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店名 |
スタンド ナンバー883(STAND No.883)
|
---|---|
ジャンル | バー |
予約・ お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
神戸市営地下鉄 西神・山手線 三宮駅から徒歩3分 三宮駅(神戸市営)から236m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
席数 |
(カウンター席のみ) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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初投稿者 |
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ワインショップで赤ワインを200円~テイスティングをして、ちょっとだけ飲みのモードに・・・
何故か思い出したのは、ハーレーダビッドソンのエンジンが飾ってある渋~いバー。
これまで、何となく男っぽ過ぎる雰囲気に場違いな感じで入りにくかったこのお店・・・
今日はちょっとワインでホロ酔い・・・バイカーがなんぼのもんじゃい!とハーレーダビッドソンのエンジンが飾ってある渋~い扉を開けてみました。
あらっ・・・まだ誰もいないのね・・・ほっ。
カウンターには、これまた渋い雰囲気のロマンスグレーのマスターが一人。
音楽は渋いジャズ・・・マイルス・デイヴィスかな?
「こ、こんばんは~」とどぎまぎしながらカウンターに座ります。
「い、いらっしゃいませ~」と、マスターも、一応女子の私が一人で訪問したことで戸惑い気味。
「え、えっと・・・なにしましょ」と、マスター。
「何がおススメですか?」
「ぼ、僕はウィスキー派なので、ウィスキーとか・・・」
「ごめんなさい・・・麦のお酒アレルギーなんです・・・。何かカクテルとかできます?」
「で、で、できますけど・・・ど、どんな感じがお好きですか」
「ジンとかウォッカベースで、おススメがあればそれで・・・」
マスター、黙々とカクテルを作っています。
そして、できたカクテルがシーブリーズのアレンジバージョン。
レシピはボンベイサファイアというジンにグレープフルーツ、クランベリージュースというシンプルなカクテル。
ボンベイサファイアのスパイシーさが利いていて、甘ったるさはない男らしい(?)さっぱりした味わい。
マスター「ここは、普段はバイク好きが集まる場所なんですよ(笑)。そんな連中とワイワイって感じになるんです」。
かっぱ「そうですよね。エンジン飾ってあるし・・・お酒も男っぽいのばっかり・・・(笑)」
少しおしゃべりし、お互いにだんだん打ち解けてきたところで、こんな会話。
マスター「いまジャズかけてるけど、仲間が来たら日本人のミュージシャンとかもかけるんよ」
かっぱ「どんなのかけるの」。
マスター「たとえば・・・麻川マキとか・・・」。
とマスター、言い終わらないうちに麻川マキに音楽をチェンジ。
ちょっとタイトルが思い出せないけど聞き覚えのあるブルース。
ここで2杯目をリクエスト。今度はウォッカで。
シェーキングで作ってくれたのはメキシコ湾の青さをイメージしたカクテル、ガルフストリームです。
レシピは、イタリアンウォッカのスカイ、ボスコープの青リンゴのリキュール、ブルーキュラソー、とグレープフルーツ。
綺麗なエメラルドグリーンのカクテルで、これも男っぽい爽やかな味わい。
こんな音楽が似合うバーだな、と思いながらじっくり音楽に耳を傾けていると、
マスター「こんなんもかけるんよ」。
と桑名正博の「月のあかり」にスイッチ。(これ、大好きなんです)。
ガルフストリームの表面がまるで月のあかりに照らされているようだな・・と思いながらボーズのスピーカーから流れてくる低音を利かせたサウンドにうっとり(笑)。
マスター「これ、桑名が獄中で書いた曲やねん」。
かっぱ「これ、カラオケで人が歌ってるの聞いてイイ曲やなって思って・・・シングル持ってました(笑)。ありがとう、そろそろ帰りますね」
マスター「もう帰るの?じゃあもう一曲だけ・・・B面も聴いていって・・・」
かっぱ「わかった・・・B面ってなんだった?」
マスター「聴いたらわかるわ。僕これが一番好き・・・」
と、はじまった曲は「そこからがパラダイス」・・・聴いたことありました(笑)。そのシングルは見つからなかったけど・・・。
こうして、偶然にも懐かしい曲を、ぴったりなカクテル味わいながら、贅沢なサウンドで一人占めすることができたのです。
かっぱ「じゃあ、さよなら、また来ますネ」
マスター「ありがとう。また来てネ」
バイカーがいっぱいいるときだったら、きっと、最初に扉を開けた途端に踵を返して別のところに行っていたに違いありません。でも最後には、この時間帯に来て、ときどき懐メロを一人占めしたいと、思わせてくれました。
たまにはこんなバーもありですね*smile*