【閉店】長い間、お疲れさまでした。 : 竹生 そば処

2019.6.29
また、尼崎の名店が、その長い歴史を閉じました。
名物の焼き豚定食や、隠れ名物の焼き飯が食べられなくなるとは、ほんまに寂しいです。
実は、最後にあの味を舌に刻んでおこうと、６月の最終週に２回ほど行ってみたんです。
しかし、別れを惜しむ人たちが大行列を作っていて、２回ほどあきらめました。根性なしなもんで・・・・。
大将、本当に長い間、お疲れさまでした。

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2018
こちらの焼き豚が無性に食べたくなって、年末に訪問。
あわよくば、焼き豚の塊を正月用に買って帰られへんかな~と期待しながらお店へ。

すると、いきなり先制パンチ喰らわされましたわ。
「焼き豚の持ち帰り用はいたしておりません。（１日で作れる量が決まっております）
大変申し訳ございません。ご了承くださいますようお願いいたします。」
という貼り紙が掲げられておりました。みんな考えることおんなじですな~。

こちらで定食をいただくときは、ほとんどが名物の焼き豚定食で、たまに竹生定食というカツとじをいただきます。どちらもミニ麺（そばorうどんor中華）がついて850円ですが、ボリュームがありすぎるので、最近は「ご飯半分にしてね~」と頼むことにしています。ご飯「少な目」だとまだ私には量が多いので、しっかり「半分」と言わないといけません。働き盛りの人を標準とした量なので、爺には仕方ないですな。

ちなみに、「松本家の休日」後遺症である、焼き飯制限は、まだ続いているようです（笑）。

こちらのかつ丼も玉子とじタイプではなく、丼にのせた揚げたてのカツの上に長ネギの玉子とじをのせるタイプです。特長は、とにかくカツが分厚い！そしてサクサクではなくて、きめ細かいパン粉をしっかり揚げた薄くて固めの衣だという点です。ほんまに食べごたえのあるカツです。食べている途中、業者が巨大な豚肉の塊を納入しに来てましたが、あれでこのとんかつや名物の焼き豚を作っているんでしょうね~。カツそのものが存在感のある美味しいかつ丼でした。

思い付きで始めたかつ丼シリーズは早くもネタ切れ最終回です（笑）。好みのかつ丼ってこれぐらいですし、「あれ？節制中って言ってたのにかつ丼なんか食べてるの？」なんて言われそうなので・・・。

ところでｱｷﾗｵｳさんのレビューにもありましたが、私にとってもショックな貼り紙が店頭や店内にありました。当分の間焼き飯の注文お断りなんだそうです。５~６個のコンロと鍋を駆使して同時並行で多くの注文をさばく大将ですが、焼き飯だけは一つの鍋に手がかかりっきりになってしまうので、今までも混んでいるときは注文不可でした。それが「松本家の休日」というテレビ番組でまっちゃんが美味しそうに食べているところが紹介されて以来さらに注文が殺到したことが原因らしいです。ここの焼き飯は気に入っているのですが落ち着くまでは当分の間お預けです・・・ﾄﾎﾎ。

ちなみにその番組では、並びにある「大物食品」の豆腐ドーナツも紹介されたようです。このあたりには路地裏のごく普通の家を改装した飲食店が点在してるんです。その中でもお弁当＆定食の「ＪＵＮ」にもロケ隊が入ろうとしましたが休みだったので、謎の店扱いされていたそうです。ま、暖簾が出てなかったら普通の家にしか見えませんからね~。
他にもいろいろ店があって、大物路地裏Ｂ級グルメのまとめでも作れるぐらいですが、そんなもん需要がないのに決まってるのでやめました（笑）。一応、下に写真だけ紹介しておきます。

2016.10
大物路地裏Ｂ級グルメで外せないのがこのお店です。大将のお加減が悪くて、一時休業していたのですが、無事に復帰され、今では昔と同じように元気なコンロさばき（笑）を披露されています。
ただ、私の方が年とともに元気がなくなり、ここの焼き豚定食（ミニそば付き）は余りにも量が多くて持て余してしまうようになってしまいました。

そこで先日は、paimasaさんオススメの焼き飯を注文しました。650円の大盛もありますが、500円の並で十分です。100円でミニそば（orうどん、中華そば）も追加できます。ただしこの焼き飯、混雑しているときは注文を停止するときがあります。ふだんは５～６個並ぶコンロを行ったり来たりして大量の注文をこなす大将ですが、焼き飯や出汁巻の場合は、ひとつの鍋にかかりっきりにならざるを得ないからです。
そんな大将の手が普通以上にかかった逸品は、黒っぽくてしっとりとしており、中華料理のぱらぱらチャーハンではなく、まさに焼き飯です。黒っぽいのは焼き豚のタレのせいでしょうか。そしてゴロゴロ入ったお馴染みの焼き豚の姿を見ると、もう食べる前から美味しいことが確信できます。
ここの焼き飯、気に入りました。これからは、私にとって焼き豚定食に変わる定番オーダーになりそうです。

2014.4
尼崎で蕎麦屋を検索するとランキングのトップで出て来るお店ですが、本格的な蕎麦屋を期待すると裏切られるのでご注意ください。決して洒落た店ではありません。地元民に愛され続ける下町情緒と昭和の雰囲気いっぱいの食堂です。消費税アップ後に行っても価格据え置きというところは、さすがに庶民の味方です。

阪神尼崎駅からだと、まず北口を出たところにあるエスカレーターで空中回廊に上がり、真東へと進みます。突き当たりにRuhe-fという洒落たカフェがあるので、その横にある階段を降りてさらに東へ。コナミスポーツの前を通ると、突然町並みが昭和の路地に変わりますが、そのあたりにこの店があります。

目立たない場所にありながら、お昼時は近所に勤める人で大混雑です。先日も、混雑を避けてお昼遅めに行くと、暖簾がしまってあります。聞くとまだいけるとのことで店に入ってみたら、満員状態でした。
カウンターの向こうの調理場には年季が入ったコンロが５～６個並び、全てに火がついています。それらをフルに使って、揚げたり、煮たり、茹でたりを一人で手早くこなす大将の仕事ぶりが凄いです。まさしく、プロの職人技ですね。

この店の売り物は焼き豚定食で、テレビ番組にも取り上げられていました。分厚い焼き豚が８枚で８５０円です。味噌汁は、追加料金なしで、ミニのうどん、そば、中華そばに変更可能です。焼き豚も美味しいのですが、たれをご飯にかけてもご飯がすすみます。土地柄かがっつり系にぴったりのボリュームですね。
近所にあれば、お昼や出前で常連になりそうな、昔ながらの良さが残るお店です。