今年二回目の冷麺大 : ラーメン工房 はっぴ

公式

お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。

ラーメン工房 はっぴ

(【旧店名】あ 塚口店)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

この口コミは、幸徳春水さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

3.7

~¥9991人
  • 料理・味4.4
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5

3.8

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
2023/08訪問24回目

3.8

  • 料理・味4.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

今年二回目の冷麺大

僕は人工透析を受けていて塩分や水分の摂取量を制限されているのでラーメンを食べることはほとんど無くなってしまっている。だから、大好きで一時期通い詰めていた『はっぴ』にも足を運ぶ機会がめっきり少なくなっている。
しかし、冷やし中華なら汁も無いし塩分も普通のラーメンと比べれば少ないから大丈夫(なはずだ)と思って、毎年夏の間に二回食べに行くことにしている。

というわけで、今回は今年二回目の冷麺である。注文は
冷麺(¥950)大盛(+¥150)
黒ランチ:チャーシュー丼小+小鉢(¥250)
計¥1,350
今年二回目の、そしてラストの冷やし中華を堪能した。
やはりこの店の冷麺は隅々まで丁寧に作られ優しさに溢れた味だ。本当に美味しい!
この店では冷麺を出すのは7、8月の二ヶ月だけ。しかも店内には冷麺があることを示す表示が一切無い⁉︎
だから、ほとんどのお客さんは冷麺の存在すら知らない。
ある意味常連のみが知る裏メニューであり、それを味わえる喜びもさらに美味しさを倍加させるような気がする。

ついテンションが上がって、今日は黒ランチまで注文してしまった!ごはんの上にこの店自慢の自家製叉焼をたっぷりと乗せて、さらにそれが見えなくなるほどの海苔を乗せた丼はこれまた絶品である。

黒ランチに付く小鉢の中身が冷麺の具と丸かぶりだったことはご愛嬌として(笑)、実に幸せな昼食であった。

ただ一つ、自宅に帰って夜に体重計に乗った時摂取カロリーにも制限があることを思い出した。翌日の透析で過剰摂取のツケを思い知らされたが、それでも一切後悔していない。
来年もまた行くぞ!
と、全然懲りていない今日この頃である。

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺(¥950)大盛(+¥150)
      黒ランチ:チャーシュー丼小+小鉢(¥250) 計¥1,350

    冷麺(¥950)大盛(+¥150) 黒ランチ:チャーシュー丼小+小鉢(¥250) 計¥1,350

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺(¥950)大盛(+¥150)

    冷麺(¥950)大盛(+¥150)

  • ラーメン工房 はっぴ - 黒ランチ(+¥250)のチャーシュー丼小

    黒ランチ(+¥250)のチャーシュー丼小

  • ラーメン工房 はっぴ - 黒ランチ(+¥250)の小鉢(ネギもやし和えと半熟卵)

    黒ランチ(+¥250)の小鉢(ネギもやし和えと半熟卵)

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2023/07訪問23回目

3.8

  • 料理・味4.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

今年もやっぱり冷麺大!

久々の『ラーメン工房はっぴ』である。
今年の夏もこの店の冷麺を食べないことには始まらない。
そんな気分だった。

思えば、この店の冷麺を初めて食べたのは2015年。店名がまだ『あ』の頃だった。ということは9年連続で食べ続けていることになる。この店との付き合いも長くなったものだ。

今年の冷麺、具の葉物野菜が昨年はレタスだったが、今年は水菜に戻したようだ。それ以外のレシピはこの九年間ずっと変わっていない。それでも年々どんどんより美味しくなってきたように思える。冷麺に限らず、すべてのメニューが洗練されてきた。そして店自体が地元に溶け込んですっかり名店という雰囲気になってきたと思う。旧店名時からの古い顧客としてはこうした店の成長に立ち会えたことは光栄に思う。

近年の諸物価高騰の影響で今年もちょっと値上げになった。こればかりはどうしようもないことだ。
昨年の冷麺¥850+大盛¥130=¥980だったのが、
今年は冷麺¥950+大盛¥150=¥1,100になった。
この値段を払っても食べる価値は十二分にあると思う。

他のメニューも同様だが、この店の優しい味は本当にほっとする。スープの穏やかな酸味と豊かな出汁の味わいが小麦の味をしっかり感じられる麺を包み込む。具も自家製の叉焼や味から、自慢の鳴門わかめ、胡瓜、もやし、水菜、紅生姜に至るまですべてに気を配り、この店独特の風味を産み出している。本当に美味しいとあらためて感心した。

ご夫婦二人で営業している店だが、これからもずっと元気でこの味を守り続けてほしいと切に願っている。

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺(¥950)大盛(+¥150)

    冷麺(¥950)大盛(+¥150)

  • ラーメン工房 はっぴ - 餃子(¥380)

    餃子(¥380)

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2018/11訪問22回目

3.8

  • 料理・味4.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

新作ラーメン第二弾!「とりそば」に大ヒットの予感‼︎

最近体調不良が続いていて、お店に行ってもレビュー書いていないことが多く、かなりの軒数未済のレビューが溜まってしまった。
こちらの『はっぴ』に行ったのも11月の頭。ずいぶん時間が経過してしまったが、今さらとは思いつつもどうしても書きたくなったので書いておくことにする。というのも、新作のラーメンが登場していたからだ。

その新作が 「とりそば」(¥860) である。

これまでは優しい味のライト豚骨ラーメンとすっきりした醤油味の和風ラーメンとの二つの味しかなかったのが、今回新たに鶏の旨味を前面に押し出した味で勝負している。
麺はこれまで通りだが、スープはこれぞ鶏!という感じ。生姜の風味が強めな点は賛否が分かれるところだと思うが、この味は非常に美味しいと僕は思った。
具は鶏チャーシューとワカメにネギ。ワカメは和風ラーメンでも使われているこの店自慢の具だが、これが特にスープと相性が抜群。
値段は¥860と他のラーメンに比べてちょい高めではあるが、それも納得するだけの手間と工夫が施されている。
ママさん曰くまだ試行錯誤している最中ではあるが思い切って販売に踏み切ったそうだ。今後もお客さんの反応を確かめながらさらに完成形を目指して改良を重ねていくとのこと。

今年春に出た「軟骨そーき麺」に続き、今回の新作メニューの「とりそば」も大成功。
これは大ヒットするんじゃないだろうか。

ただ一点だけ心配なことがある。
「はっぴ」は最近はすっかり人気店になり、お客さんがいっぱい入るようになった。それは素晴らしいことなのだが、仕込みが追いつかず本来は開いているべき時間に臨時休業せざるをえない状態になることがある。商売としてやはりこれはあってはならないことだ。
美味しい新作メニューができたことは大歓迎だが、今以上に忙しくなって店が回らなくなることだけはなんとか対策すべきだろう。

  • ラーメン工房 はっぴ - とりそば(¥860)大盛(+¥120)半熟煮卵(+¥120)
      計¥1,100
      値段はちょっと高めだが、味の良さに納得!
      生姜のきいたスープの味わいは絶品である。

    とりそば(¥860)大盛(+¥120)半熟煮卵(+¥120) 計¥1,100 値段はちょっと高めだが、味の良さに納得! 生姜のきいたスープの味わいは絶品である。

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2018/05訪問21回目

3.8

  • 料理・味4.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

ついに出た!新作:軟骨そーき麺

久々に『はっぴ』へ。
前回の訪店時にまもなく新作ラーメンが出ると聞いていたが、ここしばらく体調が悪くてなかなか食べられずにいたので、今日こそは待望の新作を食べようと張り切っていた。
この店も最近はかなり人気なようで、本来は月曜の昼も営業する予定なのに、日曜で完売してしまい月曜は臨時休業することも多い。お気に入りの店の人気が上がるのはうれしい事ではあるが、営業時間だけはなんとか守り抜いてもらいたいとも思う。店主のご夫婦が二人だけでやっている店だから、忙しくなり過ぎるとお二人の体調も心配ではあるが。

連休中のお昼時だけあって店はかなり混んでいたが、それでも今年の連休の中では比較的空いている日だったらしい。ママさんに今日来てもらえたのは良かったと言われた。

目的の新作をさっそく注文する。
その名も「軟骨そーき麺」(¥920)、もちろん毎度のごとく大盛(+¥120)である。
前回メインの具を試食させてもらったが全体の味つけはまだ決まっていない段階だった。どんな仕上がりになったか、楽しみである。

待つこと10分ほどでラーメンが到着。
例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。基本は和風ラーメンとのことだが一面に背脂が浮いているようだ。具はメインの豚軟骨そーき、ネギ、ワカメとシンプル。軟骨そーきの味に自信があることの表れだ。
この店は和風ラーメンには特製七味をかけるのが常なのだが、ママさん曰くこのラーメンに関しては七味と胡椒のどちらが合うか夫婦で意見が分かれているとのことだ。ちなみにマスターが七味、ママさんは胡椒が合うと思うらしい。一番のオススメは何もかけないでそのままでどうぞ!とのことだった。

さあ実食である。ひとまず何もかけずに一口スープを啜る。軟骨の旨味なのか、あるいは背脂の効果か、一際甘みを強く感じる。それでいてしつこくないのがいい。この店の特徴の「優しい味」はそのままに、スープ自体の旨味が増した感じだ。これは美味しい!
次にメインの具の豚軟骨。口の中でトロリと溶けるような食感。やや甘く味つけしてあるが、決して濃い味ではない。そして旨味が口いっぱいに広がる。やはりこの具は秀逸だ。
さらに、ワカメが実によく合っている。
全体に非常に完成度の高い美味であり、僕は大いに気に入った!
途中で七味や胡椒を少量加えて試してみる。どちらかと言えば僕は七味派だが、ママさんの言う通り何も加える必要は無いと思う。
あっという間に完食。大満足である。
待望の新作ラーメンは期待通りの素晴らしい味だった。

食べ終わって、反省したことが一つある。
実は僕の体調不良は腎臓の機能不全が原因でもうすぐ透析を受けることになる。そのため塩分や水分の摂取量を制限せねばならないのに、ついついスープを一滴も残さず完飲してしまった⁉︎なんという意志の弱さ!これでは今後が思いやられる。
逆に言えば、この新作ラーメンが美味しくて気に入ったということだろう。

上にも書いたが、この店のラーメンの特徴は「優しさ」である。それは最大の長所であると同時に実は弱点でもあると思う。つまり、これだ!という押しの強さに欠けるところがあるのだ。
その意味では、今回の新作「軟骨そーき麺」はメインの具のインパクトが優しさだけではない強さを加えていると思う。これは間違いなく名作の誕生だら、

今後僕は透析を始めることになるので、この店に来ることも滅多にできなくなると思う。が、この新作ラーメンが大当たりして、店はさらに繁盛するだろうと確信している。

  • ラーメン工房 はっぴ - 軟骨そーき麺(¥920)大盛(+¥120)
      口の中でトロリと蕩けるような食感の軟骨そーき。一見脂が強そうだが、その旨味がスープに溶け出て一層優しい味に仕上がっている。ただただ美味!名作である。

    軟骨そーき麺(¥920)大盛(+¥120) 口の中でトロリと蕩けるような食感の軟骨そーき。一見脂が強そうだが、その旨味がスープに溶け出て一層優しい味に仕上がっている。ただただ美味!名作である。

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2018/03訪問20回目

3.7

  • 料理・味4.4
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5
~¥9991人

待望の新作ラーメンが近日中にリリースされるらしい⁉︎

久々に夕食で『はっぴ』へ。先月僕が入院の前に行って以来の訪店である。退院後すぐに一度店の前まで行ったのだが、臨時休業の紙がシャッターに貼ってあった。その後一週間以上店は閉まっていたようだが、今日買物帰りに通りかかると店が開いている⁉︎まだ6時になったばかりで夕食にはちょっと早かったが、思わず店に入ってしまった。

夜は6時開店のはずだが、もうすでに先客がいた。僕のあとにも次々と客が訪れて店内はほぼ満杯の状態に。営業再会後も相変わらずの人気ぶりで一安心である。

注文を取りに来たママさんと少しだけ話したところ、休業はママさんが体調を崩して入院していたからだとのこと。僕も先月手術したことを話すと、入院仲間ですね!と二人して笑い合った。今ではすっかり元気になっているように見えたが、くれぐれも無理をせず身体を大切にしてもらいたいものだ。

今日注文したのは、僕の一番のお気に入りの「ベジタマ」(¥760)の大盛(+¥120)である。
相変わらずたいへん美味しかったが、それについてはこれまでさんざんレビューに書いてきたたので、特に新たに書くことはしない。
ただ、ベジタマの出来上がりを待っている間にママさんが近寄ってきて小皿を渡された。それには見たこともない物が乗っている。
ママさん曰く、「私が病気の間に主人が店を開けることもできないので、新作ラーメンを研究してたんです。ほとんど完成してるんですけど、まだ最終的な味は決まってないんですが、試食してご意見を聞かせてください。」
なんと待望の新作ラーメンが出るらしい⁉︎
そのメインの具の試食を言われるとは光栄の至りではないか!もちろん喜んで試食させてもらった。

見た目は色の付いていない角煮のよう。その正体はトロトロになるまで煮込んだ豚の軟骨だという。最終的な味がまだ決まっていないとのことだったが、口にすると蕩けるような食感で旨味もたっぷり。このまま酒肴として十分イケるぐらい深みのある美味であった。

まだ値段や名前も決まっていないが、これを和風ラーメンの形にして出す予定とのこと。新作は「Danger」以来一年半ぶり。
「肉そば」「ベジタマ」「ねぎそば」に続く第4の和風ラーメンとして近日登場⁉︎

待望の新作ラーメン、楽しみである。

  • ラーメン工房 はっぴ - 試食させてもらった軟骨の煮込み

    試食させてもらった軟骨の煮込み

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2018/01訪問19回目

3.7

  • 料理・味4.4
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5
~¥9991人

二月に入ってちょっぴり値上げしてました⁉︎

今年も相変わらず『はっぴ』には通い続けているが、レビューはこれまでさんざん書いてきたので投稿せずにいた。
ところが、二月に入り今年3回目に訪店したところ、全体に値段が上がっていた。それも和風ラーメンの類は¥10しか上がっていないが、豚骨系のラーメンは¥70、そして「とろチャーシュー麺」にいたっては一気に¥190もの値上げである。かなり思いきった上げ幅である。
ママさんに尋ねると、九州の黒豚の仕入れ値が1.5倍に跳ね上がってしまい、やむにやまれず値上げすることにしたらしい。ついに一杯千円を超えるメニューもある値段設定になってしまった。
味は変わらず美味しいのだが、この値上げが今後の客足に影響しないことをファンとしては祈るばかりである。

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉そば(¥790)大盛(+¥120)半熟卵(+¥120)
      計1,030と、同じメニューを注文した一月より¥50値上げになった。僕の体調の問題かもしれないが、牛肉がこれまでよりも脂っこく感じた。

    肉そば(¥790)大盛(+¥120)半熟卵(+¥120) 計1,030と、同じメニューを注文した一月より¥50値上げになった。僕の体調の問題かもしれないが、牛肉がこれまでよりも脂っこく感じた。

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉そば(¥780)大盛(+¥100)半熟卵(+¥100)
      2018年営業初日。本年の一杯目。この時点では計¥980で、千円以下で食べられた。

    肉そば(¥780)大盛(+¥100)半熟卵(+¥100) 2018年営業初日。本年の一杯目。この時点では計¥980で、千円以下で食べられた。

  • ラーメン工房 はっぴ - ベジタマ(¥760)大盛(+¥100)
      2018年二杯目。ニンニクの効いたスープと大好きなもやしがたっぷり入っていることが気に入っている。こちらも二月からデフォで¥10だけ値上げになった。

    ベジタマ(¥760)大盛(+¥100) 2018年二杯目。ニンニクの効いたスープと大好きなもやしがたっぷり入っていることが気に入っている。こちらも二月からデフォで¥10だけ値上げになった。

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2017/12訪問18回目

3.7

  • 料理・味4.4
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

やっぱりベジタマが一番!

この店のレビューを書くのはこれで18回目⁉︎
レビューを書いてない時も含めれば軽く30回は通っていると思う。ラーメンもサイドも全メニューを食べた。僕の場合、気に入った店にはとことん通い詰める癖があり、全メニュー制覇するまで通う続けた店がいくつもある。最近では『スビマハル』『幸楽苑』がそうだし、『龍華』の定食も全部制覇した。富松のイタリアン『ベルドゥーラ』ではランチセットの前菜盛り合わせの写真だけで数十枚ある。もっと色々な店を試してみたいとも思うのだが、安心して食事をしたいという気持ちがどうしても勝ってしまうようだ。

好きな店のメニューの中でも特にお気に入りというのができるものだ。『はっぴ』の場合僕が気に入っているのは、
3位「肉そば」(¥780)
2位「とろチャーシュー麺」(¥890)
そして第1位が「ベジタマ」(¥760)である。

この店のラーメンの味は良くも悪くも優しく繊細なところが特徴だ。一つ一つの材料の質や調理法にこだわり、バランスが非常に良い万人ウケする味を作り出していると思う。
この店のマスターは寡黙でただ黙々と料理を作る職人タイプの人なので、これだけの回数通ってもまだ直接話をしたわけではないが、作り上げた料理の端々に彼のこだわりを感じる。このこだわりこそがこの店の最大の魅力だと思う。
ただし、この万人ウケというやつは必ずしも良い評価とは限らない。これだ!という主張の強さに欠けるとも言えるからだ。
おそらくその点にはマスターも気づいているのだろう。より強い個性を主張すべく新たな味を作り出そうとしてはいるようだ。従来の店名『あ』の味であるライト豚骨をベースにした「だし醤油とんこつ」その派生形の「みそ」「背脂とんこつ」に始まり「とろチャーシュー」「肉たま」と具を追求する方向へ発展した流れと、それとは全く違う「近松牛肉そば」「ベジタマ」「ねぎそば」といった和風ラーメンの二つの味があり、レシピ的には既に固まっていて同じでも日々研鑽を重ねることでより深みを増していると思う。
おそらく後者の和風ラーメンこそがマスターの主張したい「自分の味」なのだろう。確かに他の店には無い味だ。あっさりしているがコクもあり、たいへん美味しい!だが、その和風ラーメンにしても優しい味という範疇に収まってしまい、どうにも押しが弱いという印象が拭えないのだ。その殻を打ち破るため作られたのが「Danger」と呼ばれる「辛味噌牛すじ肉そば」(¥980)かもしれないが、僕の個人的な感想では残念ながらその試みは成功しているとは言い難いと思う。

現在僕が一番好きな「ベジタマ」は最も主張が明確なラーメンである。あっさりした味のスープにゴロゴロと大量に入ったニンニクがアクセントになり、優しいだけでない力強さを与えている。煮豚、もやし、葱、ワカメという具とスープの相性も非常に良いと思う。
野菜の量は多いが、「ベジタマ」という名前の割には野菜の種類が少ないのは物足りないが、バランスに優れた美味しいラーメンだ。

この店はラーメンだけでなくサイドメニューも優秀だ。具でもある「特製焼豚」(¥420)や「とろける角煮」(¥400)、ラーメン屋定番の餃子(¥260)はもちろんのこと、「手羽の唐揚げ」(¥390)もかなりの美味。特に取り上げたいのが「ミンチカツ」(¥240)、完全手作りで本格洋食レベルの逸品だ。このミンチカツはラーメン抜きで定食(¥680)にもなっている。
欲を言えば、ごはんもののメニューがもっとあればいいのだが…。現在の白ごはんとチャーシュー丼だけではちょっと寂しい。定番の炒飯は調理の手間やスペースの問題で難しいらしいが、炊き込みごはんでもあればさらに良いと思う。今後に期待したい。

ラーメンやサイドメニューの味と並ぶこの店のセールスポイントがママさんの存在だ。
とにかくテキパキよく動くし、明るく親しみやすいキャラクターで、フロアを縦横無尽に一人で切り盛りしている。ママさんと接することも大きな楽しみの一つである。

とにかくこの店は僕のお気に入りだ。これからも通い続けるだろうが、新しいラーメンが出てくることを期待している。
キャベツや白菜、人参、筍、椎茸といった具沢山のちゃんぽんのような物、あんかけ系の物、海鮮系のの具の物など、今の味に別要素を追加する、今の味の延長線上にある新作ラーメンもいいが、この店のマスターなら現在の優しい味の枠を越えたまったく新しい味わいをいずれ作り出してくれると信じている。その時には是非19回目のレビューを書こうと思っている。

  • ラーメン工房 はっぴ - ベジタマ(¥760)大盛(+¥100)
      トロリとした舌触りのニンニクがごろごろ入ったスープは優しい味が多いこの店のラーメンの中ではひときわインパクトが強い。具の鳴門ワカメが抜群の美味しさだ。

    ベジタマ(¥760)大盛(+¥100) トロリとした舌触りのニンニクがごろごろ入ったスープは優しい味が多いこの店のラーメンの中ではひときわインパクトが強い。具の鳴門ワカメが抜群の美味しさだ。

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2017/11訪問17回目

3.7

  • 料理・味4.2
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5
~¥9991人

半熟卵背脂ラー麺 大盛+もやし

「半熟卵背脂ラー麺」(¥790)大盛(+¥100)
トッピングに「もやし」(+¥100) 計¥990

もう何度もレビューに書いているので細かくは言わないが、この店のラーメンは優しい味が特徴。背脂をたっぷり足したこのラーメンもしつこさが全く無い。やや優し過ぎる感じもしないではないが、最近の店の繁盛ぶりを見るにこの味は高く評価する人が多いということだろう。

この店の全商品を既に食べてしまったので、今はトッピングに凝り始めている。特に気に入っているのは「もやし」である。細もやしだが、スープとの相性が抜群にいい。
「肉そば」「ベジタマ」といった和風スープの品は特製七味をかけるが、それ以外の豚骨醤油味のラーメンには味にインパクトを足す目的で胡椒と辣油を多量に加えて食べる。

そろそろ新しい味のラーメンを出してほしいと思う今日この頃である。

  • ラーメン工房 はっぴ - 半熟卵背脂ラー麺(¥790)大盛(+¥100)
      もやし(+¥100) 計¥990
      この店の背脂はしつこさが無いので食べやすい。優しい味のスープがさらにまろやかになっている。

    半熟卵背脂ラー麺(¥790)大盛(+¥100) もやし(+¥100) 計¥990 この店の背脂はしつこさが無いので食べやすい。優しい味のスープがさらにまろやかになっている。

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2017/11訪問16回目

3.7

  • 料理・味4.2
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5
¥1,000~¥1,9991人

とろチャーシュー麺大盛 & 餃子・ライス小

これまで何度もこの『はっぴ』のレビューを書いてきたが、16回目のレビューだけ下書きのままで投稿していないことに気づいた。
今さらながら、せっかく書いたのだから一応投稿しておくことにする。
再三のレビューは皆にあきれられてるだろうと思いつつ、全メニュー制覇二周目を終えた今も通い続けている。それというのも、これまでも何度か書いたが、この店の料理はどんどん進化している最中だと思うからだ。

今回の注文、「とろチャーシュー麺」(¥890)
毎度のごとくの大盛(+¥100)と餃子(¥260)、ライス(¥180)の計¥1,430である。
夕食とはいえラーメン屋で一食にこの金額をかけるのは、僕にはたいへん珍しいことだ。それほどこの店が気に入っているわけだが、正直言えばもう少し安く済ませたい。他店でよくあるような餃子・ライスセットみたいな値引きがあってくれたら本当はありがたい。

「とろチャーシュー麺」はこの店で僕が二番目に気に入っているメニューだ。丁寧な仕事を施された豚バラの角煮はトロリとした舌触りが絶妙で抜群に美味しい。ただ、豚バラの肉質にはそれなりにバラツキがあるようだ。丁寧な仕事自体は変わりなくても、今回の角煮には前回の「とろチャーシュー麺」や「ナオキ丼」の時ほどの感激は無かったのも事実だ。それでもコクのある脂の旨味は絶品である。

餃子も久々に頼んだが、こんなにニンニクが以前は効いていなかったような…。ニンニクは僕は大歓迎だが、好き嫌いは分かれるかもしれない。ただ、ニンニクが効いているおかげで味噌ダレがさらに合うようになったとは思う。ラーメンだけでなく、この店は副菜も進化を続けているのだ。

10分とかからずに綺麗に完食。大いに満足である。もう少し安ければ言うこと無しなのだが、やはりこの店は僕のお気に入りである。
ただ、さすがにいいかげん同じメニューにも飽きてきた。そろそろ新メニューの開発にも頑張ってもらいたいと切に思う。

  • ラーメン工房 はっぴ - 餃子一人前(¥260)
      餃子は久しぶりに食べたが、味噌ダレがなかなか美味!具はかなりニンニクが効いていたが、以前はこれほどではなかったと思う。ラーメンだけでなく副菜も進歩しているようだ。

    餃子一人前(¥260) 餃子は久しぶりに食べたが、味噌ダレがなかなか美味!具はかなりニンニクが効いていたが、以前はこれほどではなかったと思う。ラーメンだけでなく副菜も進歩しているようだ。

  • ラーメン工房 はっぴ - とろチャーシュー麺(¥890)大盛(+¥100)
      巨大な豚の角煮の美味しいこと!蕩けるような柔らかさと脂のコクがたまらない。僕のこの店でのお気に入りNo.2である。

    とろチャーシュー麺(¥890)大盛(+¥100) 巨大な豚の角煮の美味しいこと!蕩けるような柔らかさと脂のコクがたまらない。僕のこの店でのお気に入りNo.2である。

  • ラーメン工房 はっぴ - とろチャーシュー麺大盛(¥990)
      餃子一人前(¥260)小ライス(¥180)
      計¥1,430
      餃子ライスを付けて+¥440というのはお得感が薄いような…。

    とろチャーシュー麺大盛(¥990) 餃子一人前(¥260)小ライス(¥180) 計¥1,430 餃子ライスを付けて+¥440というのはお得感が薄いような…。

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2017/10訪問15回目

3.7

  • 料理・味4.2
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

辛味噌牛すじ肉そば 大盛 + 半熟卵

「激辛漫遊記」5軒目はすっかり通い慣れたお気に入りの店『はっぴ』である。
この店の「辛味噌牛すじ肉そば」は店内では「Danger」と呼ばれており、かつて一度僕も食べたことがある。味はまあまあのレベルだが辛さは確かに激辛だった記憶がある。
「激辛〜」と名付けながら、まだそれほどの辛さに出会えていないことに業を煮やして、ひとまず「漫遊」の二文字には目をつぶって確実に激辛を味わいたいとのことで、今回はこちらの店に頼ることにした。

注文は「辛味噌牛すじ肉そば」(¥980)、毎度の大盛(+¥100)、さらに半熟卵(+¥100)で、計¥1,180である。一杯のラーメンに千円以上かけるなんて、普段の僕ならありえないことだが、これも「激辛〜」への意気込みの現れと自らを納得させて挑んだ。(…大仰な⁉︎)

時刻は夕食時の19時過ぎ、店内はテーブル席は埋まっていたがカウンターに空きがあり、毎度のごとくママさんと談笑しつつ待つことしばし、料理が到着。例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。

赤黒いスープに大量の牛すじと青葱。さらにトッピングの半熟卵がある分スープの赤がより強調されて、色合いは鮮やかである。立ち昇る唐辛子の香りだけで辛さが伝わってくる。間違いなく激辛、既に納得である。

さっそく実食。まずはレンゲでスープを一口飲むとガツンと辛さがやって来る。ある程度を超えると辛さは痛いという感覚になるが、まさしくそれである。慌てて啜るとと咳き込んでしまうほどの強烈な辛さ。激辛漫遊記と名乗るからには、これぐらいのインパクトがなけりゃ!ようやくらしくなってきた。
最初のインパクトに慣れてくると、ようやく味わう段階になる。前回この激辛ラーメンを食べた時にも思ったことだが、辛さの種類が唐辛子系だけで今回も些か単調には思えた。
ただ、最近ずっとレビューに書き続けていることだが、この店の料理人は少しずつ確実に進歩しているとこのラーメンからも感じた。
何が変わってきたかと言うと、まずはスープその他の雑味が無くなったように思うこと。それと甘い、辛いが以前よりもハッキリして味つけに迷いが無いように感じるのだ。
今回で言えば、牛すじの甘味と唐辛子の辛さの対比が前回より明確になったように思う。また追加トッピングの半熟卵も正解で、タレの甘さが辛さと相まってたいへん良い効果を生んでいる。唐辛子系のみの辛さの単調さが甘さによって緩和されるのだ。僕がこの店の味に慣れ親しんできたことでそう感じる部分も大きいとは思うが、以前より美味しく感じられることはとてもありがたいことだ。

途中からは辛さにすっかり慣れたとはいえ、大汗をかいてしまった。が、これこそが激辛の醍醐味でもある。汗を拭きながらもスープ一滴残さずきれいに完食。大満足である!

ようやくちゃんとした激辛を漫遊記に加えることが出来てよかった。以前よりも美味しくなったと感じられた「辛味噌牛すじ肉そば」も、この味なら再食もありだなと思う。

次の「激辛漫遊記」は麺料理以外を選ぶようにしよう。この調子でペースを上げて頑張りたいと思う今日この頃である。

  • ラーメン工房 はっぴ - 辛味噌牛すじ肉そば(¥980)大盛(+¥100)に半熟卵(+¥100)、計¥1,180
      このメニューを食べるのは2回目だが、前回食べた時よりも明らかに味が良くなっていると思った。この店は進化している。

    辛味噌牛すじ肉そば(¥980)大盛(+¥100)に半熟卵(+¥100)、計¥1,180 このメニューを食べるのは2回目だが、前回食べた時よりも明らかに味が良くなっていると思った。この店は進化している。

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2017/10訪問14回目

3.7

  • 料理・味4.2
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

肉そば大盛 & ミンチカツセット

また行ってしまった『はっぴ』、実に14回目のレビューになる。同じ店をこれだけ何度も書く必要があるか?と疑問に思わないでもないが、前回「ベジたま」を食べた際に以前よりさらに美味しくなっているように感じたので、すべてのメニューをもう一度食べてみようと思った。もちろん僕自身の味覚の変化もあるだろうし、この店の味に僕が慣れたせいもあるだろうが、ここに来てこの店のラーメンの味は確実に進歩していると僕は思う。それを確認したい。

今日の注文は「肉そば」(¥780)である。この店では一番人気で、和風スープに牛すじの旨味がマッチしたあっさりした味が特徴である。
僕の中では「ベジたま」「とろチャーシュー」に次ぐ、この店では三番目に気に入っている味のラーメンである。以前食べた時の印象としては、美味しいけれど何かひと味足りない…、とレビューには書いた。今回はどうだろう?
「肉そば」は大盛(+¥100)にした。この店では大盛も替え玉も同じ半玉¥100なのだが、僕は食べるのが早いので大盛にしても麺が伸びないのと、替え玉を待つ間にスープが冷めてしまうのがもったいなく感じるので、大盛にすることにしている。
さらに今回は「ミンチカツセット」(+¥500)も注文した。この店自家製のミンチカツが2個とごはん、小鉢が付く。+¥500は決して安くない値段設定だが、このミンチカツにはそれだけの値打ちがあると以前食べた時に思った。
計¥1,380とラーメン屋での夕食としては些か贅沢してしまった感はある。

店に着いたのは夜8時ちょい前だったが、店内はいっぱいで店外で煙草を吸いながらしばらく待つことに。なかなかの繁盛ぶりである。
自分が気に入って通っている店が人気になっているのは、別に僕にはなんの関係もない話だがやはりうれしい!
待っているとママさんが呼びに来てくれたが、案内されたのはテーブル席⁉︎僕は一人客だからカウンターが空くのを待つよと言ったが、ママさんにどうぞ遠慮なく!と言われて座ることにする。もしカウンターが空いたら移動するからね!と言ったらお気遣いありがとうございますと言われてしまった。混んでいる店でテーブルに一人で座るのはなんだか落ち着かないのだ。我ながら気が小さいと情けない気持ちになる。

混んでいたのでいつもより少し時間はかかったが、十分ほどで料理が到着。例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。
見るからにボリュームある夕食である。
「肉そば」は前回頼んだ時の印象よりスープが澄んでいるように思った。後で写真を見て確認したが、肉のアクみたいな濁りが確かに減っているようだ。具は牛すじにワカメ、青葱と非常にシンプル。味は以前と比べてどうだろうか?
ミンチカツは相変わらず真ん丸で、2個あってボリューム的に十分。小皿のウスターソースを付けて食べるが、僕はウスターソースより醤油の方が好みなので、どちらにするか悩むところではある。今日はデフォのままソースで食べることにする。

写真を撮って、さあ実食!という時にママさんがやって来て、「これ、裏メニューの揚げ餃子なんです。よかったら食べてみてください。」と言って小皿の一品をサービスしてくれた。
僕がレビューに書いた裏メニュー「ナオキ丼」を頼むお客さんがいて、その事へのお礼の意味合いなのだろう。なんだかかえって申しわけない気分だが、ありがたく頂戴することにする。

さあ、実食である。
まずは「肉そば」から。特製七味をたっぷりとかけてスープを一口。見た目だけでなく、味も以前より雑味が無くなりさらに美味しくなっていると思う。具の牛すじも前回はやや固く感じたのだが、今回はそんなこともない。麺だけはちょっと柔らかくなり過ぎた感はある。スープが繊細な味だから、麺もこうならざるを得ないのはわかるが、もう少し麺自体に味や食べ応えがあるとさらに良いのだが…。
それはさておき、前回の「ベジたま」と同様に「肉そば」もさらに美味しくなっているように感じた。ママさんに聞いてもレシピは変わっていないそうだが、より洗練されたという印象。僕の単なる錯覚なのかもしれないが、味が良い方向に変わったと感じられるのは幸せである。
麺が伸びるのを避けるため一気に食べ進んで、「肉そば」をあらかた片付けた時点で他の料理にも手を伸ばすことに。まずはサービスの揚げ餃子だが、この店の焼き餃子はまずまずという程度の印象だったのに対して、揚げた方が断然美味しいと思う。具の味がしっかりしているので、何も付けずに食べても十分味があって美味しい!むしろ上にかかったマヨネーズもいらないぐらいしっかりした味がある。後でママさんに聞いたところ、一旦焼いた餃子をさらに揚げたものだと言う。ママさんがお気に入りでまかないで食べているそうだが、是非正式メニューに加えてもらいたいものだ。焼き餃子より多少高くなっても、僕ならこれは頼むと思う。
揚げ餃子も美味しかったが、それ以上に美味しかったのが「ミンチカツ」である。これも以前より数段美味しくなったと思った。一口齧った瞬間に口の中に豚肉の旨味が広がる。これだけのジューシーさは以前食べた時には感じられなかったものだ。これならウスターソースを付けても味が負けないだろう。
セットの中華ドレッシングのかかった冷奴はそれなりでしかないし、ごはんは気持ち柔らか過ぎたように思う。それだけは唯一マイナス評価だが、それ以外は「肉そば」も「ミンチカツ」も以前に食べた時よりもさらに美味しくなっていると思った。サービスの「揚げ餃子」も非常に美味しく、すべてきれいに完食!
実に大満足の夕食であった。

この店のラーメンその他の味は、やはり確実に以前より進化していると僕は思う。新メニューこそ無いが、全メニューもう一度食べ直す価値は十分あると思う。
「肉そば」は僕の中でランキングが三番目から二番目に上がった。他のラーメンもそれぞれに進歩しているのだろうか?
この店はまだまだ楽しめそうである。

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉そば(¥780)大盛(+¥100)&ミンチカツセット(+¥500)の計¥1,380
      これだけ食べるとさすがにお腹いっぱいになるが、肉そばがあっさりしているので意外にすんなり食べられた。どれも美味!

    肉そば(¥780)大盛(+¥100)&ミンチカツセット(+¥500)の計¥1,380 これだけ食べるとさすがにお腹いっぱいになるが、肉そばがあっさりしているので意外にすんなり食べられた。どれも美味!

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉そば(¥780)大盛(+¥100)
      肉そばを食べるのはこれで2回目だが、以前食べた時よりスープの雑味が無くなり、よりすっきりして美味しくなったように感じた。レシピは変わっていないようだが。

    肉そば(¥780)大盛(+¥100) 肉そばを食べるのはこれで2回目だが、以前食べた時よりスープの雑味が無くなり、よりすっきりして美味しくなったように感じた。レシピは変わっていないようだが。

  • ラーメン工房 はっぴ - ミンチカツセット(+¥500)のミンチカツ
      これも食べたのは2回目。以前よりさらにジューシーさが増して、豚肉の美味しさが楽しめるようになったと思う。+¥500と値段はそこそこするが、試す価値は大。

    ミンチカツセット(+¥500)のミンチカツ これも食べたのは2回目。以前よりさらにジューシーさが増して、豚肉の美味しさが楽しめるようになったと思う。+¥500と値段はそこそこするが、試す価値は大。

  • ラーメン工房 はっぴ - ミンチカツセット(+¥500)のごはんと小鉢
      小鉢は冷奴に中華ドレッシングがかかったもの。ごはんの炊き加減が気持ち柔らかめだったことだけが今夜唯一残念だった。

    ミンチカツセット(+¥500)のごはんと小鉢 小鉢は冷奴に中華ドレッシングがかかったもの。ごはんの炊き加減が気持ち柔らかめだったことだけが今夜唯一残念だった。

  • ラーメン工房 はっぴ - 裏メニューの揚げ餃子
      食べてみてください、とサービスで出された。ママさんのお気に入りらしい。餃子を一度焼いて、さらに揚げているそうだ。具の味が良く、むしろ焼き餃子より美味!是非メニュー化を期待したい。

    裏メニューの揚げ餃子 食べてみてください、とサービスで出された。ママさんのお気に入りらしい。餃子を一度焼いて、さらに揚げているそうだ。具の味が良く、むしろ焼き餃子より美味!是非メニュー化を期待したい。

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2017/09訪問13回目

3.6

  • 料理・味4.0
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク3.5
~¥9991人

ベジタマ 大盛

夏が終わり「冷麺行脚」もひとまず終了。
ここしばらくご無沙汰していた『はっぴ』へ久々に夕飯を食べに行くことにした。

注文したのは「ベジタマ」(¥760)大盛(+¥100)
この店で僕の一番のお気に入りメニューである。全体に優しい味が特徴のこの店のラーメンの中でニンニクの粒がたくさん入ったインパクトの強さがあり、特製七味を加えると抜群に美味しい。

待つことしばし、料理が到着。一応毎度のごとく写真は撮って、さっそく食べ始める。

相変わらず美味しい!それも以前よりさらに味に雑味がなくなったような気がする。
一口目は薄味でやや頼りないぐらいに感じるが、食べ進むうちに旨味が口に蓄積され、食べ終わる頃にはちょうど良い加減の味になる。コース料理を食べるような感覚を一杯のラーメンで味わえると言うと、ちょっと褒め過ぎだろうか(笑)

美味しく食べている最中に、ママさんが近づいてきて笑いながら話し始めた。
「先日来たお客さんが「ナオキ丼」をくださいっておっしゃるんで、どうしてご存知なんですか?って聞いたら、携帯のサイトで見たって言われたんですよ。それでそのお客さんから、この店に12回も来てる人が書いてる記事なんですけど、誰かわかりますか?と聞かれたんで、ハッと気がついて「わかります。」って答えておきました。」
どうやら僕が以前に書いた食べログのレビューを見て来店した客がいたようなのだ。
「すみません、勝手にお店のことを書いて。」
とママさんに謝ると、
「いいえ、とても良く書いてくださってるみたいで、感謝しています。」
と言われ、正直ほっとした。ママさんはネット上のこうした店に関する記事は普段は一切読まないようにしているそうだが、僕がレビューに書いて以降「ナオキ丼」の注文がちょくちょくあるらしい。それを喜んでもらえているのなら、こんなにうれしいことはない。

それにしても、既に12回もレビューを書いていたとは…⁉︎確認すると確かに12回書いていた。
同じ店のことをこんなに書くのはどうなんだ?と思いながらも、また書いてしまった。
これで13回目である(笑)

  • ラーメン工房 はっぴ - ベジタマ(¥760)大盛(+¥100)
      僕の一番お気に入りのメニュー。この店のラーメン食べるごとに進化しているような気がする。ベジタマも以前よりさらに美味しくなったような…。

    ベジタマ(¥760)大盛(+¥100) 僕の一番お気に入りのメニュー。この店のラーメン食べるごとに進化しているような気がする。ベジタマも以前よりさらに美味しくなったような…。

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2017/07訪問12回目

3.8

  • 料理・味4.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

裏メニュー「ナオキ丼」& 冷麺

また『はっぴ』へ行ってしまった。最近「冷麺行脚」をやっているおかげで以前にも増して麺類を食べる頻度が増しているのに…。ただ、今日の目的は冷麺でもラーメンでもない。以前のレビューにも書いた裏メニューの「ナオキ丼」である。
この通称「ナオキ丼」というのは要するに「豚の角煮丼」である。ママさんによると常連の家族客の息子さんが卵アレルギーでこの店の卵麺を食べられないというので、一切卵を使わない料理を、ということで考案したメニューとのこと。ナオキはその息子さんの名前である。
元々僕は豚の角煮が大好きで、ましてこの店の角煮は「とろチャーシュー麺」で食べてその美味しさに感激していたから、これはなんとしても見逃せないメニューだ。
これまでも何度かチャレンジしたのだが、角煮は数量限定の人気メニューでなかなか食べられなかった。そこで今回は火曜水曜の店休日の翌日木曜の昼、仕込みしたてのところを狙って注文して、無事食べることができたのである。

この日は友人と二人での訪店。この友人は昨年の夏にこちらの冷麺を食べてファンになった。
注文は二人とも冷麺(¥800)である。僕は普段は麺類は必ず大盛を注文するのだが、今日は並にして、さらに「ナオキ丼」を注文した。
『はっぴ』では今年は冷麺も裏メニュー扱いなので、今日の注文はどちらもメニューには載っていないから値段がわからない。冷麺は今年すでに食べたことがあるので値段は¥800とわかっていたが、「ナオキ丼」は後で会計した総額¥2,240から計算すると¥640だった。

さあ実食である。
冷麺についてはすでに別のレビューで書いたので詳しくは書かないが、今年の方が昨年より美味しいと思う。レシピは同じだとママさんは言うけれど、絶対に今年の方が美味しい。作り手であるマスターの腕が日々進化しているということだろうか。
さて、問題の「ナオキ丼」である。写真で見てわかるように、作り方はいたってシンプル。ごはんに青葱を散らして豚の角煮をドンと乗せ、紅生姜とカラシを添える、これだけだ。ごはんには角煮のタレがかかっているが、タレの量はさほど多くはない。
角煮は箸で簡単に切れるほど柔らかくトロトロに煮込まれている。鹿児島産だという豚のバラ肉は旨味たっぷり。そして脂身の美味しいこと!かなり脂が多いが、脂っぽさはほとんど気にならない。この豚肉は秀逸である。
豚肉自体の味もすごいが、さらに素晴らしいのがタレ。かなり甘めの味つけだが、その甘さにしつこさがまったく無いのが見事!この角煮は逸品である。
ラーメンやサイドメニューの端々に感じられる店主の「優しさ」と「こだわり」がこの角煮にも溢れている。カラシを付けてタレのかかったごはんと一緒にほうばると至福の瞬間が訪れる。ただただ美味しい!の一言しかない。

冷麺ももちろん美味しく、どちらもすべてきれいに完食。実に充実した昼食であった。大満足である。
「ナオキ丼」は抜群に美味しいが、量がたくさん作れないから裏メニューなんだそうだ。なんとももったいない話だ。
豚の角煮は常にあるとは限らないが、これからも機会があれば是非食べたいと思う。一つ心配なのが、こうしてレビューを書くことで知る人が多くなり、さらに食べるのが難しくなるかもしれないことだ。だが、この味は一人でも多くの人に味わってもらいたい。そう思って書くことにした。みなさん、是非お試しあれ!

  • ラーメン工房 はっぴ - ナオキ丼[豚角煮丼](¥640)
      卵アレルギーの子供さんのために作られたという裏メニューである。蕩けるような舌触りと甘くて旨味たっぷりの豚角煮を堪能できる逸品。これがこの価格とは安過ぎる⁉︎

    ナオキ丼[豚角煮丼](¥640) 卵アレルギーの子供さんのために作られたという裏メニューである。蕩けるような舌触りと甘くて旨味たっぷりの豚角煮を堪能できる逸品。これがこの価格とは安過ぎる⁉︎

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺(¥800)
      並盛を食べるのは実はこれが初めてだったが、並でも量的には十分であることを改めて認識した。それにしても、今年の冷麺は去年より絶対に美味しくなっている。レシピは変わっていないそうだが…。

    冷麺(¥800) 並盛を食べるのは実はこれが初めてだったが、並でも量的には十分であることを改めて認識した。それにしても、今年の冷麺は去年より絶対に美味しくなっている。レシピは変わっていないそうだが…。

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2017/07訪問11回目

3.6

  • 料理・味4.0
  • サービス4.2
  • 雰囲気3.0
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-

冷麺 大盛

今年の「冷麺行脚」七杯目は『ラーメン工房 はっぴ』の「冷麺」である。一昨年・昨年に続いて、これで三年連続で食べることになる。僕の大のお気に入りだ。
7月1日から冷麺を始めますとママさんから聞いていたが、僕が体調を崩していたせいで一週間遅れでやっと食べられることになっな。

店に着いたのは午後8時15分頃、夕食のピークはそろそろ終わるだろうと考えてこの時刻まで自宅で待ってから来たのだが、店内は満員。さらに店の中と外に一組ずつ順番待ちの人たちがいる。たいした繁盛ぶりだ。自分が気に入って足繁く通っている店が繁盛しているのは他人事ながら嬉しいものだ。順番待ちの紙に名前を書き込み、店の外で煙草を吸いながら待つ。

ラッキーなことにわりとすぐカウンターが二席空いて、席に着くことができた。
座るとすぐにママさんが来て開口一番
「冷麺ですよね!大盛にしましょか?」
最近通い詰めていただけあって、注文を言うまでもないぐらい完全に把握されている(笑)

注文は「冷麺」(¥800)の大盛(+¥100)である。それに加えて餃子か角煮とごはんを頼もうかと迷ったが、最近胃の調子がイマイチなのを思い出して自重することにした。

10分ほどで料理が到着。例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。一昨年・昨年と見たおなじみの料理だが、あれっ?なんか違うなと。携帯にあった去年の写真と見比べてみるとすぐわかった。昨年まであったパセリがレタスに代わっているのだ。それ以外は昨年と見た目は変わっていないようだ。

さぁ、さっそく実食である。
いつも通りの僕の食べ方に従って、麺と具・スープをしっかり混ぜ合わせる。まずは一口。
美味しい!
去年とレシピは同じだとのことだが、今年も変わらない、いや昨年以上の美味しさである。
麺が少し変わったような気がした。気のせいかもしれないが、昨年より麺がちょっと柔らかめで、スッと喉を通るように感じた。昨年は良くも悪くも麺が目立っていたが、今年は麺・具・スープの一体感が増したようだ。
この店の特徴として僕がたびたびレビューに書いてきた「優しさ」は冷麺でも感じられた。
例えばスープ。冷やし中華ではもっとも一般的な醤油ベースの甘酸っぱい味だ。他店のこうしたスープはともすると醤油辛かったり、甘過ぎたり、やたら酸っぱかったりとバランスの悪い物がけっこう多いが、この店のスープはどの味も悪目立ちすることなく非常にバランスの取れた美味しさである。
ただ、これも何度も指摘してきたが、その「優しさ」がインパクト不足になりかねない危険性がある。もう少し刺激的な味が欲しくなるが、この店の「冷麺」にはカラシが付いていない。サイドメニューに角煮があるのでママさんに言えばカラシをもらえるのだろうが、この優しい味にカラシはバランスを壊すような気がした。そこで僕が足してみたのは辣油!これが実によく合っていた!辣油を少し加えることで、スープのバランスを壊すことなく、より刺激的な引っかかりのある味にすることができた。

「優しさ」と並ぶこの店の特徴として「冷麺」からあらためて感じたのは「こだわり」である。
パセリの代わりに今年から入っているレタスは特に葉先の柔らかい部分だけを使っているので味・食感ともに麺とスープにしっかり馴染んでいた。これはパセリよりベターだと思う。
もやしも冷麺用のそれは冷水できっちり締められているし、キュウリも切り方を工夫してあるので柔らかく感じて食感が邪魔にならない。
ワカメの美味しさも格別だ。この近辺でワカメと言うと僕は塚口の『悠々』の鳴門灰わかめを思い出すのだが、あの店のどっしりとした深い味わいのワカメとまた違う、この店らしい繊細で「優しい」味で、麺やスープと見事に共存している。
具だけでなく、麺やスープにも端々に作り手のこうした「こだわり」が感じられる。
夏限定の冷やしメニューというと、麺や具は普通のラーメンからの安易に流用であったり、スープも適当な既製品だったりするラーメン屋も決して少なくない。冷たければなんでもいいんだろう?と言わんばかりのいい加減で雑な冷やし麺を出す店もある。だが、『はっぴ』は「冷麺」と言えども一切手抜きしていない。隅々まで神経の行き届いた作り手の「こだわり」、それこそがこの店の最大の魅力である。

やはりこの店の「冷麺」は僕のお気に入りだ。しかも食べる度に味がさらに良くなっているような気がする。夢中になって食べ進んで、あっという間に完食してしまった。大満足である。

ところで、店内に入ってからずっと気になっていたのだが、店内には「冷麺」の表記がどこにも無い。メニューにも無いし、壁に貼り紙の一枚も無いのだ。僕の場合は席に着いてすぐママさんが冷麺と言ってくれたが、これでは初めて来た客には冷麺があることもわからない。
食べ終わった頃にはあれだけ忙しかった店も一段落していて、ホッと一息ついていたママさんとしばらくしゃべることができた。
ママさんによると、冷麺は一応「裏メニュー」扱いなんだそうだ。それというのも冷麺の仕込みがたいへんだから。通常メニューの仕込みだけでも店休日の火曜水曜を目一杯使わねばならないのに、それに加えて冷麺はスープも具もその日売る分を毎日仕込まねばならない。あまり量多く作れないので、特に宣伝しないようにしているとのこと。でも、常連客は皆7月8月は冷麺があるとわかっていて、どんどん注文してからくるらしい(笑)
僕が感じた通り、具は冷麺専用に工夫された物ばかりだった。ママの話からはスープや具の一つ一つに対する「こだわり」が伝わってきた。パセリがレタスになったことを聞くと、パセリはほとんどの人が食べずに残してしまうので、今年からレタスに変えたそうだ。変更は正解だと思うと伝えると、ママさんは嬉しそうに笑った。

次回は昨年一緒にこの冷麺を食べた友人をまた連れて来店するとママさんに約束した。それと、僕は豚角煮丼、通称「ナオキ丼」も食べねばならない!
今年の夏も『はっぴ』には通い続けることになりそうだ。

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺(¥800) 大盛(+¥100)
      この店の冷麺を出すのは7〜8月の二ヶ月だけ。温かいラーメン同様、隅々まで作り手のこだわりが感じられる。近隣の冷麺の中では一番のお気に入りである。美味!

    冷麺(¥800) 大盛(+¥100) この店の冷麺を出すのは7〜8月の二ヶ月だけ。温かいラーメン同様、隅々まで作り手のこだわりが感じられる。近隣の冷麺の中では一番のお気に入りである。美味!

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2017/06訪問10回目

3.0

  • 料理・味3.2
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

基本に立ち返って

『はっぴ』ではすでに全メニューを制覇してしまったのでしばらくは行かないつもりだったが、また行ってしまった。冷麺は7月1日スタートだと聞いていたからまだ始まっていないのはわかっていた。今回の目的はずばり“裏メニュー”である。
ママさんから教わったこの店の“裏メニュー”は「角煮丼」またの名を「ナオキ丼」という。常連客の息子さんのナオキくんが卵アレルギーでこの店のラーメンの玉子麺が食べられなかったそうで、その子のために豚の角煮を丼にしたのだそうだ。角煮大好きな僕としては是非とも挑戦すべきメニューだということで、以前から機会を狙っていた。
だが、ママさんに聞いたところ、角煮はすでに売り切れだと言う。残念!確実に食べるためには定休日の翌日の木曜日に来て注文するべきなのだろう。
ということで、今日は何を食べようか?あらためて考え始めた。出した結論が「基本に立ち返る」こと。最近は和風ラーメンや背脂、味噌など発展形ばかり食べていたので、一番基本的な豚骨醤油の「ラー麺」に戻ることにした。

注文したのは「半熟卵ラー麺」(¥690)の大盛(+¥100)にトッピングで「もやし」(+¥100)、さらにライス並と日替わりの小鉢が付いた「白ランチ」(+¥110)の計¥1,000ジャスト。「ベジタマ」を食べて以来もやしが気に入っていて、「ベジタマ」以外のメニューでもトッピングで加えるのが常になっている。

待つことしばし、注文したのは料理全部が盆に乗って一気に到着した。例によって手早く写真に撮り、さあ実食である。

基本の豚骨醤油スープを食べるのは久しぶりである。これまでもレビューで繰り返し書いてきたが、この店のラーメンの味はどれも極めて優しい。とんがったところが無い、万人ウケするタイプの味だとつくづく思う。だが、和風ラーメンのスープに比べるとこの基本形の豚骨醤油スープはあまりにもひっかかる物が無いことが弱点であるような気がする。これに背脂なり味噌なり、あるいは角煮の甘い煮汁を加えることである程度のインパクトが加味されているが、それが無いとどうしても物足りなさを感じてしまうのだ。
普通の「ラー麺」のスープに「もやし」をトッピングすると、もやしの一種の土臭さの方が勝ってしまう。決して美味しくないわけではないが、何かが足りない!そんな感じがする。
スープと同様に、玉子麺も十分に美味しくはあるのだが、これだ!というインパクトを与えるほどではない。
全体的に「優しい」と表現するしかない味が、最大の長所であると同時に弱点である。基本形の「ラー麺」を食べてあらためて思った。

一緒に頼んだ「白ランチ」にも似たような感想を持った。今日の小鉢は豆腐とキュウリに胡麻ドレッシングがかかったもの。これはごはんのオカズにもならないし、口をさっぱりさせるためにしては胡麻ドレッシングの味が強過ぎる。正直意味不明だ。そしていかにもこの店らしいのが、ごはんと共に小さなふりかけのパックが付いてくること。ごはんをより美味しく食べさせようという気遣いだろうが、僕は不要だと思う。いわゆる「ラーメンライス」を食べる者はラーメンの味をおかずにごはんを食べたいと思うからだ。

繰り返しになるが、この店のラーメンの最大の長所は「優しい味」であると思う。それは作り手の気質による物だと思うが、それが主張の弱さと感じられれば弱点になる。実に難しいところだ。

  • ラーメン工房 はっぴ - 半熟卵ラー麺(¥690)大盛(+¥100)もやし(¥100)
      白ランチ(+¥110)  計 ¥1,000
      もやしをトッピングしたとはいえ、一番シンプルなラー麺の大盛にごはんのランチ基本形。

    半熟卵ラー麺(¥690)大盛(+¥100)もやし(¥100) 白ランチ(+¥110) 計 ¥1,000 もやしをトッピングしたとはいえ、一番シンプルなラー麺の大盛にごはんのランチ基本形。

  • ラーメン工房 はっぴ - 半熟卵ラー麺(¥690) 大盛(+¥100もやし(+¥100)
      久々に普通の豚骨醤油のラー麺を食べた。醤油自体に甘さがあるようで、やはり全体に優しい味。だが、インパクトが足りない感は否めない。

    半熟卵ラー麺(¥690) 大盛(+¥100もやし(+¥100) 久々に普通の豚骨醤油のラー麺を食べた。醤油自体に甘さがあるようで、やはり全体に優しい味。だが、インパクトが足りない感は否めない。

  • ラーメン工房 はっぴ - 白ランチ(+¥110)
      ごはんと日替わりの小鉢が付く。今日は豆腐とキュウリに胡麻ドレッシングがかかったもの。不味くはないが正直意味不明だった。ふりかけが付いてくるのが地味に嬉しかったりする。

    白ランチ(+¥110) ごはんと日替わりの小鉢が付く。今日は豆腐とキュウリに胡麻ドレッシングがかかったもの。不味くはないが正直意味不明だった。ふりかけが付いてくるのが地味に嬉しかったりする。

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2017/05訪問9回目

3.5

  • 料理・味3.8
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

僕はやっぱりベジタマが一番好き!

今後は同じ店の同じものばかり食べないと昨日誓ったばかりなのに、今日の夕食も『はっぴ』に来てしまった。どうも夕方になると気力が減退して考えるのが億劫になってしまうようだ。だが、近所に何軒もお気に入りの店があるのはむしろ幸せなんだと、今日のところはポジティブに考えることにする。

店に着いたのは夕方6時ちょっと前で、店はまだ準備中。隣の百円ローソンに入って時間をつぶし、開店と同時に飛び込んだ。

前回の訪店で全メニューを制覇したので、今日は何を食べようか、メニューと睨めっこしながら考える。やはりここは一番お気に入りのメニューにしようということで「ベジタマ」(¥760)の大盛(+¥100)を選んだ。
全メニューを制覇した後はカスタムメニューにチャレンジするはずだったが、それもすっかり忘れていた。ここまで来ると無気力もかなりの重症である。

ママさんに「ベジタマ大盛で。」と告げると、「ベジタマお気に入りでしたよね!」と言われた。すっかり把握されている(笑)

待っている間にもどんどん客が増えてきた。まだ開店した直後なのに、相変わらず大した繁盛ぶりである。ただ、前回注文の聞き間違いがあったように、これだけのキャパのフロアをママさん一人で回すのは大変だろうと思う。
客層は家族連れもいるけれど概して若い。この時がたまたまかもしれないが、耳に入ってくる他の客たちの注文のほとんどがラーメンだけではなく、丼や餃子などのサイドメニュー、ビールなども一緒の注文なので、今時の若者はリッチなんだなぁと改めて思った。僕が若かった頃のラーメン屋というのは手頃な値段で手っ取り早くお腹を膨らませるために行く場所であり、注文は大半が一番安いラーメン単品だったように覚えている。当時と今とでは物価が違うのは事実だが、僕はこの齢になった今でもラーメン屋で千円以上の注文をすると贅沢をしたような気分になるのだが…。こんなことを考えること自体が僕が歳をとったということなのかもしれない。

「ベジタマ 大盛」がやってきた。例によって手早く写真を撮る。山盛りのもやしと葱、前回初めて食べた時よりさらに迫力が増したように思える。和風ラーメン用の七味をたっぷりと振りかけて、さぁ実食である。

うん、これこれ。スープは「肉そば」「ねぎそば」と同じく鰹と昆布が効いた和風スープなのだが、この「ベジタマ」だけがニンニクの風味が足されている。このニンニクが僕は気に入っているのだ。ニンニクが効いているから、もやしと葱が大量に入っていてもスープが負けないのだと思う。
『はっぴ』のラーメン全てに共通するイメージは「優しい味」である。実に食べやすく万人ウケする美味しさだと思うし、僕が気に入ってこれだけ通っているのもその味がゆえである。
だが、その「優しさ」は同時に弱点でもある。これだ!という強烈な個性、インパクトに欠けるのだ。
「優しさ」と「インパクト」のバランス、このあたりは難しいところだと思う。個性を主張することはある意味簡単だが、全体に共通する優しい味を壊したのでは意味が無い。
その点、この「ベジタマ」のニンニク風味は実に巧妙なやり方だと思う。しかもニンニクが強過ぎないのが良い。絶妙のバランスだ。
「ねぎそば」の時に若干気になったのが青葱のアクの強さで、和風スープがこのアクの強さに負けてしまうように思う。もやしもまた独特の土臭さがある野菜だ。だが、この「ベジタマ」はタレにニンニクが効いていて、葱ともやしの癖を押さえ込んでいるのだ。特に今回の「ベジタマ」は前回以上にニンニクがしっかり効いているように感じた。実に美味しい!

夢中で食べて、あっという間にきれいに完食。
やはり「ベジタマ」は美味しい!満足である。
スープも一滴残らず完飲したが、医者には塩分の摂り過ぎだと叱られるんだろうなぁ…。こんなことも気にしなければならない、齢はとりたくないものだ。

食べ終わって、再度メニューを見て考えた。
まずこの店の基本の「ラー麺」のスープ自体が美味しい。そこに味噌や背脂を足す形がある。この方向で現在行き着いた形が「とろチャーシュー」だと思う。
次に和風ラーメンというコンセプトで「肉そば」が出来た。これが店の今の一番人気であるという。その先にあるが「ベジタマ」と「ねぎそば」、言うなれば足し算と引き算である。さらに掛け算を模索する形で「肉たま」なんてのもある。
こう考えていくと、実にロジカルにメニューが構成されているように思う。
もうじき夏がやって来ると「冷麺」の季節だ。この店の「冷麺」もなかなかに美味しいが、今年あたり新たな味の「冷麺」を出してくれたりしないんだろうか?
「辛味噌牛すじ肉そば」なんていう変化球もあったが、これから先さらにどんな新しいラーメンを出してくれることになるのか、楽しみである。

  • ラーメン工房 はっぴ - ベジタマ 大盛(¥760+¥100)
      僕が選んだ『はっぴ』No.1 メニューがこれ。しかも今日食べたのは初回以上にニンニクがバッチリ効いていた。美味い!

    ベジタマ 大盛(¥760+¥100) 僕が選んだ『はっぴ』No.1 メニューがこれ。しかも今日食べたのは初回以上にニンニクがバッチリ効いていた。美味い!

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2017/05訪問8回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク3.5
¥1,000~¥1,9991人

手羽先唐揚げに生ビール、〆にねぎそば

今日の注文は「ねぎそば」(¥580)と「手羽先唐揚げ」(¥390)にすると初めから決めていた。これで全メニュー制覇することになる。それを祝う意味も含めて「生ビール小」(¥330)も追加して、計 ¥1,300 の注文である。

世間はGW真っ只中。通常はお休みの水曜日だが、GWは特別に開いていることはわかっていた。だが、ここまで混んでいて店の外に並ばねばならなくなるとは思ってもみなかった。大した人気である。自分がお気に入りの店が繁盛するのはとてもうれしいことだと思う。
店の中に三人連れが1組と、店の外に7〜8人並んで待っていると思ったら、外にいる中年男性の一団は食べ終わってタクシー待ちしているという。これはさすがにまずいんではないだろうか?店側の問題ではなく、客側のマナーとしてこれはいけないことだと思う。彼らは店から離れたところでタクシーを待つべきだろう。現に外に並んでいるのを見てあきらめて帰った客が二組あった。彼らにも責任の一部があると思うのだが…。
というわけで、見た目ほど並んではいなかったため、予想したより早くカウンター席に落ち着くことができたが、なんとな釈然としない気分ではあった。

店内は満員でママさんは大忙しであるが、僕の顔を見ると「今日はねぎそばと手羽先でしたね!」とニッコリ。ちゃんと前回の宣言を覚えてくれていた。ママさんのこういうところも僕がこの店を気に入っている大きな理由の一つである。飲食店は接客のちょっとした心配りが大きな差を生む。大切なことだと思う。
さらに「先にビールと手羽先をお出ししますんで、ねぎそばを食べる時に声をかけてくださいね!」とママさん。忙しい最中にたいへん丁寧な接客で、ありがたい気遣いである。

おかげで気分も回復して予定通りの注文をしたのだが…。
ママさんが最初に持ってきてくれたのは「生ビール中」(¥530)であった。僕は小を注文したのんだけどな…。他の客も僕と同時に生ビールを注文していたから、勘違いしたかもしれない。やはりこの客数を入れてフロアをママさん一人で回すのは無理がある。これが暇な時なら注文通りに小を入れ直してもらうところだが、この混雑である。腎臓が弱っているのを気にして最近はほとんどアルコールを嗜まない僕ではあるが、元々嫌いなわけではないし。こんな忙しい時にクレーム付けるのも気の毒だし、生中でもよしとするか!とか言いながら、実はうれしかったりする(笑)

で、まずは生ビールを一口。
………美味〜い!この一口目の快感は何物にも代え難い喜びである。本当は小を頼んだはずなのに、気がつくと生中を半分ぐらい一気に飲んでしまっている。やはり僕はビールが好きなんだなと改めて実感する。
生ビールと一緒に「お通し」になるのか?炒り卵のようなものが小鉢に入って付いてきた。ほのかに甘い味つけを感じたが、炒り卵にしては歯応えがしっかりしているような…。ビールの美味しさに気が行ってしまって、これの味はよくわからなかった(笑)
このままビールを一気に飲み干しておかわりしたい気持ちが湧いてきたが、ここは冷静になってビール飲みを中断、「手羽先唐揚げ」が来るのを待つことにする。

幸いなことに、さほど待たされることなく「手羽先唐揚げ」が到着。皿の上には揚げたての鶏手羽先が6本。ママさんから「そのままでも食べられますが、こちらの特製のタレや山椒、七味をお好みで付けて召し上がってください。」とのこと。その言葉通り、まずは何も付けずに1本食べて見る。美味い!こうした手羽先の唐揚げは往々にして揚げ過ぎの場合があるが、この店のそれは揚げ具合が完璧で実にジューシー。味もしっかり下味がついて、控えめではあるがスパイシーである。これなら何も付けないのがいいだろうと思いながら、とりあえず特製のタレというのを付けて試してみて驚いた。このタレがまたニンニクが効いていて美味しいのだ!さらに七味や山椒を付けて1本ずつ試してみるが、どれも美味しい!残る2本をどうやって食べるか迷うほど、どの食べ方をしても美味しかった。この「手羽先唐揚げ」は値打ちがあると思う。
手羽先の美味しさのせいで、生ビールと手羽先をどちらもおかわりしたいという思いがまたふつふつと湧き出てきたが、それもなんとかこらえていよいよメニュー全制覇のラスト一品「ねぎそば」を注文する。

「ねぎそば」はわりとすぐに出てきた。名前の通り、大量の青葱だけが乗った“素”ラーメンである。七味をたっぷりかけて、まずはスープを一口。「肉そば」や「ベジタマ」と同じ和風スープであるが、一切の肉っ気が無いためとりわけあっさりしている。麺も他の和風ラーメンと同じである。
だが、あっさりとは言うものの、正直言うとちょっと頼りないかな?これがもっと酒を飲んでいたら、〆の一杯としてちょうど良いのかもしれないが、生ビール一杯程度では飲みがちょっと足りない感じ。ラーメンで食事を、と考えるには味的にやや物足りないと思った。

「ねぎそば」をあっさり完食して、ついに『はっぴ』の全メニューを制覇である。
僕なりにラーメンメニューの順位を付けると、
1. ベジタマ
2. とろチャーシュー麺
3. 肉そば or ラー麺
となる。ラーメンは全体に食べやすい優しい味というところが共通していて、どれを食べても高いレベルで満足できる。ただ、優しいの裏返しとして、やや押し出しの弱さというか、これだ!という強い主張に欠ける嫌いはあると思った。その中で「ベジタマ」のニンニクの効いた味が一番印象が強かったのが一番に推した理由である。また、「とろチャーシュー麺」の角煮はラーメンの具としてだけでなく、単品のつまみとしても優秀。普通のチャーシューもそうだが、この店の豚肉の味は非常に良いと思う。
ラーメンの以外の一品も「角煮」「チャーシュー」「手羽先唐揚げ」「ミンチカツ」など、どれも丁寧に手間をかけて作られており、非常に美味しい!
唯一不満があるとすれば、ごはんものが白ごはんと「チャーシュー丼」しかないこと。「チャーシュー丼」が甘辛い味であり、ラーメンの具とかぶってしまうのでもったいない。ありきたりな炒飯などが欲しいというわけではないが、ごはんもののバリエーションはもっとあれば良いと思う。

これで全制覇はひとまず完了。今後は様々なカスタム版を楽しむことにしよう。

  • ラーメン工房 はっぴ - 生ビール中(¥530)
      キンキンに冷えた生ビールには何物にも代え難い幸せを感じる。値段はちょっと高めかな?でも許せてしまう(笑)

    生ビール中(¥530) キンキンに冷えた生ビールには何物にも代え難い幸せを感じる。値段はちょっと高めかな?でも許せてしまう(笑)

  • ラーメン工房 はっぴ - ビールに付いてきたお通し
      甘く味つけされた炒り卵?卵にしては歯応えがあったような…。

    ビールに付いてきたお通し 甘く味つけされた炒り卵?卵にしては歯応えがあったような…。

  • ラーメン工房 はっぴ - 手羽先唐揚げ(¥390)
      揚げ方が良いのか、脂のノリが抜群!下味もしっかり付いていて、これだけで十分に美味しい。

    手羽先唐揚げ(¥390) 揚げ方が良いのか、脂のノリが抜群!下味もしっかり付いていて、これだけで十分に美味しい。

  • ラーメン工房 はっぴ - 手羽先唐揚げ(¥390)
      それだけでも十分に美味しいが、付いてきたタレや山椒、七味を付けるのもまた美味しかった。特に自家製のタレは格別な美味!

    手羽先唐揚げ(¥390) それだけでも十分に美味しいが、付いてきたタレや山椒、七味を付けるのもまた美味しかった。特に自家製のタレは格別な美味!

  • ラーメン工房 はっぴ - ねぎそば(¥580)
      いわゆる“素”ラーメンである。飲んだ〆にはありだと思うが、ラーメンだけを食べに来た場合にはちょっと物足りないように思う。青葱より白葱の方が味がより優しく馴染みやすいと思ったが…。

    ねぎそば(¥580) いわゆる“素”ラーメンである。飲んだ〆にはありだと思うが、ラーメンだけを食べに来た場合にはちょっと物足りないように思う。青葱より白葱の方が味がより優しく馴染みやすいと思ったが…。

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2017/04訪問7回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

半熟卵みそラー麺 大盛 +もやし

最近完全に依怙地になっているようで、今夜もまた『はっぴ』へ。前回訪店時に「次はビールに手羽先唐揚げ、角煮、ねぎそばを食べます!」とママさんに宣言していたのだが、今日の午後に京都で宴会がありビールを飲んでしまったので夜はアルコールを控えることに。ママさんにも「今回はビールに角煮でしたよね!」と言われたが、順序を入れ替えて「みそラー麺」を注文することにした。

注文は「半熟卵みそラー麺」(¥790)をいつも通り大盛(+¥100)で、さらに前回気に入ったのでもやしを追加(+¥100)して、計¥990である。

過去にも書いたことがあるが、実は僕は味噌ラーメンが苦手だ。味噌汁は好きなのだが、鍋物のスープの味つけでも味噌は食べない。豚汁は食べなくもないが、味噌に動物性の脂っ気という組み合わせに魅力を感じないのだ。さらに、ラーメンの麺と味噌は合わないという固定観念のようなものがあって、これまでこの店でも味噌ラーメンは避けてきた。だが、全メニュー制覇を心に誓った以上、いつかは挑戦せねばならない。今日がその日だ。

食べ始めるとママさんが近くに来て「どうですか?」と尋ねてきた。ママさん曰く、豚肉と同じ九州から取り寄せた二種類の味噌をブレンドしてその他諸々を加えた上で寝かせて作っているオリジナルの味噌だとのこと。
確かに、スープ自体の味としては思ったほど抵抗は感じなかった。この店の基本のスープがどちらかと言えば甘みを感じる味なので、それに味噌が加わっても喧嘩するような感じはなかった。特製のブレンド味噌もいかにもこの店らしい味で、癖の無い優しい味だと思う。
だが、やはり味噌と豚の脂はそんなに良い組み合わせだとは思えないし、麺と味噌も相性が良いとは思えなかった。さらに一つ気になったのが、追加したもやしを味噌と合わせると、他のスープでは気にならなかったもやし独特の土臭さが強調されるような気がすること。味噌にはもやしよりワカメや葱の方が合うと思う。

やはり僕は味噌ラーメンが苦手なようだ。
それでもきれいに完食してスープも飲み干した。その上でママさんに、実は味噌ラーメンが苦手であることを白状した。美味しく食べられはしたけれど、リピートはしないと思うと。
決して味が悪いわけではなく、純粋に好みの問題である。こればかりはしかたがない。

残すところは「ねぎそば」のみになった。サイドメニューの「手羽先唐揚げ」とで、次回全メニュー制覇を達成である。

  • ラーメン工房 はっぴ - 半熟卵みそラー麺(¥790)大盛(+¥100)
      さらにもやしトッピング(+¥100)  計 ¥990
      味噌ラーメンが苦手な僕でもそれほど抵抗なく食べられたあたりはさすがに『はっぴ』!

    半熟卵みそラー麺(¥790)大盛(+¥100) さらにもやしトッピング(+¥100) 計 ¥990 味噌ラーメンが苦手な僕でもそれほど抵抗なく食べられたあたりはさすがに『はっぴ』!

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2017/04訪問6回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

肉たま 大盛、さらに替玉

このところ本当に続けざまにラーメンばかり食べている。以前の僕からは考えられない執着ぶりである。特にこの『はっぴ』に対しては完全にハマっていて、この勢いは全メニュー制覇するまでは止まらないと思う。

今日の夕食に注文したのは「肉たま」(¥800)の大盛(+¥100)である。先日「ベジタマ」を食べた際にもやしの美味しさに目覚めてしまったので、追加トッピングにもやし(+¥100)を頼んで、計 ¥1,000の注文になった。

時刻は午後8時ちょっと前、夕食には遅めの時間帯ということもあってか、珍しく店内は空いていてカウンターは全部空いていた。たまたまタイミングが良かっただけかもしれないが、ママさんとしゃべりながら待つことしばし、料理が到着した。

例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。メニューに書いてある通り、豚骨スープに牛肉と半熟玉子。もやしを追加したおかげで軽く山盛り状態になっていて、見た目はなかなかにゴージャスである。

冷めないうちにさっそく実食。
スープはほんの少しピリ辛にしてあるようだが、牛肉を煮た甘みが滲み出て口当たりは甘い。「ベジタマ」を食べた際には「肉そば」ほどスープに甘みを感じなかったから、和風ラーメンのスープ自体が甘いのではなく、牛肉の方がかなり甘めに煮付けてあるようだ。これが通常の「だし醤油とんこつ味」のスープに加わるわけだが、これをプラスアルファと取るか否かは人それぞれだと思う。僕としては「肉そば」の和風に甘さが加わった味の方が素直で美味しい気がした。と言うか、牛肉は少し甘くし過ぎているように感じる。まぁこれは好みの問題だろう。
それでも十分に美味しく食べられた。特にもやしの追加は正解だった。具が多いのを加減しながら食べて、さらに替玉(+¥100)を注文。計 ¥1,100になった。
替玉が来て思ったのだが、替玉は意外なほど量がないなと。これなら替玉は一度に二つ頼んでもいい感じ。
普段は大盛で注文してはじめから麺を増やしているが、大盛も替玉も量は同じ半玉らしい。替玉の方が麺が伸びない利点があるとは思うが、逆に替玉を待つ間にスープが冷めてしまう問題もあるわけで、僕ぐらい食べるスピードが早ければ大盛にした方がいいだろう。替玉の量の少なさにちょっとがっかりしたのもあるが…。

これでまた一つ、新たなメニューを制覇した。残すは「ねぎそば」「みそ」の二種類にサイドの「手羽先唐揚げ」、これで全メニュー制覇になる。あともう少した。
次回はビールに「手羽先」を食べて、〆に「ねぎそば」で行くとママさんに宣言して店をあとにした。

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉たま(¥800) 大盛(+¥100) もやし(+¥100)
      スープはほんの少しピリ辛にしてあるように思えたが、牛肉の味つけの甘みが溶け出ている。これをプラスアルファとするか否か…。

    肉たま(¥800) 大盛(+¥100) もやし(+¥100) スープはほんの少しピリ辛にしてあるように思えたが、牛肉の味つけの甘みが溶け出ている。これをプラスアルファとするか否か…。

  • ラーメン工房 はっぴ - 替玉(+¥100)
      普段は大盛で注文しているが、大盛で増える量は麺だけだと実はこれだけ。思いのほか少量だ。麺が伸びることを考えると大盛より替玉の方が良さそうだが、食べるのが早ければ同じだと思う。

    替玉(+¥100) 普段は大盛で注文しているが、大盛で増える量は麺だけだと実はこれだけ。思いのほか少量だ。麺が伸びることを考えると大盛より替玉の方が良さそうだが、食べるのが早ければ同じだと思う。

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2017/04訪問5回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

半熟卵背脂ラー麺大、ベジタマ大

昨日今日と二日続けて『はっぴ』である。自宅から近いせいもあるが、この店の優しい味は安心して楽しめる美味であり、僕の嗜好にはよく合っていると思う。こうなると一通り全メニューを制覇するまでは通い詰めるのが僕の癖なのだ。この癖だけは齢がいくつになっても変わらない。

まず昨日の昼に食べたのは「半熟卵背脂ラー麺」(¥790)の大盛(+¥100)である。
先日の「肉そば」でそれまで苦手で避けていた和風ラーメンにも美味しい物があるとわかったので、今度は同じく苦手意識のある背脂に挑戦することにした。
僕が背脂が苦手な理由はもちろんその脂っこさであり、しかもかつて食べた背脂入りのラーメンがギョッとするほど大量の背脂が山のように振り撒かれていて、口の中がおかしくなったような気がした経験があるからだ。
ところが、『はっぴ』の「背脂ラー麺」は見た目からして全然違った。もちろん背脂らしきものはスープに浮いてはいるがごく少量。ほとんどこの店の普通のだし醤油とんこつ味の「ラー麺」と変わらない見た目である。一瞬注文を間違えられたのかとまで思った。
スープを飲んでみると、背脂の力なのか普通のそれに比べて甘みとコクが増したような気はしたが、決して脂っこくなくあっさりしている。これなら全然大丈夫だ。むしろ美味しいとさえ感じた。
食べ終えてママさんに「僕は背脂は苦手だったけど、これは大丈夫でした。」と言うと「うちのは脂っこくなくてあっさりしてるでしょう!鹿児島の豚を…。」とにっこり快心の笑みを浮かべて豚の解説をしてくれた。

とにかくこれで背脂嫌いは一応克服できたことにしようと思う。脂っこいのが苦手なのは変わらないが、これからは背脂というだけで拒否するのをやめようと思う。


続いて今日の晩に食べたのが.「ベジタマ」(¥760)のこれまた大盛(+¥100)である。
先日の「肉そば」のおかげで和風ラーメン拒否症は治っていたから、注文にあたって逡巡することも無かった。
目の前に出てきたラーメンは「ベジタマ」の名前そのままに、山盛りの葱ともやし、そして半熟卵が乗っている和風ラーメンである。豚肉も少量入っているようだ。
一口スープを飲んで思ったのが、「肉そば」と同じスープではあるがかなりニンニクが効いていて、優しい味のこの店にしてはパンチの効いた味わいであること。このスープ、ひょっとしたら僕はこの店の中で一番好きかもしれない。
半熟卵はいつも通り美味しいし、もやしと葱がたっぷり入っているのもうれしい。そしてなによりインパクトのあるのが、豚肉と一緒にとろとろに柔らかく煮込まれたニンニクの小さな塊がごろごろ入っていることだ。「肉そば」と同様、和風ラーメン専用の七味によって加えられる刺激も心地よく、実に美味しくあっという間に完食した。

「ベジタマ」は「とろチャーシュー麺」と同じかそれ以上に気に入った。今後もリピートすることになるだろう。


やはり食わず嫌いはいけない。人生何事も挑戦することに意義がある(ちょっと大袈裟過ぎるるか…笑)五十歳を過ぎてまた一つ学習させてもらった思いである。
次は「肉たま」か「味噌」に挑戦するとママさんに宣言して店をあとにした。

  • ラーメン工房 はっぴ - 半熟卵背脂ラー麺大盛(¥790+¥100)
      僕は本来背脂が苦手だが、この店の背脂は量も控えめであっさりしていて平気だった。この店らしい「優しい味」ではあるが、それが物足りない人もいるかもしれない。

    半熟卵背脂ラー麺大盛(¥790+¥100) 僕は本来背脂が苦手だが、この店の背脂は量も控えめであっさりしていて平気だった。この店らしい「優しい味」ではあるが、それが物足りない人もいるかもしれない。

  • ラーメン工房 はっぴ - ベジタマ大(¥760+¥100)
      山盛りのもやしとネギ、豚小間切れとニンニクを一緒に煮込んだものが入っている。ママさんは一番優しい味と表現したが、ニンニクが効いていて一番インパクトがあるかも?

    ベジタマ大(¥760+¥100) 山盛りのもやしとネギ、豚小間切れとニンニクを一緒に煮込んだものが入っている。ママさんは一番優しい味と表現したが、ニンニクが効いていて一番インパクトがあるかも?

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2017/04訪問4回目

3.5

  • 料理・味3.8
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

肉そば 大盛

前回の「とろチャーシュー麺」が気に入ったので、続けざまに訪店である。
今回はあらかじめ目的が決まっていて、前回ママさんから「当店断トツの一番人気です!」と紹介された「肉そば」である。

これまで僕はこの店では「だし醤油とんこつ味」のスープの物しか食べていなかった。味噌や背脂ははっきりと苦手なので食べなかったのはいいとして、この「肉そば」については「和風ラーメン」とジャンル分けされているのがなんとなく避けていた理由である。和風という表現には魚介系の出汁が想像される。これが僕は苦手なのだ。
近年ラーメンという食べ物は恐ろしいスピードで進化・多様化している。麺や具もそうだがスープは特に複雑化が進んでいて、かつての鶏や豚と野菜から取った単純なスープから数種類を混ぜ合わせた多層化スープを使うラーメンが実に多い。複雑なスープが悪いとは思わないが、僕自身の好みとしてはシンプルな方が断然いい。そして、ラーメンといえばやはり鶏や豚など動物系の出汁の食べ物であってほしいのだ。
和風という場合、昆布ダシの味まではぎりぎり許せるとして、魚介類のスープはどうも…。
最近鯛やら鯖やらの出汁を使った人気ラーメンも数多いのは知っているが、それなら魚介類だけか、せめて鶏まで混ぜるのは許せても、豚と魚介類を合わせるのはどうしても好きになれないのだ。
というわけで、これまで和風という言葉だけを理由にこちらの「肉そば」を避けてきたのだが、今日は挑戦である。

注文は「肉そば」(¥780)の大盛(+¥100)の計¥880である。注文をママさんに告げると
「今回は肉そばを召し上がっていただけるんですね。ありがとうございます!」とにっこり笑った。ママさんは相変わらず愛想が良くて陽気だ。これはこの店の大きな魅力の一つであると思う。

お店に入ったのは午後8時過ぎだったが、店内はいっぱいの満席状態。幸い僕が入るのと同時にカウンターの客が一斉に席を立ってくれたが、片付けるまでの間ちょっと待たされるほどの混雑ぶり。ママさんもフル回転しているし、料理が出てくるのにある程度は時間がかかるだろうと思ったのだが、注文してから5分も経たないうちに「肉そば」が出てきた。早い!

例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。具は牛肉とワカメの葱だけ。至ってシンプルである。牛肉は近江牛だということだが、牛すじを細かく切ったもののようだ。もっと飴色の煮込みっぽい色の肉を想像していたが色はさほど濃くない。この肉は先日の「辛味噌牛すじ肉そば」にも入っていた牛肉と同じ物だろうと思う。

さあ、実食である。
まずはスープを一口。あれっ、美味しいぞ!ちょっと驚いたのはほんのり甘いことだ。和風出汁とのことで昆布や鰹節の味はするが、それが強過ぎない。イメージとしてはすき焼きのタレを昆布ダシで伸ばしたような味である。
よく考えたらすき焼きやしゃぶしゃぶだって和食なわけで、和食=魚が強いなどというのは偏見も甚だしい。牛肉と昆布ダシは合ってもなんの不思議もないのだ。鰹の風味もするが、牛肉とうまく調和している。このスープは秀逸!具のワカメもこのスープにはよく合っている。
スープのほんのりと優しい甘さはとても美味しいが、ちょっと優し過ぎる感があるので、味にアクセントが欲しい。だが、この味に胡椒を入れては台無しになりそうだ。で、調味料を見ると七味の小パックがある。あぁこれだな!と思い、通りかかったママさんに「この七味を加えたらいいんですよね?」と尋ねたところ、
「いえいえ、一緒にお持ちしたこちらをお使いください。「肉そば」のお客様には使っていただくことになってます。専用の七味です。」との答え。見ると、ラーメンの写真を早く撮ろうと必死で気づかなかったが、黒い七味の容器が傍に置いてあった。
それを加えて再度スープを一口。七味の香りと刺激が良い具合のアクセントになって、スープの味がさらに引き立つ。実に美味しい!これは気に入った。

だが不満もある。麺が弱い。他のラーメンと同じ麺なのか、それとも「肉そば」専用の麺なのかわからないが、麺が細く柔らか過ぎる。優しい味の麺でスープとの相性は悪くないが、ラーメンも麺料理の一種だと考える僕としてはもっと麺自体に食べ応えが欲しいと思った。

それでも、全体によく出来た美味しいラーメンだと思う。あっという間に完食、満足である。
ママさんがまた近くに来たので、美味しかった!と伝えると、前回の角煮の「とろチャーシュー麺」とどちらが気に入ったか?と訊いてきた。「どっちも気に入りましたよ!」と答えたが、後から考えると僕は「とろチャーシュー麺」の方が好きかなと。「肉そば」も美味しいけれど、麺が頼りなく感じたからだ。

食べ終わって思ったが、今日の「肉そば」にしろ前回の「とろチャーシュー麺」にしろ、実に美味しくて気に入ったが、やはりこの店のラーメンは押し出し・インパクトは強くないと思った。よく出来た、万人ウケするタイプの美味しさだし、実際それがあるだけで十分なのだが、もっと「これだ!食ってみろ!」と言わんばかりのセールスポイントに欠けるように思う。それが感じられるのが『名店』なんだろう。そこまで望むのは高望み過ぎるだろうか?

次回は苦手な背脂に挑戦することにしよう!なんだかんだ言いながらも通う気持ちになっているわけで、この店は気に入っているのは間違いない。

  • ラーメン工房 はっぴ - 肉そば(¥780) 大盛(+¥100)
      和風ラーメンということでなんとなく魚介系のスープを想像して敬遠していたのだが、予想とは全く違う味だった。牛の旨味が出たスープは秀逸!麺がちょっと弱いが…。

    肉そば(¥780) 大盛(+¥100) 和風ラーメンということでなんとなく魚介系のスープを想像して敬遠していたのだが、予想とは全く違う味だった。牛の旨味が出たスープは秀逸!麺がちょっと弱いが…。

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2017/04訪問3回目

3.3

  • 料理・味3.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

とろチャーシュー麺大盛 & チャーシュー丼(中)

先日『天理スタミナラーメン』へ行ったの『はっぴ』がお休みだったからだった。店のシャッターには火曜・水曜は定休日と書いてあるが、その日は月曜なのに閉まっていた。なぜなんだろう?ひょっとして何かあったのかな?と思っていたが、今日夜に店の前を通りかかるとちゃんと営業している!夕食もまだだったので入ってみることにした。

時刻は午後8時過ぎ、店内は奥の方に何人か先客がいるようだが、けっこう空いていたので一人だったが珍しくテーブル席へ案内された。
席に着くといつもの元気なママさんが注文を取りに来た。注文する前に先日月曜に空振りしたことを言うと、この店は月曜は昼しか営業していないとのこと。火曜・水曜は一日中定休日たがら、週休二日半ということになる。けっこう休みが多いんですね、と言うと、一日半は仕込みに必要で、実際には週一日しか休みは取れていないんだそうだ。なるほど、と一応納得はしたが、それなら表のシャッターの表記は修正した方がいいと思う。

さて、今回注文したのは「とろチャーシュー麺」(¥890)の大盛(+¥100)と「チャーシュー丼(中)」(+¥320)で、計 ¥1,310である。
この店のラーメンは美味しいけれど、これ!といった個性というかセールスポイントが無く、おとなしい感じがすると思っている。が、よく考えると僕はこれまで「だし醤油とんこつ味」のスープしか食べていない。その理由は簡単で僕は好みとして「みそ味」が苦手、「こってりとんこつ」の背脂も苦手だからだ。「和風」というのもイマイチピンと来ない。だから他の味を試していなかったのだ。
そこで、前回初めて別の味の「辛味噌牛すじ肉そば」を食べてみたのだが、これは辛いのはいいのだが辛さの種類が単調に感じられて合わなかった。その時隣に座った客が注文したのが今回の「とろチャーシュー麺」であり、しかも売り切れ完売だった。だから、次に来る時にはこれを注文しようと決めていたのだ。
サイドも餃子とメンチカツは既に食べていたので「チャーシュー丼」にしたが、あとから考えると豚だらけになってしまっている(笑)
ママさんに「今回はこれを狙って来たんですよ!」と言うと「そうなんですか!うちの自信作で人気なんです。」とニッコリ笑った。その返答に期待感がさらに高まる。

店が空いていたので料理が届くのも早かった。例によって手早く写真を撮りながら見た目を観察する。見た目は単純明快、大きな豚の角煮がドンと乗っている。スープは毎度の「だし醤油とんこつ味」のようだ。メニュー写真の並びから「こってりとんこつ」かな?と思っていたが、よく考えたら背脂と角煮は一緒にしないだろうなと。安心すると同時に違うスープも試してみたかったとちょっと微妙な気持ちである。
「チャーシュー丼(中)」は一面が海苔で覆われてチャーシューは見えない。端に乗った紅生姜が真っ赤で、妙に存在感を主張している。

さて、冷めないうちにさっそく実食である。
「とろチャーシュー麺」のスープはやはり「だし醤油とんこつ味」であったが、角煮から出ているであろう甘みが感じられてひと味違う感じがする。具は他にもやしと葱のみ。ひたすら角煮で勝負しようという姿勢が潔い。
いよいよ問題の角煮を食べてみる。端で簡単にバラせるほど煮込まれて、舌に乗せるととろとろにとろけるような食感。かなり甘く味つけられているが、豚の旨味もしっかり堪能できて絶品の美味!これならラーメンに乗せずに角煮だけを注文しても満足できるだろう。単品の角煮は¥400だそうだが、この美味しさなら納得である。
しかも、角煮から染み出したいつもの「だし醤油とんこつ味」スープにプラスされて良い効果を生んでいる。これは良い出来のラーメンだ。
一気に半分ぐらい食べて、今度は「チャーシュー丼」を食べてみた。一面の海苔の下には小さめに切ったチャーシューがたっぷり。食べるとこちらも柔らかいが、角煮よりは噛み応えがある。ただ、タレの甘さが豚肉の旨味にちょっと勝ち過ぎている感がある。海苔も切り方は大きめだが香りはさほど強くなくて、食べるのに若干邪魔。タレの味がここまで強いなら、錦糸卵でもあった方がいいと思ったし、海苔ももう少し細く切って量を減らしてもいいと思う。そして何より「とろチャーシュー麺」の角煮と一緒に頼んだ僕の注文が良くなかった。この角煮なら普通の白いごはんで食べた方がいいだろう。

丼を一気に食べて再びラーメンに戻り、10分かからずに完食した。
食べ終わった感想として、この角煮はインパクト十分で絶品!この店はチャーシューも美味しいし、豚肉の味に関してはかなりこだわりが感じられる。これならば仕込みに一日半かかるのも納得である。持ち前の優しい味のスープに染み出したタレがラプラスする効果も大きく、大満足であったら。
「チャーシュー丼」も決して悪くはないが、角煮とはバランスが悪いと思う。

ママさんに角煮がたいへん気に入ったと言うと、この店では角煮は数が限定されていることもあって三番人気らしい。二番人気が「こってりとんこつ」で一番人気はダントツで「肉そば」の和風なんだそうだ。僕が食べ続けてきた「だし醤油とんこつ味」は話題にも出なかった(笑)
やはり食わず嫌いはいけない。ママさんの話では「肉そば」は「こってりとんこつ」の倍以上出るとのこと。きっちりママさんのトークに乗せられている気がしないでもないが、次回はその「肉そば」を食べに来ると宣言して店をあとにした。

  • ラーメン工房 はっぴ - とろチャーシュー麺(¥890) 大盛(+¥100)
      とろけるような豚バラ角煮が乗った豚骨醬油ラーメン。甘く味つけされた角煮は箸で簡単に切れるほど柔らかく、舌の上でほろほろと崩れる。抜群に美味しい!

    とろチャーシュー麺(¥890) 大盛(+¥100) とろけるような豚バラ角煮が乗った豚骨醬油ラーメン。甘く味つけされた角煮は箸で簡単に切れるほど柔らかく、舌の上でほろほろと崩れる。抜群に美味しい!

  • ラーメン工房 はっぴ - チャーシュー丼(中)(¥320)
      角煮と同じ豚を使ったチャーシュー。やはり甘く味つけられているが、柔らかい中にも弾力がある。

    チャーシュー丼(中)(¥320) 角煮と同じ豚を使ったチャーシュー。やはり甘く味つけられているが、柔らかい中にも弾力がある。

  • ラーメン工房 はっぴ - とろチャーシュー麺大盛 & チャーシュー丼(中)
      計 ¥1,310 注文してから気づいたが、豚肉だらけだった。それでも飽きが来なかったのは、味と食感が違うから。特に角煮は必食の逸品である。

    とろチャーシュー麺大盛 & チャーシュー丼(中) 計 ¥1,310 注文してから気づいたが、豚肉だらけだった。それでも飽きが来なかったのは、味と食感が違うから。特に角煮は必食の逸品である。

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2017/03訪問2回目

3.2

  • 料理・味3.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気3.0
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

辛味噌牛すじ肉そば 大盛 & ミンチカツセット

園田近辺では僕が最も気に入っているラーメン屋の『はっぴ』ではあるが、これまで注文したのは夏場の「冷麺」を除けば毎回「半熟卵ラー麺」の大盛一本槍。それも判で押したように「ごはん」に「餃子」なのだ。僕は通常気に入った店があるとその全メニューを制覇したがる癖があるのだが、ことラーメン屋に関してはそのかぎりではなく安心して食べられるメニューを一つ決めて繰り返し頼むようだ。こんなところからも僕のラーメンに対する執着は薄いと感じたりする。

だが、この『はっぴ』の「ラー麺」を前回1月に食べた時、急に自らの冒険心の無さを改めようと決意した。次回からはしばらく「ラー麺」はお休みして、一通り全メニューを制覇するぞ!と。一つにはこの店の「半熟卵ラー麺」はよくまとまっていて美味しくはあるけれど、これ!というインパクトは欠けるような気がするから、というのもある。
どうせ味の変化を求めるならば、極端に大きく変化させてみようということで、次回は「辛味噌牛すじ肉そば」を食べてみようということにした。辛いもの好きとしては別メニューのチラシの厳重注意!という煽り文句に惹かれたというのもあるが、味噌や背脂、和風というのが僕はイマイチ苦手で食指が動かなかったというのもある。それでも次回からはサイドを含めた全メニューを制覇してみようと思う。

というわけで、今日は「はっぴ」全メニュー制覇の初日。目的は「辛味噌牛すじ肉そば」(¥980)の大盛(+¥100)ただ一つ!
勢いこんで店に入ったのは夜19時15分ぐらいだったが、店はほぼいっぱいの状態。ちょうど入れ替わりにカウンターの二人連れが帰ってくれたので待たずに座ることができたが、僕が店にいる間にも数多く客の出入りがあり、そのうち何人かは外で待ち状態に。かなりの繁盛ぶりで、人気店であることを再認識した。
混んでいたせいもあるが、注文をするまでに少し時間がかかった。繁忙な時間帯でもフロアはいつもの元気なお姉さんが一人だけ。実に明朗快活かつ迅速に働いてはいるが、やはり回っていない感はある。フロアを一人で回すには席数が多過ぎるし、奥に広い店の形も向いていない。ちょっと気の毒である。
注文まで間があったおかげでメニューをじっくり見直すことになり、おかげでこれまた食べたことがなかった「ミンチカツセット」(+¥500)も注文する気になったから、店としては待たせるのもマイナスばかりではないかもしれない(笑)
「辛味噌牛すじ肉そば」(¥980)大盛(+¥100)
「ミンチカツセット」(+¥500)の計 ¥1,580の注文である。ラーメン屋での僕の注文としてはけっこう張り切った金額である。

ここから料理が出てくるまでもまたいつもより時間がかかった。料理を待つ間、店内の様子を窺っていたのだが、客層はかなり若い。僕のようなおじさんは他に全然いないし、女性客もけっこう多いようだ。店内は小ざっぱりして清潔感もあるが特にお洒落でも若者向けでもないと思うのだが、なかなかの若者人気である。この店は僕の中ではライト豚骨系に分類されるのだが、こうした味は若者に好まれるのだろうか?

そんなことを考えているうちに料理の到着である。まずは「辛味噌牛すじ肉そば」が来た。例によって手早く写真を撮り外見を観察するのだが、そこから「ミンチカツセット」が出てくるまでさらにちょっと時間がかかった。これはちょっといただけない。待っていては麺が伸びるしスープもヌルくなってしまう。それならさっさとラーメンから食べ始めればよいのだが、試しに一口スープを啜って思ったのが、この辛さだとラーメンを先に食べるとミンチカツの味はわからなくなるかもしれないということだ。しかたなくセットの到着を待つことにする。この店に限ったことではないが、こうしたことに店側はもっと気を使ってほしいものだ。

幸いそこまで長く待たされることなくセットも到着。全景を写真におさめて、いよいよ実食である。
まずはミンチカツをがぶりと一口。サイズは大きいが厚みはそれほどでもない。衣も厚いめで、具がもっと欲しい感じはしたが、味は抜群に良い!たまたま目の前に来たフロアのお姉さんに「これ美味しいですね!」と言うと「ありがとうございます!ミンチカツは店内で一から手作りの自信作なんです。」とのこと。確かにラーメン屋のサイドメニューではなく洋食屋のレベルの味だと思えた。ただ、ラーメンとの相性という点はどうなんだろう?実はこの『はっぴ』では、ラーメン抜きでこのミンチカツに小ごはんと中華スープ、小皿の副菜が付いた定食を¥650で提供しているらしい。確かにそうするだけの価値のある美味しさなのは認めるが、ラーメンのサイドメニューとしては向いていないように思った。もしサイドメニューにするなら個数は一つにして値段も¥300ぐらいにすればいいと思う。

サイドメニューの話でちょっと脱線するが、この店のセットメニューには餃子付きの物が無いのだが、これは残念に思う。餃子の味は良いと思うのだが、店としては餃子よりチャーシューやミンチカツを推している感じで、お好きな方は単品でどうぞ!というスタンス。ラーメンとの相性から考えればもっと餃子を一生懸命売ればいいのに、ちょっともったいない。
客単価についてさらに脱線するが、ちょっと思ったのが今どきの若者はけっこうリッチなんだなということだ。周囲で飛び交う注文が聞くでもなく耳に入って来るが、ラーメン単品の注文というのはほとんど無い。店の自信作というミンチカツの注文こそ僕以外には無かったが、ビールや焼豚、餃子、ミニチャーシュー丼とのセット等複数の注文ばかり。たまにラーメンだけの注文があっても、各種チャーシュー麺やら色々とトッピングを加えた注文が実に多い。レジでのお勘定の声も漏れ聞こえてくるが、軒並み千円以上の客単価である。
僕が若い頃のラーメン屋と言えば注文はたいていの客が一番シンプルなラーメンのみ。夜遅くなればおっちゃんたちがビールにつまみで一杯飲ることもあったが、若者はたいがいラーメンだけをさっさと食べていたような印象がある。そのラーメンも大体¥500以下だったし、チャーシュー麺やら餃子やらを注文するのは仕送り直後やバイト料が入った直後ぐらい。いや、金がある時にはラーメンよりもっと値段の張る物を食べに行っていた。
当時よく通ったのが井の頭線渋谷駅を降りてすぐの立ち食いのラーメン屋だったが、確か一杯が¥180だったような…。だから、僕の中でのラーメンという食べ物のポジションは立ち食い蕎麦と同等かそれ以下、牛丼よりも明らかに下で、むしろハンバーガーのようなジャンクフードの類であったように思う。
それから十年以上のブランクがあって、また食べだしたのが関西に帰ってきてから、それも本格的に食べだしたのは両親が亡くなって自身が離婚して一人になってからだから、四十代半ばのことになる。
その間にラーメンという食べ物は驚くほど多様化し、進化した。今や「日式拉麺」という一種の日本食として世界中で認知されるまでに変貌したのである。
それでも僕の中ではどこかでラーメン=ジャンクフードという感覚が残っているようだ。だから今どきの若者の注文に驚いたりするわけで、こんなことを書いている自分が我ながら齢を取ったものだとつくづく思い知った気がする。

話の脱線があまりに長くなった。肝心の「辛味噌牛すじ肉そば」の味についても記しておくとしよう。
一口啜って辛さが強烈なのはわかったが、ミンチカツをひとしきり食べてから再度本気で食べ始めてみると、辛さの種類が唐辛子系だけでやや単調に感じるようになった。辛さとしては十分で汗も吹き出してはきたが、この辛さは食べていくうちに慣れてしまう辛さだ。
肉そばということで、具としてはこの店イチオシの焼豚ではなく、牛すじを煮込んだ物が乗っているのだが、これの味つけがこのスープに対しては弱過ぎる。もっと牛すじの旨味を感じられるならよかったのだが、残念ながら辛さに負けてしまっている。すじ肉らしい歯応えはあるのだが、旨味を感じられないし単に硬いとしか感じられなかった。
僕は『はっぴ』のラーメンは基本的には美味しいと思っている。ただ足りないものとして、これだ!というインパクトを求めていたわけで、その意味ではこの「辛味噌牛すじ肉そば」は確かにインパクトはあるだろう。だが、この店の基本形のラーメンにある例えば麺の味やスープの旨味を生かした上でインパクトを付加するのではなく、殺してしまっては意味が無い。
辛いものは大好きな僕だが、辛さの種類が合わなかったというのもある。そして、この店のラーメンの良いところは辛さを足す方向では生きてこないように感じた。

ミンチカツが期待した以上に美味しかったのは収穫だったが、辛い麺は口に合わないのは意外だったし残念だった。
次の来店時には別の方向のインパクトに期待して、次回は豚の角煮が入っている「とろチャーシュー麺」(この日は売り切れだった)に挑戦してみようと思う。

  • ラーメン工房 はっぴ - 辛味噌牛すじ肉そば(¥980) 大盛(+¥100)
      辛さはかなり強烈だが、種類として唐辛子系の辛さだけなのでやや単調。食べているうちに慣れてくるタイプ。メニューの煽り文句ほどの辛さではない。

    辛味噌牛すじ肉そば(¥980) 大盛(+¥100) 辛さはかなり強烈だが、種類として唐辛子系の辛さだけなのでやや単調。食べているうちに慣れてくるタイプ。メニューの煽り文句ほどの辛さではない。

  • ラーメン工房 はっぴ - ミンチカツセット(+¥500)のミンチカツ
      自家製だというこのミンチカツはラーメン屋のサブメニューとは思えない美味しさで、完成度は洋食屋並み。値段は張るが、それだけの価値はあると思う。

    ミンチカツセット(+¥500)のミンチカツ 自家製だというこのミンチカツはラーメン屋のサブメニューとは思えない美味しさで、完成度は洋食屋並み。値段は張るが、それだけの価値はあると思う。

  • ラーメン工房 はっぴ - 辛味噌牛すじ肉そば大盛(¥1,080)
      & ミンチカツセット(+¥500) 計 ¥1,580
      ミンチカツは美味しいが、ちょっと高くつくかな?ミンチカツは一つでもいいと思った。

    辛味噌牛すじ肉そば大盛(¥1,080) & ミンチカツセット(+¥500) 計 ¥1,580 ミンチカツは美味しいが、ちょっと高くつくかな?ミンチカツは一つでもいいと思った。

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2016/07訪問1回目

3.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

3.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.0
  • 雰囲気3.0
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

今年も冷麺がかなり美味しい!

今夏の冷麺行脚は早くも4軒目。今日は若王寺の交差点のちょい北にある『ラーメン工房 はっぴ』へ。

こちらのお店はかつて『ラーメン工房 あ』という名前だった。宝塚にも同名の店がありそちらの店には何度も行ったことがあったが、味はいわゆるライト豚骨系で、宝塚の場所柄に合わせたような小洒落た内装だった。その食べやすい味とラーメン屋らしからぬ雰囲気のせいか、女性客の多い繁盛店だったと記憶している。ただ、ラーメンの味は僕には軽過ぎてあまり印象に残っていない。
僕が園田に引っ越してきた頃はまだ『あ』という名前で、一度だけ入って味は宝塚と同じようなもんだなぁと確認したことがあった。その後しばらくして店名が『はっぴ』に変わっているのに気づいたが、外から覗いてみると内装はあまり変わっていないように思えた。それからしばらくは行く気が起こらなかったのだが、昨年春になって初めて入ってみた。食べてみると、『あ』と同じようなライトな豚骨ラーメンではあったが、豚骨の味が『あ』よりしっかりしていて僕の好みに合った美味しさだった。店員さんに尋ねたところ、経営者は『あ』の頃から代わっておらず、『あ』の系列店ではあることに変わりはないが、店名を『はっぴ』に改めて味も独自色を出そうと努力しているとのことだった。以来、そう頻繁にではないが何度か通っているお気に入りの店である。
店員さんは調理担当の男性が一人とフロア担当の女性が一人の計二人だけ。店内はそこそこ以上に広く席数もそれなりにあるため、ちょっと人手が足らない感じは否めない。接客に関してはやや物足らないところがあるし、商品提供の速度もちょっと遅いような気がする。味が気に入っているので、もったいないと思う。
それでもそうした欠点が致命傷になっていないのは、フロア担当の女性が一人でとにかく頑張っているからだろう。動きの機敏さや応対の明快さももちろんだが、非常によく気がきくタイプで、今日も久々に来店した僕に向かって「去年の夏も冷麺を召し上がっていただきましたよね!」とニッコリ笑って声をかけてくれた。こうした気遣いはやはりうれしいものだ。人手不足は解決した方がいいとは思うが、彼女がいれば大きな問題にはならないのかもしれない。

さて、今日の目的は「冷麺」(¥800)である。実は昨年夏にも食べたのだが、その時に聞いた話ではそれ以前には「冷やしラーメン」というメニューがあったがそれとは違う新たなメニューなんだそうだ。昨年食べた時の印象がかなり良かったので、今日も楽しみである。期待を込めて+¥100で大盛にしてみた。
まったくの偶然なのだが、この日が今年の冷麺提供の初日だったらしい。そのせいもあるのかもしれないが、待ち時間はやはりそれなりに長かった。待つこと十数分、「冷麺」の登場である。昨年撮った写メと比較したが、見た目は昨年と同じようだ。
一口食べて、昨年以上に美味しくなっているように思えた。女性店員さんに聞くとレシピは全く変わっていないそうで、あるいは錯覚なのかもしれないが、今年の方が麺自体がしっかり自己主張しているように感じられたのだ。やや色の濃い麺はしっかりと噛み応えがあり、小麦の味がちゃんとするように思える。これは麺自体の質や茹で加減の適切さもあるだろうが、なにより良く思えたのがスープとの相性だ。よくある醤油と酢がベースの甘酸っぱい冷やし中華のスープには違いないが、塩気も甘さも酸味もどれ一つ悪目立ちすることなく非常にバランスの良い味に仕上がっていると思う。他店の冷やし中華のスープは醤油系でも胡麻系でも甘さや酸味が勝ち過ぎているものが多く、それゆえ麺や具、スープの素材の味をスポイルしてしまっているのだが、この店の「冷麺」はスープの控えめな味つけのおかげでそれぞれの素材の確かさを確認できるのが良い。
具に関しては不満がないわけではない。まず、肉系の具がハムだけであること。叉焼の美味しさが売りであるはずのこの店で、これはもったいない気がする。それと味玉。店の自慢の味だから、こちらの方は味玉の形のまま提供されている。確かに味は良いかもしれないが、冷麺の具としてはいかがなものか?叉焼とは逆に、玉子に関しては錦糸卵にした方がいいのではないだろうか?中華クラゲのような違った食感の具を加えてみてもいいだろうし、具には検討の余地があるかもしれない。
それでも、トータルに見てかなりレベルが高いと思う。卓上の小パックのカラシを三つほど加えて混ぜると、あとは脇目もふらず一気に完食した。やはり美味しい、満足である。

自宅からさほど遠くない場所にこれぐらい美味しい冷麺を出す店があるのは本当にありがたいことだ。今年の夏は間違いなく何度も通うことになるだろうと思った。

  • ラーメン工房 はっぴ - 冷麺大盛(+¥900)
      麺とスープのバランスが非常に良くて、美味しい!

    冷麺大盛(+¥900) 麺とスープのバランスが非常に良くて、美味しい!

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幸徳春水

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
掲載保留 ラーメン工房 はっぴ(【旧店名】あ 塚口店)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル ラーメン
住所

兵庫県尼崎市御園3-14-1 1F

交通手段

・車
・〔阪神バス〕尼崎市内線【若王寺】

塚口駅(JR)から708m

営業時間
    • 11:00 - 15:00

      L.O. 14:30

  • 木・金・土・日

    • 11:00 - 15:00

      L.O. 14:30

    • 18:00 - 21:00

      L.O. 20:30

  • 火・水

    • 定休日
予算

¥1,000~¥1,999

~¥999

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ~¥999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー可

席・設備

席数

23席

(カウンター5席、テーブル18席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

カウンター席あり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

テイクアウト

オープン日

1996年8月8日

お店のPR

はっぴ(八火)

初投稿者

梵天○梵天○(28)

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