海老、今回はちゃんと先までありました : 天勝

「私にはこれが人生最後の天勝…」と言った舌の根も乾かないうちに、行ってしまいました。(^_^;)
親と食事に行くことになり、何が食べたいか聞くと「天ぷら」
「じゃあ天勝行く？」と渋々聞くと、嬉しそうに頷くので。
日曜のちょうど昼だったので結構混んでいて食券売り場には数人並んでいました。
「混んでるけど、待つ？」「待つ」
食券購入。天ぷら定食(1500円)２、天丼(900円)１(私)、計3900円。
お手洗いの横の丸いすに数人待てるようになっていまして、そこで3分ほど待ちました。
接客は素っ気なそうでありながらも、ヨボヨボの親を庇って支えてくれたり、テーブルを引っ張ってくれたり、なかなか親切でした。

10分ちょっとで定食、続いて天丼。
今回は天丼の3本の海老も先までちゃんとありました。
前回は何だったんでしょうね？海老が足りなかったんでしょうか？
味もいつも通り。
慣れているせいか、天ぷら定食の天ぷらより、タレに浸した天丼の天ぷらの方が私や夫は好きです。
親は定食の法が好きなようです。
今までと違い、たくあんが細切りになっていましたが、こちらの方が食べやすいです。まあ全部は食べられませんけどね、しょっぱいので。
味噌汁は落第。

今回は通常通り海老が先まであったので（笑）、評価少し戻します。

休日の４時55分入店。
こんな時間ですから先客ゼロです。
それでも、店主、揚げ方さん(店主ではないよ)、盛り方さん、運び方さん、券売さん揃っています。これから混んでくるかもしれない夜の時間帯に備えての臨戦態勢なのでしょうか。
４、５年ぶりで行ったら800円から900円に値上がりしていました。

注文と同時に揚げ方さんが揚げ始めて、美味しそうな匂いが漂ってきます。
いつものようにベルトコンベアーのような流れ作業で、すぐ運ばれました。
蓋を開けると…
あれ？三本揚げがちょっと大きい海老になってる。まあ冷凍だろうけど。それで値上がりしたんだね。ああ懐かしい味だわ～でも私は小さいからカラッと揚がるあのしっぽが好きだったのよ、大きいとしっぽは食べられないわ～などと思いながら食べ進めると…

あれ？何これ？三本揚げの両端の海老が、下半分ずつカットされてる。
「2分の1の海老＋一本の海老＋2分の1の海老」を三本まとめて揚げています。
おかげでとてもきれいな団扇型になっています。
多分下半分をかき揚げなどに使っているのでしょう。
夫は気付かず、小さい海老かな？と思ったそうですが、主婦歴数十年のこの私の目をごまかせると思う？
店の人の目の前で堂々と衣を開いたら、ほら、下半分切ってある。
写真を撮ってみましたがうまく写せませんでした。(^_^;)

なんだかなー…
もう私にはこれが人生最後の天勝だと思え、噛みしめて食べました。
私達が店を出るときも、他の客は入ってきませんでした。

サービス★２．８なのは、接客に落ち度があったのでは無く、小細工に対しての評価です。CPが悪いとも言えますが、それ以前に客に対しての真摯な姿勢がないと思えましたので。
味自体は好きなのですが、総合で標準点を付けるのは難しいですね。

…と、思ったのですが。
★２．９で投稿後、ふとその前の口コミ(YBそば）を見ました。
あれでも★３．０です。
えー？たぬきそば(天かすだよ、かす)800円で、海老天900円で、味は天勝の方が好きなのに、★２．９は厳しい？
思いの強い分だけ厳しくなったのかもしれません。
あれが３．０なら、これは３．０５かも。苦笑
と言うわけで★３．０に訂正します。(今回は圧力があった訳じゃないよ・笑)

【２０１３年１月再訪】

飲食店の多くは昼食時間が過ぎたら一度閉めて夕方再開と言う店が多いですが、ここは通してやっています。
休日の５時少し前、早めの夕食です。
時間が時間なので先客はいません。
と思ったら私たちが着席すると同時に客が入ってきました。やはり人気店です。

いつものように天丼８００円を注文しますと、５分ほどで運ばれてきました。
（もしかしたら揚げ方さんは食券を注文した時点で揚げ始めてるのかも）

今やすっかり慣れてしまった（私は他市町村生まれ）「衣がへにょっとした天丼」です。
よその方にはかなり酷評されているけれど、これはこれで美味しいんですよ。
よそでガリガリの天丼を食べるたびに、熱いたれに浸してたれがしみこんで柔らかくなったのを食べたいと思ってしまいます。
油も若干落ちてくどさも緩和されるし、衣にたれとえびの味がしみ込んで美味しいんですよ、ホントに。
ご飯もぱっちり美味しく炊けています。
でもご飯の量がすごいので私は半分くらいしか食べられません。だから夫は大盛りになります。

地元の有名店だし好きな味だし応援したいのですが、色々マイナスポイントはありますね。
たくあんが（いつの間にか４枚になっていました）しょっぱ過ぎて、口がしびれました。
残すのが悪いから食べたのですが、次回はたくあんは要らないと断ろうと思います。
今回はみそ汁もしょっぱかったです。
でも今回はてんぷらがいつにも増して上手に揚がっていて、イカもいつもより新鮮で、とても美味しかったので評価は相殺します。

後から来た客が、制服の着方がかなり粋な中年店員に「若大将」と話しかけていました。
揚げ方さんはいつもキリっとしているので、よそから来た人はこちらが大将だと思うかもしれませんが、違います。
(((ロ(. . )m　φ(^_^;)


【初回投稿２０１０年７月】　

室蘭生まれの友人が「ソウルフード」という天勝の天丼を食べてきました。
久しぶりです。
天丼800円なり。
数年前に来た時は６００円くらいだったので値上げしたんですね。

平日の12時少し前だったので、店内はほぼ満席。
カウンターに座りました。
目の前で天ぷらを揚げていますが、衝立があってよく見えません。
次から次へと揚がるネタを、流れ作業でご飯に載せて、待つこと数分で運ばれて来ました。

いい匂いです。
やや大きな海老が１本、小ぶりの海老３本をまとめてあげたものが一つ、烏賊が１本。
それだけです、野菜や椎茸はありません、たんぱく質だけ。
初めて食べた時はちょっとびっくりしました。

まず小さい海老を。
天つゆにくぐらせているのでカリッカリではありませんが、まだサクサクしています。
「この店の小さい海老は尻尾まで美味しい」は、友人の教えです。
尻尾はカリッとして、ほんとうに美味しいです！
ちょうど海老の唐揚げを丸ごと食べているような感じです。
三本とも尻尾を食べました。

それから烏賊。可も無く不可もなく
大きいほうの海老。こちらの尻尾は食べられません。
その頃には多少柔らかくなった衣を（これが好悪の分かれ目かもしれませんが）ご飯と一緒に口に入れると、口の中で絶妙に混じり合います。
海老のだしを吸った衣が美味しいです。
最近はカリカリの天ぷらが受けるようですが、タレをくぐらせた本来の天丼の味、私は好きですね。

ご飯は美味しく炊けています。タレがいっぱいかかっていますがしょっぱくありません。
天ぷらなのに食後はあっさりしていて胸焼けしません。
ワカメの味噌汁もまあまあです。
そしてたくあんが五切れ！（苦笑）　きっと二切れでは少ないけれど三切れや四切れは縁起が悪いからでしょうね。でもしょっぱくて食べきれません。
個人的には、たくあんは二切れでいいからシシトウと椎茸くらい付けてほしいと思います。

８００円が安いか高いかですが。
いくら老舗とはいえ、いかにも「食堂」のこの店構えで８００円と言われれば高いかもしれません。
でも地方ではこんなものかもしれません。