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店名 |
カレーの市民 アルバ(カレーノシミン アルバ)
|
---|---|
ジャンル | カレー |
お問い合わせ |
0798-51-0827 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
阪急甲東園駅より徒歩1分 甲東園駅から92m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
席数 |
(カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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君とよくこの店に来たものさ〜
訳もなくお茶を飲み話したよ〜
学生でにぎやかなこの店の〜
片隅で聴いていたボブ・ディラン〜
あの〜時の歌は聴こえない〜
人の姿も変わったよ〜ぉ〜
時は流〜れ〜た〜
作詞:山上路夫
作曲:すぎやまこういち
◇◇◇
この店の近くには関西学院大学、通称 関学があって、最寄り駅の阪急「甲東園」は、時間帯によっては学生の乗り降りで混雑します。つまり、この界隈は"学生街"と言え、一種独特の雰囲気があります。
学生街 → 『学生街の喫茶店』
昭和なオヤジは、"学生街"と言う単語からは、ワンパターンでこういう連想をし、冒頭の歌詞をつい口ずさんでしまうのです。この歌は1978年にガロというグループが歌って、かなり流行りました。当時は今ほど歌のバリエーションがなく、インターネットなど通信環境もないため、TVやラジオを通して流れてくる歌が唯一で、ちょっといい歌は誰もが知っている、と言う状況でした。今は数えきれないほどの歌が巷に溢れていて、じゃあ40年後(ガロの『学生街の喫茶店』がリリースされてもう40年になるわけ)に、どのくらいの人がどれだけの歌を憶えているのだろうか?と思うことも多いのです。
☆☆☆
と言う余談はさておき、学生らしき若者がちらほらと歩く中、私は甲東園駅から線路沿いに1〜2分歩いて、この店の前に着きました。日中は陽射しがあるとまだまだ暑く感じるこの時期に、店舗正面のガラスドアは開け放たれていました。果たして先客のいない店内に入ると、やっぱりと言う感じでちょっと蒸し暑い状況でした。これは私が陣取った場所のせいであることが後で分かったのですが、でもまあしばらくすると汗もひき、落ち着いて食べられそうな感じになりました。
店内は見事なU字型のカウンターで、小さな牛丼屋という感じのレイアウトです。店舗奥で調理された食事は、スタッフがカウンターの内側を移動して、手元まで配膳されるのです。券売機はなく、目の前に置かれたメニューカードを見て口頭注文します。
「カツカレーください」
食べたいものは事前に決めていたので、私はメニューカードを見ずに、いかにも常連風に言ったつもりでした。別にそんな雰囲気を醸し出さなくてもいいのですが無意識に、慣れている感じでオーダーすることが多いオヤジでした。でも、結果的には失敗したのです。
『トンカツですか? チキンカツですか?』
そうなのです。この店でカツカレーと言っても、トッピングはトンカツだけではなかったのです。結局、常連風にはオーダー出来ず、ちょっと焦ったのです。せっかくひいた汗が、今度は冷や汗となって復活してしまいました。
「えっと、トンカツで…」
実は、この日のサービスランチがチキンカツカレーだったと言うのもあったのですが、何れにしても、知ったかぶりは良くありません。素直にメニューを見てから、食べたいものを決め、正式名称でオーダーすべきでした。常日頃から「知ったかぶりはせずに素直に話そう」と決めて行動しているのに、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
■とんかつカレー(並) 750円
カレーの出来上がりを待っている間に、この店は、いわゆる"金沢カレー"を出す店だと知ったのです。私にとっては、まさかの笠間でした。例のパンフレットで、この店のカレーの写真を見ていたのに、それを金沢カレーとは認識していなかったのです。普通のカツカレーだと思い込んでいたのですが、小さな写真をよくよく見ると確かに金沢カレーの特徴を発見することが出来たのです。
◆楕円形の金属製洋皿
◆千切りキャベツが添えられている
金沢カレーの特徴は、上記以外にも、
◆まったりした黒っぽいルー
◆先割れスプーンで食す
という点もありますが、小さな写真ではそこまでは確認できませんでした。そして、実際に配膳されたカレーのビジュアルは、まさに私が知っている金沢カレーそのものでした。中辛程度のカレーは、じっくり仕込まれている感じで、全体的に懐かしさを覚える風味に仕上がっています。揚げたてのカツもサクサクしており、いかにもなトンカツでカレーとご飯に合います。
口直しに千切りキャベツを食べながら、先割れスプーンで美味しいカツカレーを完食しました。
☆☆☆
◎暑がりの人へ
暑がりの人は、入り口から見て右奥に座るのがベストポジションとなります。反対側正面の壁にエアコンがあり、横に扇風機が回っているからです。入り口横に置いてある新聞を片手に持った後客のオヤジが、躊躇なくそこまで歩いて行き、その席に座ったのを見て分かったのです。
◎この界隈の雰囲気を知りたい人へ
阪急今津線の甲東園駅は、数年前に映画化されて話題になった有川浩の『阪急電車』にも登場しています。この小説は、作者が学生時代に過ごし利用した今津線の各駅を章立てして書かれた、オムニバス形式の小説で、それぞれは短編なのですが、各章の登場人物がビミョーに絡んでいて、全体を通してストーリーが繋がるのです。その媒介をするのが阪急電車で、小説内の出来事は、全て今津線の列車内で起こるのです。かなり読みやすく、爽やかな読後感を得られると思いますので、未読の方にオススメします。なお、作者の有川浩は女性で、ありかわひろと読みます。私は当初、ひろしという男性作家かと思って氏の小説を何冊か読んでいましたが、この『阪急電車』を読んで、あれ?と思ったのです。女性心理の描写がとてもリアルだったからです。さもありなんですね。
☆☆☆
私はこの店のカレーを堪能し「ごちそうさま」と言って代金を払い、後客のオヤジの次にいかにもな学生が1人、2人と来て平均年齢が下がった店内を後にしました。
ごちそうさまでした。