ご当地気分全開の品々を入手してみました！！ : 道の駅 だて歴史の社 伊達市観光物産館

12月最初の土曜日。
今日は、伊達の道の駅【だて歴史の社 伊達市観光物産館】にいる。

ここは、何年か前、何度か来ていたところでもあるのだが、今回、本格的に何かを買ってレビューするのは初めて。
いつものようにトイレタイムの合間に、何か珍しいものがないかと【伊達市観光物産館】コーナーをフラフラと立ち寄ってみる。

「何か珍しいものはないか・・・・」と、歩き回りながら、まず私の足がス・ス・スゥーッと進んだのは、お酒売り場でのワインの陳列棚。
私は、今までのレビューでももうおなじみだが、一応、断酒中の身でありながら、「ワインならば！！」と（ワインも立派にお酒なのだが・・・・）、時々、イタズラをさせていただいている。

いやいや、「飲んでるじゃん！！」という声も聞こえてきそうだが、私の感覚では、それは飲んでいることにはならない！！（キッパリ）
あくまでも・・・・・、あくまでも、イタズラをしている！！という建前なのだ。

まぁ、このことは、さすがに私の主治医にはナイショであるが、なんとか家内は、そのイタズラする量をガッチリ少量で管理するという前提で、あきらめぎみに承認。
そういう習慣ができあがって以来、自然とこういう場所に来ると、ワインの売り場に足が向いてしまうのだ。

「ちょっと変わった、ご当地物でもないか？」と物色するのがいつものことで、ここ最近、この手のレビューも増えてきているのは、お馴染み読者様にはご存知の通り。
さてさて、そこで今回、さっそく見つけたのが、”伊達武者ワイン”（1,160円税込）という一本。

ラベルに思いッきり、戦国武者の甲冑がプリントされている。
まぁ、あまり、なんとなくおいしさは期待できないかなとも思ったが、とりあえずご当地感はたっぷりであるのと、物珍しさから買ってみることにした。

赤・白・ロゼとあった中から、この度は白を選択。
家内は家内で、”壮瞥産のりんご王林”（500円税込）を、いつの間にか買い物かごに入れている。

そして、こういう場所に来ると、ついワインと同じように目がいってしまうのが牛乳とか納豆の類。
これも、毎度、意識しているわけではないのだが、色々見ているうちに、結局は、やはり、ご当地物のフレーズに弱い私（我が家）は自然と買ってしまうのだ。

今回も、その”太陽の園自然牛乳：180ml”（150円税込）というのと、”伊達納豆：100g”（81円税込）を購入。
まぁ、我が家的にはこれはもう、各地の道の駅に来た時の、もはや、お約束化されたようなものでもある。

さて、これ以上、眺めていると、さらに出費がかさみそうなため、買い物はこのへんにしてそそくさと車に戻ることに。
買いこんだものは、後の実食を楽しみとすることに。


《後の実食（実飲）》
◆伊達武者ワイン
さっそく、その日の夜にいただいてみる。
まずは、その特徴的なラベルをよくよく見ると、伊達市開拓記念館に保管されている初代亘理藩主着用の甲冑をプリントしているのだそう。

一応、”伊達武者ワイン”とはいうものの、サッポロワインのポレールというブランド製品で、勝沼ワイナリーで醸造されているとのこと。
また、『伊達は、このワインのぶどうの収穫地の表示ではありません』（原文まま）という、ちょっと、意味不明の文章での表示が見られる。

「う～ん、なんだよ・・・・・」という感じもしないでもないが、まぁ、いただいてみる。
当然、独りで全部飲むわけには、あっ、いや、イタズラするわけにもいかないため、家内にも手伝ってもらう。

うん、味わいは、かなりのライト。
タンニンは抑え気味で、甘さ、酸味、フルーティな香りが前に出ている感じ。

でも、なんというか、カジュアルな仕上がりで、フルーティさも、あまりこだわりの天然果汁という感じはしない。
どちらかというと、大衆仕様。

まぁ、この手のモノは、味わい主体よりも、物珍しさで試してみるもので、化粧箱の中に入っていた、伊達家の系譜やら、家紋の説明資料なんかが結構楽しめた。
これも、まぁ、地域の特産めぐりの醍醐味かな。

◆太陽の園自然牛乳
これは、どちらかというと、家内が目をつけたもの。
後で、調べると、この太陽の園とは、北海道社会福祉事業団太陽の園のことで、この牛乳はそこでの取り扱い商品。

売り場の値札のコピーには、『牛乳成分を均質化しておりません。そのために上層部に生クリームが浮いています。よく振ってからお飲みください』とあった。
これは、結構、珍しもの好きの我が家の購買意欲をそそるには充分なフレーズ。

で、飲む前に、仰せの通り、よく振る。
振って、振って、振りまくって、紙キャップをはがして、ゴクゴクと。

う～ん。
申し訳ないが、そんなに特徴を感じなかったかな。

牧場で直で出している牛乳なんかと比べると、あまりその良さがわかりにくい。
おそらく、何も言われないで飲むと、まったく一般の牛乳との違いも分からないかもしれない。

そこは、そこ。
社会福祉事業団の商品ということで、そういう心持ちでいただくことに意味があるのであろう。

◆伊達納豆
実はこれ、期待の一品。
これは家に戻ってからの、とある朝食で食べてみた。

なんとなく、そのパッケージデザインから、裏蓋にかかれているうんちくまで、結構な、職人気質全開のこだわりが見られる。
昔ながらの手作りと、日本人の嗜好に合った栄養価を考えられた製法をアピール。

今風の納豆のように、タレもカラシも付いていない。
まずは、パッケージを開け、自前の醤油を垂らし、ネギを放り込んでよくかき混ぜる。

臭いが少し強いのかな。
私は納豆好きのため、この匂いを臭いと感じることはないし、まったくこの程度のものは気にならないのだが、納豆嫌いの人には、何をどう言ったってダメなんだろうなぁと思われる。

粘りがそれほど強くないため、かき混ぜる時間は結構長めに。
で、ごはんにオンして、ズルズル、ハフハフといただいてみる。

あ～、昔風だぁ・・・・・という感じ。
近年では実に様々な納豆が、スーパーで売られていて、結構、それなりにおいしいものが大量生産されている。

その味に慣れちゃうと、なんだか、古臭い納豆かなとも思ってしまうため、近年の納豆に慣れてしまっている若い人達には、あまりウケないかも。
でも、今のように商品構成も多彩ではなかった昔、私が子供の頃なんかは、納豆と言えば大体がこんな感じだったような気がするのだ。

それは、豆が今のようにそれほど柔らかいわけでもなく、タレやカラシなどもなく、醤油のみの味付けのためナットウ菌の自然な存在感が強烈に感じられるということ。
なんだか、とっても懐かしい味を、ものすごく久しぶりに食べた気がする。

私自身も、すっかり今風の納豆に慣れちゃった感もあるため、どうしても脳内で単純比較してしまい、特別にこの”伊達納豆”が「おいしい！！」という印象までは持てなかったのだが、とにかく懐かしい物に触れた感が一杯の体験をしたということかな。
少し、この”伊達納豆”を食べ続けていくと、その昔の良き味の感覚が戻ってくると思われるし、きっと逆に今の納豆は食べられないとなってきそうな気もしないでもない。

もう少し、我が家の近場で簡単に手に入ったら、ちょっと、その回帰志向を試してみたい気分でもある。
まぁ、金額も金額だし、これはこれでの収穫といえよう。


さてさて、私の道の駅レビューシリーズが、またしても今回一件、追加されたわけであるが、なかなか純粋においしい物！！というよりは、やはりご当地物との出会いの面白さにつきるのかも。
今回の買い物も、それはそれでよかったということで締めておこう。