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不動の小料理屋
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mimiura
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店名 |
小鉢
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
お問い合わせ |
0155-26-2640 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
帯広駅から410m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、JCB) |
個室 |
有 (6人可) |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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このお店には、変更はない。あってはならない。
数ある投稿はやれコスパがどうの?味がどうの?接客がどうの?である。
このお店の女将はおそらくは食べログのチェックなどしているはずがない。
私が初めて訪問したのは、平成16年である。
グデングデンに酔っぱらった私は、「小料理」という看板につられて「茶漬けでも食おうか」という軽い気持ちで暖簾を潜った。
女将は唸るのである。
ほんの暫し間が空いて「鮭か、蟹ならできますよ」と言うのである。
根が卑しい私は、迷わず「蟹!」と吠えるのである。
すると、桶に酒が来る。酒は頼んではいない。でも。柄杓で掬って、あおる。
「おやおや。水の如し」と舌が応える。また掬う。先ほどまでの酔いが覚める。
漬物が来る。メロンの粕漬けだ。頬張る。酒を口に運ぶ。「小料理屋とは何だ」と自問自答する。
料理人の手だ。何でもない物が何者かによって「料理」となる。
桶の酒をすべて飲んでしまった。伺えば、近隣のワインで名高い街のある方が、しかも今年のワインの出来不出来をチェックするために己の舌の確からしさを確認するためにこの桶の酒を飲むという。「わかる。僕にもわかる。」視野が狭くなってきた。
本当はわからないのだ。ただただ口の両脇にはブルブル感がないのである。
そこに「かき氷」のような「蟹茶漬け」が眼前に「いる」
おそらくは平素、皆様の目の前に差し出される蟹である。
グデングデンの私がもはや殻を剥く気力さえ失っていることを察した「奥の方」のご配慮であると瞬時に察した。
蟹なのか、飯なのか、茶漬けなのかもわからん。暖簾を潜った目的さえも忘れかけている。掻き込むとが気持ちがいい。
女将は鼻息荒く、丼を掻き込む私を見ている。お手拭きの洗濯をし、丁寧にたたみながら見ている。
これには参った。単身赴任、一人っ子、猪年生まれ。女将の手の動きを見ていると郷愁、憂愁になってしまう。
都合5年。敢えて間をおいて訪ねる。隣客の情けに触れ、十勝の明日を語り、秋田杉で作ったという酒器に柄杓を突っ込む。
終いには70をとうに過ぎたという女将に店先で思いっきり抱いてもらい、元気に歩く。寒風さえ気持ちがいい。
「小鉢」はそんな「小料理屋」である。
この日の勘定はあえて言うまい。また、メニューには茶漬けなどはない。わがままを言って頼んでもほしくない。
私は、この女将が好きである。
遥か道北の街でこの女将の凛とした姿を想い独酌をする。