和食を越えた「うまいもの屋」遊菜酒家　なかむら : 遊菜酒家 なかむら

['10.9.1再投稿]

すっかり気に入ってしまった遊菜酒家 なかむら。今度は予約して家族４人でうかがいました。
日曜日なのにお店は予約で一杯。やっぱり人気ですね～
ご主人にご挨拶すると「すいません、バタバタしますけど・・・」と・・・。いえいえ、ゆっくり食事を楽しませて頂きますから。

テーブル席についいて、メニューを眺めましたがやっぱりどれも美味しそう！
迷いながらも、

能登産岩牡蠣
オクラとミョウガの和え物
明石の昼網お造り盛り合わせ
豆乳冷やし豆腐
まぐろとアボガドの黄身醤油和え
蒸しあわびとマッシュポテトのガーリックバター焼き
黒毛和牛雌牛　たたき風ロースト
鮮魚酒蒸しナンプラー風味
かにぞうすい
山いもとろろじゃこごはん

をお願いしました。
できるだけ頼んだことのないものを注文しようと思いましたが、お気に入りのお造り盛り合わせとあわびとマッシュポテトガーリックバター焼き、鮮魚ナンプラー風味だけは外せず、やっぱり注文しちゃいました（笑）
これらは鉄板メニューですね～

ここのお料理はつきだしからやっぱり美味しい。ポテトサラダはポテトがあらごしというか、みじん切りのような大きめの粒状で食感からして楽しいんですよね。毎回結構楽しみにしています。

お造り盛り合わせは前回と同じ内容でしたが、これも美味しい。ごまさば、伝助あなごはやめられませんね～。今回はめいたがれいも秀逸でした。

他のお料理はどれもこれも美味しいのですが、特に感心したのは黒毛和牛雌牛　たたき風ロースト。たたき風と謳いつつほんのり暖かみの残った肉は最高の火の通り具合。脂が美味しいのですが付け合わせのタマネギのおかげでしつこさを感じません。妻、一番のお気に入りメニューでした。

鮮魚ナンプラー風味はスズキだったのですが、これも毎回美味しいですね～。
汁まで美味しくてスプーンですくって頂いちゃいました。
これも外せないメニューです。

蒸しあわびとマッシュポテトのガーリックバター焼きはモチロン絶品。一皿２５００円でメニュー表の中で一番高価ですが、その価値は十分あります。ここに来たら絶対に頼んで欲しい一品ですね。

最後まで感動・関心の連続で、素敵な時間を過ごさせていただきました。
やっぱりここは『うまいもののお店』ですね！

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['10.6.17初回投稿]

ずっと行きたいと思いつつ、予約が取れなかったりしていけなかったこちらの遊菜酒家 なかむら。やっとうかがうことができました。

ちょっと奥まった所にポツンあるお店でいかにも隠れ家風。

ドアを開けてお店にはいると一枚板のカウンターが目に入ってきます。カウンター７席、テーブル８席（４席×２）の小さなお店ですが、この日も我々２人が入るともう満席。予約とれて良かった～

ちなみにテーブルは４席のテーブルですが、カウンターのイスを使って５人でも対応して下さるようでした。

メニューを眺めるともう美味しそうなものばかり並んでいます。
量がどの程度のものかも分からず、とりあえずと

山城産はちく土佐煮
水茄子糠漬け
明石の昼網お造り盛り合わせ
黒毛和牛雌牛　牛さし
鮮魚酒蒸しナンプラー風味
はりいかと野菜のかき揚げ
明石昼網鮮魚ムニエル焦がしバターソース

を注文。ご主人と、給仕担当の女性スタッフが２人で切り盛りされていましたが、さすがに料理のペースはゆっくり。でもこちらの食べる速度や食事の進み具合などを見ながら・・・いえ、こちらだけでなくお店全体をみながら料理を作っておられて、決してイライラするほど遅いわけでもなくゆったりお食事を楽しめるペースでした。

最初の突き出しはアスパラのタルタルソースがけ、ポテトサラダ、カレイの南蛮漬けの３品。どれもこれも美味しい！南蛮漬けなんか「もっと欲しい！」って思っちゃったくらいでした。この突き出しの完成度の高さに期待が高まりました。

続いて出てきたのが、明石の昼網お造り盛り合わせ。
伝助あなご、めいたがれい、はりいか、ごまさばが盛りつけられていたのですが、秀逸だったのが伝助あなごとごまさば。
どちらもホントにかるく炙ってあるのですが、この火の入り方が絶妙！
こんな伝助あなごは食べたこと無かったです。皮目を炙ったことで身が全体にほんわりと仕上がっており、その食感を楽しんでいると口の中にあなごの味わいが拡がってきて・・・。これ、単品で追加しちゃいそうになりました。
ごまさばの刺身もとろけるようでしたよ。

水茄子糠漬けはほんとあっさり漬かっていて添えられた生姜とよくあって、お酒のすすむ一品。

黒毛和牛雌牛　牛さしはキレイにさしの入った雌牛肉で、口の中でとろけます。ご主人はこだわって脂が美味しい雌牛しか使ってないそうです。納得！
これにはニンニクすりおろしが添えられていたのですが、絶対ニンニクと一緒がいいです。翌日仕事でしたが、気にせずたっぷりつけていただきました（笑）

山城産はちく土佐煮はいいカツオ出汁で炊かれたはちくの食感が楽しい一皿。

明石昼網鮮魚ムニエル焦がしバターソースは、スズキだったのですが、マッシュポテトの上にのせられたスズキは表面がパリッと焼き上がられ、中の身はほくほくで絶品！すいません、美味しすぎて写真撮るの忘れました（汗）

鮮魚酒蒸しナンプラー風味はあぶらめ。旬のあぶらめは身がしっかりしてて、ほのかに香るナンプラーと合ってもう隅から隅まで身を食べ尽くしちゃいました。
この汁、ご飯にかけても美味しいらしいです。

で、あとはかき揚げだけってところまできたのでご主人に「注文してないもので、これだけは食べとけ！ってものはないですか？」と聞いたところ、

「うーん、かき揚げやめといたら？（笑）」

と意外な一言（笑）
で、カウンターの上に並べられたお皿の上にあったあわびをみて、これを食べたいと言ったら

「どうせならメニューにある『蒸しあわび塩レモン和え』より、『かに身とマッシュポテトのガーリックバター焼き』のかに身をあわびにして食べたら美味しいよ！」

と教えて下さったので、蒸しあわびとマッシュポテトのガーリックバター焼きをお願いしました。

丸いグラタン皿にマッシュポテトを敷き詰めてその上に一面のあわび。さらに上からガーリックバターをたっぷりのせて、オーブンで焼いたものですが、もう作業途中ですでに美味しそう！焼き上がったものが目の前に出てきたら目が釘付けでした（笑）

一口食べてさらにびっくり！うーん、これ和食とか洋食とかいうジャンルを越えた美味しさだ～。絶品です！トロリとしたガーリックバターの風味があわびを引き立てて、マッシュポテトがあるのでくどくならずにいくらでも食べられるんです。

「これ、バゲットと一緒に食べたら美味しいよ！ま、うちの店にはバゲットないけど（笑）」

とご主人。ご主人曰く、自分でバゲット持ち込んでもＯＫで、もってきたらオーブンで焼いてあげるよ・・・とのこと。
うーん、今度絶対持ってきます！

最後は他のお客さん達もいらっしゃらなくなって色々楽しいお話も聞かせて貰えました。

こんなに美味しくて、雰囲気がいいお店だったなんて・・・もっと早く来たかった～

ご主人に「和食の概念を越えたような料理もたくさんありますね～」と言ったら、

「ここ、和食のお店じゃないんです。『うまいもののお店』なんです！」

と胸を張って答えてくださいました。それも十分うなずける素敵なお店でした。
近いうちにまた行きたいです。