ランチ遠征記　西宮夙川　馳走侘助編　～上質の蕎麦御膳ランチ～ : 馳走侘助

この日は愚妻と長女と三人で西宮北口の某店へランチへ出掛けるも生憎臨時休業ｗ

珍しく長女のリクエストの店でしたが､中々上手くいかないもんです

そのまま西宮ガーデンズのレストラン街へ行くのも芸がないし

北口や夙川辺りはイタリアンの店が多いのですが､その気分じゃとの事

そこで思い出したのが､夙川に在る『馳走侘助』

美味しい手打ち蕎麦が食べられるお店ですが､ランチタイムの蕎麦御膳が評判のお店です

蕎麦だけじゃなくお料理も食べられるならと愚妻も長女も快諾でした！

混んでいるのは予想していましたが､１０組待ちで店に入り切れず店先まで待ち客で溢れていました

この後の予定も無かったし､他店を考えるのも面倒だったので大人しく記帳して待つ事にしましたｗ


●芦屋 土山人の姉妹店です

　お店は阪急夙川駅の西側の一画
　山手幹線より一本北側に入った通り沿い､カトリック夙川教会の裏手になります
　通り沿いではひと際目を引く和のテイストを盛り込んだ趣のある外観
　狛犬？唐獅子？の対の焼物が出迎えてくれます
　引き戸を開けて一歩店内へ足を踏み入れると骨董品ぽい和ダンスが置いて在り
　古民家を利用した飲食店の雰囲気が在ります

　店内は意外に広く､テーブル席､土足不可のテーブル席､座敷など４区画に仕切られた席が
　５０席程度と思ったよりも大箱のお店です
　テーブル同士の間隔も広く､ゆったりと寛げます

　此方は､一時期頻繁に通っていた芦屋の人気店『土山人』の姉妹店です
　２００２年に『土山人 芦屋店』が､その数か月後に此方も創業しました！
　現在此方意外には､兵庫県に芦屋店､有馬店
　大阪市に北浜店､天満橋店､ほたるまち店　そして東京の中目黒にも店が在ります　⇐昔住んでいたマンションの近所
　芦屋には系列の和食店『旬菜 風』も在り､知らない間に結構店が増えました
　現在の此方は『土山人』の蕎麦と『旬菜 風』の和食が
　共に愉しめる様なお店です


●種類豊富なおしながき

【昼の御膳､会席】
　■侘助膳　１６００円
　　◎かき揚げ
　　◎主菜
　　◎副菜２種
　　◎ご飯
　　◎お蕎麦(せいろ 又は かけ)
　　◎甘味
　　※２００円増しで冷かけスダチ蕎麦に変更可

　■馳走会席　３７００円
　　◎前菜　鱧落としの鱧の子ジュレ和え サラダ仕立て
　　◎お椀　フルーツトマトと蓴菜のお椀
　　◎造里　二種
　　◎蕎麦冷かけ　づけ鮪と山かけ
　　◎皿蕎麦　牛そぼろとレタス
　　◎揚物　とうもろこしのかき揚げ
　　◎主菜　まーさん豚(沖縄)肩ロースのグリル 生姜焼きソース
　　◎本日のごはん
　　◎甘味　巨峰のソルベとクリームチーズのブランマンジェ　

【侘助の冷たいお蕎麦】
　■細挽せいろ　８９０円
　■粗挽田舎そば　８９０円
　■辛味大根おろし　１２６０円
　■梅しそ(梅干し､大葉､白葱)　１２９０円
　■とろろ(大和芋)　１２９０円
　■なめこ辛味おろし(大粒のなめこ､辛味大根)　１５１０円
　■汲み上げ湯葉(京都上田湯葉)　１５１０円
　■野菜天せいろ　１５１０円
　■かき揚げ天せいろ　１７２０円
　■穴子天せいろ(穴子の一本揚げ)　１９４０円
　■海老天せいろ　１９４０円
　■鴨汁せいろ(温かい鴨のつけ汁)　１５１０円
　※細挽､粗挽どちらかお選び下さい
　※お蕎麦の量を大盛にできます　４３０円増

【そばがき】
　■そばがき　１０８０円

【侘助の温かいお蕎麦】
　■かけそば　８９０円
　■釜あげ(湯溜め温かいそばつゆ)　９７０円
　■おぼろ昆布　１０８０円
　■花巻(焼き海苔)　１０８０円
　■梅しそ(梅干し､大葉､白葱)　１２９０円
　■とろろ(大和芋)　１２９０円
　■肉そば(牛肉と笹切り葱)　１４００円
　■なめこ辛味おろし(大粒のなめこ､辛味大根)　１５１０円
　■湯葉(京都上田湯葉)　１５１０円　
　■野菜天そば　１５１０円
　■にしん(三日間火にかけた柔らかいにしん)　１６２０円
　■かき揚げ天そば　１７２０円
　■鴨南蛮(鴨と葱)　１７２０円
　■穴子天そば(穴子の一本揚げ)　１９４０円
　■海老天そば　１９４０円
　※お蕎麦の量を大盛にできます　４３０円増

【季節のお勧めのおそば つけ汁】
　■茶美豚とレタスのつけ汁そば　１５８０円


【季節のお勧めのおそば 冷かけ】
　■すだち(冷かけ)　１１５０円
　■冷製鴨南蛮　１７２０円
　■かき揚げ天すだち(冷かけ)　２０００円
　■海老天すだち(冷かけ)　２０００円

【締めのおそば】
　■締めのせいろ　５００円
　■締めの田舎　５００円
　■締めのかけそば　５００円
　■締めのすだち(冷かけ)　７００円
　※最後はそばで〆たいが､それほど量は食べられない方に
　　通常のおそばの量の半分です

【侘助の一品　お造り】
　■本日のお造り(白身､イカ､青魚)　７００円
　　※内容はスタッフにお尋ね下さい
　■盛り合わせ(二人前～)　１２００円

【侘助の一品　ご飯物】
　■本日のご飯　３３０円
　■太巻き(半分)　５４０円
　■太巻き(一本)　１０８０円

【侘助の一品　揚物】
　◇丸ごとトマトの揚げ出し　５４０円
　◇とうもろこしのかき揚げ　８００円
　◇伝助穴子と茄子の揚げ出し　１１００円

【侘助の一品　天ぷら】
　■野菜の天ぷら盛り合わせ　８９０円
　■かき揚げ天　８９０円
　■穴子の天ぷら　１０５０円
　■天ぷら盛り合わせ　１０５０円
　　※３００円増しで海老を一本追加できます

【侘助の一品　黒毛和牛のお料理】
　■たたき　１５８０円
　◇ステーキ　１８９０円

【侘助の一品】　
　■冷やしトマト　３２０円
　■自家製胡瓜の一本漬け　３２０円
　■カリカリジャコ胡瓜　３６０円
　■山葵の醤油漬け　４００円
　■大粒なめこのおろし和え　４３０円
　◇肝入りスルメイカ丸干し(二枚)　５００円　
　■子持ちこんにゃく　５００円
　◇えいひれ炙り　５１０円　
　■板えわさ　６１０円
　◇大和芋磯部揚げ揚げ出し　６６０円
　■コリコリさえずり葱ポン酢　７００円
　■汲み上げ湯葉　７５０円
　◇牛スジどて焼き　７５０円
　◇アボカド･チーズの湯葉包み揚げ　８５０円
　◇蓮根餅の湯葉あんかけ　９００円
　■豚バラ肉黒糖煮　９００円
　■出し巻　９００円
　◇地鶏の塩焼き　１１００円

【季節の一品】
　◇ゴーヤのおかか和え　４００円
　◇丸ごと茄子の田舎煮　４５０円
　◇焼き明太子と大根おろし　５００円
　◇焼き万願寺ししとう　５００円
　◇茗荷とプチトマトの甘酢漬け　５５０円
　◇ささみ梅肉和え　６００円
　◇平アジの干物　６００円
　◇茄子と万願寺ししとうの揚げ浸し　７００円
　◇さつまあげ(蛸と枝豆)　７５０円
　◇岩牡蠣(拳位をスダチで) 数量限定　７５０円
　◇カンパチのおろし柚子胡椒和え　８００円
　◇鱧の落とし(梅肉)　９００円
　◇賀茂茄子の肉味噌　９００円
　◇伝助穴子の白焼き(本山葵と醤油)　

【サラダ】
　◇シンプルリーフサラダ　５００円
　◇豚しゃぶのおろしポン酢サラダ　８５０円

　※◇マークの一品は夜のみのメニューとなります

【アイス】　２種盛り　３８０円
　◎蕎麦茶
　◎抹茶
　◎キャラメル
　◎ラムレーズン
　◎苺ミルク
　◎巨峰と赤ワインのソルベ
　◎林檎のソルベ
　◎きな粉
　◎干し無花果の赤ワイン煮のアイス

【甘味】
　■鳴門金時の大学芋とアイス　５５０円
　　※お好みのアイスクリームを一種類お選び下さい


●全員｢侘助膳｣を註文しました！

　これだけ料理が揃っているので蕎麦前を愉しみたかったのですが
　この後も予定が在りハンドルキーパーｗ
　素直に人気の｢侘助膳｣をチョイス！
　蕎麦が三種類選べたので｢かけ｣｢せいろ｣｢冷かけスダチ蕎麦｣を註文しました

　■かき揚げ　南瓜と小海老
　　アレルギーのリクエストをするのを忘れてましたｗ
　　この店だったら対応してくれた筈です
　　関西風の天ぷらにしては揚げ色が濃いです
　　サクサク熱々に仕上がっていたそうです

　■主菜　つくねと獅子唐　
　　つくねと獅子唐を甘めの味付けで煮たもの
　　つくねが口の中でほろほろと崩れる柔らかい食感
　　獅子唐のほのかな苦みが程よくアクセントに

　■副菜　おから
　　優しい色合いのおからです
　　味付けも見た目同様に優しい

　■副菜　揚げ茄子
　　柔らかく火が通った茄子
　　おろし生姜を利かせ醤油で戴きます
　　酒の肴にもってこいの一品！
　　
　■ご飯　しめじご飯
　　正直云って少な過ぎｗ
　　ふた口で無くなっちゃいました
　　炊込みご飯好きには物足りません
　　
　■お蕎麦　かけ
　　丁度三種類在ったから註文した一品
　　他の二品に比べると個人的には面白さに欠けますｗ
　　卓上に用意されている｢原了郭の黒七味｣をたっぷり加えて戴きます
　　普段､駅の立喰い等で食べ馴れている一品ですが
　　流石にそれ等とは別物と思える程に違いの在る事が判ります
　　出汁の効いた温かいつゆが美味しい！
　　
　■お蕎麦　せいろ
　　先ずは卓上に用意されている粗塩でひと口
　　最近､蕎麦を食べる際に塩が用意されていると必ずこのパターン
　　蕎麦は想定以上に噛み応えの在る硬め
　　噛むと蕎麦の風味､穀物っぽい風味が口に広がります
　　麺類は硬めが好きな小生にピッタリの一品！
　　〆の蕎麦湯も濃いめでいい感じですよ

　■お蕎麦　冷かけスダチ蕎麦
　　このスタイルの蕎麦って､この系列で見掛けたのが最初かな？
　　最近は夏の風物詩って感じで彼方此方で見掛ますよね
　　出汁の効いた薄口のつゆにスダチが加わると
　　心地よい清涼感が体に染み渡ります
　　夏の蕎麦ですね
　　蕎麦のつゆは関東風が好みの小生ですが､この蕎麦は関西風じゃないと合わないでしょうね
　
　■甘味　抹茶の水羊羹　
　　毎度の事ながら食べておりません
　　愚妻と長女の口へ・・・
　　上品な甘さ控えめの一品との事です


●最後に

　阪神間でも有数のハイソな街である夙川界隈
　佇まい､店内､料理の全てが､その街らしいお店だと感じました
　その辺りが長年人気を保っている秘訣なんでしょうね

　この日に戴いた｢侘助膳｣ですが､一見､粗食ってイメージに映ります
　肉気と云えば鶏のつくねだけで野菜中心
　ＮＧ食材でかき揚げが食べれないのが判ったから尚更？？
　普段はラーメンやパスタばっかり食べている小生にはそう感じました
　
　実際に食べ終えると､そんな粗食のイメージは一蹴
　一品毎に優しい味わいで美味しく､蕎麦がメインと考えればバランスも絶妙なんです
　思ったよりも胃袋も満たされ満足感を得られる内容でした

　これで酒も戴けたら更に満足だったでしょうね
　ご馳走様でした！