通りのお店 2 : ラヴニュー

以前と同じくお店の前に行列が出来ていた、店員数は多いが列捌けは微妙で1時間弱と結構待つ。
ショーケースはチョコ＞焼菓子＞生菓子の大きさだが、生菓子は20種超と商品種類は十分にある。

――――――――――――――――購入した商品等（税込）――――――――――――――――

◇タルト　フリュイ　ルージュ（440円）　☆×4.0　
　甘酸っぱいベリーの濃さ＋甘さとタルト台の力強さがよく合う、流石焼きタルトは美味しい。
　ザクザク食感のタルト生地は焼きが強い、ダマンドは強くは無いが優等生な良いバランス。

◇タルト　ポム（440円）　☆×3.7
　たっぷりと乗ったりんごの味わいとグラサージュの甘さが丁度良いバランス、酸味は少ない。
　個人的にシナモンは使うと全面に出すぎて嫌いなのだが、バランスが非常に良く美味しい。

◇ケークショコラフィグ（280円）　☆×3.7
　ケークはしっとりとした生地で密度が高い、べしゃっている食感がほぼ無いので上手い。
　経歴的にチョコ押しかと思ったがチョコの味はあまり強くは無く、いちじくと良いバランス。

◇フィナンシェピスターシュ（260円）　☆×3.7
　表面のカリカリの食感は抑えられている、ピスタチオの香りはしっかりでバターのリッチさ
　とよく合う。グリオットチェリーが入っているが、洋酒は殆ど感じない程度で万人向け。

◇サブレ　ヴァニーユ（600円）　☆×3.5
　固めの食感だが崩壊する感じもあるのでバランスは綱渡りの旨さ、バニラの香りは強いが
　バターのリッチさはそこまで強くは無く意外と硬派さもあるサブレ。

◇その他
　ペカンショコラ（500円）

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並んだ時間がそこそこ長かったので生菓子も買うか迷ったが、前回あまり好みでは無かったので
止めておいた。ただしタルト系は好みなので、種類を限定すれば好みの商品があるのかも？

総合点：3.6→3.7（+0.1)　／　以下は2017/10レビュー

旅行で利用しました、その2。

今回の旅行のメインイベントその2、三宮駅周辺御三家？の一角である超有名店。
平井シェフはホテル系超名門フィオレンティーナ出身で、2代目時代に賞を取ったはず。

―――――――――――――――――購入した商品等（税込）―――――――――――――――――

◇レディ（480円）　☆×3.9
　構成：マスカルポーネムース＋いちごジュレ＋ピスタチオビスキュイ
　いちごのジュレは直球の素材感が良く出ており甘酸っぱくも優しい、スポンジがいちごシロップ
　でアンビベされているので、かなりわかりやすい甘さ。変に難しくなく一番美味しい。
　トロっとしたマスカルポーネムースの口溶けは滑らか＋優しい味でいちごミルクに近い味。
　下部はピスタチオビスキュイ、ここが粗めで食感担当、ベリー＋ピスタチオの安定の味。

◇バビロン（580円）　☆×3.8
　構成：チョコグラサージュ・クリーム・タルト生地＋ガナッシュ＋オレンジコンフィチュール
　ザクザクのチョコタルト生地はビターで大人向け、ガナッシュが直球で濃い・重い。
　オレンジ×チョコの鉄板組合せで、濃厚ながら酸味とほんのり苦みで味に変化が付いている。
　上部のチョコクリームは味は抑え目で、濃いタルトがしっかりと芯として確立している。
　このケーキシンプルな構成ながら、チョコの香りが直球で楽しめるのでチョコ系で一番好み。

◇カルノ（560円）　☆×3.7
　構成：りんごシブーストクリーム・コンポート＋ガナッシュ＋アーモンド＋パイ生地＋生クリーム
　ぱっと見タルトに見えたがブリゼ生地、少し塩気のある生地＋しっかりしたキャラメリゼの味と
　香り＋りんごの爽やかさが上手く調和しており、調和の面で優れていると感じた。
　紅玉のシブーストクリームは軽やかでトロトロ、ここにカルバトスのほんのりの香りが加わる。
　パイ生地内部はりんごコンポートとアーモンドで食感豊か＋ガナッシュで丸みを帯びた味。

◇ミルフィーユ（480円）　☆×3.7
　構成：パイ生地＋クレームムースリーヌ＋アーモンド
　パイ生地はサクサクながらしっかり存在感、膨らんでいないので噛みしめる動作が楽しい。
　ぽってりと濃厚なクレームムースリーヌはしっかりとした味・重さがあるので、味はかなり
　引きが強め＝このパイ生地の纏まりには重い方が合うと思うので必然性が感じられた。
　濃厚なバニラ・アーモンドの香りが時間差で来るので、しっかり感じられるバランスが〇。

◇フリュティエ（540円）　☆×3.6
　構成：生クリーム＋ビスキュイ＋カスタードクリーム＋フルーツ
　ショートケーキ表記だが、カスタードクリームのしっかりした甘さ・卵感が強め。
　ビスキュイはしっとりだが食感も感じる良い塩梅、フルーツの瑞々しい食感も〇。
　生クリームは水分多目でふんわりした口溶け、味は抑え目であくまでもメインはカスタードクリ
　ーム。コアントローのほんのり香る香りで優しさが出ているように感じる。

◇モンブラン（630円）　☆×3.5
　構成：マロンクリーム＋生クリーム＋メレンゲ
　マロンクリームはラム酒の香りのする味がしっかり付いたタイプだが、量は少な目。
　内部に和栗？の渋皮煮がかなりの量入っているので、栗の味自体は全体を見れば優しい系。
　生クリームは水分多目のトロトロだが、やや味・コク・存在感が欠けているよう思う。
　メレンゲは即食べたが既にぺしゃってうーん…悪くは無いが引っ掛かりが多い感じ。

◇モード（650円）　☆×3.5
　構成：チョコムース・スポンジ＋ヘーゼルナッツ＋アプリコットコンポート
　3種類のチョコムースはどれも滑らかで味強め、一番多い外側はミルクベースのチョコ＋ホワ
　イトチョコ＋ヘーゼルナッツの香るチョコでそれぞれ微妙に異なる風味になっている。
　食べた瞬間はチョコが重めでしつこく感じるが、下部のアプリコットコンポートの心地よい
　酸味で軽減していく味の移り変わりが楽しいケーキ＝味・香りいずれも強い同士の調和。

◇ディジョネ（580円）　☆×3.4
　構成：チョコグラサージュ・ムース・ダックワーズ生地＋カシスムース・ジュレ＋ガナッシュ
　ダークチョコレートの深みがしっかりと感じられる大人向けケーキ。
　アールグレイが香るガナッシュが強めの引きを担当しておりかなり重いケーキ、やや過度。
　カシスジュレとムースである程度重さを軽減するが、この部分も濃いので引きは軽減されず。
　ムース部分がクリームレベルのしっかりさなので激重、ただ全体の調和は決して悪くはない。

◇サクレクール（380円）　☆×3.2
　構成：シュー生地＋チョコクリーム＋ヌガー
　シュー生地は昔ながらのふんわりタイプだが水分が少なく、食感がうーん…
　チョコクリームは軽めながらややビターな味、深みは抑え目で食べやすい範囲内。
　ヌガーで食感を出すタイプ、ややこれで重くなっているが重くする必要性が割と謎。

◇セリーヌ（550円）　☆×3.0
　構成：葡萄のクラフティ＋タルト生地
　サクサクのタルトの中味は葡萄のクラフティ、この部分に果実がそのまま入っており水分担当
　だが、クラフティ部分の味がぼんやりしすぎており正直薄いだけの何かに感じてうーん…
　いちじくのムースはしっかり食感タイプで意外と水分が無い、種の粒々は入りつつも癖は抑え
　目なので食べやすい範囲内になっていると思う。

◇タルトポワールピスターシュ（440円）　☆×3.9
　ピスタチオの癖は意外と抑え目、コクを上手く使っているがしつこくない範囲で食べやすい。
　ダマンドが厚くバターのリッチさがしっかり感じられ、満足感は見た目の大きさよりも高い。
　洋梨でほんのり水分が出ているため、しっとりした食べやすい焼きタルトで美味しい。

◇タルトフィグ（440円）　☆×3.9
　リッチなダマンドとたっぷりのいちじく、どちらもしっかりと立っている焼きタルト。
　いちじくの多少のねっとりさ＋バターを、内部のフランボワーズ味で纏めるバランスが上手い。
　個人的にいちじくはお店の調和レベルが高くないと苦手なケーキになりがちだが、良い塩梅。

―――――――――――――――――購入した商品等（税込）―――――――――――――――――

チョコレート系を多めに買ったが、チョコレートの香り＋滑らかさの使い方はかなり上手い。
味はしっかり濃いめ、甘さは程々だが後味の引きがかなり強い＝しつこく感じるものが多い。

保冷剤が最長45分だけなので、遠方から来るにはやや不便だが保冷バッグは売っていた。

ケーキの大きさは標準的で価格は500円台後半多め、ほぼ東京並価格だがコスパは普通だと思う。
二桁食べれば大体判断出来ると思っているが、重さ・引きが好みの範囲外のケーキが多かった。

岡崎シェフだけはコンラッド東京で食べられるかよくわからず穴抜けになってしまったが、フィオ
レンティーナ出身シェフケーキの食べ比べを同月中にやる秋の目標？をクリアできて良かった。