「いいお店見つけた！」のその後 『だしの店つみ木』 : だしの店つみ木

西宮神社の赤門からすぐのところにお店を構える、だしの店つみ木さん。
以前伺った時の印象がよく、初詣の帰りにお邪魔しました。

17時の開店直後に入店したのですがほぼ予約客でいっぱいだったようで、家族連れとか、
同窓会とか？かなりの喧騒ぶり＾＾；しかも案内されたのは奥の小上がり（掘り炬燵）、
と言えば聞こえはいいけどあまりよくはない席で、それもあって落ち着きませんでした。

実はここに来るまでにちょこちょこ食べていたのでそれほどお腹も空いておらず、

・てっさ
・ふぐ白子醤油焼き
・出汁巻き
・土鍋ごはん（牡蠣）

と３人で軽めのオーダー。お酒も少ししか頂いていないので、この金額に収まりました。

今の時期、お薦めはてっちりコースだそうですが、単品でふぐを頂きました。てっさは
いつもなら１人で食べられる〜けど￥1,200だからお値打ちかと。白子はこの大きさに
してすっきりした綺麗な甘み、やっぱり白子もふぐは特別ですね。土鍋ごはんはかやく、
鯛、蟹とある中でも、具材の旨みが浸み出したご飯の美味しさの点では牡蠣が秀逸かと。
量的には小サイズで3ー4人分が目安ですが、食べ切れない場合持ち帰りもお願いできる
ので安心です。冷めても美味しいと思う。しっかりしたお味のお吸い物が添えられます。

こちらの味付けは甘め、とメニューによって感じるもの、そうでないものがありますが。
ご出身である神戸吉兆というよりは、お惣菜の内野家さんのお味のイメージが近いかな。

ともかく、お料理はいいと思うのですが、久しぶりに伺ってみると店内、かなり雑然と
しているように感じました。もう少しすっきりされた方がいいのではないでしょうか…。

あと場合によっては取り分け用の箸もつけてほしいですし、お忙しかったからか持って
来られるタイミングなど全体にバタバタしていて、その分の影響が評価に現れています。

まあ落ち着いている時期ならまた違う感想になるかもしれませんし、改めて出直します。

西宮神社の夏祭りに行ってきました。

330基の石燈籠と約5,000個の蝋燭に御神火が灯される「えびす万燈籠」の他、
神池ではLED電球を使った天の川が出現。あまり知られていないみたいですが、
なかなか幻想的で綺麗でしたので来年はぜひお薦めします（と代わりにPR笑）。

その帰りに寄らせて頂いたお店です。

表のお品書きで早松茸のメニューが目に留まったのがきっかけ。
西宮神社のそばにこんなお店あったっけ、と思うようなすっきりした佇まいで、
一見小じんまりしていますが、お座敷も備えていてそこそこの広さがあります。

このところ外食続きで胃腸が弱り気味だったので軽く、のつもりで入りました。
ところが、予想以上にメニューが豊富！定番も季節ものも目移りしてしまう〜。

お造里も旬のラインナップで仕入れに力、持っていそう。
ですが昼と被るので今日は我慢です。最初に甘えびの塩辛は頼んじゃったけど。
もう、この時点で梅酒を注文したのを後悔しました。ここは、冷酒が欲しい！

あとはだしの店、なのでもちろんだしまきは外せません。しかも早松茸入りと
来たら。それと金目鯛の煮付け、フォワグラの茶碗蒸し、松茸丼を頼みました。
（本当はのどぐろ塩焼きもお願いしたつもりでしたが言い忘れていたようで。）

中でも抜群だったのは、金目鯛の煮付け。
煮付け、あまり好きじゃないので私は遠慮しておこうと思ったのですが、一口
もらったところすごく美味しくって、箸が止まらなくなってしまいました＾＾。
しっかりとした味付けなのに舌当たりはさらり、そしてすっと消えていきます。

フォワグラの茶碗蒸しはこちらのスぺシャリテのよう、フォワグラに目がない
私としては見逃せません。和風のお出汁とありましたが、とても濃厚で個性的。
鶏だそうですが。一概に出汁、と言ってもいろいろな顔があって面白いですね。

一つ失敗だったのは、松茸丼は卵とじだと聞いたのに深く考えずに注文したら、
だしまきと丸被りしてしまったこと。そうじゃなくても妙に甘く、これだけは
口に合いませんでした。〆は、ボリュームの点から考えて断念した季節の土鍋
ごはんがやっぱり正解だったかも。次はぜひそちらを頂きたいと思っています。

いや、近場でこういうお店、探していたんです。お魚が美味しくて、素材への
こだわりを持ちつつちょっとアレンジを入れたりの和のお料理が頂けるところ。
こちらは、その引き出しが多いのが魅力です。

居酒屋以上、カジュアルな小料理屋といった感じなのも使いやすくて◎。

これはいいお店、見つけちゃったなー。改めてまた近々、お邪魔したいですね。