちに伺います。

このお店は頻繁にリピートしなければ真価がわかりません。
天才の領域を垣間見るのは凡人には難しいのです。
城助の握りと同じですね。

あー!また激痛が!
飲食の仕事もしているのでロキソニンが飲めず辛いです。
ロキソニンなどの強い薬は味覚が変わるので飲めません。
痛い!

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2018/02訪問8回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

水は!食材

相変わらずの大寒波。
毎日生きた心地がしません。

あー、前回は1月30日だったので今月は初めてのようです。
遠くて面倒臭いと思っていた塚口までの電車も慣れると大したことありません。
普段は月に2回位しか電車に乗りませんからね、東京時代の超満員電車のせいで電車嫌いになってしまっていただけのようです。
車も面倒臭いです。
飲めないし、神戸の中心部ならタクシーを使えば良いので運転はしたくありません。

ロックンビリーS1は阪急からもJRからも若干遠いので駐車場が4つあります。
車でいらっしゃる方が少なくないようです。
関東ではラーメン屋は流行る店はアクセスは関係ないと言われていますが、赤坂でお店をやられていた嶋崎さんが何故尼崎のこのような場所の2階でお店を始められたのかが不思議でたまりません。
ランニングコスト?
究極の食材のために他のコストは徹底して下げておられるのか?
でも箸にしろ器にしろ安いものは使われておられません。
謎ですね。

13時15分到着。
待たずに座れました。
いつもながらのピカピカの店内。
「水も食材」の文字が目立ちます。
私は水こそ最も重要な食材だと思っています。
化学調味料が大量に投下されていれば水も関係なくなってしまいますが、自然の食材だけで作るものは水で料理の味が全く変わってしまいます。
当たり前の話です。
ほとんどの料理は水がベースなので本質的な部分を決めるため、ダメな水の欠点は料理の技術や調味料では修正できません。

本日は全部のせの塩ととり丼を頂きました。
塩らぁめんはちょっと久しぶりになりましたが、やっぱりこの塩は凄いです。
誤魔化しのない真っ向ストレート勝負のスープでこれだけ完成度が高いものを他には知りません。
仕込み大変だなあ。

さて、このお店では世間の賛否が分かれる麺ですが、クオリティは凄いです。
スープとしっかり絡んで麺自体の風味が素晴らしいです。
城助の握りと同じで食べる回数が増えれば増えるほど更に美味しいと感じます。
ラーメンの麺はあまり咀嚼される方がおられませんが、咀嚼すればするほど美味しいと感じます。
こちらのラーメンばかり頂いているせいか、それほど柔らかいとは感じなくなってきました。
もしかして何かを変えられたのか?
塩らぁめんを2日連続で食べたら分かると思うのですが、いずれにしてもこのスープにはこの麺だと改めて強く思いました。
一体感が凄いのです。

麺を食べ終わりました。

とり丼。
初めてでした。
きざみ海苔やマヨネーズが少しかかっています。
鶏チャーシューが凄いので食べなくても美味しいとわかります。
マヨネーズはあえてかけておられるので、普通のマヨネーズではないことも食べる前からわかります。
まずはいつもの様に白飯だけを食べます。
次は白飯の後に黄金の塩らぁめんのスープを飲みます。
まあ、言うまでもなく美味しいです。
次は鶏とご飯を食べます。
あー、思ったよりも鶏にしっかりと味がつけてあります。
いちいち言葉にするのが面倒臭いですが、美味しい。

いよいよマヨネーズがかかった鶏とご飯を一緒に食べます。

ブラボー!

マヨネーズは玉子と油と酢で作るので鶏肉と合うに決まっていますが、ブラボー。
まろやかな酸味がかなりクオリティが高い卵の旨味を引き立てているマヨネーズです。
また高いマヨネーズを300円の丼に使われておられますねえ。
普通のマヨネーズだと、何にかけてもマヨネーズの味が強くて、全て同じ味になりますが、このマヨネーズは鶏肉の旨味を引き立てます。
本来調味料とはそのようなものです。
醤油の味しかしない。
ポン酢の味しかしない。
ソースの味しかしない。
マヨネーズの味しかしない。
食材のクオリティなんて関係ない!
その調味料と複数の調味料の組み合わせとバランスさえ良ければ美味しいと感じる料理。
それらは私の中では料理ではありません。
まして化学調味料が大量に入ったものは食べ物ではありません。
体調が悪くなったり吐いたりするので食べ物ではないのです。

ジャンクなイメージが強いマヨネーズにも、嶋崎さんの思いが込められています。
自家製ですかとおききしたら自家製ではないとのことでした。

とり丼を頂きながら、塩らぁめんのスープを飲んでいると、ここは本当にラーメン屋さんなのかと不思議な感覚に陥りました。

会計は1700円。
3000円でも今と同じ頻度で伺うでしょう。
コストパフォーマンスは異常なほど良いです。
神戸の訳のわからない高級店で食べるものよりも食材のクオリティも料金の技術も天と地の差があるのですから、1700円は激安です。

コスパとは料理やお酒のクオリティと価格の比較です。
城助のレビューでも長々と書きましたが、3000円のラーメンセットでも価格よりもクオリティが高ければコスパは良いとなります。
化学調味料大量投下のラーメンセットは600円でも食べられないのでコスパは最悪です。
というよりもコスパの評価の対象外です。

コスパは価格設定の話ではなく、コストに対するパフォーマンスの話です。

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2018/01訪問7回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

芸術家の愛

何度も書かせて頂いていますが、芸術家は自分の芸術作品を愛する人を愛します。
愛するとは具体的にどういうことでしょうか。
おべっかを使ったりヘラヘラすることではありません。
必要以上にへり下ることでもありません。
勿論、お金をいっぱい使うことでもありません。
飲食店においては提供された食べ物、それ自体に対してだけ愛を示してもそれだけでは足りません。

器、外装、内装、空間、空気。
城助ならカウンター正面の壁。
こちらのお店なら壁に描かれた著名な作家の油絵。
全てがその方の芸術作品であり、それら全てに対して敬意を表すことです。
芸術家は極めてセンシティブなのでそれは一瞬で伝わります。
敬意を表すとはどういうことでしょうか。
芸術家が望んでいる店内の空気を乱さないことが基本中の基本です。
それは仕事に集中したいということでもありますが、それ以上に嫌なことは他のお客さんに少しでも迷惑がかかることです。

城助やル・サロンやこちらのお店では特にそれを感じます。
自分の芸術作品を真剣に、そしてお客自身や周りの人々が集中して、提供されたものを食べられる環境が整っているかそれが最も重要なのです。
実はこれは芸術家でなくても飲食店を経営していれば一番気になることです。
私も飲食店経営者の端くれなので強く感じます。
お客様に求めることはただ一つ。
他のお客様の迷惑になることだけはして欲しくない、それだけです。

芸術家のお店であれば自分自身がその空間に相応しい存在であるか、それを問い詰めていればそれは具体的な言動となって現れますし、センシティブな芸術家はそれを一瞬で感じます。
逆も然りです。
ただ、飲食店も経営であり、接客でもあるので実は妥協して我慢していることもいっぱいあります。
それに気づいてあげると更に愛を感じてくれますし、愛してくれます。

実はそれはそんなに難しいことではありません。
普通にしていて芸術家が嫌がることをせず、真剣に食べれば良いだけです。

そんなことまでして鮨やラーメンを食べたくないと思われる方はお店にいらっしゃらなければいいのです。
今はネットの時代。
それこそ食べログのレビューを見ればどのような店主なのかある程度予測はつきます。
行かなければいいだけの話です。
それでもいらっしゃりたいのであれば、店主のことを理解し、真剣に彼らの芸術作品と向かいあいたいと思っておられる他のお客さんが迷惑に感じるであろうことはしなければ良いのです。
ただそれだけのことです。
まあ、他の人の迷惑にならないということは社会の常識ですが、、、、、。

中山城助に関してはかなり深いコミュニケーションをとっているのでそのことがよくわかります。
嶋崎さんとは長く話したことはありませんが、想像はつきます。
恐らくかなり当たっているでしょう。

本日はある複数の目的があって開店時間を目指して阪急電車に乗っています。
目的は果たせるでしょうか。
西宮北口。
乗り換えです。

11時2分着。
甘かったあ。
行列はありませんでしたが、私が入って、すぐに次のお客さんが来て11時3分には満席です。
11時5分には3人待ち。
火曜日だからこうなのか、いつもこうなのか。
開店して10分も経っていないのにどんどんお客さんが入ってきます。
11時15分には外待ちまでも。
平日は13時を回った頃に伺うのが良いかも知れません。
或いは一番手グループが終わった後の11時半過ぎ。
11時半頃には入店するお客さんが途絶えました。

さて食べたかった別バージョンのつけ麺は頂くことができました。
もう一つの目的は炊きたてのごはんを食べることです。
ぶた丼も注文しました。
もう一つは嶋崎さんと少し話をすることでしたが、これは叶いませんでした。

昆布出汁に浸かった麺を一口。
あらっ、前回よりも昆布出汁が強くて更に美味しい。
とろろ昆布が入っている。
前回あったかなあ。
こちらのお店のラーメンはスープは大好きだけどフニャフニャの麺が嫌いと仰る方が多いですが、冷たい昆布出汁に浸かったこの麺は当然硬めですごぶる美味しいです。
昆布が麺の風味を引き立てるので塩をつけなくても全部食べられます。
勿論、つけ汁なしでいけます。

塩は2種類。
私は海藻と炒った茶色の塩が風味があって好きです。
麺を持ち上げて指で少しだけ摘んだ海藻塩を振りかけます。
当然美味しい。

次はつけ汁。
これがメニューにはないのですが、想像した通りこちらのバージョンの方が麺の風味も比内地鶏の旨味も昆布の旨味も更にはっきりと分かります。
凄いつけ麺だなあ。

そして最後は昆布出汁とつけ汁を混ぜます。
うーん。
すんげぇ。
私は鳥の出汁と昆布の出汁だけが混ざったシンプルなスープが一番美味しいと思っていますが、約54年の人生で最高です。
ダントツ。
こんなどこまでも透明感があるスープは飲んだことがありません。
旨味を出すために鷄脂が多いですが、食材のクオリティが高いので脂にさえ透明感があります。

あー、芸術家の限りない愛が詰まった珠玉の作品。
中山城助の握りと同じくらいの愛をこのつけ麺には感じました。

こちらのラーメンはつけ麺が一番凄みが分かると思います。
但し、前回も書きましたが、普段から蕎麦に塩をつけて召し上がる方が丸1週間化学調味料を完全に絶ったコンディションで召し上らなければ絶対に不味いとか、冷水に浸した麺を食べさせられたという話になります。
私は通常のつけ麺でも濃いと感じたので更にシンプルなものをお願いしましたが、通常のものでも殆どの方はこんな味が薄いつけ麺のつけ汁はあり得ないと必ず仰るはずです。
化学調味料のインパクトの強い極めて不自然な旨味に慣れていると自然の出汁の透明感が薄いと感じるからです。

丼ものは日替わりですが何を召し上がっても間違いないと思います。
とにかくご飯が美味しいです。
高級割烹の最後に出てくるような白飯。
何故誰もこの徹底した拘りに気がつかないのでしょうか。
不思議でたまりません。

次回は何を頂きましょうか?
塩らーめん全部載せかな?
チャーシューは勿論のこと、あの卵の黄身は濃厚でかなり美味しい。
当然のことながら自然の味ですが、、、、。

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2018/01訪問6回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

童謡味噌

連日伺うことが確定しました。
童謡味噌を頂くためです。
いつもは阪急で行くのですが、本日は理由があってJRに乗りますがダイヤが乱れているので予定の時間に着くかわかりません。
いずれにしても12時前にはお店に到着しないので、童謡味噌は売り切れで頂けないかも知れません。
まあまた機会はあるので無ければしょうがありませんが、万が一中途半端な時間に着いて外に並ぶことになったら地獄です。
阪神界隈では唯一と言っても良いほどの大行列店の和海は今日も行列ができているのでしょうか?

今日は日本の一番寒い日になるそうです。
私は個人的見解として地球は温暖化よりも氷河期に入るのではないかと心配しているのでこのような大寒波が来ると嫌な予感が当たるのかと思ってしまいます。
それよりも目先のこととして店の仕入れが築地からなので大変困ったことになっています。
城助は熟成なのである程度調整出来ていると思いますが、ヤマト運輸の配達がめちゃくちゃになっているので影響が出てくるかも知れません。
産地から築地へ。築地から神戸へ。
産地から築地へは空輸もありますから、まだ仲買から連絡がない本日の仕入れがどうなったか凄く心配です。
産地から築地にものがあまり届いていないと必要なものが揃わない可能性があるからです。
築地から神戸も先日のように丸1日遅延するかも知れません。
大損害です。
来年以降もこのような事態が頻繁したら商売として成り立たないかも知れませんね。
ぞっとします。
ロックンビリーS1も本物の比内地鶏を使われているので、仕入れの問題は生じます。
秋田からですし、冷凍ではないでしょうから。
まあ偽装店は西元町あたりからの仕入れなのでなんの問題もないですが。
こちらのお店は本物なので大丈夫でしょうか?
心配です。
城助もロックンビリーS1も私の店も究極の食材に拘って他には真似が出来ない特殊な仕入れをしているので、自然の災害や天候に大きく左右されます。
よって今後は仕事が出来なくなるリスクがあります。
物流の発達で神戸に店があっても東京の料亭と同じクオリティの食材が扱えるようになっていますが、そこには脆さも同居しています。

城助もロックンビリーS1も伺えるチャンスがある時に出来る限り伺っておかなければ後悔することになります。
今夜の城助も実は大学の先輩がいらっしゃることもあり、ドタキャン待ちをしています。
3巡目には入らないつもりですが。

12時51分着。
電車ではないあることで20分以上着くのが遅れました。
城助も私の店も常連の〇〇さんがつけ麺を食べています。
この後童謡味噌なのでしょう。
いつもながら真剣に食べておられます。
童謡味噌残っているのでしょうか?

童謡味噌らーめん食べられました。
毎週木曜日、童謡味噌らーめんは企画として味を変えておられます。
本日は挽肉、もやし、キャベツなどの野菜を使った味噌湯麺風でマー油でまとめたものでした。
マー油は焦がしニンニクのオイルです。

まずはスープを一口。
かなり細いストレート麺を一口。
こんな味噌ラーメンは生まれて初めて頂きました。
私は赤味噌が大好きです。
しかし味噌ラーメンは基本的に好きではありません。
物凄く味が濃かったり、へんなえぐみがあったり、辛かったり、雑味があったりするからです。

この童謡味噌らーめんは、私が感じる味噌ラーメンの嫌なところが皆無でありながら、スープと麺と具に一体感があります。
綺麗な自然な旨味がある極上の味噌が程よい塩梅で主張するのです。
チーズもアクセントとして良かったです。
素晴らしいの一言。

まあ、中山城助もそうですが、孤高の天才はお店で商品として出される以上、何を頂いても芸術作品ですね。
醤油、塩、つけ麺、味噌。
どれもパーフェクト。
関西の他店とは全く違う次元のラーメンです。
というよりも城助の握りと同じでほかの食べ物とは一線を画す至高の料理ですね。
これなら絶対にラーメンは食べないという神戸で一番有名な料理人の方も召し上がるでしょう。
特に塩とつけ麺が大好きですが、どれを頂くか次回から迷います。

次回は開店時間の誰もほかのお客さんがいない時に来て、つけ麺のアレを頂こうかな?

本当に食べれば食べるほど凄みを感じるラーメンです。
今日は待ちましたが、平日は時間をずらせば並ばずに入れるのですから言葉に表せないほど幸せです。

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2018/01訪問5回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

つけ麺

少しだけ間があきましたが、月に5回伺うのが目標です。
兵庫県が日本全国に誇る孤高の天才お二人には、月に5回はお会いしたいものです。
本日はかねてより食べたいと思っていたつけ麺を頂きます。
例によって阪急電車の中で伺う前のワクワク感を書かせて頂いています。

水蕎麦。

名前の通り水で蕎麦を食べるのです。
堂源のレビューで39兆回書かせて頂いていますが、本物の蕎麦は蕎麦そのものの甘みや香りや風味を楽しむものですから、特に美味しいと感じた時は5割以上何もつけずにそのまま食べています。
あとは塩。
つゆは蕎麦湯を混ぜて頂けば良いのです。
そのことに鑑みれば、蕎麦に使った水で蕎麦を頂くことは理にかなっています。
蕎麦粉の混ざったうどんを蕎麦と思われている方にとっては異常な食べ方でしょうが、本物の蕎麦の味を普段から楽しんでいる人にとっては、それほど凄い蕎麦なのだなと納得するわけです。

さてこちらのお店のつけ麺は、その水蕎麦をヒントに作っておられて水出し昆布の水に浸したものを食べるようです。
めちゃくちゃ興味が湧きます。
初来店の方はご遠慮下さいとメニューに書いてあるからです。
神戸も含めた阪神界隈の無化調の人気店は全て例外なくインスタントラーメン大好き層に寄せたラーメンを作られています。
孤高の天才嶋崎順一さんだけが、比内地鶏だけで出汁を取り究極の透明感がある綺麗な食材のクオリティ勝負のスープを作られておられます。

超一流の料理人はラーメンを召し上がらない方が少なくありません。
私の店にいらっしゃった神戸で一番有名な方に、私は鮨とラーメンが一番好きな食べ物ですと申し上げると、僕はラーメンは絶対に食べないと仰いました。
舌の感覚がおかしくなって料理が作れないからだと。
いやいや、私は無化調しか食べませんよと申し上げたら、なるほどそれならと仰いました。
そういうことです。
まして普段インスタントラーメンを召し上がっているとなるとなんらかの強い刺激や味の濃さが無ければ、食材勝負の食べ物は不味い、味が足りないと感じます。

だから、彼のラーメンを理解しておられない方には、特につけ麺は究極過ぎて食べて欲しくないのでしょう。
中山城助の場合は、握りをちゃんとすぐに食べてくれればそれだけでいいと言っていますが、砂糖を大量に投入した小さなおにぎりの上に神戸の市場で仕入れた味が感じられない魚がのっているものがお好きな方には自分の握りは食べて欲しくないと思っているでしょう。
私が同じ立場なら強くそう思います。
あの砂糖だらけのシャリが、、、、。

初めて伺った時に醤油がかなり濃いと思って一年以上再訪しなかったのは失敗でした。
今ほどこのお店の真の実力を知っていたら、これまでに何十回と伺っていたはずです。
つけ麺もとっくの昔に食べていたのです。
もう一人の孤高の天才中山城助の芸術的な握り同様、こちらのお店のラーメンは3回は食べてみないと凡人にはその凄さが理解できないのです。
凡人が凡人たる所以です。
無念。

もうすぐ西宮北口です。
どんなつけ麺を頂くことができるのでしょうか。

本日の到着時間は12時53分。
先客はなんと14人。
着席しておられない方も4人。
見誤った!
明日の童謡味噌は11時の開店時間に来ないと無くなるかも。
まいっちんぐマチコ先生。
無理かなあ明日の童謡味噌。

待つこと15分で着席です。
外まで行列がなければそんなには待たないで済むようです。
つけ麺以外に何を食べようか?
今日こそ丼ものをと思い、マーボー丼とぶた丼で迷ってぶた丼にしました。

食べる前に美味しいつけ麺の食べ方というカードを渡されます。
作り方で驚いたことが一つあります。
麺を〆る時に当然拘りの水を使われますが、最後はなんと冷やした出し汁を使われます。
言うまでもありませんが、昆布出汁のスープが水で薄まってバランスが崩れるのが嫌なのでしょう。
まあしかしここまでの拘りはもう一人の孤高の天才中山城助と全く同じです。
一切の妥協を許さない。

最初は昆布出汁のスープに浸かった麺を頂きます。
麺の風味と恐らく最高級であろう昆布の出汁が前面に押し出されますが、インスタントラーメン大好き層の方が召し上がったら怒り出すでしょう。
間違いなく水につけた麺だけを食べさせられたと感じるからです。
素晴らしい塩が用意されています。
箸で麺を持ち上げてそこに指でつまんだ塩を少し振りかけて食べます。
いやー素晴らしい。
ラーメンの麺に塩をつけて食べたのは流石のラーメン好きの私も初めてです。
これは普段から蕎麦に塩をつけて召し上がる方以外は召し上がったらいけない食べ物です。
絶対に駄目。
必ず不味いと仰います。

また、つけ麺の麺は冷えた昆布出汁の中に入っているので、他のラーメンの麺のようなフニャフニャ感はありません。
キリッとしています。

それと珠玉の鶏チャーシューは昆布出汁スープに入っている方がより綺麗な旨味が引き立ちます。
本当にこのチャーシューは美味しい。
鶏チャーシューを食べながら鍋島を飲みたいです。
これこそが本当に美味い鶏の味です。

次に醤油味のスープにつけて食べます。
つけ麺としては宇宙一薄味だと思いますが、塩を少しつけただけで半分くらい食べたあとなのでむしろ少し濃く感じます。
こんなつけ麺は生まれて初めて食べました。

あっという間に麺がほとんど無くなりました。
慌てて、醤油スープと昆布スープを混ぜました。
スープ割りしたような状態ですが、こんな綺麗なスープ割りは人生で食べたことがありません。
残りの麺を名残惜しく思いながら食べて、残りのスープに薬味を入れます。
このスープを飲みながらぶた丼を頂くのです。
通常のラーメンライスはラーメンとライスを交互に食べますが、このようなつけ麺、あるいは醤油味や塩味のラーメンは交互に食べるとスープの味が濁るので駄目です。

さてぶた丼を食べるのですが、先ずはタレのついていない白飯だけを頂きます。
予想通り。
適度の甘みがあり、この豚チャーシューに合うご飯です。
ラーメン屋でここまで拘った心から美味しいと思える米を頂いたのは人生初めてです。
かなり美味しい。
このご飯と豚チャーシューを一緒に食べるのですからぶた丼は美味しいに決まっています。
とり丼は食べたことがありませんがこれで味はわかります。
つけ麺のスープはかなりありましたが、全て飲み干しました。
妻には次は醤油を頂いたらと言っていましたが、つけ麺を勧めようと思います。

これほどまでのつけ麺であれば更に違う食べ方をしたいと思いました。
嶋崎さんにその旨お話ししたらいつでも言って下さいと仰ってくれました。
童謡味噌を頂いた後にお願いするつもりですが、お店にご迷惑がかかるのでこの場では具体的なことは書きません。
ご飯が凄く美味しいと申し上げたら、ミルキークイーンとコシヒカリのブレンドですと仰っておられました。
ミルキークイーンのもちもち感とコシヒカリの甘さを上手く出したいのでしょう。
今ご自身が一番美味しいと思うブレンドだそうです。
恐らく最高級の米をお使いでしょうから、コシヒカリだけだと丼ものに対しては甘すぎるのかも知れません。
コシヒカリもピンからキリまであります。
極上のものはおかずやほかの食材があると邪魔になります。
お米だけを頂くのが一番美味しいのです。

このつけ麺が1000円。
コストと手間を考えたら奇跡的な料金設定です。
ラーメンもそうですがこのようなつけ麺は、他のつけ麺と同じ土俵で語るべきものではありません。
究極の料理がたまたまつけ麺だったと言う話です。
城助の命を削って提供する握りと同じです。

つけ麺にしろ、ほかのラーメンにしろ、丼ものにしろ、このような嶋崎さんの芸術作品に点数をつけるのは失礼ですが、食べログなのでつけるしかありません。
当然5.0。

私の神戸永住が100%確定した瞬間でした。
城助とこちらのお店さえあれば、食生活においても東京に住む必要はありません。
いや、東京に住んだら駄目です。

城助とロックンビリーS1。
人生で他に望むものはありません。

追伸
万が一、このつけ麺を召しあがろうとされる方は、1週間、完全に化学調味料を断つことをお勧めします。

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2018/01訪問4回目

4.8

  • 料理・味4.8
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

異次元

いよいよ、ロックンビリーS1と和海の塩をほぼ同時に頂く時がきました。
自分の中ではどちらに軍配を上げるのか、雌雄を決する時が来たのです。

和海に11時から並び2巡目3番手をゲットして、13時2分の武庫川発に乗ることができました。
余裕しゃくしゃく。
13時前にお店に着きます。
これだと3件目に和心かばっはに行けますが、ラオタじゃないので特別な理由がない限りそんな無謀なことはしません。

阪神界隈での自分の中でのラーメンランキング。
醤油はロックンビリーS1がダントツでかなり離れてばっはです。
なかた屋や和心も阪神界隈では美味しいと思いますが、電車に乗ってわざわざというレヴェルではありません。

さてお店に到着。
鳥丼も食べてみたいですが、当然、塩の全部のせ一本勝負です。

スープを一口。
数十分前に食べた和海とは明らかに違います。
麺をすすり、鶏のチャーシューと豚のチャーシューを食べます。

異次元。

和海やがふうあんの塩は神戸も含めた阪神界隈では突出した美味しさです。
ラーメンのレヴェルが死ぬほど低いエリアとということを差し引いてもかなり美味しいラーメンだと断言できます。
鶏と魚介類を上手く使って塩の角を鶏油で無くした絶妙な味付けのラーメンです。

しかし、ロックンビリーS1は異次元です。
和海やがふうあんと同じ範疇で語るべき食べ物ではないでしょう。

超一流の食材を卓越した技術で使いこなした芸術作品。

食べれば食べるほどその凄さに驚愕させられます。
鶏のチャーシューは和海とは全然違う次元だと思いましたが、豚もほぼ同時に食べてみると食材のクオリティの差は歴然です。
豚の味がしっかりと感じられます。
本来好きではない柔らかめの麺もスープとの一体感が凄いです。
卵も黄身の濃厚な旨味が秀逸です。
だから濃い味付けにはされておられません。

全くジャンルは違いますが、城助の握りを連想させます。

最高級の食材とそれを使いこなすどころか限りなく昇華させるその技術。

芸術家。

孤高の天才。

城助の握りは世界一と断言していますが、この塩ラーメンも凄いです。

ラーメンという範疇ではなく、比内地鶏という超一流の食材をどのような料理にすれば一番美味しく食べられるかというアプローチで考えた時に、一人の天才がラーメンとして芸術的に表現したものと言うのが一番正しいのではないかと思います。

万人ウケは和海や和心やがふうあんだと思います。

しかし、こちらは城助の握り同様、分かる人には分かる、唯一無二の存在です。

醤油よりも塩の方がより食材の良さがストレートに出るので個人的には塩が一番好きです。

点数を更にあげさせて頂きます。
これほど和海と差があると5.0でも良いほどです。
和海のような塩が舌にまとわりつく感覚は全くありません。
やはり塩のクオリティの差だと思います。

基本的にはこちらのお店以外ではラーメンを食べたいと思わなくなりました。
城助以外の握りを食べたくないのと同じです。
昨日頂いた堂源の蕎麦も凄いですし、もうこれ以上神戸に住んでいて食に求めるものはないと言えるかも知れません。

最も好きな食べ物が鮨とラーメン。
城助とロックンビリーS1。
心から美味しいと思えて、心から尊敬できる芸術家の芸術作品をいつでも食べられるというのですからもういいでしょう。
何か特別な理由がない限り、握りとラーメンはもう新規開拓はしません。

平日の12時45分頃お店に着いて、先客は3名。
このような芸術作品を並ばずに頂けるとは神戸に住んで良かったと思います。

芸術はその芸術を愛する者にしか認められない。

城助もロックンビリーS1も食べログの評価が低すぎると思いますが、それも万人のご意見。
孤高の天才にとっては気分の悪い話でしょうが、それはそれです。
まあ、城助は経営的な成功も凄いですけど、こちらのお店も平日の行列店になるのでしょうか。
個人的には和海や和心やがふうあんは並ぶのであれば積極的に食べたいとは思いませんが、こちらのお店はどうしても食べたいと思った時には1時間でも並ぶでしょう。
阪神界隈において代替性が全くないと思っているからです。
その意味では私にとっては城助の握りと同じです。

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2018/01訪問3回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

再度醤油に挑まん

昨日は、スープ切れで食べることが出来ませんでした。
なんとかばっはには間に合ったので完全な無駄足にはなりませんでしたが、目前で食べられなかったとなるとどうしても食べたいと思うのが人情です。
1月も中旬以降は忙しいので、行ける時に行かないとまた間があいてしまいます。
チャンスがある時には何度でも芸術家が命を削って出してくれるラーメンを頂きたいと切望しての再訪です。

12時前に伺いたかったのですが、何だ神田御茶ノ水ということで阪急神戸三宮駅12時32分発の電車に乗りました。
今日は大丈夫だろうか?
冷たい雨が降る昨日でもギリギリとはいえスープ切れ。
今日は快晴。
でも金曜日だから休みの業種は少ない。
大学生は後期試験。
行ける、行けるはずや。
そんなことを思いながら阪急電車の中でレビューを書いています。
スープ切れなら、ここまで書いた文書は削除です。
もう西宮北口。
乗り換えです。

13時5分到着。
営業中。
待ち人はゼロ。
今回も簡単に入れました。
注文は当然、醤油の全部のせ。

まずは一口。
濃くない。
1年以上前に頂いた時はかなり濃く感じましたが、ベストの濃さです。
変わったのか、前回がたまたまだったのか、私の体調だったのか?
不思議です。
いやー、再訪して良かったあ。
醤油の角がないのはもちろんですが、食材の旨味が何かだけ突出しているということはなく、勿論、旨味は比内地鶏なのですが、食材の旨味と調味料の融和というか一体感が半端ないです。
一流の料理人の方が一口食べたらたまげるのではないでしょうか。
色々な旨味が球体のように一つになっているのです。
水も関係していますね。
我が家でも水に拘っていますが、水は料理の基本中の基本なので拘らない飲食店はダメです。
良い食材を使う意味がなくなるからです。
そして麺。
私は硬めの麺が好きですが、何故この麺なのかが良く分かります。
スープとの一体感です。
スープと甘い小麦粉の味が完璧に融合しています。
全ての具の味も一体感の一言で申し上げるしかありません。
超一流の食材を使いこなすのは、実は相当高い技術がないと不可能なのですが、スープ、麺、具も含めて全てを球体のようにしなやかにまとめ上げておられます。

球体ラーメン。

ばっはも関西のラーメンとしては美味しいと思いますが、比ではありません。
直近で頂いたので良く分かります。
スープに突出した一部の出汁の味を強く感じます。
こちらのお店のように食材が全て完璧に一体化した感じは全くありません、
このラーメンにはまるで城助の握りのような一体感があります。

醤油も塩も物凄いレヴェルです。
一流料理人も腰を抜かすほどのご主人の技術と研ぎ澄まされた味覚が伝わってきます。

和海で確認して差が歴然だと思ったら、関西ではもうこのお店以外ではラーメンは食べないかも知れません。

鶏天の吉田さんに召し上がって貰って感想を聞いてみたいですね。

胸肉のチャーシューの旨味というか甘みはやはりラーメンの具材としては群を抜いています。
これが比内地鶏。
帰り際ふと見ると比内地鶏の証明書が置いてありました。
まあ、証明書なんか無くても胸肉であれほどの旨味がある鶏肉は極めて稀有ですからね。
このお店の鶏チャーシューを召し上がれば、世の中にアホほど溢れている比内地鶏詐称の店はすぐに分かります。
小学生が食べても一口で分かります。
比内地鶏と名古屋コーチンの詐称は神戸牛ほどではありませんがあります。
そして皆んな騙されています。
馬鹿馬鹿しい。

ギリギリ間に合うかな和心。
もう一度だけ確かめに行きます。

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2018/01訪問2回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

超一流の料理人

妻が西宮北口の西宮ガーデンズに行きたいと言うので、伊丹のがふうあんに初めて連れて行こうと思ったら、4日なので休みなのか電話が通じないので久しぶりにこちらのお店に伺いました。
比内地鶏を使った塩をずっと頂きたいと思っていたのですが、いかんせん三宮からのアクセスが悪いので二の足を踏んでいました。
妻にはまずがふうあんの塩を食べて欲しかったのですが、個人的には最近伺ったばかりなので結果的には良かったです。

11時40分に到着。
並ばずに入ることが出来ました。
木曜日は童謡味噌らーめんの日ですが、迷わず全部のせな塩を選びました。
出来上がりを待ちながら厨房を見ていましたが、隅から隅までピカピカです。
鶏天の厨房もピカピカですが、調理用具も全てピカピカです。
毎日毎日磨いておられるのがよくわかります。
もうこれだけで一流の料理人であることがわかります。

さて、比内地鶏の塩のスープです。
磨きあげた厨房のような綺麗なスープです。
色々接客を言われているようですが、ご主人の心はこのスープや厨房のように透き通った美しさがあるのでしょう。
有田焼の器も素晴らしいですし、コートを掛けるハンガーにまで拘っておられます。
コートが滑り落ちないようにストッパー機能があるハンガーをわざわざ用意されるのは相当お客様のことを考えておられるのでしょう。
確かにこれだけ繊細でいらっしゃると料理の妨げになる音や目に入るものは気になって集中できなくなるので嫌なのでしょう。
ましてや厨房の外であったとしてもお店の方の動きや他のお客さんの邪魔になったり迷惑になったりしたりすることは、別にこのお店でなくても絶対にNGであり、自分が他の人のことを全く考えていないのに店に対して文句を言うとしたらそれはお門違いもいいところの話です。
ネットの一方的な情報ではそのことは伝わりません。

とにかくこのお店は、スープだけではなく、麺、水、食材、どれもが超一流でご主人は調理人として超一流なだけではなく、中山城助と同じように芸術家なのです。

和海、がふうあんの塩も美味しいと思っていますが、こちらのお店の場合、塩だと食材の良さが更にストレートに出ます。
胸肉の鶏チャーシューはパサパサ感が皆無で噛むと超一流の鶏の味が口の中に染み渡ります。
本物の鶏肉とはこのようなものです。
偽物の比内地鶏はこのような味は一切ありません。
一口食べればわかるのに何故嘘をつくのか!
まあ、皆んな騙させるから、お客を馬鹿にし切っているからやるんですけどね。
これだけのラーメンを作るための仕込みを一人でやられるのは死ぬほど大変なはずです。
4日に営業を始められたと言うことは3日は丸一日仕込みをされておられるはずです。
孤高の天才中山城助と重なるところが多いです。
彼も今頃、一人で厨房で仕込みをしているでしょう。

醤油は味が濃いと感じたのですが、もう一度食べて確認したいと思いました。
いずれにしても塩に関してはがふうあんよりも上だと感じたので大幅に点数を上げさせて頂きました。
がふうあんは塩の角を取るために少し甘めの脂で上手く処理していますが、こちらの塩はラーメンとしては非常識なほど食材にお金をかけて、塩も5種類使われて、ストレートに食材の良さを感じられるようにしておられます。
化学調味料の固まりとも言えるインスタントラーメンの味に慣らされてしまった方々に評価されるのは極めて不本意でしょう。

近いうちに和海に再訪してみたくなりました。
9日からの営業ですがすぐにでも比べてみたいのです。

こちらのお店には今後極力伺うようにします。
明後日から東京なので明日も伺いたいほどです。
妻は人生で初めてスープを飲み干したそうです。

凄い食材を使っておられますねと言って店を出る時のご主人の満面の笑みが忘れられません。

超一流の料理人は誤解されやすいこともありますが、人間性が素晴らしいです。
逆に申し上げれば、人間性がダメな方は超一流の料理人にはなれません。
そういうものなのです。

心から尊敬します。

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2016/10訪問1回目

3.8

  • 料理・味3.8
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

明らかにスープにお金をかけておられます

阪急塚口駅からまあまあ歩くのでなかなか伺うモチベーションが持てませんでしたが、かなり前から伺いたかったのでラーメン狂想曲シリーズで伺いました。

最初の訪問なので塩も気になりましたが、シンプルな醤油ラーメンの尼ロックを選択しました。

まずはスープを一口。
うわー、スープにお金をかけておられますねえ。
食材の出汁が綺麗に出ています。
やや細めのストレート麺もツルツルしこしこで美味しいです。
小麦粉の風味を感じます。

チャーシューもメンマも素材のクオリティーが高く美味しいです。
白ネギがあったのでおやっと思いましたが食べたら入れておられる理由がわかりました。
苦味がなく風味があってスープに良いアクセントを与えています。
お金をかけておられますねえ、徹底して。

個人的な好みとして難を言えば、私にとってはスープの味が少し濃いのと角はありませんが醤油の味がかなりストレートに出ていることです。
これ以上スープの味を薄くすると麺を食べた時にスープの味が感じられにくくなるのでこの濃さにされておられるのでしょうが、ちょっと醤油辛く感じてしまいます。

しかし、コラーゲン系やしょっぱさや化学調味料に逃げておられず、真正面からスープに取り組んでおられるのがヒシヒシと伝わってきます。

すずめ食堂ほど洗練されたスープにするのは難しいので、心響さんはこのようなアプローチでスープを向上させるともっと美味しいラーメンになるのになあと思いました。
なるべく家から近いところで美味しいラーメンが食べたいですからね。。

これだけ贅沢に食材を使っても900円でラーメンが出せるのですから。

水曜日の11時半だと並ばずに入れましたが、土曜日妻を連れてくるとしたら行列を覚悟しないといけないでしょうね。

何れにしても名店だと思います。

今日の2杯目は急きょ予定を変えて鰻です。
ここからだと大阪はすぐですからね。
ずっと伺いたかった大阪の鰻屋にこれから向かいます。

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とんし

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
ロックンビリーS1(スーパーワン)
受賞・選出歴
ラーメン 百名店 2023 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2023 選出店

ラーメン 百名店 2022 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2022 選出店

ラーメン 百名店 2021 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2021 選出店

ラーメン 百名店 2020 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2020 選出店

ラーメン 百名店 2019 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2019 選出店

ラーメン 百名店 2018 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2018 選出店

ラーメン 百名店 2017 選出店

食べログ ラーメン WEST 百名店 2017 選出店

ジャンル ラーメン、つけ麺
お問い合わせ

非公開

予約可否

予約不可

住所

兵庫県尼崎市南塚口町3-29-13

交通手段

<電車を使う場合>
・JR福知山線「塚口」駅(西口)より、徒歩8分
・阪急神戸本線「阪急塚口」駅(南口)より、徒歩12分

<バスを使う場合>
・阪急バス利用の場合、「西坂部」停留所より徒歩2分
・市バス利用の場合、「ピッコロシアター」停留所より徒歩4分、
 または「市民健康開発センター」停留所より徒歩2分

塚口駅(JR)から479m

営業時間
  • 火・水・木・金・土

    • 11:00 - 14:00
    • 18:00 - 21:00
  • 日・祝日

    • 11:00 - 15:00
    • 定休日
  • ■ 営業時間
    しばらくの間 日曜日 は材料の都合により
    14時までにお並びのお客様で終了とさせて頂く場合がございます。

    各営業時間、スープ無くなり次第終了
予算

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

QRコード決済不可

席・設備

席数

8席

(カウンター8席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

紫色の看板がついているフェンスの中8台(指定箇所以外の駐車は厳禁)、近隣にコインパーキングあり

空間・設備

カウンター席あり

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

一軒家レストラン

お子様連れ

当店はカウンターのみの為安全を考慮し、
小学生未満のお子様の入店はお断りしております。
お子様の入店は出来ませんが、お連れ様同士交代でのお食事のご案内は可能ですので入店時にお申し付けください。
(入口外でオーダーをお伺い致します。
先にお食事をするお連れ様を席へご案内、
お連れ様はお子様と入口外の待ち椅子でお待ちいただいて
先のお連れ様のお食事が終わったら 同じ席にご案内致します。)

ホームページ

https://ameblo.jp/tkm8-69/

公式アカウント
オープン日

2014年7月11日

備考

相模原→町田→赤坂で「69’N’ ROLL ONE」の店主だった嶋崎順一氏が移転開業した店です。

<お店からのお願い>
・素材の味をそのまま味わって頂くため、卓上調味料や香辛料は用意しておりません
・携帯電話はマナーモードに設定し、食事中の使用はなるべく控えてください
・麺の性質上、麺の硬めはお受け出来ません(柔らかめは可)
・ラーメンは全て一人で手作りしているので、出来上がりに多少時間が掛かります
・店内ではお静かにお願い致します。

初投稿者

シナシナ(905)

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