滋賀県契約農家の有機野菜が、印象的でした。 : ラ ポスト

　高松城登城、讃岐うどんのはしごが終わりますと、この日は、何も、予定は、ありませんでした。

　翌日の予定も、滋賀県草津市の、帰省の旅の度に、会いまして、遊んでおります、お友達と遊ぶことこそ、決まっておりましたが、前日までは、どこで会いまして、遊びますかまでは、決めておりませんでした。

　結局、もり家さんで、おうどんを頂いております最中に、私のわがままが通りまして、１００名城巡りの一環としまして、国宝４城のうち、唯一、未登城でした、彦根城で遊ぶことに、決まりました。
　待ち合わせ場所は、多賀ＳＡになりました。

　明朝、多賀ＳＡに到着していれば良いので、急ぐ必要はありません。

　そこで、道の駅津田の松原を出発致しました後は、大鳴門橋と明石海峡大橋以外は、一般道を走ることに致しました（昨年も、そうでした）。

　１５時過ぎに出発致しましたので、明石海峡大橋を渡りました頃には、すっかり、日も暮れておりました。

　明石海峡大橋を渡りました所で、買い物のために、神戸市垂水区の、とあるショッピングセンターに立ち寄りましたて、買い物を終えました時に、時計を見ますと、１９時を回っておりました。
　讃岐うどんのはしごをしておりましたので、ここまで、空腹感を覚えてはおりませんでしたが、時計を見ました瞬間、お腹が空いて参りました。

　当初、翌日の予定すら、立てておりませんでしたので、お店の下調べなど、全く、致しておりません。

　そこで、家族の意向を伺いました上で、携帯食べログを、検索することに致しました。
　うどん続きということもありまして、妻も息子も、意向は、洋食で一致しましたので、早速、検索致しました。

　近場で探しますと、須磨駅のそばに、無休と書かれております、洋食屋さんを発見致しました。

　すぐに、出発致しますと、程なく、お店の前に到着致しましたが、閉まっておりました・・・
　まだ、正月三が日、いくら土曜日とは申しましても、もしかしたらとは思っておりました。
　案の定です。

　とりあえず、そのお店の前で、ハザードランプを点けまして、再度、検索致しました。
　神戸市全域に、検索を範囲を広げまして、正月三が日に、少し、遅い時間帯（既に、２０時前でした。）でも、開いているお店を探しますと、１軒のお店が、見つかりました。

　お店の場所は、東灘区、少し、離れておりますが、とりあえず、営業しておられますかどうか、電話をしてみますことに致しました。

　幸い、営業しておられました。
　来店は、２１時頃になるかもしれない旨を伝えますと、２１時３０分がラストオーダーなので、なるべく、早めにお願いしますと、言われました。

　お店に入れますだけでも、有難く思われました。
　こうして、こちらのお店に伺うことに、決まりました。

　三宮周辺が、渋滞しているかもしれないと思いつつ、ナビ（地図情報は、７年前のままです。）を頼りに、お店に急ぎました。
　幸い、正月三が日、土曜日にも関わらず、思ったほどの渋滞に巻き込まれることもありませんでした。

　２０時５０分頃、無事、お店に到着、お店の前に、車を止めました。

　入店致しますと、南欧風の、雰囲気の良いお店でした。
　時間も、遅めでしたので、お客様も、他に、１～２組しか、いらっしゃいませんでした。

　店員は、若い方で、写真撮影許可を求めますと、快く、許可して頂きました。

　ラストオーダーまで、時間がありませんので、取り急ぎ、注文することに致しました。

　メニューを拝見致しますと、とても、種類が豊富です。
　これは、アラカルトで頂きたいと思いましたので、目に留まりましたお品を、どんどん、注文致しました。

　まずは、息子の頂きそうなお料理を探しまして、「有機ほうれん草の入ったスペイン風オムレツ“トルティージャ”」（３００円）、食べごろチーズから、「パルミジャーノレッジャーノ」（４２０円）、「パルマ産切りたて生ハムとサラミの贅沢盛り」（１５８０円）、を選びました。

　その後は、私どもが頂きたいお料理を選びます。
　「滋賀県契約農家太郎園の有機グリーンサラダ」（５８０円）、ジビエに興味を持ちまして、「蝦夷鹿肉炭火焼き　赤ワインのソース」（１５７５円）、「魚介の鍋焼きパエリア　ベケーニョ（２～３人前）」（１９８０円）を注文致しました。

　少食息子も、流石に、お腹が空いていたのでしょう、トルティージャ、パルミジャーノレッジャーノに、生ハムとサラミは、大変、珍しいことに、ほとんど平らげてしまいました。
　しかも、サラミの一つは、特に、気に入りましたようで、お代わりすることになりました。

　私どもは、サラダを口に致しまして、お野菜の、甘みと瑞々しさに、心を奪われました。
　流石は、契約農家から仕入れていらっしゃると、謳っておりますだけのことは、ありました。
　とても、口に合いました。

　蝦夷鹿は、風味が強烈でした。
　これこそ、ジビエ、獣、というように、感じられましたが、付け合わせの温野菜が、とても上手に、獣の風合いを、緩和しておりますように、感じられました。
　伺いますと、この温野菜も、契約農家のお野菜でした。

　パエリアは、時間がかかるとのことでして、ゆっくりと待っておりましたが、その間に、丁度、ラストオーダーとなりました。
　そこで、野菜を、もう一度、味わいたく思いまして、「有機野菜とパルメザンチーズのシーザーサラダ」（７８０円）を、追加注文致しました。

　さて、鍋焼きパエリアとは、初めて拝聞致しましたのですが、何も考えずに、待っておりました。

　ようやく出て参りましたパエリアは、鮮やかなスカンピを始めと致しました、魚介類や、レモン、パプリカなどは、確かに、パエリアでしたが、お味は、存じ上げておりましたパエリアとは、異なるように思われました。
　私どもには、限りなく、リゾットに近く思われまして、お味も、思っておりましたようなものには、感じられませんでした。

　このパエリアには、イカスミニンニクマヨネーズなるものが、付いて参りました。
　お好みでと言われましたので、試しに、付けて頂きますと、ますます、存じ上げておりますパエリアとは、異なるお味となりましたように、感じられました。
　しかし、イカスミやニンニクの旨味が加わりまして、味に、深みが増したように思われまして、本当に、口に合いました。
　私どもの、パエリアの概念は、良い意味で、覆りました。

　追加で注文致しました、シーザーサラダは、確かに、お野菜は、期待通りでしたが、パルメザンチーズの風味が強く、お野菜のお味が、かなり、消されてしまいましたようにも感じられまして、少し、残念に思いました。
　ただ、シーザーサラダと致しましては、本当に、口に合うものでした。

　ラストオーダーは、過ぎておりましたが、デザートは、注文することが出来ました。

　デザートメニューを拝見致しまして、「本日のタルト」（５３０円）と、「コーヒー」（３００円）を、妻も、珍しく、デザートワインの「ベンリェバッシート（極上のデザートワイン）」（７３０円）を、注文致しました。

　タルトは、詳細を失念してしまいましたが、タルト生地が、アーモンド風味で、食感も、とてもサクサクとしておりまして、口に合いました。
　また、コーヒーも、酸味だけでなく、深みを感じることが出来まして、やはり、口に合いました。

　デザートワインは、妻には、かなり甘いようでしたが、辛口好みの妻には、珍しく、口に合いましたようでした。

　店員さんは、とても、親切でした。

　お料理の写真に熱中致しておりました私に、ブログですか？と、聞いて来られましたので、食べログのレビュアーでありますことを話しまして、食べログを頼りに、このお店を訪れましたことも、話しました。
　お店の方は、食べログのことは、ご存知ないようでしたが、お料理の角度を変えて、この角度が、写真写りが良いですよ、などと、とても、親切にして頂きました。

　あまり、選択肢のない状況で、訪れましたが、お陰様で、本当に、満足致しました。
　特に、滋賀県契約農家太郎園様のお野菜は、とても、印象に残りました。

　本当に、御馳走様でした。

　かなり、遅くなりました。
　西宮ＩＣから、名神高速に乗ることに致します。

　待ち合わせ場所の、多賀ＳＡは、少し遠いので、大津ＳＡ辺りで、寝ることに致しましょう。