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店名 |
すぎなか
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
078-393-5115 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
三宮から徒歩約7分 三宮駅(神戸市営)から181m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
14席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
備考 | |
お店のPR |
大将の確かな目利きと腕で織りなす、端正な和の料理が楽しめる大人の割烹
東門筋を一本東に入った角にある日本料理店【すぎなか】。純和風の落ち着いた佇まいで、店内に足を踏み入れると、存在感のあるカウンターが出迎えてくれます。カウンターには「なぐり加工」の木材が使用されており、しっとりとした手ざわりのよさが特徴。隣の席との間に余裕があり、全体的にゆったりとしたムードで食事をすることができます。魚は瀬戸内海のものがメインで、野菜も肉も毎日市場まで大将自ら足を運んで見極め... |
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お盆明けの水曜日の夜です。
実家の広島から新幹線で神戸までやって来ました。好きな街です。特に旧居留地の佇まいには、時間を忘れてしまいます。
昨年末にお伺いした哲粋さんに二か月前に電話したところ『ひょっとしたら夏休みにするかもしれませんのや…』とのことで、セカンドチョイスのすぎなかさんに予約を入れておりました。
6時前に入ります。最初の客です。
奥に長い間取りで、カウンター数席とテーブルが一脚有ります。
板前割烹とでも言うのでしょうか、一厘刈りの親方が真剣な眼差しで差配されています。直感で不味いはずが無い、と感じます。
スーパードライのプレミアム生で喉を潤します。お通しは茄子の揚げ浸しに子持ち昆布とオクラと冬瓜です。繊細な味付けに期待が膨らみます。
まずはお造りで、コチとクエの昆布締めをお願いします。50cm位のデッカいコチでした。薄造りで頂きます。ポン酢とお醤油の二種類が用意されました。
クエの昆布締めは皮目を炙っており、熟成した食感と昆布のはかない味わい、炭の香りが三位一体となって押し寄せます。
うーむ。いけるなぁ。やるじゃん、この親方、と小デブが見つめます。視線に気づいた親方が、ニヤッと微笑みます。
すかさず小デブが『由良の赤ウニをご用意されてるんですねぇ』と水を向けます。本当に嬉しそうに『川勝さんなんです。素潜りで一つ一つ取られてるんですよ』とのこと。
川勝ブランドまでは知りませんでした。目の前が和歌山のあの海峡そばで、素潜り〜、と驚嘆します。後でググりましたが、この時期限定の貴重品なんですねぇ。川勝さん。ありがとうございます。
勿論頼まない訳にはいきません。半板で頼みます。海苔の他にワサビと塩が用意されます。
海苔は青混ぜのようですが、有明の一番摘みではありません。二番摘み以降の、どちらかといえば、家庭用のものだろうと思います。
関西の料理屋(寿司屋は除きます)さんで自分が美味しいと思う海苔に当たった事がありません。あまり拘りが無いのでしょうか。それとも地元産? 不明です。
肝心の赤ウニですが、板をスプーン代わりにすくって食します。利尻より小股が切れ上っており(翻訳します、小ぶり)、唐津より熟女の柔肌(翻訳します、舌触りが柔らかい)のような繊細な味わいです。日本酒に合います。堪らず宝剣、呉の地酒に切り替えました。
隣のご家族連れ、就職して間も無い息子さんが帰省されたようです、が喉黒の塩焼きを頼みました。下品ですが、すかさず同じものを所望します。
焼き上がるまでの楽しみに、ポテトサラダをお願いします。これも美味い。特にハムが上物。『大人気なんですよ』と親方が笑顔で呟かれます。
焼きあがりました。半身ですが、優に30cmは有ります。皮目のパリパリと脂ののったズブズブの身肉を交互に頂きます。お酒が進みます。醸し人九平次に切り替えました。
ちょっと強面のお客さんがおひとりで来店されました。緊張が走るのが分かります。私から二つ席を置いた一番奥に無言で座られます。親方が居ずまいを更に正され『いらっしゃいませ』とお声をかけます。
目を合わせないように気をつけながら、横を見やります。親方と同じ一厘刈りのオヤジです。
圧を感じます。梅辰のような雰囲気です。
ここは神戸だしなぁ。そのスジの人かなぁ〜。でも、おひとり。ボディガードがおらんやんか。外のベンツで待ってるのぉ?
『自慢のモノ、見繕って出してくんねいか』と梅辰が重い低温で呟きます。程なくいかにもお水系のお嬢様が、梅辰の横に座ります。
『いつもの出してちょうだい』とハスキーな声で囁きます。響の17年のボトルがでてきました。ああっ、間違いない。鉄砲玉さん、お願いだから来ないでぇ、心の中で祈ります。
いやでも右の耳がダンボになります。
でもご安心ください。親方との会話の中身から、どうも修業先の大親方ということが分かりました。なんだ、監査かよ。
紛らわしいよぉ〜。見分けもつかないよぉ〜、髪の毛伸ばせよぉ〜、と自分の人生経験の少なさを棚に上げ、呟きます。
良く良く見れば、その大親方も素敵なお顔をされています。福顔です。板場の前が似合います。
緊張が解けたので、浅利の酒蒸しと鮭とオカカのおにぎりをお願いし、締めました。最後にサービスのフルーツ盛り合わせをいただき、後にしました。
神戸。良いよぉ、好きだよぉ、この街。クールファイブの『神戸〜、泣いてどうなるノォ〜』を口ずさみながら、ホテルまで歩きます。
ご馳走様でした。