名産のホッキ貝をふんだんに使った『ホッキカレー』！ : マルトマ食堂

北海道苫小牧市にある、名産のホッキ貝をふんだんに使った様々な料理が楽しめる『マルトマ食堂』。
何度もメディアにも取り上げられ、有名人も数多く訪れている大人気のお店。

苫小牧市はホッキ貝の水揚げ量日本一を誇り、平成14年7月20日にはホッキ貝を「苫小牧市の貝」に制定したそうです。

ホッキ貝はバカガイ科に属する寒海性2枚貝で、正式名称はウバガイ(姥貝)。
ホッキ貝という名前は元々アイヌ語に由来し、漢字の「北寄貝」は当て字と言われています。
北海道などで採れる「北に寄った貝」であることから北寄貝と名付けられた説もあるとか。

資源保護のため、苫小牧漁業協同組合では貝の産卵期(5～6月)に禁漁期間を設けたり、直径9cm以上の大型の貝だけを水揚げしています。

北海道の規則では7.5cm以上と定められているので、苫小牧では肉厚で大きい良質なホッキ貝が楽しめるそうです。

苫小牧では昔から「ホッキカレー」や「ホッキ貝の炊き込みごはん」など、ホッキ貝料理が郷土の味として定着しているそうです。

初めてマルトマ食堂のようなお店を見ると、ホッキ貝料理だらけですごく珍しいように感じましたが、地元では当たり前のように親しまれているお店なのですね。

お店は苫小牧市公設地方卸売市場の中にあり、苫小牧駅より徒歩30分、車では10分ほどの距離。
市場自体は関係者以外立ち入り禁止で、マルトマ食堂の入口は別にあると案内が貼ってありました。

お店は朝5時から営業しており、観光客も多く訪れるものの、漁港で働いている漁師の方々の利用も多いそうです。

この日は平日の木曜日、お店へは8時前くらいの到着。
入口は少し入りにくい雰囲気。笑
お店へ入るとお客さんがいっぱいで大繁盛。

そして驚くのが飾られているサインの数。
壁にサインがいっぱい飾られているお店はあるものの、天井にまでびっしり貼っているお店はそんなに多くない気がします。
面白い光景でした。笑

行列が出来るお店として有名ですが、まだ若干空席があり、待ち時間無くすんなり入れて良かったです。
お店は広くないので相席スタイルです。

メニューは一般的な食堂のような定食や麺類などのラインナップの他、とにかく多いのがホッキ貝を使ったメニュー。

お店のオススメというのは、1300円という値段でふんだんに海鮮を盛り付けたマルトマ丼。
しかし海鮮丼自体は他でも食べられるので、やはり苫小牧に来たからにはホッキ貝を堪能したいところ。

ホッキ貝料理で特に人気なのは『ホッキカレー』。
ホッキカレーはお店特製のレトルト商品も作っているほど。

今回はホッキカレーと、時価と書いてあったホッキ貝の刺身を注文！
この日は600円でした。

あとウニ丼も時価と書いていましたが、この日は2500円と1300円のものがあると言う話が聞こえてきたので、メモ感覚で書いておきます。
それぞれの大きさはわかりませんが。

【ホッキカレー】1000円(税込)
カレーの具材にはホッキ貝ばかりがふんだんに使用されており、ゴロゴロとボリューム満点。
ルーとライスも結構多くて、カレー自体のボリュームがすごいです。

トロミのある質感の濃厚な欧風カレー。
ホッキ貝は非常に柔らかくて噛むほどに旨味が染み出します。

ホッキ貝の出汁なのか、そもそもホッキ貝の出汁ってどんな味なのかわかりませんが、とにかく旨味が強くてカレー自体がめちゃくちゃ美味しいです。

食べ応えも抜群で、朝からガッツリエネルギー補充できました。

【ホッキ刺身】600円(税込)
バター焼きなどで食べることが多かったホッキ貝。
赤色のイメージでしたが、生のままだと灰色なのですね。

シャキシャキとした独特の食感があり、加熱したものと比べると非常に柔らか。
甘味と濃厚な旨味があり、コクのある味わい。
これもまたかなり美味しいです、何気にホタテの刺身より好みかもしれません。


ホッキカレーがかなり美味しかったので、帰りにはお土産用のレトルトカレーを購入。
1000円(税込)とレトルトカレーにしてはかなり高かったです。笑

しかしいざ大阪へ帰ってから食べてみると、ホッキ貝の量がお店で食べるものより圧倒的に少なくて驚きました。

多分お店のホッキ貝が多すぎるだけで、このカレーもレトルトカレーとしては十分具が多いのかもしれません。笑
味は美味しかったのですが、やはりお店のホッキカレーが最高でした。

ホッキ貝メニューを今改めて見返すと、ホッキのアイスクリームという面白いものがあって、当時頼まなかったことを今更後悔しています。笑
また行きたいですね。

苫小牧にはホッキ貝が楽しめるお店が色々あるそうなので、次回は他のお店も開拓してみたいところ。

ご馳走様でした！