食べログのレビューに惹かれて。 : T.N

再訪　’１６年４月
落下盛んな桜花をはらはら浴びながら、２回目のＴＮさんへ♪
今度はＪＫにはじき飛ばされないように日曜日に訪問。
還暦の手習いで夫が繰り返しＴＯＥＩＣを受けており、日曜日に神戸というのも都合が良かった。
この日は、乾杯用に白ワインとカンパリオレンジをいただき、ワインはＣｈ．ラグランジュ。
私ども以外には２組の若いお洒落なカップル。
お料理は前回同様文句なし。
パスタとリゾット（パニッシャ）の美味しさは格別であった。

最近、京都の「イル・ギオットーネ」にも伺ったが、日本のリストランテのイタリア料理はどれもレベルが高くて、見た目も美しく、味も素晴らしい。
こうなると、また行きたいお店に求めるのは、より快適なサービスと言うことになる。
関西のお店は「男尊女卑」っぽいところが多く、夫と行ったときだけ丁寧にし、単独や女友達と行くと「あーあ、時間とお金を損しちゃった(-.-#)」みたいなお店が少なくない。大阪の超有名イタリアンは、かつて私が大学時代の先輩と一緒に料理教室に行き、その後夫を連れて行ったのだが、ＤＭは夫だけに宛てて来続けるし、夫と行かないとシェフは挨拶もしない。「主婦ごときに」と思っているのだろうが、彼らの崇敬するエグゼクティブｗなおっさんたちは、ヒマじゃ無いうえに妻から（まぁ同伴出勤をせがむ夜の蝶諸嬢のお相手をする金満家もいるだろうけど）誘われでもしないとイタリアンなんか行かないよ。
ウチの夫は「白飯とコッテリした牛サーロインだけでええ」みたいな人だが、飲食業界と無関係のエグゼクティブなんかそんなもん。
だからおばさんにきちんとサービスできないお店はうまくいかなくなるはず。
私がウンザリしていかなくなった超有名イタリアンもあちこちに新店舗を出しているけど、評価は昔とかなり変わっている様子。
今ではそのお店に行きたがる友人もいない。
「ランチにイタリアン」まで話がまとまると、昔は「そこを措いてはない」くらい熱血ファンだった面々も、口々に別の店の美味しさを披露する。

さて、こちら「ＴＮ」さん。
上記の通りお味も良いし、サービスもレディファーストくらいは軽々できていて洗練されている。
（ＪＫと遭わずに済む土日を選べば）雰囲気も良好。
客筋も上品（我々がイマイチかもしれないｗ）だ。
今回初めてお目に掛かったＴＮさんも、いかにも美味しいものを作ってくれそうな好青年だった。

前回と評価が変わったのは、ＣＰ。
ただし、前回が安すぎたと思う。
今回のお代は適正よりも少し安めという感じになっていた。
自信の表れであろう。
また時々伺って、素晴らしいパスタをご馳走になりたい。
いつまでも、おばさん客に優しくして下さいね(^o^)/~~~


初訪問　’１６年１月
憧れのレビュアー・みつごとうさん様のレビューを愛読していて、ゴージャスでユーモラスな内容にいつも感激している。同じようなお店に行く甲斐性はないのだけれど、「お！県内だ。しかも私達でも行けるようなお手頃さ♪」と、みつごとうさん様のレビューから見つけた「TN」さんに行きたいと思った。
夫の日程をチェックすると、午後イチから夕方までずっと神戸という日があり、食べログの予約機能でTNさんの空席状況を探ると、その日は予約可能となっていた(*⌒▽⌒*)
早速、ネット予約をすると、翌日感じの良い男性の声で確認の電話。
「６，０００円のコースと８，０００円のコースがあるのですが、どちらにしましょうか？」とのこと。
「量が違うんですか？内容が違うんですか？」と伺うと、８，０００円のコースの方が材料が豪華だとのことだったので、滅多に行けないのだからと高額な方を選択。
ワクワクしながら、予約当日、地下鉄「県庁前」駅から相楽園西側の坂をてくてく登った。
午後6時の予約だったので午後5時半頃のこと。付近に私学の女子高校があるようで、ＪＫ（女子高校生のことはこう言わねばならないらしいのでｗ）の群れが歩道いっぱいに横並びで上から下りてきていて軽い恐怖を感じる。。
「人ひとり通れるくらいの空間を空けて下りてほしい。」と思ったが、あまり勉強が出来なそうなうえ、柄の悪そうな風情に何も言えず(^_^;、仕方なくフラフラと歩道の縁を不安定な感じで歩いたが、何人ものＪＫと肩がぶつかる羽目に。
すると、一昔前の「スケバン」ふうの背の高いＪＫから、「おらっ！車道を歩け！くそババァ！！」と凄まれた(゜o゜;
ついに坂を登り切ってしまったが、お店が見つからず（×_×）、ＪＫに揉まれながら怖々と坂を下りていると、感じの良さそうな小さなパン屋さんがあり、閉店間際であまり残っていないパンを買い漁りつつ、「この辺にＴＮさんというイタリアンのお店があると思うんですが、ご存じないですか？」とお聞きすると、「あぁ！ウチのすぐ下ですよ。」と教えていただけた♪
もう辺りは暗かったのだが、開店前でお店の灯りが点いていなかったので通り過ぎていたのだった。
あと10分くらいかなぁ、とお店の付近で佇んでいたら、タクシーが停まって夫が降りてきた。
少し早めに灯りが点いたのを見つけるや否や入店。ご迷惑だったかもしれないが、付近にスタバみたいな待てる場所が無くて。。
親切なソムリエがグラスワインのペアリングを勧めて下さったのだが、夫が拒否ってｗ「グラスシャンパンと何かコース全部に合わせられる赤ワインをボトルで取りたい！」と。予め拝見したメニューを見て、全部に合わせられる赤ワインって無理なんじゃないかと思ったのだが、無茶を言う夫のオーダーを受け入れてくれたソムリエが、2本の赤ワインを「これなら大丈夫」と勧めてくれた。そのうちの1本を夫がオーダー。予算が高めになったのはそのせい(^_^;
お料理は、どれも美味しく、タリアテッレなんかお皿を舐めたいと思ったくらいｗ
シェフがひらまつグループのお店で修業されたとのことで、夫の大好きなホイップバターも出てきて、夫婦でゴッキゲン(*⌒▽⌒*)

お酒・ドリンクの点が辛いのは、「グラスシャンパン」をオーダーしたのに、フランチャコルタ（スプマンテだな）が出てきたことから。
不味いことはないが、シャンパン以外のスパークリングワインをいただくと、翌日頭痛がしてしまうのだ。
「うちはスプマンテです。」と言ってもらえていたら、辛口白ワインで始めたのにな。

お店の雰囲気は良かったのだけど、辿り着くまでにＪＫの群れから罵倒されて恐ろしかったので、雰囲気点も辛めになった。

それ以外には何も不都合はなくて、とても幸せなディナータイムを楽しめた。
ご馳走様でしたｍ(_ _)ｍ

みつごとうさん様、素敵なお店を教えていただきまして、ありがとうございましたｍ(_ _)ｍ