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店名 |
閉店
タン・カフェ(thang cafe)
|
---|---|
ジャンル | ベトナム料理 |
住所 | |
交通手段 |
JR神戸線三ノ宮駅より徒歩5分 神戸三宮駅(阪急)から142m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
36席 (カウンター8席、テーブル8名席×3、4名席×1) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 ランチタイムに灰皿は無いですが公式に禁煙ではない 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
料理 | 野菜料理にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お店のPR |
クイック・エスニック体験も麺なれば!
店主がハノイの食堂経験をベースに優しくも味にボヤケがない正統北ベトナム料理を提供。日本では手に入らない香草や香料を年に何度も仕入れ、惜しげもなく使うという。昨年プチ移転しテーブル席も新設、多彩な一品バリエで夜も盤石。神戸らしく本格エスニックのきっちり旨い女子ひとり飯にも対応のスゴ技。定番人気の生春巻き600円や揚げ豆腐のココナツ風味などアラカルトメニューも充実。おすすめはフォーに一品が付くセットでハノイの鶏肉フォーセット700円。牛肉を細かく砕きニンニクを混ぜたミンチのフォーボーでも可。麺にご飯が付いたセットや定食はお代わり自由で、メンズも満足する内容はさすがとも言うべき。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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もちろん私はベトナムには行ったことがありません。ベトナム料理店も今回が初めてです。でも、「ベトナムってこんな雰囲気なんだろうなぁ」とひしひしと伝わって来ました。狭小なこの店にベトナムが凝縮されていると思いました。
▪️人懐っこい接客
▪️独特のスパイシーな香りが充満している店内
▪️ほとんど勝手にお代わりさせちゃうサービス
▪️相席をさせて客を詰め込む誘導
▪️その他アバウトな場面がイロイロと
私が店頭に立って、なんか読みにくくて分かりにくいメニュー体系を撮影しつつ眺めていると、中から日本語達者なベトナムネイティヴっぽい男性が、笑顔を見せながら現れて、
『オススメはタン・カフェ定食ですよ』
とリコメンドしてくるのです。下調べなど一切して来なかった私は、彼の言葉に従うことにしました。オススメが口に合うかどうかで、この店とのマッチングが決まると思ったからです。いわゆるエスニック料理は好みが激しく分かれるのが相場と決まっているからです。
店内に入ると複数の香草の香りがミックスされた独特の空気が充満していました。この時点ですでに好き嫌いが分かれそうです。ちょっと苦手かな、と思ったのですが、料理が出て来て食べ始めると気にならなくなりました。ベトナムの食堂もこんな感じなのでしょうか。
テーブル席はがら空きでしたが、カウンター席に2つほど空きがあり、男性は半強制的にカウンター席に誘導します。まあ、そういう店なんだなと思い、素直に指示された席に座りました。荷物はカウンター下の棚に置きます。中途半端に椅子を引かずに座っていたら、もう少し前に引いて、と促されました。狭い店内、こういう点も気にしなくてはいけないようです。郷に入れば郷に従え、です。
"英語で言えば、When in Rome, do as the Romans do. いや、ベトナムだからハノイかな?"
そんなことを頭に浮かばせながら?配膳を待ちます。そう言えば開店時間前なのにOPENしていてしかも先客が数名、この辺りもベトナム文化なのでしょうか。店頭に客がいれば準備出来次第、店を開けちゃうようです。
カウンター席の右隣は先客のカップル、左隣は私の少し後に来たピン客のサラリーマンで、カップルは何やら麺類を頼んでいたようです。サラリーマンの方は私と同じ定食のようです。
先にカップルの前菜?が配膳されました。続いて私のフォー、少し間を置いてカップルに大きな丼が、次にサラリーマン、私の順に定食のプレート、そして最後にサラリーマンのフォー、という感じでの配膳順です。(それ以外の客の分は割愛)
なんとなくビミョーな配膳順で、この点でもアバウトだなぁ、と思いました。ベトナムでは、そういう点を気にしてはいけないのでしょうね。いや、気にする人はいないのでしょう。
私が料理の写真を撮っていてなかなか手をつけないのを見た男性スタッフは、目の前にある箸箱を指差して、ここにあるよ的な言葉をかけてくれました。もしかしたら、私が、ちょっとユニークなデザインの箸箱に気付かず、食べ始めることが出来ないんじゃないかと思ったのかも知れません。
あと、食べている途中で箸を休めて写真を撮っていると、私の背後から男性スタッフと女性が並んで覗き込んでくるのです。最初は撮った写真が気になって来たのかと思ったのですが、どうもそうでもなさそうです。後で思ったのは、"料理がちゃんと提供できているかどうか客の配膳状況を見に来た"のではないかと。
こう考えたのには根拠があって、食事中にタン・カフェ定食のお品書きと私の食べたものを比較して気付いたのですが、どうも"揚春巻"だけがないのです。こういう幕内的な料理の場合、食材の在庫状況によっては内容がダイナミックにアレンジされることも多々あるので、そういうものかなと思ってあまり気にせずに食べていたのですが、左隣の客のプレートを見ると、揚春巻らしきものが乗っていたので、やっぱり乗せ忘れなのかなぁ、と思いました。おそらく厨房内で調理済みの揚春巻が余っていたのかも知れません。その事を確認しに来たのかもと思ったのですが、揚春巻の味は分かるし、わざわざ"足りないよ"と言うほどでもないので、私は何事もなかったように食べ続けました。
それよりびっくりしたのは、ほぼ勝手にお代わりサービスをスタッフがする事です。例えば、左隣のサラリーマンが、おかずより先にご飯を食べきってしまった様子を見て、おもむろに男性スタッフがその食べかけの、おかずが半分ぐらい残っているプレートを取り上げ、厨房に差し出したのです。そして、戻って来たそのプレートには新たにご飯が乗せられていたのです。その間、サラリーマンはほとんど声を出していないのです。常連ってわけでもなさそうで、すごいサービス形態だと、驚くと同時に感心しました。私はバランスよく食べ続けていたので、結果的にそのサービスを享受できなかったのですが、これもベトナム式なのでしょうか。
同様に右隣のカップルの女性が食べていた麺類、スープだけが減っていたのを、男性スタッフが見つけて、やはり有無を言わせずその大き目の丼を取り上げ、厨房に行きスープを追加して来たのです。女性は、食べきれないボリュームだったので、とりあえスープを飲んでいたようで、その後、男性と丼を交換していました。"あなたが食べてよ"という感じで。
それぞれの食べ物は、そこそこ美味しかったのですが、例えばこれらが単品でドンと皿に盛られて来たら、ちょっと飽きちゃうかな、という風味でした。料理にもよりますが、全体的にアバウトな調味でした。なので"ベトナム風幕の内弁当"的なタン・カフェ定食は正解なのでしょう。オススメの理由もそんなところにあるのかも知れません。
さて、完食後に精算です。
「えっと850円だったかな?」
レジの前に行き、そう言いながら財布から1000円札を出していると、男性スタッフが、
『はい、850円です。350円はないですか?』
と言うのです。一瞬、何のことかと思ったのですが、どうやら小銭が足りない状況のようです。(あくまで推測ですが)
私は、その場で財布から小銭を全部出してみたら、なんと100円玉が3枚、10円玉が4枚、そして5円玉と、合計345円だったのです。
「惜しい、345円しかないねぇ」
『イイヨイイヨ、ソレデイイヨ、コンゴノゴエンモアルシ』
などと言ったかどうかははっきり聞き取れなかったのですが、とにかく笑顔で500円玉をお釣りとして渡してくれました。日本人のバイト君だったら1円足りなくてもNGでしょうね。そう言えば、先日行った同じ三宮にある中華料理店も値引き対応しなかったし、やっぱりベトナムの風土なのでしょうか、このアバウトな感覚は。
これらのアバウトさに慣れたら、きっと気持ちよく住みやすい世界なのでしょう、ベトナムは。そしてこの店も。
ごちそうさまでした。