リーズナブルで美味しい寿司 : さんきゅう水産 西神中央店

2016/12 夕食(＋ちょい呑み)

★すみません。他の店へレビューを書いていました。投稿し直しました。★

最近、この界隈にリピートして出没しており、時々ランチや夕食で利用しています。店舗の選択肢がそれなりにあるので、お気に入り店舗を探す目的で、毎回訪問先を変えている段階です。今回は、この寿司屋を選んでみました。

回らない寿司屋ですが、時価短冊が壁に掲示されているような敷居の高い店ではなく、いわゆる庶民派の寿司屋で、明朗会計です。(まあ普通はそうですが)

店内はカウンターとテーブル席に分かれていて、テーブル席の方には昨今の流行りの注文用タブレットが置かれていますが、カウンターにはないので、口頭注文になります。ハイブリッドオーダーシステムと言えます。(私の造語ですが)

私はカウンターに座った(カウンターにどうぞ、された)ので、ホール係や目の前の板さんに口頭注文する形になります。注文はタブレットでも問題はないのですが、やっぱり口頭注文がベストだと思っています。理由としては、メニュー表記だけでは分からない料理の内容を確認してからオーダー出来るからです。例えば、

「この"ちりにぎり"って何？」

…と、何でも聞いてしまう垢抜けないオヤジなのです。

『ポン酢で食べるにぎりのことです』

「なるほど、じゃあそれをお願い」

この質問は板さんにしたので、スムーズに回答してもらえましたが、実はホール係のオジョウサマ方は、どう見てもバイトバイトしていましたので不安だったりします。まあ、想定内なのですが。

『最初にお飲物を伺います』

(来た来た、マニュアル基準のオーダー手順だ)

「えっと、、この"吉野すぎ樽酒"って、どのくらいの量なの？一合瓶とか？」

『えっと、、、』

まあ、聞いた方が悪いのですが、客としての純粋な質問なのです。メニュー上に容量の表記がなければ、当たり前に聞く内容の一つだと思うのです。結局、板さんが助け舟を出してくれまましたが、この場合の答えとしては一合瓶でした。

握り寿司のネタは大きめで、ご飯(符丁で言うところのシャリ)は普通サイズなので、貫数が少な目でも意外にお腹がふくれます。今回は、結局10貫で打ち止めにしました。

「この本日のおすすめの、"とろよこわ"と"ふぐの白子"と"なまこ"をちょうだい」

よこわもふぐの白子もなまこも、今までに寿司としては食べた記憶がないと思ったのです。私の基本スタンスは、食べたことのないモノを優先して選択する、というものです。変な性格ですかね。(なので、マグロをオーダーすることは基本的にはないのです)

◇◇◇

■ヨコワ(横輪)

　日本近海で育ったクロマグロの若魚のことで、関西では「ヨコワ」、関東では「メジ」と呼びます。

　新子と呼ばれる500g～1kg程の1年魚が、秋には3kg程度(約50cm)の「ヨコワ」になり、さらに大きくなると、6kg程の「ひっさげ(引下げ)」と呼ばれるようになります。

　身の色は親のクロマグロより赤みが薄く、味はマグロよりも淡白。漢字で書くと「横輪」と書き、体表の横縞が特徴。これは若魚のときだけにあり、成魚するとなくなります。

(「株式会社うおいち」のHPより抜粋引用)

◇◇◇

結局、マグロの稚魚だったわけで、マグロを頼まないと言いながら、食べていたりもします。言い訳をするなら、関西ローカル用語は知らなかった、ということになりますが、まあそういうこともあるということで。

本日のおすすめメニューは、税込で324円がメインですが、私はてっきり一貫の値段だと思い込んで、3種類の握りが一皿三貫というスタイルで提供されると思っていたのです。ところが最初に、

『よこわです』

と出されたのは、一皿に二貫乗っていたのです。予想外だったので、

「このメニューは一貫の値段ですか？」

と思わず聞いてしまったのです。なかなかの小市民です。この手の店では、最終的な請求合計を計算しながら頼んでいるので、2倍になったら困るのです。この店はカードの支払いが出来ないので現金が心細い、ということではなく、単に想定コストを気にしているだけです。

『メニューの表示は一皿の値段です』

ああ、良かったという気持ちと、想定より多めに食べちゃうことになるな、という思いが重なりました。まあ、一般的には些細なことですが、オヤジとしては気にしたい点ではあります。

総合評価としては、バイトちゃんのレベルを除けば、オススメ出来る店だと言えます。

〆て2236円、ごちそうさまでした。