「普通のケーキが普通じゃなく美味しい」はず… 『ツマガリ 甲陽園本店』 : ツマガリ 甲陽園本店

ツマガリさんも、久しぶり。

いや、もともと頂くことが多かったりしたので、自分でお店に伺うのはそれこそ10年単位で
間が開いている？かも。しかし、今も昔も変わらずの繁盛ぶりです。長きにわたって人気を
保っておられるのは実力の証ですね！この日も30人ほどのお客さんでごった返していました。

ですが私は上階のカフェカブトヤマさん（ツマガリのケーキをイートインできる喫茶店）の
伝票を持っているので、それを横目に一番前へ。そういう意味でもありがたいシステムです。

さすが人気店、ショーケースの中にはたくさんの種類のケーキがぎっしり並べられています。
ただ、ケーキは見た感じ、どれも普通…特に美麗でも、説明を見ても構成が凝っているわけ
でもありません。これが！というものがないので決め手に欠ける、うーん、季節のタルトは
どこでもだいたい美味しいのわかっているし、和栗のモンブラン…季節的にどうだろう？で、

ツマガリと名付けられたケーキにしました。お店の名前を冠した代表作なので間違いないと。

でも頂いてみてもその意義はよくわからずじまい、でした。
そもそもパイ生地とスポンジを合わせる意味を理解しない私が選ぶべきケーキではなかった
というのはさておき、にしても普通。あえて褒めるところを探すなら生クリーム、ここのは
コクがありながらすっきりしていると思いますけど、それなら他のケーキでよかったわけで。

「普通のケーキが普通じゃなく美味しい」のがツマガリさん、のはずですが今回はその強み、
十分に感じることができず。しかも、しばらく見ないうちにお値段が軒並み500〜600円に。
これだと他のお店と大して変わらないです（サイズは大きめではあるけど）。ますます微妙。

次はあれを！というモチベーションも特にないまま、
シュークリームとかエクレアとか、原点回帰することになりますかねー＾＾；。

【2016年11月】
画像がないなと追加したら間違って投稿日も更新されてしまったので、
慌ててついでに＾＾；レビューします。

今回は手土産で、シュークリーム。
クッキー生地ではなくてスタンダードなシュー皮の方ですね。その皮
には小さく穴が、注文してからクリームを詰めている証です。お蔭で
さくさくさを保つ皮の中にはカスタードクリームが隙間なく詰まって
いて、そもそもが大きめサイズなのもあって食べ応えたっぷり！です。

それも、カスタードクリームが卵感をしっかり出したコク深い味わい
でありながらいい意味で後に引かない、すっきりした仕上がりなので、
甘いものが得意でなくても美味しく食べ切れると好評。奇を衒わない、
王道のアプローチがここのケーキの美味しさの理由かな、と思います。

ただ、いつの頃からか、だんだんと値上げされているみたいですね～。
今となっては他店ともそんなに変わらない価格帯のような気がします。
仕方がないけど、やっぱりそれはちょっと残念＞＜。

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【2007年7月】
こちらのお店のケーキについてはどうも、よくわかりません。

これ、そんな美味しいかなー？と思うものに当たることもありますし、
かと思えば、頂き物で「すごい、美味しい！」と思って名前を聞くと、
実はツマガリで、やっぱり、さすがと見直したり。あまりにもビッグ
ネームになりすぎて特別視しがちなために評価がブレてしまうのかも。

本当は普通の、街のケーキ屋さんなんですよね。

でも、それでここまで認められるのは、
お洒落なパティスリーとして人気が出るよりすごいことだと思います。

阪急甲陽園の駅前はまるでツマガリの城下町かのように工房がいくつ
もできていますが、本店はむしろ小さいと言ってもいいほどの店構え。
でもショーケースには驚くほど多くの種類のケーキがずらりと並んで
います。お値段も300円台が中心と今どきにしてはごくリーズナブル。

いい意味で普通の感覚を忘れず、ものづくりを大切にしている姿勢が
表れているようで好感が持てます。

「西宮が誇るケーキ屋さん」として特別な存在になりつつありますが、
安心して美味しいケーキを気軽に買いに行けるような普段着のお店で
これからも頑張って頂きたいな、と思います。