温泉「チロルの湯」内にあるレストラン　北海道 歌志内（うたしない）市／レストランチロル : レストラン　チロル

北海道、空知地方にある、歌志内市（うたしない-し）。
札幌と旭川の中間より少し旭川寄りにある地域、深川市の下、地図で見ると滝川や砂川の右にあるまち。
かつては石炭を採掘する「炭坑」で栄えた町だそうですが、他の地域と同様、炭坑（ヤマ）の閉山と共にまちの
人口は減少傾向に、現在では歌志内市の北側にある「かもい岳山麓」を生かした新しい町づくりが進められているようです。

かもい岳周辺ではその山並みの景観がスイスに似ていることから「スイス風の景観づくり」を推進していて、
トレーニングキャンプ歌志内・かもい岳スキー場のセンターハウスも山小屋ロッジ風。
まちの幹線道路沿いにも、三角屋根に白い壁＋濃い木色の柱が印象的なロッジ風の公営住宅や団地が並んでいました。
すいている道を青空の下走っていると、なかなか眺めの良い、気持ちのいい道路☆

道道114号線沿いに建つ「道の駅チロル」も同様で、スイスの山小屋風の外観デザイン。
その道の駅チロルの奥、少し小高くなった丘の上に、こちらの「チロルの湯」という宿泊施設を備えた温泉浴場があります☆

　『　歌志内 チロルの湯＋施設内のレストラン、レストランチロル　』

外観はまさにスイスの山小屋風〜♪
建物のすぐ裏は雑木林、三角屋根に白い壁、北海道の空の色にも映える建物です（´ー`*）♪

1Fはロビー・フロント・レストラン・大広間＋渡り廊下を渡って、1Fの別棟に温泉浴場。
2Fが宿泊棟になっていて、客室は全13室という外観で見ていたよりも小じんまりとした造り。

宿泊料金はスタンダードタイプ（2名1室、和室）で1泊2食付きひとり7,500円。
（洋室（ベッドルーム）だと2食付きでひとり8,500円〜、夕食なし・朝食のみならひとり5,000円〜宿泊可）

ひとり7,500円で宿泊しました☆

●夕食は
　館内は「はだし」歩き。床はカットパイルのカーペット敷きでしたがきちんと清掃はされていて不快感はそれほどなし。
　でもここはフローリングの床で、手前でスリッパに履き替えて入る、というなんか不思議なレストラン。
　私はちょっぴり気にする方なので靴下をはきました。笑
　全席テーブル席。　宿泊客用の席はリザーブになってキープされてる感じ。
　飲み物は別料金、お部屋付け可。ビールはジョッキ500円〜。
　＜夕食献立／宿泊者用メニュー＞
　前菜（帆立のトビッ子和え・豚肉のロースハム＋オリーブオイル＋フレンチ風カニかまぼこ？）、
　お刺身（南蛮海老・マグロ・白身・ハマチ・サーモン）、焼き物（白身魚のポアレ）、
　フカヒレ茶碗蒸し、ステーキ、中華風肉味噌豆腐、ごはん、お味噌汁、デザート付き。
　お料理の説明は全然なくて、これは何かな？と思いながら食べたので、説明・もしくは
　「本日の献立」という紙が1枚でもあれば、もっと楽しめたかも。（聞くと答えてもらえますが）
　スズキのポアレにブールブランソース？が出たかと思ったら、茶碗蒸しはフカヒレ（ってお店の方が
　言っていましたがきっとふかひれ風？）の中華あんかけ風、牛ステーキはお肉はお値段なりですが
　焼きかげんは○だったし、品数が多くてボリュームもたっぷり。
　デザートのケーキはぱさぱさだったのと、ごはんは柔らかすぎでしたがお米は神内ファームのものだそうです。
　
　刺身・煮物・焼き物・鍋物、という普通の旅館ご飯かと思いきや、洋風の前菜から和風・中華風・肉・魚、と
　バラエティーに飛んでいて、まとまりは全然ない！笑、のですが一般的な旅館の「お膳仕立ての夕食」よりも
　一風変わった構成で新鮮みもあり、これはこれで悪くなかった☆

●朝食　
　朝食は、ブッフェ形式でしたが、品数が少なくワクワクは少な〜い。
　焼き魚（鮭）、ベーコン、スクランブルエッグ、きんぴらごぼう、サラダ、他に納豆や卵、海苔、漬け物等。
　これだけなら、お膳形式にして、お盆に揃えて同じものを提供すれば良いのにって思いましたが、
　給仕していた白い調理服を着た男性の方が、丁寧に料理を補充したり整えていたりするのが見えて好感度は◎。

○温泉
温泉は、旧炭坑の採掘鉱より湧いているという自家源泉。
泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉。
内湯はジャグジー・打たせ湯・壷湯・主浴槽・サウナ、などバラエティーに飛んだ、一昔前の公共温浴施設風〜（笑）
他の写真を拝見すると、男性の露天風呂は壁画があってなんだか女性の露天風呂とは造りが違うのですね。
女性の露天風呂は屋根付きで、湯口のところに滝の流れ込みの用な細工あり。
源泉温度は18.5度の為、加温あり、循環・塩素消毒あり。
湧出量は毎分650ℓとあったのに循環とはなんだかもったいない気がしました。湯抜き清掃も間隔あき過ぎ・・
朝日が入り込む浴場は雰囲気は悪くありませんが、湯口からのお湯がとまったり、ジャグジーが停止したりなんだか
水の流れが滞るような時間帯があるのはちょっとなーという感じ。　温泉成分表は詳細の表記がなくて成分が見れなかった。
脱衣室・洗面は衛生面で特に不満なしですが、夜も深夜で一旦入浴時間が終わってしまうのと
（23：00までだったか00：00までだったか・・・うろおぼえ・・）朝は入浴が6:00～08:00まで、と時間が区切られていることと
朝は早い時間から清掃の方が準備していて、脱衣室と隣接したボイラー室の扉が開けっ放しに。
ボイラー室の中からは男性の声も聞こえて、、、あのーいま着替えているんですけどーwってなったwちょっと考慮が足りないかと。

○施設・客室
1Fの玄関横が、フロント。日帰り入浴もやっていて地元の方の利用も日中は多い。
客室は一般的な和室、不便なし。
宿泊棟へあがる階段に、歌志内周辺の炭坑跡とかもい岳をモチーフにしたステンドグラスがありました。
建物の外装はちょっと素敵、内部の共用部はサンセク風（笑）、客室は普段がベッドなので和室があるところでは
畳＋布団を選ぶんですが、今回は建物がスイスの山小屋風だったので洋室を選んでも良かったかもと思った。
窓からの景色は◎。　裏山では小鳥がさえずっていて自然満喫系、ただし夏は虫も出そう（でもちゃんと網戸はあり）。

宿泊料金7,500円というのは激安☆　お湯はいまいちですが温泉で気軽に1泊、というには良いと思います☆